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2009年10月 7日 (水)

☆“スピルバーグ三昧”☆

衛星第2で放送されてる“スティーヴン・スピルバーグ監督作”を幾つか観て来た。
折角だし、それらをまとめておきたい。


♦『ジュラシック・パーク(1993)』

9月28日(月曜)の夜、後半から観たのが『ジュラシック・パーク』である。
ストーリーは既に知ってるので、特に「感動」と言ったものはなかったが・・確か、中盤辺りまでティラノサウルス(=T-レックス)がその全容を現さぬ、いわゆる“焦らし演出”が強烈だったように記憶している(=^_^=)

興味深かったのは、
「突出した“カリスマ俳優”が起用されてない」「子役に対する“強烈な受難演出(←高圧電流)”が見受けられる」「サミュ・L・ジャクソン(アーノルド役)が、シリアスかつあっけなく退場する」と言った点か。

有名ドコロ(=ステレオタイプなヒーロー俳優)が出演しないが故に“誰が生き残るか分かんない”と言うアトラクション的(?)なドキドキ感の確立に成功している(=^_^=)

メイン舞台となる恐竜施設(?)“ジュラシック・パーク”の詳細な設定や、造り込まれた小道具類、センス溢れるロゴ&デザイン系など、小憎らしい程に(=^_^=)手の込んだ作品世界ではあるも・・多くのスピルバーグ作品同様(=^_^=)に「“面白い”んだが“メチャクチャ面白い”の域には至ってない」と言う、何処か「デジタル映像エキスポ(←例)への出展作品」的な“優等生的な完成度”に落ち着いてしまってる感があった。

〜 こんなセリフもありました 〜

ハモンド会長「創造は、意志の力が生み出すのだ」

ハモンド会長「何処の遊園地にも最初はトラブルがあるモノさ」
部下「しかし“カリブの海賊”は人間を喰いませんよ?」


♦『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)』

9月29日(火曜)の夜、中盤から観たのが『ジュラパー』(=^_^=)の続編、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』である。
続編である本作の方が“エンタテインメント性”こそは、飛躍的に高められてた気がする☆

俳優陣を眺めても、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイト、ピーター・ストーメア、と言うなかなかの“クセモノ”が集まってて楽しめた(=^_^=) この時期のピート氏って、ホンマに勢い良かったよなぁ〜! まさに、背中に“でっかい十字架のタトゥー”を背負わんばかりの勢いですた!(←それ、役柄ですし! 作品も違いますし!)

ときに「映像が暗い!」「それぞれの恐竜キャラの個性が薄まり、区別も付けにくい」ってのがワタシの(本作に対する)印象かな。

終盤において「取って付けたような」T-レックスの“本土上陸演出”が描かれるも、、人間サイドの(武力的な)反撃らしい反撃がなく、奇妙な想いが渦巻いた(・ω・)

ただ「窓越しに少年が恐竜と向かい合う」ってなシチュエーションは、(SF作家)レイ・ブラッドベリの短編小説で“似た情景を見た”気がする(・ω・) 『霧笛』と言うタイトルだったか?(←違ってるかも、、)

この続編作『ロスト・ワールド』に関しては・・或いはジェームズ・キャメロン監督の手で映像化されたなら、もっと完成度も高く、ヒットしてたんじゃないかなぁ・・と勝手な妄想を(今更ながら)抱いたり。

ついでに、作品のキャッチコピーも「今度は戦争だ!」とかね(←おいおい)


♦『マイノリティ・リポート(2002)』

9月30日(水曜)の夜、しっかり全部観た(=^_^=)のがトム・クルーズを主演に迎えた『マイノリティ・リポート』である。
公開当時劇場で観たし、ちゃっかりDVDソフトも持ってるんだけどね(=^_^=) ←例によって「未開封」のまんま。。

亡くなってからこそ、映像化の相次いでる(=^_^=)、SF作家=フィリップ・K・ディックの原作(短編小説)を長編映画にしたもの。

「犯罪を事前に予知⇒予防出来る社会」の実現した、西暦2054年のワシントンを舞台に、犯罪予防局の主任捜査官=ジョン・アンダートン(トム)が“自身にかけられた未来殺人容疑”を晴らすため奔走する展開。

全篇に渡り“青系統(?)のフィルターのかかったような”印象的な映像世界が広がる☆

ストーリー的に「どっかムリがあるのと違うか?」と正直、感じてもしまう怪作(?)なんだが、小道具設定やアクション描写については、これまでのスピルバーグ作品からは想像も出来ぬ程、研ぎ澄まされてる感があった!

ライバル的立場のハズが、どうにもチグハグしちゃってるままに終わった司法省査察官=ダニー・ウィットワー(コリン・ファレル)のキャラってどうよ? とは、総てのファレルファンが思ったことじゃないかな〜と(・ω・)

「殺人事件の(現場)状況を捏造すれば、予知能力者(3人のプリコグ)のヴィジョンを欺ける」・・みたいな部分がポイントとなる本作だが、ワタシは単純に「いや、毎回“木の球”はゴロゴロ転がるのとちゃうん?」と思ってしまった、、どうなの?

我らが(=^_^=)トムクルが、後半で“ツルッぱ”となっちゃうんだが・・その辺りから主人公キャラが「シフト」するのが面白かった! 予想もつかぬしとが、奔走してくれるんです!

後半〜終盤にかけての脚色を眺め『L.A.コンフィデンシャル(1997)』や『逃亡者(1993)』をいちいち連想してしまったのは、ワタシだけやろか?

〜 こんなセリフもありました 〜

ライコン「眼の見えない者たちの国じゃ、片方でも見えれば王だ」

ウィット「欠陥はシステムにではなく、常に人の側にある。だろ?」
    「これは“証拠の乱発”だ」

ギデオン「過去をほじくり返しても、その身が汚れるだけさ」

ラマー・バージェス長官「人は信念を選べない。信念が人を選ぶのだ」

アイリス・ハイネマン博士「光を見い出すには、ときに“闇に堕ちる勇気”も必要よ」

アガサ「去るのよ・・! 運命は選択出来る」
   「死者は、生者に寄り添い続ける」

追記1:劇場公開当時、戸田奈津子さんによる“超訳”の弾けてた(=^_^=)登場アイテム“嘔吐棒”は、今回無難にも(=^_^=)“電撃スティック”と訳されてた(×_×) ←つまんな〜い!
追記2:本作の3大キーワードは「目玉」「雨傘」「ヤカモト氏」ではなかろうか(=^_^=)
追記3:その(どの?)ヤカモトさんには「タンクトップの購入履歴」があるらしい!
追記4:主人公=ジョンの息子の名はショーン。何とまぁ・・(⌒〜⌒ι)
追記5:未来のショッピングモールにも“ムーン・リヴァー(のBGM)”はマッチしてる☆ 流石は巨匠ヘンリー・マンシーニ!


♦『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002)』

1日(木曜)の夜、終盤のみ鑑賞したのは、レオナルド・ディカプリオ+トム・ハンクスの共演が豪華だった『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』である。

私的には「捕まえてみな」と和訳しちゃうトコだが、プロの手に掛かると「鬼さんこちら」となるそうだ! むうう、流石!
公開当時、劇場にわざわざ観に行った本作(=^_^=) 異様にぶとったトムハン(=トム・ハンクス)の醜悪さだけが、やけに目に付いた気がする(⌒〜⌒ι) ・・って言ってるオレも、すっかりぶとってしまってる今日この頃だけど、、

本作の見所は「ソウル・バス風のオープニング映像」「主人公の父を演じるクリストファー・ウォーケンの存在感」だと思うんだが、、共に“完全に”見逃してしまったのが悔やまれる(×_×) 

「薄く、軽く、笑えず、微妙」な出来だろうか。「御大(スピルバーグ)ご自身が監督することないのに?」とは正直感じる。


♦『激突!(1971)』

5日(火曜)の夜、30分ほどの遅れで中盤から観たのが・・前々から「結局“原点”であるコレが最高傑作やんか、今でも!」と絶賛してやまぬ『激突!』であった。

一番最初(小学生の頃か?)は家人の勧めで観たように記憶してる本作。
実にシンプルな物語なんだが、普遍的にリアルで怖い。

もし監督の遊び心で、冒頭に“Based on a true story”なるテロップを表示したとしても、誰も疑わないんじゃなかろうか(×_×)

今回、何度目か分かんない鑑賞をしたが「幾つかのエピソードの描かれる順番」が、自身の(記憶の)中で(勝手に)入れ替わってたりしたのに気付いたのが発見でもあり、面白くもあった。

「ガソリンスタンドその1」「レストラン」「踏切待ち」「トンネル&スクールバス」「ガソリンスタンドその2(ヘビ小屋&電話ボックス)」・・と幾つかの印象的なエピソードがあるんだが・・作品の冒頭&ラストはそのままに、途中に描かれるこれらのシーンの順番を入れ替えても面白いな〜と勝手なことを考えたりも(=^_^=)

DVDソフトを所有しておられる方は「チャプターを入れ替えて鑑賞」してみたら・・意外に“新鮮な味わい”で楽しめるんじゃなかろうか?(=^_^=)

なかなか正体のハッキリしない(=^_^=)「トレーラー運転手」であるが、私的には足元(ブーツ)でなく、左前腕の雰囲気(?)で推理を進めたら良かったのかも、と思ったり。

どちらにしても、スクールバスのクソガ・・いや、子供たちは「あの運転手の顔」をハッキリ見てるんだろうな(⌒〜⌒ι)

ほか、ラストでは『ユニバーサル・ソルジャー(1992)』を何故だか連想してしまった。。ん? 何か前にも書いた気がするな(・ω・)

終盤のみ、やや展開のダラッとしてる感じだけど・・やっぱり本作はイイ!
「実際に自分でハンドルを握るしと」ならば、本作と酷似した体験を1度や2度はしてるハズだろう(そうなのか?)

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コメント

こんばんは。

『マイノリティ・・・』は、観に行ったんですが先日のBSのはしっかり録画しました。じっくりもう一回観直してみる積りです。
それにしてもトム・クルーズって作品に恵まれてますよね。
というか、彼だからいい作品が来るのでしょうか??
どうもブレイクした時の印象でいつまでたってもアイドル的な印象がつきまとうのですが、かなりいい作品に出てらして、いい評価も残してらっしゃいますよね。
私は『ザ・ファーム』でそれまでの印象がちょっと変わった記憶があります。
それでもやっぱり「永遠の青春アイドルスター」的な感じが常に貼りついてる人です。

『キャッチ・ミー・・・』
ディカプリオ様はもっともっと恵まれてもいい人のように感じます。
でもこの作品、私はとても楽しく観た記憶があります。

『激突』はまだ頭の柔らかい時にテレビ放映で初めて観たからか、時を経ても深く印象に残っている作品です。仰る通り、名作ですね。

『ジュラシックパーク』のシリーズ3作品?は確か劇場鑑賞したはずなのですが、、、やはり一作目のインパクトが大きかったです。製作手法の宣伝のされ方が凄かったです。

ところで、なんでここのところ「スピルバーグ特集」やってたんでしょうね???
今夜のBSではコロンボの『構想の死角』もあるし・・・新作が公開間近でしたっけ? 
え!御存命ですよね?!スピルバーグさん。




投稿: ぺろんぱ | 2009年10月 8日 (木) 20時16分

ぺろんぱさん、ばんはです。
台風の影響は大丈夫でしたか?

今は出張中ですが、帰松したら、久々にドライヴしたい気分です。
「ワーナー・マイカル・シネマズ綾川」にでも出かけようかな?(=^_^=)

>『マイノリティ・・・』は、観に行ったんですが
>先日のBSのはしっかり録画しました。じっくりもう一回
>観直してみる積りです。

ブラピのパチもんみたいなしとが出て来ます(=^_^=)

>それにしてもトム・クルーズって作品に恵まれてますよね。
>というか、彼だからいい作品が来るのでしょうか??

トムクル自身が監督にインスピレーションを与えてるケースもありそうですね。

>どうもブレイクした時の印象でいつまでたってもアイドル的な
>印象がつきまとうのですが、かなりいい作品に出てらして、
>いい評価も残してらっしゃいますよね。

アイドル的である自身を必ずしも肯定してないようでもあり、
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『マグノリア』『コラテラル』『ワルキューレ』などでは、自らの持つイメージを破壊したいかのような役柄にもチャレンジしたはりますね。

>それでもやっぱり「永遠の青春アイドルスター」的な感じが
>常に貼りついてる人です。

『アウトサイダー』の乱闘シーン(?)で、妙に目立ってたのが印象的でした(=^_^=)
ファンにしてみれば「鼻血を出してるトム(『M:i-2』)」「ただのアル中なトム(『ラストサムライ』)」にすらも、セックスアピールを感じまくるんでしょうね(⌒〜⌒ι)

>『キャッチ・ミー・・・』
>ディカプリオ様はもっともっと恵まれてもいい人のように感じます。
>でもこの作品、私はとても楽しく観た記憶があります。

キアヌ・リーヴス氏と同じように、何処か「(出演作の)選択眼を間違ってる」気がしなくもありません。。
ま、ピンポイントでヒットをぶちかますタイプなので、彼同様、心配はないと思いますが・・(=^_^=)

>『激突』はまだ頭の柔らかい時にテレビ放映で初めて観たからか、
>時を経ても深く印象に残っている作品です。仰る通り、名作ですね。

クルマのトランクに「FLAMMABLE」と言うステッカーを貼ろうかな、とか考えてしまいます(=^_^=)
アオられたら・・「ああ言う動作」で腕をクイックイッと振ろうかな(=^_^=)

>『ジュラシックパーク』のシリーズ3作品?

ウィリアム・H・メイシーが出てたぐらいしかパッと思い浮かびません(=^_^=)

>え!御存命ですよね?!スピルバーグさん。

何ででしょうね、、

そう言う観点なら、私的には「ヒース・レジャー特集」「モーガン・フリーマン特集(←おい!)」をこそ、やって欲しいですよね、、

投稿: TiM3(管理人) | 2009年10月 9日 (金) 00時00分

ウィリアム・H・メイシーさんの出演は、
『ジュラシック・パークIII』についてのコメントです。。

念のため。。

投稿: TiM3(管理人) | 2009年10月 9日 (金) 00時03分

今回のスピルバーグ特集、私もチラホラと観ました。
確かにおっしゃるとおり、「激突!」が一番スゴイ。金をかけずにアイディア勝負でやっている。もちろん金をかけた、ジュラシック・パークも良いですが、「激突!」は彼の原点ですね。

チャプターの入れ替え、面白そうですが、いずれにしても、迫り来るハラハラ・ドキドキ感、盛り上げは色んな形で出てきそうです。

> 「ガソリンスタンドその2(ヘビ小屋&電話ボックス)」
ヘビさん、トカゲさん、災難でしたね。

今度原点に戻った作品は作ってくれないでしょうかね。

投稿: west32 | 2009年10月10日 (土) 01時04分

westさん、お早うございます。
出張の疲れからか、11時間ほどグゥグゥ寝てしまい、起きたのがさっきです(=^_^=)

>確かにおっしゃるとおり、「激突!」が一番スゴイ。
>金をかけずにアイディア勝負でやっている。

万人におススメ出来るスピ作品は『激突!』だけかもな・・
と私的には信じてやみません。

スピルバーグ以外に撮れる作品など、スピルバーグには撮って欲しくないと思ってますし。

>迫り来るハラハラ・ドキドキ感、盛り上げは
>色んな形で出てきそうです。

デジタル・リマスタリングされた映像と、5.1チャンネル化された音響で観たら、
臨場感がスゴ過ぎて・・大画面を前にチビッちゃうかも知れませんね(⌒〜⌒ι)

>ヘビさん、トカゲさん、災難でしたね。

物的被害は、あのおばさんが劇中で一番だったかも知れませんね(=^_^=) しばらくは電話も出来ないし・・

>今度原点に戻った作品は作ってくれないでしょうかね。

急激な貧困に陥らない限りは、ムリでしょう(←決め打つなよ!)

投稿: TiM3(管理人) | 2009年10月10日 (土) 10時54分

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