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2010年4月28日 (水)

☆『タイタンの戦い』☆

27日(火曜)。
何やら昨日辺りからノドが痛くて困っている。加えて、咳やクシャミも出たりする。連休寸前だってのに、厄介なことで(×_×)

こう言う時は・・家であったかくし、安静に過ごしてれば良いんだろうけど・・それだとありきたりで面白くないもんで、
帰宅後、少し休憩してからクルマを出し“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に繰り出した。

「連休突入前にこなしとこう!」と、漠然とながら考えてた新作『タイタンの戦い』を観るためである。

『タイタンの戦い』・・と言うと、どうしても思い出すのが1981年のオリジナル版だ。“ハリウッド特撮史”において神格化すらされている人物=レイ・ハリーハウゼンが制作を手がけた作品を、どう「CGごまかしのみ」で再現するのか? その点にはかなり興味があった次第。

巨神族“タイタン”による支配〜混乱の時代を経て・・この世は3人の兄弟神=ゼウス(リーアム・ニーソン)、ポセイドン、ハデス(レイフ・ファインズ)により、それぞれ天界・海界・冥界に分けて統治されることとなった。

そして神は“自らの似姿”とし人間を造ったが・・次第に地上の人々は増長し始め、神々に対し反旗を翻すようになった。
即ち、今こそ“神と人間を繋ぎ、世界を変える運命の者”の出現が待ち望まれる時代、ともなったのだ。

嵐の夜、漁師の男(ピート・ポスルスウェイト!)により荒波から引き上げられた棺の中には、死した母親と元気な赤子の姿があった。
やがて逞しく成長した若者は、その名をペルセウス(サム・ワーシントン)と言った。

ある日「アルゴスの兵士らが、岬の先端に立つ“ゼウスの聖像”を倒壊させる現場」にたまたま立ち会ってしまったペルセウス一家を乗せた漁船は、人間の愚行に怒りを爆発させたハデスの攻撃の巻き添えを食って、あっけなく沈没させられてしまう。

家族を海底に引きずり込まれ、唐突に“天涯孤独の身”となったペルセウスはハデスへの復讐を心に誓う。

一方、そのハデスは“煮え切らぬ弟神”ゼウスに「今こそ、思い上がった人間どもを懲らしめなければならぬ。我ら神々のためにも」と言い放ち、アルゴスの現国王=ケフェウスに「次の日蝕(=10日後)までに汝の娘=アンドロメダ姫を生贄に差し出さねば、巨獣=クラーケンを放ち、この国を滅亡させる」と脅しをかけるのだった。

奇しくもアルゴスの都に滞在していたペルセウスは、この機にハデスに一矢報いるため、ケフェウスの命を受け、クラーケン討伐のはるかな旅に出ることとなる・・

うーん・・テンポが速過ぎ、映像や演出そのものも含め「軽い!」って印象がかなり強かった。

「最終的にクラーケンを倒すためには・・」って言う“目的に至るための条件”もロールプレイングゲーム的に分かり易く仕組まれてるので、観客としては「脇道を想像してみる隙間」すら与えられず、ひたすら「突っ走る」物語を見せられ続けるのみである(×_×)

まぁでも、殆どな〜んも考えずに観れるのはラクで良かった(=^_^=) 主要キャラ陣がボコボコ退場していく後半の某展開もスゴかったし・・

“リメイク版”を意識し過ぎて鑑賞に取り組むと・・かなり期待を裏切られる気もするが、、「1時間40分ほどのアトラクションムービーなんやな」と考えたら、それはそれで面白いんじゃなかろうか。

んでも監督が『ダニー・ザ・ドッグ(2005)』『トランスポーター(2002)』『トランスポーター2(2005)』のルイ・レテリエと言うのは意外だった。彼が監督しながら、みだりに「フランス人俳優の多数起用」に踏み切ってないトコもそこそこに評価出来ると思うし。

(と・・ここでワタシは、ウィキで調べてて「レテリエ監督と誕生日(=月日)が全く同じこと」に気づいたのだった!)

〜 こんなトコも 〜

♦ペガサスが「黒馬」と言う設定は、解釈が斬新&独特で面白かった。
♦「ゼウスの鎧」ってば、キラキラと輝き過ぎだと思う(=^_^=)
♦『300(2007)』で巨大なサイに乗る設定も面白かったが、本作でも“スゴいのん”に乗ってた! 何だか移動速度が遅そうだったけど・・
♦本作における“ヒロインキャラの置き方”はなかなか「変化球」的で面白い!
♦オリジナル版に比べ、メデューサの動きがメチャクチャに速くて怖かった!
♦メデューサの巣窟(洞窟?)の入口付近に「石化させられた勇者たち」が何人か見受けられたが・・中に甲冑を着たようなヤツがいた。アレはニッポンから来たサムライだったんやろか?(っていつの時代?)
♦アルゴスの都の大広間で、ハデスの暴走により兵士が全滅しちゃうのに、ただ1人ペルセウスのみがピンピンしてるのは笑えた。ありゃ、誰が見ても「お前、絶対に常人とちゃうやろ!」と突っ込めるな。
♦天界の全能神=ゼウスともあろうお方が「間男」みたいなセコい行動を取ってるのは(まさに人間的で)笑えた。
♦オリジナル版では、主人公=ペルセウスのキャラが「長髪で美男子系」だったように記憶してるが、今回は全くそうではなく、その点では違和感を覚えっぱなしではあった。
♦ピート・ポスルスウェイトさん。ちょい役(?)だったが、お元気そうで嬉しい!
♦後半で“とあるアイテム”を争奪しつつ「空中戦」を展開する辺りの演出を眺めてて「(ハリーポッターの)クィディッチ大会かい!」と心の中で突っ込みました(=^_^=)
♦片親が神なら、生まれ来る子は“デミゴッド(半神)”となるらしい。もしそのフォロワーがいたら・・「半神ファン」って言われるのかな?
♦1シーンだけ登場した「金のフクロウロボット」・・オリジナル版では、もっと重要なアイテムだった気がするぞ?
♦森を進軍中、靴紐の切れたペルセウス。「コレを使え」と新しい革紐を投げて寄越す者がおり、「待ってやろうか?」と声をかける者がおり、「おっと!」とわざとぶつかる者もおり・・3者それぞれの態度の違いが面白かった(・ω・)
♦「人間をその背に決して乗せない」と言われる聖馬=ペガサス。乗りこなそうとするペルセウスの姿に“トゥルークマクト”なワーシントン君のイメージがよみがえった(=^_^=)
♦三途の川の船賃とし「金貨1枚」を※※※に渡されるペルセウス。「2枚」ではない点を良ぅく考えたら“参加しない決断”もそれはそれで賢い選択だった気がしなくもない(⌒〜⌒ι)
♦「サソリの楯」は、鋼鉄より硬く、かつ軽いそうだ。何だか「N※SAの開発した新素材」みたいやね(=^_^=)
♦あの“傭兵兄弟”の生き方が、結局は一番賢い気もする。。
♦「砂漠の邪悪な魔法使い」と呼ばれてたジン族。まるでプレデターのような、あんな“究極の武器”を秘めていたとは・・(⌒〜⌒ι)
♦アルゴスの兵士たち・・エウセビオス、イクサス、ソロン、ドラコのキャラそれぞれの名前を強烈に区別(&記憶)させるだけの演出が、もう1歩欲しかった気がする(・ω・)
♦クラーケンを倒せたから“アルゴスの王”になれるんじゃなく、元々から“王子”だったんやね、ペルセウス君って。
♦グライアイの3魔女。どれが姉やら妹やら、良く分かりましぇん(⌒〜⌒ι)
♦海神=ポセイドンの存在感の薄さが異常なほどだった。。続編へのフリやろか?
♦「最重要アイテム」を海に“ボチャン”しちゃったペルセウス。アレって問題なのでは?! それとも続編へのフリ?!
♦観てる限りは『アルゴスの戦い』とタイトルをつけた方が、よほどしっくり来る気もした(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

ペルセウス「私は十分幸せです・・ここで」
     「“神の力”は罠だ!」
     「意地でも、俺は人として戦ってみせる!」
     「喰うのはよせ。人間の肉なんか、硬いぞ」
     「人を造ったのに、人のことを何も知らないんだな?
      人は人のために生き、そして死ぬ。神のためじゃない」
     「“予言”を覆すチャンスを俺にくれ」
     「投げたコインがオモテなら・・この川を泳いで渡るだけさ」
     「俺にとって“尊敬する人”は1人だけだった・・父だ。
      だが今は・・“尊敬する男”が更に4人に。女が1人。それに、あんたもだ」
     「自らの感覚を信じろ。決して眼を見るな」
     「私は(アルゴスの)王でなく、1人の兵士として女王に仕えます」
     「ここで十分、幸せさ」

父「お前にはいつか“天命”により旅立つ日が訪れるだろう。
  ・・しかしそれは、今夜ではない」
 「飢えてしまっては、神に祈る気すらも失せる」
 「我々の誇りさえ、神々は奪おうとする。
  いつか誰かが・・神々に“もう嫌だ! 我慢出来ない!”と叫び声を上げることだろう」
 「嵐がお前を(私のもとに)運んだのだ」

ハデス「“愛が糧”だと? それがそなたの弱点なのだ」
   「傲慢さには報いを。親に歯向かう子には戒めを」
   「塵に等しい人間どもめ!」
   「“死に勝る美”がこの世にあると?」
   「破滅か生贄か・・どちらかを選ぶが良い」
   「私の王は・・私だ」

ケフェウス「何と・・生き残った兵はたったのコレだけか?」
     「“神の子、かく語りき”だ」

アンドロメダ「父上。勝利にでなく、犠牲にこそ眼を向けて下さい」

ゼウス「※と呼んでも良いのだぞ? お前がそれを望むならな」
   「鍵を握っているのは、人間自身」

イオ「今は駄目! 好機を待つのよ」
  「“必要なこと”のみを訊ねなさい」
  「メデューサの住処に入れるのは男だけなの。でも、そこから生きて戻れた者はいないわ」
  「メデューサが黙って首を差し出す、とでも?」
  「嵐を鎮めなさい」

ドラコ「剣は体の一部だ。言わば“蜂の針”だ。
    常にバランスを保て。倒れたら“死あるのみ”だからな」

兵「ヤツは何者だ?」
ペルセウス「知らん。(ヤツに)直接、訊くとしよう」

兵「※※※の背に揺られてると、気分が悪い」
ペルセウス「腹の中よりはマシだろ?」

兵「帰りの金貨は?」
ペルセウス「ない」
兵「・・・」

ドラコ「人にクラーケンは倒せんさ」
ペルセウス「誰がそう言った?」

ペルセウス「あんたは笑わんのか?」
ドラコ「もし神を出し抜いたら、せいぜい笑ってやるさ」

ドラコ「この船に乗って“こちら側”に来ようとはな」
ペルセウス「誰を亡くした?」
ドラコ「・・娘だ」

ペルセウス「弟か妹の生まれる予感がする」
父「だとしても、お前に対する(私の)愛情が変わることはない」

ゼウス「どうしたいのだ?」
ハデス「・・人間どもを懲らしめる」

※※※「お前を(オリンポス=天界に)誘うのは、これ1回限りだ」
ペルセウス「そりゃ有難い。断る手間が省ける」

イオ「私は“歳を取らぬ呪い”をかけられてしまった」
ペルセウス「それが“呪い”?」
イオ「愛する者を失い続ける“残酷な呪い”だわ」

イオ「クラーケンを倒すのは、あなたの使命よ」
ペルセウス「俺の仇は、クラーケンじゃない」

A「5頭のヒドラ(竜)の、どの首を斬れば良いのかを知るまい?」
B「真ん中だろ?」
A「まぐれだろうが・・正解だ」

A「これが“(船団の)最後の船”か?」
B「いえ・・“(生還した)唯一の船”です」

妃「もはや人に神が必要かしら? 今や我々が神なのです!」
王「そ、それは・・言い過ぎだ」 ←流石にたしなめる王(=^_^=)

※「another way!(どけ!)」
 「Suicide!(勝ち目なんかないさ!)」
 「我らの旅が、愚痴で溢れんことを」
 「Stay back!(下がれ!)」
 「He must die!(死あるのみ!)」

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コメント

いや~!本作の内容がこれで分りました。
オリジナル版を観てないし、ギリシャ神話自体、読んだこともなく、なにがタイタンなのかは置いておいて
これでスッキリしました。

本作の軽いノリというか展開が早過ぎですよね!
このせいで途中から置いてけぼり喰らったんでしょうか(爆)

あのメカフクロウの意味が最も気になるところです^^
一瞬、C3PO系統かと思ってしまいました。

いちど、オリジナル版を観てみたいです^^

投稿: ituka | 2010年4月28日 (水) 23時26分

itukaさん、お早うございます。

風邪が酷くなって来て、ノドがガラガラです(×_×)
休日が大変なことにぃ〜

>オリジナル版を観てないし、ギリシャ神話自体、
>読んだこともなく、なにがタイタンなのかは置いておいて
>これでスッキリしました。

え? 道徳の時間で習いませんでしたか?(習わねーよ!)

タイタンとヒドラ(ヒュドラ)が登場すると、もそっと賑わったトコですが(・ω・)

>このせいで途中から置いてけぼり喰らったんでしょうか(爆)

漁師の妻とか娘(←妹)とか・・殆どペルセウスとの会話すらなかったですし(⌒〜⌒ι)

>あのメカフクロウの意味が最も気になるところです^^
>一瞬、C3PO系統かと思ってしまいました。

そうそう。オリジナル版では首をグルグル回転させながら、
「ピポ!」とか「クピポ!」とか言ってましたっけ。
確か、鍛冶の神=ヘパイストスが造ったロボット・・って設定だったと記憶してます。

>いちど、オリジナル版を観てみたいです^^

淀川さんのご存命の頃は、たまに『日曜洋画劇場』で流れてたんですけどねぇ。まぁDVDなら、今やメチャクチャ安いことと思います。。

投稿: TiM3(管理人) | 2010年4月29日 (木) 09時26分

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