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2010年4月27日 (火)

☆『映画の巨人/ジョン・フォード(2006)』☆

ごく最近になって、何故だか“帝王”ジェームズ・ブラウンのアルバムを(輸入盤ながら)集めもし、聴いていってる。

少し前までは、ネットラジオでMJ(=マイケル・ジャクソン)に特化した放送ばっかりをず〜っと聴いてたんだが、衛星第2で『ロボッツ』を観た辺りから(改めて)興味が湧いて来て、聴き始めた(←この作品でJBの曲が効果的に使われてたのだ!)。

『in the jungle groove』と『Gravity』の2枚をあまずぅんでクリック(=購入)し、やっと先の週末になりシュリンク(=ビニール包装)をひっぺがした訳だが・・「アツ過ぎるファンク魂」と言おうか、とにかくそのパワフルさに圧倒される!
シンプルなリフ(?)が延々リピートされるだけなのに、そこにJBのボーカル&シャウトが入ると、もの凄いグルーヴ感が形成されるのだ。

リズム隊がJBを補完し、JBもまたリズム隊を補完してる感じ。
改めて「どんだけ、後年の全世界のラップ、R&Bに影響を与えとんねん!?」と後年にパクられ(=サンプリングされ)まくったと思しきフレーズに気付く度、驚愕させられる。

ってことで、しばらくは“MJ強化週間”から“JB(notジェイルブレイク)強化週間”に切り替わりそうである。

あぁしかし・・お気に入りの音楽に出会えるってことは、ホンマに素晴らしい!

さて、本日は民放で邦画『おくりびと』を観直しても良かったんだが・・何気なく衛星第2を点けると、ドキュメンタリー作品『映画の巨人/ジョン・フォード』が放送されてたので、最初はダラダラと観始め・・やがては姿勢を正し(=^_^=)総て観てしまった。

元々は1971年に制作されたモノに、新たな関係者インタビュー映像を加えたりし、リメイクされた1作。

ジョン・フォード監督と言えば・・『駅馬車(1939)』『わが谷は緑なりき(1941)』『怒りの葡萄(1940)』が有名だし、ワタシはあと『ミスタァ・ロバァツ(1955)』ぐらいしか観たことがないんだが(お恥ずかしい、、) 今回のドキュメンタリーを観て、改めてフォードのイキイキとした人物像をアタマの中に形成することが出来もし、良かった。

ナレーターがオーソン・ウェルズ。そして関係者とし、ジョン・ウェイン、ジェームズ・スチュワート、クリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ・・ってな“ハリウッドの重鎮”的な面々がコメントを寄せるのもモノ凄い!

〜 こんなセリフがありました 〜

ジェームズ・スチュワート「彼の現場は決して“お気楽”じゃない。常に張り詰めてるんだ」

ジョン・ウェイン「謝るな。それは“弱さの証拠”だ」 ←主演作より
        「彼は俳優をいたぶるのさ。重要じゃないシーンでね。そしてその俳優を刺激するんだ」
        「彼はシーンの“核”と“枝葉”とを直感的に、そして正確に見分ける」
        「セリフのないシーンだって、観客それぞれが想像し、そこに心を与えれば良いのだ」

クリント「彼は“まず、俳優達と良い関係を築こう”などとは考えない。
     彼が現場に入れば・・いきなり“最初のシーンの撮影開始”さ」

フォード「今日の撮影が終わる頃、君は私を酷く憎むだろうが・・“良い演技”が出来ている筈だ」
    「“テイク1”だと? 私は1回しか撮らんよ。
     俳優もスタッフもプロなんだから“1テイク”で十分だ」
    「どう撮るかだと? カメラで、に決まっとる」
    「地平線を画面の一番上か、一番下に置いた方が、真ん中に置くよりもずっと良くなる。
     そのことが分かっていたら・・ひょっとしたら、いつかは良い監督になれるかも知れんな」
    「“声がでかい。ヤツは良い監督になるだろう”と若い頃、社長に言われたな」
    「(撮影現場で)何か起きれば、それを巧く利用するさ」
    「運が良い時もある。大抵は悪いがね」
    「何度もスタジオ側と戦い、そして負け続けた。しかし幾つかの作品は残せた。
     そんな負け方なら・・あっても良い筈だ」
    「必要のない会話なら、削れ。シーンをいちいち説明するよりはよっぽど良い」
    「長いセリフなんて要らない」
    「君とずっとこうして話してるが・・伝わると良いんだがな」
    「もし“古くさい場面”と思っても、全力で演じろ。でなければ“場面の真の意味”は掴めんぞ」

ピーター・ボグダノヴィッチ「俳優が2人共演するシーンで、彼はそれぞれの俳優を別々に呼び出し、
              “あいつは良い役者だ、気を抜くな”と言ったそうだ」

追記1:『わが谷は緑なりき』における食卓シーンの父親のセリフ「分かっている。お前がいるのは」を耳にし、思わず泣きそうになってしまった(⌒〜⌒ι)
追記2:“うっかり録音テープの回ってた”キャサリン・ヘップバーンとのインタビューの“オフレコ部分”で「君を愛している」と語りかけるフォードの言葉にグッと来た。そうだ、成就せずとも、言わないよりは言った方がはるかに良いのだ!
追記3:ウィキ情報では、青年時代のフォードに映画技法を叩き込んだのは『吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)』などで有名なドイツのフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ監督だったそうだ!
追記4:決して有名な作品でもないようだが・・リンカーン大統領の暗殺シーンをリアルに再現してた『虎鮫島脱獄(1936)』に興味を持った。暗殺犯ブースが(劇場2階の)バルコニー席から舞台に飛び降りるんだが、その高さが何ともスリリング、、

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