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2009年10月12日 (月)

☆『女の子ものがたり』☆

12日(月曜)。
昨日は夕方まで、香川県観音寺市で出張仕事があった。あんまし活躍らしい活躍も出来なかったが(←いつものことだが)、とにかく移動時以外の殆どが“立ち仕事”だったもので、足が疲れて仕方なかった。

帰宅後「元気だったら何か食べに行こうかな?」と考えてたんだが・・缶チューハイわずか1本で敢えなくダウン(←情けなぃ)。。
20時半ぐらいに(起きてるのが)しんどくなり「仮眠」のつもりで横になったら・・次に起きたのは深夜0時半過ぎ。ちょこちょこっとネットをし、
午前4時半頃に寝て・・完全に目覚めたのは朝の9時半過ぎだった。う〜ん、生活ヘタれてるなぁ(・ω・)

今日は午後から市内へ繰り出し、ミニシアター“ソレイユ”で『女の子ものがたり』と言う女の子向けの(?)作品を観て来た。

食指を動かされた大きな理由は、メインとなる舞台が愛媛県の大洲市&伊予市であるってこと。
こちら高松に来て以来、極力“四国圏内を舞台にした作品”は押さえて(観て)おきたいと考えてるワタシだ。
(と言いつつ、某国営放送の朝ドラ(=連続テレビ小説)『ウェル亀(ロケ地:徳島県)』は全く観たこともないが(×_×))

愛媛県出身で、今は上京し、マンガ家として活躍(?)している高原菜都美(たかはらなつみ:深津絵里)のもとへ、新米編集者=財前(福士誠治)が訪れる。
ネーム(原稿)のなかなか完成しない彼女に業を煮やした「あおい出版」の編集長が、彼を寄越したのだ。

高原家に上がり込んだ財前は、部屋の散らかり具合にまず閉口する(・ω・)
机上に放置されたままのネームは(案の定)手が付けられておらず、菜都美本人も酒浸りで昼間からグウタラしている。

何とか仕事に取りかからせようとする財前の言葉は耳に届いてかおらずか。

横になり天井を見上げる菜都美の脳裏に、故郷=愛媛で過ごした少女時代の思い出がよみがえる・・

・   ・   ・   ・   ・

愛媛県内に“新しい”父(板尾創路)、母(奥貫薫)と共に軽トラでやって来た少女時代の菜都美。川沿いにある“仏恥義理”“To Yong To Die”などとスプレーで殴り書かれたプレハブの小屋が気になり行ってみると・・そこには2人の少女がいた。
そうして出会った同い年のきぃちゃん(きみこ)、みさちゃん(みさ)と仲良しになったなっちゃん(菜都美)。

将来の不安を語り合ったり、自転車で走り回ったりしてる内、3人はやがて元気に育ち女子高生となり、それぞれに恋愛体験をしたりもする。

“いつまでも一緒でいられるかな?”とお互いに望んでいた3人だが、ある夏の日、突然に別れがやって来る・・

・   ・   ・   ・   ・

“あの日の友だち”にもう1度再会するため、そして“言えなかった言葉”を今こそ伝えるため、
東京から飛行機で愛媛(松山空港)へと向かった菜都美であるが・・

他愛ない・・と言っちゃうと身も蓋もないが、まぁ少女時代の女性同士の友情や不安、夢などを綴った群像劇とでも言えようか。

私的には「女の子らが主人公」ってことで、主要キャラ3人が2段階(少女期/女学生期)にキャスト変更されるのが、やっぱり(区別が)ややこしく、感情の移入を阻害されてしまった感があったか(×_×) ←(成長するんだから)仕方ないんだけど。

にしても・・登場する男性キャラ陣が揃いも揃って“ヘタレばっかり”だったのは、男性観客とし嘆かわしい限りだ(×_×)

まぁでも、CG系の妄想に逃げたり、何の脈絡もなくミュージカルシーンが始まったり、いけちゃんが出て来たり(=^_^=)・・と言う“今や有りがち過ぎる演出”に一切逃げなかったのは良かった。

代わりに“脇役キャラの退場”が意外にも多く「そう言うのんなしに、何とか描けんかったんかなぁ」とは思った。
原作者=西原理恵子さんの自伝がベースであるなら、そこは仕方ないんだろうけど。

途中途中の「我々観客の知りたかったこと」が幾つもカットされており、そこを残念に感じたのはワタシだけだろうか?

・主人公の知り得ぬ“きみこ&みさの関係”が続いてたハズだが、そこが明かされぬままに幕となったのは疑問。
・かつては「必要以上に生きることに敏感」だった主人公の変化(グウタラ化)は、同じ人間とは思えず余りに不自然。
・「父のこと」「彼氏のこと」など、分からないことが多過ぎ、消化不良。
・断片的に浮上していた「貧困」「いじめ」問題の描写が中途半端。

こう言ったトコをギチッと固めて映像化してくれたら(原作にないなら「削る」「補う」等をして)、更に万人の鑑賞に堪える傑作として完成したんではないだろうか?

〜 こんなトコロも 〜

♦「肱川町」「長浜町」などもロケ地だそうだ。
♦伊予鉄南予バスの「晴海」バス停がイイ雰囲気だった。 ←実在しないバス停かな?
♦セリフすら(殆ど)なかったが、上島竜兵の客演がそこそこに(=^_^=)光ってた。
♦「お母ちゃんの財布からガメて来る」 ←“ガメる”は「盗む」ってことですな(×_×) 
♦ワコ※ルのブラ、5900イェンもしますのか!
♦“全身これアルマーニ”のタカさん!(ボンボンのチンピラその1) ブリーフも“アルマーニ製”らしい!
♦成人したみさちゃんは“シャネルの財布”を使ってた!
♦ゴムホースで(隣車の)ガソリンを“ガメてた”駐車場。端の方にチラリと見えたのは“ハコスカ”?
♦とっても親切な軽トラの運転手(中盤に登場)。が、余りに映らなさ過ぎ! とっても可哀想!
♦みさが誇らし気に、興奮気味に語る“喪失体験”・・それって犯罪じゃん?
♦友だちは2人とも「DV被害者」のようですた(×_×)
♦注ぐ面の底に“寿”と書かれた金のどんぶり、、名付けて“スケベどんぶり”か?(おいっ!)
♦浅草の“花やしき”が登場☆ 浅草寺・五重塔も高所からパノラマ的に撮影されてて素晴らしい!
♦主人公の加齢的変化(=^_^=)にも関わらず、劇中で全く歳をとってない風吹ジュンさん(きみこの母役)のステキさが光る☆

〜 こんなセリフもありました 〜

菜都美「盗られるもの、ないから」
   “何処か遠くへ行かなくてはいけない・・ここじゃない場所に。
    自分の居てもいい場所がきっとある筈・・そう思ってた”
   「私は幸せ・・私は可愛がられてる」 ←“呪文”だそうで。
   「毎日、色んなものを描くことにしてるの。上手く描けば“好き”がやって来るかも」
   「親友って、どんなんやと思う?」
   “私たちは「大人になったら本気で幸せになれない」と思ってた”
   “失敗した「こけし」みたいな顔で、心の中は(将来に対する)不安でいっぱいだった”
   「何か違うよ・・あいつらカッコ悪いよ」
   「いつか・・ウチらもバラバラになるんやろね」
   「このまま3人で、何処か遠くに行けたらエエのに」
   「ここからだと、何にも見えないなぁ」
   「私、何も知らんかった。何も聞いてない。・・何も知ろうとしなかった。
    何も見ないで、聞かないで、知ろうとしないことは・・とても恥ずかしいことでしょ?」
   「何で(あんたが)殴られんとあかんの?」
   「きぃちゃんは幸せ・・みさちゃんも幸せ・・。何度“呪文”を唱えればイイの?」
   「(あんたが)大好きやから、幸せになって欲しい」
   「私・・ウソついてた」
   “想像してたより、人生が重くて辛いこと・・に気付いたことを覚えてる”
   「何処までも、道の向こうまで追いかけるの」
   「友だちのハナシ、描いてもイイかな?」
   “いつだって思い出せる・・色んな匂いのする、あの原っぱのことを”
   “もうこんな友だちは、一生出来ないと思う”

父「お前は何か違うぞ・・他人(ひと)と違う人生を送れるかも知れへん」
 「そんなもん、潰れたんやから仕方ないやろ・・嫌やったら、出て行け!」 ←何のハナシや(×_×)

母「お友達は、選ばんとあかんよ」
 「何で、こんなことになってしもたんやろ」

財前「イイもの作れば、売れますよ」
  「ダメ作家・・ダメ犬・・ダメ編集者」
  「どうしてそんなにやる気ないんですか?」
  「先生の“後釜”ぐらい、すぐ用意出来るんですよ?」
  「逃げたって、何にも変わりませんよ」
  「彼氏もいないでしょう? 友だちもいないでしょう?
   そんな人に、人生の機微とか友情とか、描けるんですか?
   読む人の心を揺さぶるモノとか、描けるんですか?」
  「ホントは描かないんじゃなくて、描けないんですよ!」

きみこ「男って、後はエッチすることしか、考えてへんよ」
   「なっちゃんの絵、変やけど・・エエなぁ」
   「結婚なんか、保険みたいなもんよ」
   「いつ見ても、変な絵やな」

みさ「お元気ですか〜! 元気があれば、何でも出来る〜!」

タカ「何してくさってケツかいとんねん!」 ←わ〜、アホや!

きみこの母「いらんとこばっかりウチに似て」

みさ「ウチは男の前で、良ぅハダカになれんわ」
タカ「みんなやってることやがな」 ←そうやがな(=^_^=)

※「大人になったら、みんな(この町から)居なくなるやん」
※「女の子はホンコンに売られるみたいやで!」
※「ホンコンて?」
※「エッチなお店のことかな?」 ←香※サイドのクレームがこはい、、

みさ「足首が・・」
菜都美「くじいたん?」
みさ「・・太い」

みさ「チグハグな家や、ホンマ」
菜都美「それでも、きぃちゃんの家や」

菜都美「何でウチらは幸せになられへんの?」
きみこ「ウチは、不幸や思てへんよ。
    不幸って何? 夢がなかったら不幸か? エエやん、そんなんどうでも」
菜都美「何処が幸せなんよ? 殴られて」

財前「全然、描けてないじゃないですか!」
菜都美「バレたか〜。ま、その内やります」

菜都美「恋愛モノは売れるのよ」
財前「これ、思いっきり辻褄合ってないし・・」
菜都美「何なら、交通事故(の設定)を難病に変えていいよ」

財前「(昨夜は)遅くまで飲んでたんですか?」
菜都美「ううん。さっきまで」
財前「さっきまでって・・

菜都美「私がなったげようか? 恋人」
財前「・・要りません」

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コメント

こんばんは。
過去ページに失礼いたします。

実は友人が先日貸してくれたDVDがございまして、一枚が『おとうと』でもう一枚が本作でした。
で、何気なく「TiM3さんは『おとうと』をご覧になってたのだっけ?」と「邦画・あ~お」のページにお邪魔してみたら・・・まさか『おとうと』じゃなくてコッチが掲載されていたとは!
軽く目を丸くして?拝読させて頂きましたよ。必ずしもガールズムービーってわけじゃなかったのですね。(^^)

じゃあ「おとうと」より本作を先に(この夏季休暇中にでも)観ようかなぁと思った次第です。内容はよく知りませんが「深津さん主演」というのには興味がありましたし。

>登場する男性キャラ陣が揃いも揃って“ヘタレばっかり”

あらら、そうなのですか。
そういえば福士誠治さんには何故か未だかつて“個性のほどばしり”を感じたことがないです。
大東俊介さんもご出演らしいですが彼にも(ウェルかめの時)あんまり魅力を感じなかったですねぇ、私。
・・・あ、いけない、テンション下がってきました!
取り敢えず深っちゃんと TiM3さん御賞賛の風吹ジュンさんを楽しみに観ることにしますね! (^_^;)

投稿: ぺろんぱ | 2011年8月12日 (金) 21時31分

ぺろんぱさん、いらっしゃいまし〜(=^_^=)

>過去ページに失礼いたします。

いえいえ、ワタシも懐かしく拙文を再読してみました・・(×_×)

>で、何気なく「TiM3さんは『おとうと』をご覧になってたの
>だっけ?」と「邦画・あ~お」のページにお邪魔してみたら・・・
>まさか『おとうと』じゃなくてコッチが掲載されていたとは!

いちおう『おとうと』も記事は載せてますね。
あちゃらはTV放送を観ただけですが。。

>内容はよく知りませんが「深津さん主演」というのには
>興味がありましたし。

『悪人』の時も、ホンキで好きになってしまいましたが(⌒〜⌒ι)
こちらも、アンニュイな感じがそれなりに好感持てました。

>・・・あ、いけない、テンション下がってきました!

一方で、板尾さんが出てはるので、お楽しみに(=^_^=)

>取り敢えず深っちゃんと TiM3さん御賞賛の風吹ジュンさんを
>楽しみに観ることにしますね! (^_^;)

よろしこお願いします。

あ、ついでに、ホッタテ小屋の壁に描かれてる文字を確認しておいて下さい〜

To Yong To Die と思ってましたが、ちゃんと
To Young To Die となってたかも知れず、今や自信がなくなって来てまして・・(⌒〜⌒ι)

投稿: TiM3(管理人) | 2011年8月12日 (金) 22時06分

追記: あ、そうそう。主題歌の『タオ』って曲がなかなか良くて、
    ついつい、アイチューンズで購入しちゃったのでした。。

投稿: TiM3(管理人) | 2011年8月12日 (金) 22時10分

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