« ☆“なにわバタフライ(2004)”☆ | トップページ | ☆『アンヴィル!/夢を諦めきれない男たち(2009)』☆ »

2010年3月24日 (水)

☆“なにわバタフライN.V”☆

22日(月曜)の午後。
何とかDVD版で「オリジナル版(2004)」の鑑賞も済ますことが出来たので、ひと安心しつつ、西梅田・ブリーゼタワーの上層階にある「サンケイホールブリーゼ」に『なにわバタフライN.V』を観に行った。

因みに「N.V」とは・・「ニューヴァージョン」の意味、だそうで(・ω・)

オリジナル版から6年を経て「どんだけ劇的に変わるんやろか?!」ってのが誰しもの一番の興味津々なトコロだろうけど・・私的には「よりブラッシュアップ(≒洗練)されてた」半面「失われてしまった部分もあった」ように感じた。

素晴らしかったのは、オリジナル版で「相手の男」を表現してた“スポットライト”と言う効果を取りやめ、小道具の“額縁”を用いて表現する「擬人演出」に変えてたトコロ。
これはインパクトも、存在感もあり良かった。その中にも「畳むと更にサイズの小さくなるヤツ」「ずらすと2ツに分離するヤツ」とか、色んな変わり種もあったり(=^_^=)

一方で、オリジナル版のような「1人のインタビュアーを相手に(楽屋で)話す」のではなく「集まった観客(←これは我々そのものなのか?)を相手に話す」ってな、よりオープンな空間を意識させての上演ともなっており、ワタシとしてはここはちょっと「意図的過ぎる感」「間口の広過ぎる感」があって「どちらかと言えば」気に入らなかった。

途中途中で「主人公の女優」が「それを演じる戸田さん」に戻り“小休止みたいな雰囲気”となるのも・・緩急はつくんだけど、何やら集中力を変に削がれてしまうようで「どちらかと言えば」好かなかった。

ただ、1ヶ所だけ劇中で「強い女」を自負し続けてた女優が「顔を覆って嗚咽するシーン」があり、ここはかなりウルッと来てしまった。オリジナル版では「激昂すれど嗚咽はせず」ってな、一貫した言動(=キャラ造型)でもあったので、これは「大きな変化」と言えよう。

ってことで「余韻」の少なく「緩急」の大きくなってたのが良くもあり、ちょいと残念でもあった。
オリジナル版で「エエなぁ」と(素直に)思ったセリフも幾つかカットされてたし・・ ←脚本上から消えたのか、戸田さんが流して(?)しまわれたのかは分かんないが、、

ある意味、三谷氏の手(≒束縛)を少し離れ「戸田カラーを強めた」ような、そんな仕上がりに感じたワタシ。でも、それはそれで「確かなるN.V」だとは思う。

特に、某人物による「いんや。あんたみたいに弱い女、私は他に知らん」ってセリフは、本作を「N.V」足らしめる、最大の“衝撃的な進化”であり“演出の強化”となっていたと確信したワタシである。

|

« ☆“なにわバタフライ(2004)”☆ | トップページ | ☆『アンヴィル!/夢を諦めきれない男たち(2009)』☆ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆“なにわバタフライ(2004)”☆ | トップページ | ☆『アンヴィル!/夢を諦めきれない男たち(2009)』☆ »