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2010年3月31日 (水)

☆『ティム・バートンのコープスブライド(2005)』☆

30日(火曜)。
今週は衛星第2がそこそこにアツいので、むしろ(?)積極的に会社から真っすぐ帰宅⇒さっさと夕食を済ませたりしている。
今夜は衛星第2で『ティム・バートンのコープスブライド』が放送されるってんで、劇場公開当時、見送って(≒見逃して)しまったワタシとしては、ちょいと外せないトコがあった。

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス(1993)』や『ジャイアント・ピーチ(1996)』のようなテイストのパペット・アニメーション(≒ストップモーション・アニメ)作品。

タイトルの“コープスブライド(死者の花嫁、の意)”って言葉が耳慣れないワタシは「ティム・バートンの」と付けなくても支障ないやんか? と思ったんだが、どうやらウィキ情報では「ロシアの民話」がベースとなってるそうで、その辺りに配慮したのかも知んない。

てっきりワタシは『ソフィー・マルソーのコープスブライド』とかもあって、ソレと区別するためかと思った(=^_^=)

結婚式のリハーサルに失敗し、逃げ出した青年=ヴィクター・ヴァン・ドート。深夜の森(墓地?)で“結婚の誓い”をようやくスラスラと唱えたところ、足元(の土の下)に眠っていた“コープスブライド”エミリーが眼を覚まし、彼を“地底の国”へと連れ去ってしまう。

残された花嫁=ヴィクトリア・エヴァーグロットは、消息を絶ったヴィクターを探すため、密かに屋敷を抜け出し、教会のゴールズウェルズ牧師を訪ねるのだが・・

薄暗いシーンばかりで、アニメーションにしてはちっとも子供向きじゃない、と言おうか、観ててちっとも晴れ晴れして来ない1作。そのあたり、流石にティム・バートン作品である(=^_^=)

前半から「2方向」にヴィクターの想いが進む辺り、どんどん主人公の首が絞まってゆくような感じであり、そう言う意味では「そこそこにスリリングで先の読めないトコ」はあったかな?

ヴィクターのライバルとなる(?)キャラが、バーキス卿と言うヒトクセあり気なおとっつぁん。
こいつとヴィクターの一騎討ちが終盤に展開されるであろうことは想像に難くないが・・このバーキスの存在が、終盤で巧い具合にオチに絡んで来るので、そこの“ネタの置き方”ってばスゴいなぁ〜と感心させられた。

地上の(生者の)世界がゴシップや閉塞感にまみれてて、どっちかと言えば“魑魅魍魎の住まう空間”となってるのに対し、地下の(死者の)世界の方が、屈託なく“新入り”を迎えてくれたり、中傷や先入観がなかったり(?)もして、よっぽど過ごし易そうなのが、魅力的に映った(=^_^=)
男のキャラが押し並べてガイコツ姿で醜く、女のキャラが比較的まともな外見なのは、男としては何処か納得出来なかったが(=^_^=)

そもそも、地下の方が“照明”や“音楽”に溢れてたようだ。そう言ったトコこそが監督の狙う「極上の皮肉さ」なんだろうけど。

作品時間も75分程度であり、ちょうど良かった。コレがもっと長かったら、流石に疲れてしまったと思うので(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

※「結婚とは・・言わば“共同事業”なのだ」
 「人間はいつか死ぬ。だが(死は)そんなに悪くない」 
 「生きてるだけだよ。(そのことに)意味なんかない。大したことない」
 「生きてる、なんて“ひと時のこと”でしょ?」
 「(死んだばかりで)まだ柔らか~い」

ヴィクトリア「“この結婚に失望した”と言う点では、意見が一致したわね」
      「あの方を助けなきゃ・・!」

牧師「新郎は、この結婚を望んではおらん!」

エミリー「何てステキな眺め。息が止まりそう・・ってもう止まってたんだったわ」
    「ご両親に会いに行く? どこに“埋まってる”の?」
    「死んでいるのに・・流す涙も残ってる」

ヒルデガート「ゆっくりと波に身を任せればイイのです。“楽園”に辿り着けるかも知れませんよ」

長老「何故(上の世界へ)行くのじゃ? みな“死ぬほど”下へ来たがっとるのに」
  「地上では“地上のやり方”に従え」

バーキス「独り身には、財産など何の価値もない」

メイヒュー「あ、いや、(死後の)気分はすごくイイんでさぁ」
     「坊ちゃん。思い出の欠片(かけら)は1つにまとめて忘れなせぇ」

妻「あなた、15年も前に死んだじゃないの?」
夫「正直言って・・そんなこと、どうでもいいんじゃ」

追記1:随意で自らの身体を“真っ2つに分離”出来る紳士が登場し、彼がシュール過ぎた! このしと、一体どんな死に方しはったんや?
追記2:ガイコツが集団でダンスするシーンがスゴかった! 背後の壁に(彼らの)影もくっきり映ってたし。きっと『アルゴ探検隊の大冒険(1963)』を意識しながら演出を進めたんやろな・・(・ω・)
追記3:ノリノリでピアノ弾いてる、サングラスかけたガイコツなピアニストってば・・あの“レイ”がモデルなんやろか?

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コメント

これ観はじめたところで、チャンネル変えました。

なんか暗くて.....それとちょっとしなければならないことがあってそれとの関係で映画を最後まで観る時間もなかったので。

私もTiM3さんと同様に映画館で観る機会を逃したので、レンタル屋さんでいつかは!と思っていた映画なんで本当は観たかった。

> 作品時間も75分程度であり、ちょうど良かった。コレがもっと長かったら、流石に疲れてしまったと思うので(・ω・)
エエエエエっ!たった75分で我慢の限界だったの?うううううう、やっぱり今回は観なくて良かったかも。観てたら他にやりたいことが苦痛になったのかなぁ。

でもこの言葉をみるとヤッパリ観たほうがよかったかもと悩む...
> 地下の(死者の)世界の方が、屈託なく“新入り”を迎えてくれたり、中傷や先入観がなかったり(?)もして、よっぽど過ごし易そうなのが、魅力的に映った(=^_^=)
> 随意で自らの身体を“真っ2つに分離”出来る紳士が登場
> ガイコツが集団でダンスするシーンがスゴかった!

結局レンタル屋さんで借りようかと、また悩むのかな。

投稿: west32 | 2010年4月 2日 (金) 23時20分

westさん、ばんはです。

『アバター』以降、楽しい作品に出会われたことでしょうか?
ワタシは・・正直、まだイマイチ出会えてません(・ω・)

>なんか暗くて.....それとちょっとしなければならないことがあって
>それとの関係で映画を最後まで観る時間もなかったので。

それもエニシ(縁)でしょうて。

>私もTiM3さんと同様に映画館で観る機会を逃したので、
>レンタル屋さんでいつかは!と思っていた映画なんで本当は観たかった。

その料金で『ナイトメア〜』をレンタルされた方が良いかも、、

>エエエエエっ!たった75分で我慢の限界だったの?
>うううううう、やっぱり今回は観なくて良かったかも。

アニメである以上、アニメならではの「ヴィジュアル的」「演出的」
インパクトが不可欠だと思うんですが・・どちらにも特筆すべきトコロが「少なかった」ように感じました。

イマイチな作品の場合、ワタシの集中力は20分程度が限界でしょうか、、

>観てたら他にやりたいことが苦痛になったのかなぁ。

テンションが下がってしまわれたかも知れませんね(=^_^=)

>でもこの言葉をみるとヤッパリ観たほうがよかったかもと悩む...

まぁコレも、ワタシなりの捉え方ですから、、

>随意で自らの身体を“真っ2つに分離”出来る紳士が登場
>ガイコツが集団でダンスするシーンがスゴかった!

ココは見所かも知れませんね!

>結局レンタル屋さんで借りようかと、また悩むのかな。

また、衛星第2か、もしくは民放の深夜でコソッと放送される気もしますね。余り焦られることはないかなぁ、と。

投稿: TiM3(管理人) | 2010年4月 3日 (土) 23時45分

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