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2009年9月29日 (火)

☆『トランスポーター3/アンリミテッド』☆

28日(月曜)。
朝イチで起きた直後から・・視界のグルグル回る感があった。
急激に酔っ払った時の、あの(どの?)感じだ。

アルフレッド・ヒッチコック監督風に言う(←何じぁそりゃ)“ヴァーティゴ(目眩)”である。ヴァーティゴ・モーテンセン? そんなしとぁいねぇよ、と(・ω・)

すわ、脳血管障害か?! と不安にもなったが・・ネットで(急ぎ)調べると「ゆらゆら揺れる症状」だと危ないが「ぐるぐる回る症状」の場合は、十分に水分補給し大人しくしてたら、治まるってことだった(ホンマかいな、、)。

熱はないし「貧血みたいなもんやろ? な?」と自己診断(暗示?)、そのまま仕事に向かった。
午前中こそ、フラつくような感がたまにあったりしたが・・昼食を済ませると幾分調子が戻って来た。

「どちらかと言えばしんどいし、早よ帰って寝よっか・・」

とも考えたが・・「コレはきっと、精神的に疲れてるからなんやろ」と思い「手っ取り早く楽しいこと、好きなことをして早期回復をはかろう!」と考え、仕事が終わってから“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に向かい“アタマ空っぽにして楽しめるかな?”的アクション作『トランスポーター3/アンリミテッド』を観て来た☆

リュック・ベッソン製作&脚本による、シリーズ第3弾。御大自らは「監督」をクレジットしない辺りに“院政的なしたたかさ”を感じたりもする(・ω・) ま、彼なりに「監督は名乗りたくない」と言う“ある種の危険予知能力”が働いたんかも知れぬ(=^_^=)

「契約は守る」「依頼者の名は訊かない」「依頼品は開けない」の3つのルールを自らに課し、驚異的な運転技術&格闘センスを併せ持ったプロの運び屋“トランスポーター”を名乗るフランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)。

第1作(2002)ではフランスを、第2作(2005)ではマイアミを舞台に走りまくったフランク。
今回は地元(?)マルセイユを皮切りに、ブダペスト(ハンガリー)、ミュンヘン、ブカレスト(ルーマニア)、オデッサ(ウクライナ)・・と愛車「アウディA8(6リッター、12気筒エンジン)」を爆走させる!

友人=タルコニ警部と釣り三昧(?)で気ままに過ごしてる我らがフランク。
その別荘(?)に、ある夜「運び屋仲間」マルコム・マンヴィーユの運転するアウディが壁をブチ破って突入して来る。ハンドルを握る彼は銃撃されてるようで、息も絶え絶えだ。
自宅が半壊してなお冷静な(=^_^=)フランクは電話で救急車を呼ぶが、マルコムは運び込まれた救急車ごと爆発炎上死してしまう!

(アウディに)隠れるように同乗していた赤毛の女の腕に“謎の腕輪”をみとめたフランク。どうやらクルマから離れるか何かすると、その腕輪が忽ち爆発してしまうようだ。

直後、何者かにとっ捕まってしまったフランク。
眼を覚ますと、自身の右腕にも同様の腕輪が鈍く光っていたのだった! そして現れた男=ジョンソンは半ば強引に「極めてヤバい仕事」を彼に命じるのである・・

しょっぱなから、海面を舐めるように低空飛行するカメラワーク・・『レオン(1994)』気取りかよ! と軽く突っ込む(=^_^=)

「オーシャンパール号(船倉)の謎の積荷」「エココープ社(notオズコープ社)の、ウクライナ環境大臣=ヴァシレフへの接触」「追われるマルコム/寛ぐフランク」「口を閉ざす赤毛の女=ヴァレンティーナ」などが次第にクロスして来る展開。
「環境問題を扱ってるンかな?」と思いきや、そう言う(小難しい)テイストは軽〜く表面をなぞってるに過ぎなかった(=^_^=)

基本的に「人命軽視型」のカーチェイス&ガンアクションでガンガン突き進んで行くストーリーなので「人の死に余韻の無さ過ぎる点」はツッコんでも仕方ないンだろう(×_×) 「もうちょっと偲んだれよ!」ってキャラも少なくなかったが・・

車両を提供してるアウディの“長編プロモーション映画”としては「効果十分!」の印象を受けた。
ただ、ダムの湖底に完全に“ボチャン”しながら、その後もあないに元気に走り回るのだけは・・流石に違和感を禁じ得ない(おまけにタイヤもペコペコなハズだし)。。
アレ(耐水仕様?)を全車に保証してくれるんなら、次のクルマの筆頭格候補にしても良いと思う(←資金的にムリだっての)(=^_^=)

正直言うと、ベ※ツの方が好きなんだが(=^_^=)ああもコテンパンに(劇中で)やられちゃうと、、ベ※ツの幹部も色を失う気がするな。。

なお! 私的に致命的だったのは(やはり)ヒロインのご尊顔のヒドさだろうか・・かつ、やたらと背が高かったし! 並んで立つとジェイソン君を(ちょい)超えてたように思う。
コレではまるで『コブラ(1986)』のブリジット・ニールセンではないか(=^_^=)

かつてのブルース・リー主演作のような「やたらと周囲を屈強な兄ちゃんに取り囲まれつつ、ほぼ無傷で全員を倒しちゃう」的な格闘アクション演出が冴え渡るも・・カメラワークが何かチャカチャカしてて、私的には不満だった。
もうちと美しく、効果的な映し方があったように感じる。

終盤は『トリプルX/ネクスト・レベル(2005)』から『暴走特急(1995)』気味へと、演出が傾いており、苦笑の連続。
日本でも、橋梁を使ってああ言う模倣体験(おい!)の可能なローカル路線が、きっとあるんやろな(やらないってば)

総じての完成度は(実は)そんなに高くないんだが、まぁ何も考えずに楽しめる“ハード・バカ映画”ではございますた。

〜 こんな辺りも 〜

・プロドライバーはアウディを好む?
・フランクと同業者マルコムの関係を(回想パターンにせよ)もっと描いて欲しかった。
・惨たらしく崖下に転落⇒爆発炎上した彼らは・・ある意味“完全なテキ”でもなかった?
・敵組織の体長格だった黒人のおっつぁん。如何にも“傭兵組織の指揮官”的な寡黙さ&カッコ良さだったのに・・どんどん活躍がトーンダウンしてた(×_×)
・高速で片輪(かたりん)走行しちゃうアウディ。アクセル&ハンドルだけで“(その)きっかけ”は作れるんやろかね?
・アウディが爆走する序盤。「ま〜たジェイソン君、分っかり易いズラかぶって化けてからに〜」と思ってしまった(=^_^=)>
・橋を歩いてくヒロイン。アウディからずんずん離れる訳だから「ドォォン!!」とならないか不安だった、、
・流石に、一介の(?)ドライバーが「あそこまで場慣れした所作」で自動小銃を撃ちまくっては、不自然じゃなかろうか? 現役の工作員みたいやったで、キミ。
・ところで・・ちゃんと(スタンドで)ガソリン代、払ってました??
・ラストでは、ジェイソン君のうなじにも何か“ペアタトゥー”が欲しかった(=^_^=) キモっ!(×_×)
・ヴァレンティーナが「これこれ!」とノッてたヒップホップだが、BustaRhymesのナンバー『Bounce(2001)』だった・・それって、ひと昔前の曲じゃんよ?!
・ウクライナの(?)空港。如何にもロシア系な女性職員による「ミスタル(Mister)・ジョンソン?」ってな呼びかけが気に入った(=^_^=)
・7.5メートルで黄色点灯⇒15メートルでオレンジ点灯⇒22.5メートルで赤点灯(×_×)
・本作で“陰々滅々”ってコトバを覚えますた(=^_^=)

〜 こんなセリフもありますた 〜

フランク「確かに“いつでも立ち寄ってくれていい”とは言ったが・・」
    「誰にでも“初めて”はあるさ」
    「あんたの言い分は分かるが、あんたの仕事はしない」
    「ルールに例外は付き物だ」
    「君には、この問題を解決する気がないらしいな?」
    「死ぬ気なら“念入りなメイク”の必要はないだろ?」
    「頭を冴えさせておけ」
    「言っとくが・・俺は“ザ・ゲイ”じゃない」 ←このセリフで「全世界のゲイなジェイソンファン」がイッキに離れますた(=^_^=)
    「(セク〜スしたい)気分じゃない、ぐらい察しろよ」
    「俺の評判を守ってみせるさ・・100%な」

ヴァレンティーナ「男だけが“ストリップにドキドキする”と思ってるの?」
        「怖いのは死ぬことじゃなく、生きることよ

フランク「フランス人は“ジェリー・ルイスを天才だと思ってる国民”だからな」
タルコニ「彼を天才じゃないと言うのか?」
フランク「転んで笑いを取るだけなら、誰にだって出来るさ。
     隣で突っ立ってるだけのディーン・マーティンこそが天才だ」

フランク「忙しそうだな? 警部」
タルコニ「お前のようなヤツが友人だとな」

タルコニ「何故いつも困らせる?」
フランク「悪いが性分でね」

タルコニ「ドストエフスキーを読んでみろ。誰1人、最後まで笑わんのだ」
    「前からお前を“本当は情熱的な男ではないか?”と思ってたんだ」

ジョセフ「ボスのルールはこうだ。“ノーとは言わせない”“見当違いはしない”」 ←ジョセフの“急な退場”にはびっくり、、

ヴァレンティーナ「天国にいるの?」
フランク「いや、ヤバい状況にいる」

ヴァレンティーナ「誰も信じないで」
フランク「同感だ」

フランク「“赤の他人のクルマ”に乗るのか?」
ヴァレンティーナ「・・今もそうだけど」

ヴァレンティーナ「ルールは?」
フランク「ひとまず休止だ」

ヴァレンティーナ「それだと、ルールの意味ないじゃないの」
フランク「俺もそう思う」

ヴァレンティーナ「あんたに会って“もう安心”だと思った」
フランク「俺を知らないのに?」
ヴァレンティーナ「理屈じゃないのよ

ヴァレンティーナ「ハッピーエンドを迎えられる?」
フランク「夜には、こんな不安も“どこ吹く風”になってるさ」
ヴァレンティーナ「うそつき

フランク「行け。奴らは君を殺さないさ」
ヴァレンティーナ「・・あなたを殺すわ」

ヴァレンティーナ「(この状況の)何がOKなの?」
フランク「ディナーで話すよ」

ヴァレンティーナ「天国にいるの?」
フランク「いや、地獄ってとこかな?」

ジョンソン「I'm listening.(イイだろう、言ってみろ)」
     「Drive faster.(かっ飛ばせ)」
     「Another day!!(この次は殺すぞ!)」
     「暴力は嫌いでね。問題を増やすだけだからな」

フランク「済まないが、ワケありでね」
オットー「いつもだろ?」

ジョンソン「君には失望したよ」
フランク「あんたが初めてじゃないさ」

追記:ジョンソン役を演じたロバート・ネッパー氏。『地球が静止する日(2008)』にも出演されてたようで・・覚えてないなぁ(×_×)

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2009年9月26日 (土)

☆『カムイ外伝』☆

25日(金曜)。
時々、自宅(マンション)の集合ポストにチラシが入っており、それは「コーティングプロショップ」のモノであった。
前々からクルマのボディ(表面)に皮膜加工を施す、ちぅ“ポリマーコーティング”に興味あったんだが、如何せん数万(!)もかかることなので、なかなか踏み出せなかった(×_×)

が、このチラシによれば「コースによっては、結構安い(←かどうかの感覚には個人差があります!)」みたいなので、仕事終了後に問い合せをし、そのまま(当夜に)予約を入れることとした(←直感的に決めますた)。

結局“3ヵ月間(効果の)維持されるコース”にプラスし、室内清掃+ホイール洗浄+フロントガラスの(撥水)コーティングなどを含めた「フルコース」でやって貰った☆

施行時間は1時間と少し。
“新車の輝きが再び!”・・と表現するには流石にチト厳しい感があるが、、ドアノブを握った瞬間、ボンネットフードに触った瞬間などの「ボディ表面のヌルっと来る感覚」が気に入ってしまった! ヌルっとスベスベな表面なのだ。

今までが(青空駐車により)徹底的に汚れまくって来たモノで、根本的に(ほぼ)キレイになったことはとても喜ばしい。

・・そんで「3ヵ月後にどうするか?」はまだ分かんないが、スタッフの雰囲気も良い感じなので「また来てもエエかな?」と思っている。
ボディ自体もさることながら、汚れまくってるホイールがピッカピカに変わると、それはそれは嬉しいモノである!

んで、作業を終えてから、タラタラとクルマを走らせ“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと。
本日の最終回となる『カムイ外伝』を鑑賞して来た次第。

17世紀の日本。徳川の時代。
最下層の民“非人”に生まれた少年=カムイは、貧しさ故に“忍(しのび)”となり、掟に縛られるが故に、やがて“抜け忍”となった。

カムイの願いは「強くなること」と「自由な人生を生きること」のみ。
しかし彼を抹殺するため、伊賀の里の大頭(おおがしら)は次々と“追忍(ついにん)”を放つ。

だが、カムイにとっての「最大の厄介な存在」とは・・“追忍”ではなく“絶えず己の中に芽生える疑心”であった。
今日も逃げ続けるカムイ、生きるために・・

次に彼の出会う人間は、敵か? 味方なのか?

監督:崔洋一、脚本:クドカン(宮藤官九郎)、主演:松山ケンイチ・・と来れば、スペック的に面白くならない訳がないんだが・・正直「かなりつまらない!」と感じた。って言うか「勿体ない」感がより強い。

特に佐藤浩市、小林薫の両名は、もっと“彼らならではの用い方”をすべきではなかったか?

クドカン脚本として、こんな作品は「評価したくない」ので「共同脚本の崔監督が、ダメ出しをしまくった結果、変質したんだろう」と勝手な解釈(?)をしておくとしよう(・ω・)
もしくは(ほぼ)同時期に執筆してたハズの『なくもんか(2009)』『鈍獣(2009)』『少年メリケンサック(2009)』のそれぞれにパワーを持って行かれ、スッカスカになってしまったんかも知んない。。

前半は「森林バトル」で、中盤以降は専ら「浜辺バトル」で構成される本作。
綾瀬はるか主演の『ICHI』も“予想より、もっさりした世界観”があり、必ずしもスピーディ&スタイリッシュとは評価出来ぬ仕上がりだったが、本作は更にもっさりし過ぎてる(×_×)

かつ「刀バトル」を眺めた際の“ヤバいほど斬れそうな刀身の映像表現&演出”にすこぶる失敗してたのが致命的やな・・と。
『キル・ビル(2003)』や『ラスト・ブラッド』等における“カタナ表現”に「全く迫れてなかった」のは、至極残念だった。

波らしい波もなく、淡々と物語は進んで行くんだが「差別する側、される側のドラマ」ってのも序盤辺りで踏み込み不足なまま、終わってた印象があった。
特にカムイ自身を「非人として悩む男」か「抜け忍として悩む男」かを明確に舵取り出来てないまま、ハナシが進むので、どう彼に感情移入して良いのか、分かんなかった(×_×)

客観的なことはナレーション(←山崎努氏! これが本作最大のサプライズかも!)で説明してくれるんだが、それも何処か漠然としてたし・・

他にも
♦「怪しいヤツが、案の定怪しい」と言う予定調和さ
♦海上シーンの妙な多さと、常に気になる“合成っぽさ”
♦中盤以降、妙に「立ち位置の後退し過ぎる」小林薫氏(×_×)
♦やってはならぬ“中途半端な悪夢演出”・・何だか理解不能。何処まで夢なのか、良く分かんないし。
♦いきなり浜辺で起こる、あの大惨劇(ムチャクチャや!)

ハッキリ言って、ワタシの観たかった“カムイ”は本作では全く描かれてなかった・・
『カムイの剣(1985)』の方が、ひょっとしたら面白かったかも知れんぞコレは(・ω・) ←いや、原作者違うし!

〜 ほか、こんな辺りも 〜

・舞台は「備中松山藩」ってことで、現在の岡山県高梁市らしいが・・あの海の色合いは「ない」んじゃないかと思う。。
(ロケ地はオキナワだったようで・・撮影、楽しかったやろなぁ)
・目玉(入れ眼=義眼)取れる、両腕ぶった斬れる、三方(さんぽう=台座)に生首据えられる・・など描写的に“年齢制限”かけた方がエエと思うんだが、、
・ワイヤーアクション多用し過ぎ! 全体的に表現がもたついとるし、、
・ブービートラップや追っ手を1人ずつ片付けて行く戦法がジョン・ランボーみたいやね(・ω・)
・ギターラ? グラス? 何とも「鎖国無用」なことで。
・白褌(しろふん)姿のケンイチうじが眺め放題!(要らんけど)
・すくう部分にホタテ貝を用いた「おたま」がエエ感じですた。
・前半では『刑事ジョン・ブック/目撃者(1985)』みたいな“まったり世界”になってますた。
・中盤は“釣りバカ”テイストになってますた。
・とあるリンチが起こりそうな瞬間・・駆け付けた長老(?)の放ったひと言が・・「行け! やっちまぇ!」
 え? 爺さまがそこで歯止めかけなきゃ?!
・あの「人相覚書」・・余りに似過ぎててヤバい!(=^_^=)
・海中から“とあるサプライズな存在”が・・いや、何か“安っぽいアトラクション”に見えました、、その演出。。
・アレのエサは「丸ごとの生きたイノシシ」・・何か『ジュラシック・パーク(1993)』みたいや(・ω・)
・いきなりハトが登場! あんたはジョン・ウーか! 崔監督!
・ひとり『蜘蛛巣城(1957)』状態な伊藤英明!(=^_^=) 或いはチャップリンの『担へ銃(1918)』路線とか??
・終盤のバトルでは、カムイの片手に何気なく“メリケンサック”が装着されてる? 何かのネタ?
・終盤に映し出される“残酷屏風絵”がなかなかにスゴい! 実物があるなら、少しばかり眺めてみたい(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

カムイ「追われる者が、ときに追っ手を待ち受けることもある」
   「この血を見い! お前(め)ぇらと同じ血じゃ!」
   「うぬ(=お前)が笑うと、腸(はらわた)が煮えくり返るわ」
   「過ぎたる猜疑心は、己の身を滅ぼす」
   「お前ぇが汚れることはない」
   「お前たち、ただ者ではないな?」
   「うぬだけは別だ!」

半兵衛「2人なら死ぬる。1人なら助かる」
   「潮時も、水の色もええ」
   「小(ち)ぃとでも、糸を緩めりゃ・・すぐにバレちまぅ」 ←“バラす”って表現、徳川時代からあったのね、、
   「秘密は墓場まで持って行ってくれ、頼む」

大頭「“抜ける”とは、死ぬことだ。覚えておけ、カムイ」
  「地獄だな? カムイ」
  「己の作った地獄で死ぬのだ」

村人「非人が米など喰えると思うなよ!」
  「お前ぇは、外道じゃ!」

ミクモ「どない足掻いても、我らは人にはなれん!」
   「憐憫哀れみに迷うたか?!」

サヤカ「ほんに醜か男じゃ、お前ぇは!」

スガル「私の猜疑心を、お前は笑ったな?」
   「また・・護れなかった」

カムイ「何故、急所を外した?」
お鹿「※※※であれば・・外しはせん」

藩主「愚民共が!」
  「彼は・・飽きた。もう良いわ」
  「愚民の100や200、いつでもそなたの△の△じゃな」

不動「肝は据わっているようだな?」
  「夢は“逆夢(さかゆめ)”と言うではないか」

※※「見せしめは、その数が多いほど“効く”からな」
  「“霞斬り”敗(やぶ)れたり!」
  「同じよ。俺も、貴様も」
  「◎◎◎の死に顔、高ぶったぞ! △△△の死に顔、とくと見たぞ!」

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2009年9月25日 (金)

☆『宇宙戦争(2005)』☆

23日(水曜)の夜。
“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”で(邦画を)2本立て続けに観て、フラフラっぽくなりつつ・・帰宅してから衛星第2で放送された『宇宙戦争』を観た☆
何やら今週は“スティーヴン・スピルバーグ監督作”が特集されてるようである。

私的には、どうせなら“ス※ルバ※グ製作総指揮作”を特集し、如何に彼がリスクを最大限に回避しつつ、ネームばかりを売りまくっているか、をこそ暴いて欲しかったりもするんだが(←おい!) まぁ、国営放送だし、そこまでドギツイことも出来まいか。

私の中では『激突!(1971)』がシンプルかつ低予算ながらも、最も敬愛するスピルバーグ作品だったりする。アレがなければ『ブレーキ・ダウン(1997)』もなかったし、ジョナサン・モストゥ監督も世に出なかったであろう(←勝手に決め打つなよ!)

この『宇宙戦争』は、劇場でも観たし、DVDも買い、地上波でも鑑賞し・・としつこく何度も(=^_^=)観返してる、数少ない(?)スピルバーグ監督作と言える気がする。

オチの部分が実にあっけない(?)んだが、とにかく「エイリアンによる攻撃の容赦なさ」がスゴいのだ! ダイレクトな殺戮シーンの映像的衝撃は『インデペンデンス・デイ(1996)』以上かも(×_×)

その一方で、極限の状況下に立たされた(置かれた?)人間ってヤツの言動の醜さをも、しっかり描いてくれてる。

何だか「宇宙人との戦い」以上に「人間同士の戦い」にこそスポットの当てられてた気すらする(・ω・)

近年稀にみる“抑えとくべきスピルバーグ映画”とは言えるのかも。
・・いや、オチの部分は実にあっけないんスけどね(⌒〜⌒ι)

〜 今回の鑑賞で感じたりしたこと 〜

・ナレーションを耳にするに、ふと思う。「そう言えばモーガン・フリーマンさん、お元気なんやろか?」と。
・主人公レイ・フェリアー(トム・クルーズ)のセリフの中にだけ登場する、彼の“兄貴”ってのを観てみたかった(=^_^=)
・街で出会った悪ガキたち(?)に「お前らの仕業か?」と問うレイ。その思考パターンが『サイン(2002)』におけるメルギブ(メル・ギブソン)みたいで面白い。(あちゃらでは隣家のライオネル兄弟が不当に疑われてた(=^_^=))
・劇中で、合計4回も眠ったレイ、、(自室ベッド、地下室、移動中の車、ハーランの地下室) トムクル主演作の中では結構多い方じゃなかろうか?
・ハーラン・オグルビー(ティム・ロビンス!)との激闘は、本来戦うべき相手と全然違う方角を向いてて、奇妙な印象をも受ける。「いや、君ら同士でやってないで、テキはほら、あっち!」と言ったげたいこのテイストは・・そう! あの『ゼイリブ(1988)』の後半に酷似してた気がする。『ゼイリブ』では「(このサングラスを)かけろ!」「イヤだ!」で、本作では「(大人しく)黙れ!」「イヤだ!」って感じ。
・後半、レイの視界に広がる絶望的な風景は・・ヒッチコック監督作『鳥(1963)』の終盤を思わせる。
・ラストではトムクルも流石にキレてました(=^_^=) “Look at the Goddamn birds!!”だってさ。

〜 こんなセリフもありました 〜

レイ「“無難な選択のクルマ”だな、ティム」
  「妙だな・・? 風が嵐に向かって吹いてる」
  「(このクルマに)乗らなきゃ死ぬぞ! マニー」
  「違う! ヨーロッパから来た相手なんかじゃない!」

同僚「この薄情者!」
レイ「女からもそう言われる」

ハーラン「笑えるな。“死ぬ気”で“生きる”とは・・」
    「俺は駆除されんぞ!」
    「大阪では(ヤツらを)幾つか倒したらしい。日本人に倒せて、俺たちに倒せない筈がない」
    「どうやらお前とは・・考え方が違うようだな」
    「Not my blood!(この血は、俺の血じゃねぇぞ)」
    「この国は、俺たちだけが生きる場所だ」

レイチェル「抜いちゃダメ! 体が自然に(トゲを)押し出すから」 ←聞き流してはなりません(=^_^=)

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2009年9月24日 (木)

☆『キラー・ヴァージンロード』☆

23日(水曜)の夕刻。
松本人志監督の『しんぼる』に引き続き“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”で鑑賞した2本目は、岸谷五朗監督&脚本(←知らんかった、、)によるエキセントリックな疾走型コメディ『キラー・ヴァージンロード』である。

って言うか、本作が岸谷氏の「初監督作」だったんやね、、それ自体を知らんかった。。

25歳のOL=沼尻ひろ子(上野樹里)は、幼少の頃から「どん尻ビリ子」とからかわれ続けて来た幸薄い(?)女性だったが、遂に笑顔のステキな青年=ケンイチとの挙式が決定、先輩(高島礼子)に「寿退社しま〜す!」と朗らかに告げ、職場を去ることに。
彼女の背に向かって、笑顔を崩した先輩は・・歪んだ表情でポツリと「天罰が下るとイイわ」と吐き捨てる(⌒〜⌒ι)

その呪いの呟き(?)に呼応するかのように、ひろ子を“とてつもない悲劇”が襲う!

新居に移る旨を伝える際、偶然にもハサミでもって(隣室に住む)マンション大家(寺脇康文)をズブリと刺し殺してしまう羽目に、、
「明日の挙式だけには何としても行かなきゃ!」「それが終わってから自首しよう」と決心を呟くひろ子だが、
いつの間にか「遺体運び出し」「車両盗難」「証拠隠滅」へとイケナイ方向に突っ走ってしまう・・

彼女の向かった先は、身元不明の(自殺)遺体が多数眠ると報道されてた(カーステ(のラジオ)によるニュースの中では36体!)富士山麓・青木ヶ原樹海・・そこで彼女は“死にたがってる女”小林(木村佳乃)に出会い、唐突に「女2人の奇妙な逃避行」が始まりを告げたのだった・・

いやー、分かり易い! 直前に観た『しんぼる』に比べ、物語にルビが振られてる、と言おうか、かっちりレールが敷かれてる、と言おうか・・予定調和でコンパクトでベタな世界観ではあったが、これはこれで「有毒」過ぎず(=^_^=)寛いで楽しめた気がする。

ときに『少林サッカー(2001)』も『舞妓Haaaan!!!(2007)』もそうだったと記憶してるんだが・・妙に「ミュージカルテイスト」を気取りつつ、途中でスタッフ側が飽きるのか(?)そっち方面にピタリと「演出が走らなくなる」ってのはどう言う構成なんだろ? やるなら(最後まで)徹底しろ! と言いたくもなったり。まぁエエんですけど(・ω・)

・・行く時には「タカラヅカ」にまでネタが走ってましたのに・・(ぼそり)

序盤こそ、ひろ子の“幸せモード”の展開にスローな印象が否めないが・・“事件”が起こり、舞台が樹海に移ってからは・・回転が速いのなんの(=^_^=) 「ロケの殆どが樹海なんじゃないか?」とまで錯覚してしまった(おいおい)

主人公の周りを常に(?)「死」「悲劇」の漂ってる辺りは『嫌われ松子の一生(2006)』のテイストを思わせてくれる。あちゃらの主人公も「川尻松子」ってことで、何だかネーミング的にも似てたかも(⌒〜⌒ι)

テンポは良いし、脇を固める俳優陣の豪華さも素晴らしいんだが、、一方でキャラ造型が雑だったり、演出が(何とも)ベタだったりしたのはあった。
ギャグネタの繰り返しはまだ良いが、、何名かのキャラの(劇中における)総移動距離が「有り得なかったり」して、どうも気持ちがザラついてしまう(=^_^=)

物語は一見「血なまぐさく」思えるが、観終わって「意外とハッピーなストーリーじゃん」と思えたりも。
ま、これは上野樹里ちゃんの“笑顔”に始まり、同じく“笑顔”で幕となっていた故であろう。

物事を深く考えちゃう(=^_^=)「おっさん観客」からすれば「んん?」と眉をひそめてしまう出来かも知んないが、思考の柔軟な「若い女性観客」には、きっとウケが良いんではないかいな? と思ったな。

〜 こんなことも 〜

・(真夜中の)樹海に暴走族? (真夜中の)樹海に自転車の警官? ちとムリがあるよ〜な。
・何て「留め金の甘い」キャリーケースなのだっ!
・新郎側(=ケンイチ側)のドラマはさっぱり描かれなかった(×_×) まぁ終盤でちょっとだけ描かれるんだけど、、
・マンションのベランダ。隣家との“非常用仕切り板”がしっかり固定されてるかどうか、女性入居者の皆さんは1度(入念な)チェックを!(簡単にぐるっと回るかも?)
・ハサミをそんな不安定な場所に置いてはならない!
・コーヒーにタバスコ、ワインにもタバスコ、、そのセンスは微妙、、
・コンビニの“モリマート”が大活躍☆
・「どんじり!」「そやそや!」の掛け声と共に、ひろ子をバッシングする町内の“どん尻ビリ子祭り”って・・“だんじり”のもじり?
・拳銃で撃たれたしとが、本作で一番の被害者だったかも知んない(×_×)
・犬のダミアン、2人組の殺し屋(?)、自転車の巡査、全日本死仁鬼汰連盟(暴走族)の面々・・これらみんな「劇中の総移動距離」がハンパじゃありませんってば(⌒~⌒ι)
・小林さんの総力を注げば、小倉さんクラスの男性ならば、どうにかなる(オトせる)と思うが。。
・チープなナビ画面で色々と遊んでるセンスは悪くないかも。
・2度描かれる「祖父が庭先で竹刀を振ってる」シーン。2度目ではボロボロ泣かされてしまった(×_×)
・「超絶自殺マニュアル」って何やねん。。
・咄嗟に田舎言葉(?)で窮地をくぐり抜ける小林さん。なかなか良い「方言回し」ですた。
・上野樹里と言えば、連想する野生のケモノは・・やっぱりイノシシですな(=^_^=) ←初主演作『スウィング・ガールズ(2004)』でも共演(?)してますた☆
・「ゴリラバタフライ」「お爺ちゃん弁当」は何とも耳触りの良いワードだな(=^_^=)
・あのお手柄巡査。「関東中央警察」の玄関から、何処へ走って行ったんだ? 猛然と? 乗り物もなしに?
・東秩父村、(静岡県)小山町がロケ地となってた。
・小出恵介(ラッキーアイテム:サングラス?)、北村一輝(ラッキーアイテム:チェーンソー?)の存在が光ってた。

〜 こんなセリフもありました 〜

ひろ子「私、幸せになります!」
   「何で〜?!」
   「この結婚だけは、ビリ子じゃないの!」
   「(小林さんは)幸せになれないと思います・・その理屈だと」
   「私が幸せになったら、皆が不幸になるの?」
   「皆が幸せでいるためには、私が不幸でいなければならないの?
    そうなの? お爺ちゃん」
   「ゴリラ、水吸って重(おも)っ!」
   「私にとって、小林さんは必要(な人)だったんです」
   「強盗が、もっと悪い強盗に襲われて・・」
   「今度は、何が起こるのだろう?」

小林「死ねないのよ、あたし」
  「誰にも必要とされないなら・・死んでるのと同じよね」
  「死んでるわよね? この人」 ←見られた〜(×_×)
  「殺さないで!」 ←どやねんな(=^_^=)
  「この小林に、任せなさい!」
  「不幸になりなさいよ!」
  「幸せはね、他人(ひと)の不幸の上に成り立つのよ」
  「幸せは、自分の手で掴みなさいよ!」
  「頼れば、誰かが何とかしてくれると思ってるの?」
  「何て面白いヤツ!」
  「あんた、何処にそんな力が・・」
  「あんたが、(あたしを)必要としてくれた」

小林「行くわよ! ビリ子」
ひろ子「ひろ子なんですけど・・」

小林「あんた、幾つ?」
ひろ子「25です」
小林「ふん! ガキが!」

小林「ツルッとやって、さっさとおしまいにするわよ!」
ひろ子「ツルッとって?」

ひろ子「崖です! 落ちますよー!」
小林「落ちますねー!」

ひろ子「また会える?」
小林「あたしのことが必要になったら・・また会える」

ひろ子「寿退社しま〜す!」
先輩「あ、そ」
ひろ子「寿退社しま〜す!」
先輩「2度、言わなくてもイイのよ」

男「やっちまったのか?」 ←我らが田中要次!(=^_^=)
ひろ子「・・はい」

青年「・・出ちゃった」
AYAKA「出ちゃったね」 ←ナニが言いたいのだ、監督!(=^_^=)

男「こんな山中のペンションに男が1人・・どうしてかってお思いでしょうね?
  ・・分かりました、お話ししましょう」
ひろ子「訊いてないんですけど・・」

祖父「イイんだよ。ひろっぺのお陰で、周りの皆が幸せになる」
  「ひろっぺのお陰で、皆は幸せになってるんだよ」

祖父「そぉら、焼芋だよ」
ひろ子「・・見れば分かる」

巡査「退きなさい! 暴走族が信号、守ってんじゃないよ!」

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☆『しんぼる』☆

23日(水曜)。
泣いても笑っても(⌒〜⌒ι)連休の(ひとまず)最終日である(×_×)

特に中盤からの2日間に関し「ダラダラし過ぎた!」と言う自責の念があり、今日は何としても「休みならではのコト」がしたいぞー! と考えた次第。
・・と言いつつ、昨夜の移動(=帰松)の疲れから(←高速をタラタラ流しただけだが)またも“寝だめ”してしまった今朝だった(×_×)

本日は、午後から“ワーナー・マイカル・シネマズ綾川”へと向かい、2作をハシゴ鑑賞して来た☆ 奇しくも日本の誇る鬼才(?)2人の作品を連続して観ることとなった次第だが、はてさて・・(・ω・)

1本目は松本人志監督&主演による新作(=監督第2作)『しんぼる』である。
結構、客の入りは良かった気がする。“綾川シネコン”だから、全席指定席制だったし(=^_^=)

観終わった周囲の観客の声に耳を傾けると「松ちゃん1人で頑張り過ぎ」「やっぱりちょっとついてけない松本世界」とかチラホラと・・
私的には「前(監督&主演)作『大日本人(2007)』より、ラストまでやる気を持続させてたやん(=^_^=)」とは評価したい。ちょっと「あの(程度の?)ネタ」で、あそこまでワールドワイドにハナシを引っ張りますか〜? ってのはあったけど(=^_^=)

メキシコの山岳地帯(Lana Rumorosaと言う町の近くらしい)。シスター・カレンの荒っぽく運転するピックアップトラックが砂埃を上げ、画面を走り抜ける。
その向かう先には、シスターの父である(中年の)現役マスクレスラー“エスカルゴ・マン”が待機していた。

ヒール(悪役)レスラー(El super Demonio&Tequila Joe)を相手にしてのタッグ試合(相方はaguila de Plataなる選手)「スペシャル・リクエスト・マッチ」が執り行われようとするその日の午後、彼の妻は「相手はひと回りも若いわ」と心配し、息子アントニオは学校で“エスカルゴ・マンなんか、へなちょこレスラーさ”とからかわれる。祖父のみは「若さよりも経験さ」と意に介さないが・・

一方、何処かの白い部屋で、名も無き“おかっぱ頭の男(松本)”が目を覚ます。誰により、どうやってここに運ばれたのか? 全く思い出せない(もしくは語らない)男。白い大きな部屋の壁に“とある小さなスイッチ”を発見したことから、脱出を図ろうとする彼だが・・

いやー、何とも本格的なメキコロケを敢行してくれてました!(=^_^=) かの地の空気感(=渇き感)までもが活写されてたようで、ある意味『バベル(2006)』辺り(?)に迫れてたかも、と。中盤以降の「ルチャリブレ(Lucha Libre)」のドサ試合みたいなのんも、荒削りな演出がスゴかった! これらは日本の監督がなかなか斬り込んで行かない(行けない)世界であり、その意欲は素直に評価したい!

その一方で、松ちゃんの自作自演による“シチュエーションコント(所謂「密室劇」?)”を延々見せられてる気がした(=^_^=) 何だかね・・面白いんだけど、ちょっとそのネタ(←関連する総てを含む)だけで「そこまで引っ張りますか〜?」みたいな(=^_^=)

総じて簡単に評すると「お下品」「ナンセンス」な前半と、妙に「宗教チック」と化す後半による、松ちゃんならではのメッセージコント(?)って感じか?
「白い部屋」の出来事が世界中に影響してるような辺りは「究極の“バタフライ効果”かよ!」と突っ込めて楽しい。
しかし、メキシコでは「とことんまで」引っ張っといて・・ロス(LA)、ロシア、中国でのあの演出力の低さ(?)って何やろ?(=^_^=)

そう言う意味では、やはり「終盤のパワーダウン」は否めないのかも知んない。
でも、私的には「次作も付き合ってみても良いかな?」と思ってはいる。

『キューブ(1997)』『ブルース・オールマイティ(2003)』なんかを連想させる着想ポイントや、ブライアン・デ・パルマを茶化したような(=^_^=)「画面3分割」、タランティーノに殴り掛かるような(=^_^=)「アメコミ調描写」はワタシの中で、結構ツボにハマったし!

あと、考えたら本作ってホンマに“女人禁制”な世界観やったなぁ、、
苦し紛れに(=^_^=)助演女優賞を狙うなら、シスター・カレンぐらいしかおらんか、、(⌒〜⌒ι)

〜 こんなことも 〜

・スイッチの「複数同時押し」をもっとやって欲しかった。
・マヨネーズで歯磨き・・?(=^_^=)
・これからしばらくは、何かスイッチを押す度に「ほっ」とか言う“反応音”が何処かから聞こえて来そうな気がして怖い(=^_^=)
・松ちゃん、ターザンみたいやったでぇ〜(=^_^=)
・食べ物を粗末にしてませんでしたか? ちゃんと撮影終了後、スタッフみんなで食べましたか?(=^_^=)
・「ガムテ」でもって「台車のコマを固定」ってのはどうでしょう?
・山のように盛った※※の先端からスイッチの頭が・・(中は)どうなっとんじゃい!?
・読んでみたい、倉木けん作の野球コミック『ダイヤモンド』。DVDソフト発売時の特典にどうすか?(ただし6巻のみ入ってない(=^_^=))
・盆栽(梅の開花)やトロ(変色)で時間の経過を表現するのはなかなかイイ!
・「飛び出す犬」は恐かった!
・余りに寂しい「おひとりツイスターゲーム」
・(キッス(KISS)を思わせる)中年ヴィジュアル系バンド「CROW」のメイクしたボーカルは“ハーヴェイ・カイテル”入ってたかも?(=^_^=)
・松ちゃんって『遊星からの物体X(1982)』のファンなんやろか?

〜 こんなセリフもありました 〜

男「すいません、ここ、何処ですかねー!?」
 「帰りたいんですけどー?!」
 「何なんですかねー?」
 「あ、醤油ね・・って遅いんじゃあ!」
 「良っしゃあー!」
 「はいっ、くさ〜い!」
 「って言うか、今の何?」
 「・・無理やな!」

アントニオ「本当に強い者は、その力を見せずに隠してるのさ」

追記:いきなりブッシュ、オバマの2人の(合衆国)大統領の映像が出て来たのにはびっくり! ハリウッド作品以上に世界を意識しとるみたいや(=^_^=)

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2009年9月23日 (水)

☆『おくりびと(2008)』☆

21日(月曜)の夜。
この(先週末からの)5日間には(世間的にはシルバー・ウィークと言うそうだが、何か違和感が拭えぬ、、)暦通り休みが頂けることとなり、色々と遊びに(気分転換のドライヴなどに)出かける良い機ではあったものの・・最終日となり振り返ってみると、実にダラけた体たらくとなってしまった(×_×)

・土曜:午前中に帰阪。午後に大阪へ電車で出かけ、夜は神戸で飲み会(⇒午前様コース)
・日曜:岸和田へ電車で出かけ“地車(だんじり)祭”を見物
・月曜:昼過ぎまで寝だめ、ダラダラ過ごす。夜は家人と食事に行く
・火曜:早朝出発で山陰方面にドライヴ旅行に行くつもりが、雨模様らしく中止(=延期)に。結局ダラダラ過ごす。「コレではあかん!人間がダメになる!(←既になってる、とも思われるが)」と思い、夜に帰松することに決める

劇場にも行けてないじゃん! ってことで、今日行こうかなと考えてる。
急な出費が多過ぎ、もそっと自粛すべき状況かも知れないが、、

そんな中“JNN(ジャパン・ニュース・ネットワーク)結成50周年記念”で早くも“地上波初放送”された『おくりびと』を実家で観た。「ノーカット完全版」とか謳いつつ「CMカット」してるのがちょっと気に掛かるが、まぁこんなに早くお茶の間(←準死語?)に届けてくれること自体を素直に感謝するべきなのかも(・ω・)

“何とも覚束ない毎日を生きて来た”主人公・小林大悟(本木雅弘)が、突然の失職をきっかけに故郷=山形に妻・美香(広末涼子)と共に戻る。

そこで運命的に(?)出会った「納棺師」なる仕事に、佐々木社長(山崎努)とのタッグで奔走する大悟。
「これが天職か?」と次第に感じ始めるも、周囲からの風当たりはなかなかに強く。

そんな中、次第に大悟に近しい人々が亡くなってゆき、彼は自らの“おくりびと”としてのプロ意識を試されることとなる・・

流石に(公開当時)劇場で1度観てるので、展開に対する驚き&新鮮さ、ちぅのはなかったが「丁寧に撮ってるな」「脚本が走って(滑って)ないな」ってことに感心させられた。
もっとノーテンキ/ナンセンスに描く手段(演出)も、幾らでもあったろうが・・ギャグらしいギャグは軽い範囲に抑えている。

横で観てた家人が「広※さんがどうもねぇ」と言ってたが、あの立ち位置(価値観)の人物像を確立させるために、ちょうど良かったんではないかな、と思う。例えば壇※いさんを起用したりすると、トーンが狙い以上に重くなったり、“妻の心境の変化(の度合い)”が薄くなってしまったりする危険が伴うかも、と。
って訳で、※末さん起用は一見「ミスキャスト気味」にも思えるが、なかなかに微妙な「マッチぶり」ではあるまいか、と感じた。

〜 ほか、こんなことも 〜

・主人公以外の楽団員は「解散」を既に知ってた? みんな余りに「異議なし」過ぎ(・ω・)
・指で「1、、8、、」と妻に柔らかく(=^_^=)チェロの購入額を伝える大悟。クルマを黙って買った時も応用出来るテクかも(=^_^=) 妻「180万?」夫「いや・・」
・“安らかな旅立ちのお手伝い”をする「NK(納棺)エージェント」。因みに、本作の英題は“Departures(旅立ち)”と言うそうだ。
・CM込みで2時間半ほどの放送時間だったが、今回は(観て知ってるが故か)展開を早く感じた、、(・ω・)
・大悟「机の中、勝手に見たんだ」 美香「そんな問題じゃないでしょ?」ってやり取りにはやはり抵抗が、、 まぁ、最初に“大きな隠し事”をしてたのは大悟だったんだが・・
・「フランスパンの切り口に刺し身を載せて喰う」・・美味いかも!(微妙か?)
・山田辰夫さん(5分の遅刻に怒ってたご主人役)、杉本“ビリケン”哲太(「鶴乃湯」経営者の息子・山下役)の演技がやはり素晴らしい! 人目がなかったら、今回もワァワァ泣いてたと思う(ウルウルはしてしまった、、)。
・「鶴乃湯」のシーン(後半)では、大悟の存在のだいぶ後退してた感が(杉本&笹野高史さん(平田役)が瞬間的に場を支配してたか、と)
・佐々木社長&上村さん(余貴美子)との「その後」のエピソードも、ちょろっとは欲しかったかも。
・佐々木社長の「死ねないんなら喰うしかない」「喰うと美味いんだ」のセリフから「妻の死に際し、後を追おうとも考えたが、死ねずにこうして生きてる」「生きてみたら・・人生は面白く、素晴らしいんだよな」と語ってるように受け止めた。
・「母ちゃん、ごめんな!」のセリフはロビン・ウィリアムズの「君は悪くない」のように、これからもワタシの涙腺を刺激し続けて行くような気がする(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

大悟“丁寧に、厳かに、冷たくなった人間を蘇らせ、永遠の美を授ける。
   それは冷静であり、正確であり、そして何よりも優しい愛情に満ちている”
  「人の運命って面白いですよね・・何処でどうなるか、分かんない」
  「死、そのものが普通なんだよ!」

佐々木「ああ、君か・・電話より明るいね」
   「まぁ、これも何かの縁だ」
   「最初にしてはな・・ちょっと刺激が強過ぎた」
   「これ(=白子)だってさ、これだってご遺体だ」
   「死ぬ気になれなきゃ、喰うしかない」
   「美味いんだなぁ、困ったことに」
   「おい・・好きなの持ってけ。・・大丈夫!」

美香「大丈夫? ・・どした?」 ←思い返せばこの夜の・・(以下自粛)

上村「いつも直感で動くのよ、あの人」 ←オレもー!(=^_^=)

大悟「偶然ですか? ここを通りかかったのは?」
佐々木「運命だ」

※「一生あの人みてぇな仕事して、償うか?」 ←といきなり申されましても、、

平田「死(す)は終わりではなぐて、死をくぐり抜けて次へ向かう・・まさに“門”です」

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2009年9月19日 (土)

☆『ココ・アヴァン・シャネル』☆

18日(金曜)の夜。明朝にも某用事のため(それだけじゃないが)帰阪を開始しなくちゃならないが・・この1週間、ワタシなりに仕事を頑張った気がしたので(←自身の主観的&直感的&体感的な基準のみによる(=^_^=))「ご褒美的なサムシング」とし“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に寄り、前向きに鑑賞を考えてた1作『ココ・アヴァン・シャネル』を観て来た☆

創業100周年を記念して(?)のことか、奇しくもシャーリー・マクレーン主演の『ココ・シャネル』と、オドレイ・トトゥ主演の本作が真っ向から激突した感もある本年。

注)他にも『シャネル&ストラヴィンスキー』なる作品が本年制作されてるらしい。

(ワタシの中で)どっちに軍配が上がるのか・・はまだ良く分かんないが・・取り敢えず(ここ高松で)上映順の早かったこちらから鑑賞した次第☆

1893年。荷馬車でフランスの田舎町、オーバジーヌ孤児院に連れて来られたアドリエンヌ&ガブリエルの姉妹は、日曜毎に父親が面会に来るのを待ったが、彼の現れることはなかった・・

時は流れ、15年後・・田舎町ムーランのキャバレーで働く姉妹の姿があった。

♪誰か、トロカデロで犬のココを見なかった?

とコミカルな歌を懸命に(?)歌うガブリエル(オドレイ)。彼女は歌手/女優を目指そうと考える一方、針仕事に非凡な才能を発揮する娘だった。

姉妹で芸能界入りし、パリで成功を掴むつもりだったガブリエルは、男爵に見初められた姉が「彼と結婚する」と宣言したことで、1人で生きて行く必要に迫られる。

財産もコネも教養にも乏しいガブリエルは、パリ郊外・コンピエーニュへ旅立ち、自らを“ココ”なる愛称で呼ぶ、将校のエティエンヌ・バルザンの屋敷に身を寄せる。

愛想笑いをせず、男装し、バルザンを取り巻く上流階級の人々を心中で軽んじるココ(=ガブリエル)。
そんな彼女の前に、英国の青年実業家=アーサー・カペルが現れる。

やがて2人は相思相愛の仲となるが、カペルは“ある大きな秘密”を持つのだった・・

孤児院の少女時代から始まる物語ではあるも、、すぐにオドレイ・ココに成長(?)し、そのまま老け過ぎることもなくイッキに物語は突っ走った。
彼女の成長物語&恋愛物語にマトを絞った(脚本とした)ことで、予想以上にすっきりと展開を辿れる作品に仕上がっており、好感が持てた。

女性の置かれた時代が時代だった、ちぅのはあるが、悪く言えば「男を乗り換え、しがみついて生き抜いた女」って捉え方も出来るので(←ワタシは必ずしもそうは思ってないが)、(シャネル側の)関係者としては複雑な心境もあったのかも知れぬ?
しかし、その一方で「パリを逞しく生きる、ファッションリーダーとしてのココ」「上流階級の男たちにとっての“ミューズ(≒幸運の女神)”であり続けた」と言う解釈も出来、そう捉えれば、ココのミステリアスで(少し)エキセントリックで、セルフィッシュな人物像&生き方も、イキイキとは描かれてたように思える。

オドレイが演じることで「華奢で、強く、殆ど笑わぬ女性」って印象を強烈に(?)すり込まれてしまったワタシ(×_×) もうちょっとボディ面で女性的なトコロ(メリハリとか、、)が欲しかったようにも感じた・・私見ですが。。

ラストの方になると・・(上映時間的に)「まだこの辺りで・・この先、一体どう幕とするんやろ?」とドキドキして来たりも(・ω・)
結果的には「ちょうど良い所」でエンディングを迎える訳だが、も少しココを取り巻くキャラ群のその後を描いて貰えても有難かったかな?

第2次大戦前後とか、戦後のこともバッサリとアレされてたな(・ω・)
老いてからのココの姿(言動)は、もう1作の『ココ・シャネル』で拝見するとしようか。

〜 こんなことも 〜

・ココの提唱したスタイルは「コルセットなきドレス」「ヒールなき靴」「羽飾りなき帽子」など、既成概念からの「解放」・・そしてシンプルさ。
・フランスでは、ニワトリの鳴き声は「ココリコ!」と表現されるようだ。
・ダービーのシーンなど、上流階級の人々に取り入ろうとする気持ちがあったようだ。社交性は著しく乏しかったように見受けられたが。。
・意識的に「孤児だった少女時代」「キャバレーで働いてた境遇」をウソで隠そうとしてた。ま、仕方ないけど。
・全篇を通し“無難なモノローグ”しか語らなかったので、(ココの)本心は、その言動から観客それぞれが感じ取るしかない。
・“大きな正念場”に対峙した際のココの「決意の表情」「ひと呼吸置いてから歩き出す雰囲気」は見ものかも!
・「コルセットにハサミ」「ネクタイにハサミ」・・そんな“切ると言う行為”にはやはり「解放」の想いが込められてたか?
・愛人の道を辿りつつも、決して自由奔放さを失わなかった。
・女優として成功していたら、どうなっていたんだろう?
・「ドーヴィルへの2日間の旅」で初めて海を見たココ。何を感じていたんだろう?
・エミリエンヌ役を演じた女優さん・・“将来のキャメロン・ディアス”を見てるようだった(・ω・)
・ラストでは、恐らくシャネル側も厳しく監修した(?)と思しき“彼女の名を冠した帝国は、現在も揺るがない”なる時幕がババ〜ン! と表示されます(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

ココ「娼婦なら(私じゃなく)あっちよ」
  「退屈だと、老婆になるわ」
  「“ココ”って愛称、ニワトリみたい。最悪ね」
  「愛なんて“おとぎ話”よ」
  「私が憧れるのは、恋じゃなく“セックスそのもの”よ。男なしで出来ればイイのにね」
  「恋する女は、哀れよ」
  「恵まれた子は、バカになるのよ」
  「いつか私たち(姉妹)は、注目の的よ」
  「そんなドレス、(長い)裾で泥をかき上げてるだけよ」
  「帽子をかぶっても、額・鼻・口は見えるようにしないと」
  「くだらない本にも“真実の言葉”が見つかるものよ」
  「あんたなんか、財産がなければ、友達の1人もいないくせに!」
  「まるで銀食器ね」
  「締め付け過ぎて、カラダが折れそう」
  「見て。頭にメレンゲ乗せてるわよ」
  「嫌悪感には敏感なの」
  「“究極の色”って何だと思う? 瞳に映えるのは“黒”だけよ
  「彼(カペル)は少なくとも、私を恥じてないわ」
  「私って“疲れる女”でしょ?」
  「誰とも結婚はしないわ・・あなたとも。
   でも時々・・その決意を忘れるの」
  「妻より愛人の方がマシよ」
  「ここ(コンピエーニュ)じゃ、富と名声は手に入れられないわ。パリでなきゃ」
  「さぁ、車を出して! 一緒に行くわ。見送るのはもうウンザリ!」
  「1人で行くと、後悔するわよ」

※「その(馬の)乗り方はマズいです、マドモアゼル」
ココ「(馬を)蹴ればイイの?」

ココ「ナプキンが汚れてるわ」
執事「あなたのです」
ココ「汚れたのを私に使えと?」
執事「そうです」

※「チビでも、騎手になればイイ女に“乗れる”のさ」

バルザン「君ら(女性)にとって、男ってのは“疲れるけど必要な存在”だろ?」
    「片目で馬に乗るのは重要なテクニックだ・・泥が眼に入った時のためにな」

ココ「男も女も(肌を重ねれば)皮膚は同じよ」
※「どうすれば、その心境に?」
ココ「簡単だわ。部屋の灯りを消すだけ」

カペル「あだ名と言うものは、自分では変えられない・・そして一生付きまとう」
   「シンプルさを好むのは素晴らしい」
   「もう会えないと思ったよ」
   「ここでは、幸せかい?」
   「もし不幸でなければ、読書や旅で学ぶこともなかっただろう
   「僕は、あなたのためにここにいる」
   「君をさらいに戻るよ」
   「僕の故郷(イギリス)は・・雨と緑と灰色の地だよ」
   「彼(バルザン)との結婚は“総てを諦める”ことだ」
   「高慢なる者は・・苦しむ」

バルザン「日本を知っているか? 日本には“ゲイシャ”がいて、何でも奉仕するそうだ」
ココ「つまりは奴隷ね」

ココ「“愛を信じろ”と説教する気?」
バルザン「君は私のタイプじゃない」
ココ「それは何より」

バルザン「買ってやったドレスはどうした?」
ココ「あんなのカーテンよ。部屋に吊るしてあるわ」

バルザン「また男装を?」
ココ「見慣れてるでしょ?」

ココ「あなた、妬いてるの?」
バルザン「・・猛烈にね」

バルザン「なぜ髪を切った?」
ココ「邪魔だから」

エミリエンヌ「その運を逃さないで。あなたは幸運よ」
      「あなたには、才能があるわ」

ココ「恋をしたことある?」
エミリエンヌ「・・幸せにはなれなかったわ」

ココ「恋した時の気持ちは?」
エミリエンヌ「苦しくて、辛くて・・切ない気持ちよ」

ココ「もう少し、ここにいて」
カペル「何のために?」
ココ「・・・」

アドリエンヌ「彼(男爵)の両親は、命のある限り、私には会わないって」
ココ「なら、死ぬのを待てばいい」

※「愛と結婚は無関係だ・・それは“社会的慣習”でしかない」
 「玩具を与えただけのつもりが・・自由を手に入れたか」

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2009年9月18日 (金)

☆『サブウェイ123/激突』☆

15日(火曜)の夜、連夜のコースではあるが(⌒〜⌒ι)仕事帰りに“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に寄り、新作サスペンス『サブウェイ123/激突』を観た。

ニューヨークを舞台としたスタイリッシュな世界観&映像に、デンゼル・ワーシントン(=^_^=)+ジョン・トラボルタの2大俳優が激突! ってことで、いやが上にも期待値が高まってしまうし!(そうか?) 上映時間が2時間を切ってる辺りも魅力的だった。

ニューヨーク地下鉄・運行指令室。ここでは“マエストロ(達人)”と呼ばれる運行指令主任(?)=ウォルター・ガーバー(デンゼル)が電光表示板を睨み、秒単位の車両運行管理業務をこなしていた。

午後1時59分のデジタル表示が午後2時に切り替わる、その“ホンのわずかな”瞬間・・レキシントン線の「ペラム発123号」は4人の屈強な男らに(地下鉄)ジャックされてしまう。

運転士ジェリー・ポラード、女車掌レジーナを筆頭に、乗員&乗客ら18人を乗せた列車はガーバーの指令を無視し、線路上に居座り続ける。
異常に気付き、無線機でポラードに呼びかけるガーバーの声に応えたのは・・自らを“ライダー”と名乗る乗っ取りグループの主犯(トラボルタ)だった!

「今からきっかり1時間後、、つまり午後3時13分までに1千万ドルを用意しろ」と身代金を要求するライダー。もし刻限を過ぎれば「1分毎に乗客1名を殺害する」と。

指令室はニューヨーク市警(NYPD)に通報する一方、別路線の地下鉄で移動中だった市長を捕まえ、1千万ドルを連邦準備銀行から調達する手筈を整える。

注)実は1千万ドルという額は「NY市長の権限で、同銀行から出金可能な限度額」でもあったのだ!

また、ライダーは交渉人とし、カモネッティ警部補(ジョン・タトゥーロ)ではなく、ガーバーを指名するのだった。
「俺の乗っ取った地下鉄にあんたが連絡を入れて来たこと・・これを単なる偶然と思うかい?」とガーバーに“意味深な挑発”を仕掛けて来るライダー。

そんなライダーの要求は、いつしかガーバーの“暗部”をもあぶり出し、事件は全ニューヨーカーの耳目を集めることとなってゆく・・

トニー・スコット監督の最新作でもある本作。如何にもトニスコの好きそな「スピーディー&クールな映像群」こそは楽しめたが・・どうにもキャラ群に対し感じる「吸引力のなさ」により、仕上がりが台無しとなってる気がした(×_×)

具体的に言えば「どのキャラにも感情移入が出来ん」「乗客&犯人側(いずれも)の背後に流れるドラマ性に乏しい」「キャラ群の使い方がイマイチ」「ガーバー夫婦のドラマも、感動的なのかが実に微妙」「妙なスタイリッシュ映像(近距離+断片的+ブレ描写)の連発による、却ってのスピード感の喪失」などか。

バイク隊&武装パトカーが観客の予想もし得ない(⌒〜⌒ι)部分でどエラい目に遭ってしまったり・・(×_×) ←「お疲れ!」と労いの言葉をかける以前に「アホかい!」とツッコんであげたい。

「1時間」とリミットを設けての交渉の世界(=物語世界)なのに、どうにも(早くも前半から)間延びした感が強かった。緊張感が持続しない、と言うか。
私的には女車掌のキャラをもっと巧く活用して欲しかった。例えば『エグゼクティヴ・ディシジョン(1996)』のハル・ベリーのように。

終盤で思いがけず、ライダーの「すぐそば」にまで接近しちゃえるガーバーには「ウソやろ!」とツッコめて仕方なかった。1度ならず、2度までもあんなに“急接近”出来るなんてね、、(少なくとも)あの点だけは脚本家がアマチュア過ぎると思う。

『バンテージ・ポイント(2008)』辺りに影響を受けての演出か(?)、終盤でいきなしカーチェイスをご披露してくれるデンゼルさんにはびっくり! めちゃめちゃに“転がす”のん、巧いやんか!

ってことで、ツッコみポイントを挙げて行くと、ホンマにキリのない感のある本作。

(1974、1998にそれぞれ制作された『サブウェイ・パニック』に続く)3度目の映画化らしいが(←ウィキペディア情報)、元々からこんなポンコツ気味な物語なのか、ソコにだけは興味津々である(・ω・)

〜 こんなことも気になったり 〜

・ルイス・ガスマンの演じるレイモス。39歳との設定だったが、、流石にムリがあるのと違うか?
・乗客を代表する1人に、またもやブレンダン・フレイザー似のしとが!
・1千万ドルは、札にして約100キロの重さらしい!
・日本のォォォォ鐵道車両はァァァァ・・世界一ィィィィ!!
・元・空挺部隊員も大変だネ(×_×)
・ネズミに翻弄される狙撃手くん(×_×) 実に『ミッション:インポッシブル(1996)』ぽい演出でもあるし、、ここは是非ジャン・レノ氏に演じて欲しかった役どころだ(=^_^=)
・舌なめずり(?)するファットなデンゼルが、リアルに暑苦しくて、すこぶるよろしくない。。
・市長の年収は1ドル! なのに何故か、市長のスーツは3千ドル!
・悪ノリついでに、後半でヘリが墜落したらスゴかったと思う(おいっ!)
・あんなタフなノートPCなら、欲しいかも。
・不自然な爆発シーンが盛り込まれなかったことだけは、逆に評価したげたい。
・覚悟を決めなければならぬ状況で、家族に(携帯)電話をかけるガーバー。何だか『少林サッカー(2001)』の“七三分けのおっちゃん”の(同様の)行動を思い出し、苦笑してしまった・・

〜 こんなセリフもありました 〜

ガーバー「・・いつもと違う」
    「確かに告発はされたが・・私は有罪でも何でもない!」

ライダー「それはあんたの問題で、俺の問題じゃない」
    「この状況こそ、俺の砦さ」
    「あんたが気に入った。ひょっとすると、あんたは俺の“最後の友人”かもな?」
    「“プランB”なんてないぜ」
    「ガーバーか? 思ってたより背が高く、ハンサムだな」
    「志願したことで“犯した罪”を償えるとでも思ったか?」
    「・・見直したよ」
    「I don't fucking think so.(そんな訳ねぇだろ!)」
    「I don't care!(そんなの知るか!)」

上司「しくじるなよ」
ガーバー「何なら代わる?」
上司「お前が受けた件だ。最後までやり遂げろ」

ライダー「カネが一番だ、だろ?」
ガーバー「人命では?」

ライダー「死は“神への借金”だ」
ガーバー「生では?」

乗客女「何とかしてよ」
乗客男「俺がタフに見える?」
乗客女「その指環(空挺部隊のもの)を見たからよ」

市長「俺はジュリアーニのように、大統領選に出馬する気などはない」
  「どんなヤツが女を連れてアイスランドに遊びに行けるんだ?」

市長「何故ヘリで運ばん?」
一同「・・・」

ガーバー「丸腰で人質を救出に向かったことは?」
カモネッティ「あるさ」

カモネッティ「ここは“護り甲斐のある街”だ」

警官「命令されてここへ?」
ガーバー「自業自得かも」
警官「人生、そんなもんです」

※「株での儲けは?」
市長「身代金(1千万ドル)など、微々たる額だよ」

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2009年9月16日 (水)

☆ご冥福をお祈りします☆

ミクシィの記事で知ったのだが、俳優のパトリック・スウェイジさんが、リアルにゴース・・いや、お亡くなりになられたとのこと(享年57)。

恐らくスウェイジさんの俳優人生に(良くも悪くも)最大の転機をもたらしたのが『ゴースト/ニューヨークの幻(1990)』であろうことは、万人の認めるトコロだと思うが・・自身、その後に彼が出演していた(とウィキペディアで確認した)のは『ドニー・ダーコ(2001)』ぐらいしかないのだった。
(それも役柄を良く覚えていない、、)

デミ・ムーアさんと共に、恐らく『ゴースト』では“映画史上、最高のカップル(の1組)”を演じはったと記憶している。

未見ながら『ダーティ・ダンシング(1987)』における、お元気な頃の姿を是非拝見してみたいものである。合掌。

併せ、ウィキで今年に亡くなられた方々を拝見していて・・気付いたのが『アルカトラズからの脱出(1979)』の、浜辺で菊(?)の花を握りつぶす冷徹な刑務所長役が印象的だった俳優のパトリック・マクグーハン氏(享年80)。

そして『燃えよドラゴン(1973)』に於いて、かのブルース・リーのテキ役(要塞島のボス=ハン)を好演したシー・キエン氏(享年97と!)。

お2人のご冥福をお祈りしたい。

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2009年9月15日 (火)

☆『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』☆

14日(月曜)の夜。
何だか随分と“やっとかめ(=久しぶり)”な感もあるが、仕事帰りに“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へ向かい、新作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を鑑賞した☆ しかし・・「おハリウッド最新作」かつ「中規模シアター」なのに・・またもや全席自由席だったり(・ω・)

そう言うと、嬉しいことに“キャラメル・ポップコーン”の販売が復活しており、迷わず買い求めた!(夏場は販売してないんかな?) 塩味とかトウモロコシ味が吐くほどキライなワタシでもあり(←なら買うなよ!)、これだけはかなり嬉しい☆
他の(有りがちな)味に比べると、内容量こそちと少ないが、それでも許せる。

1845年。カナダ北西部・ノースウェスト準州。生まれながらに病弱な少年・ジェームズ(≒ジミー)は、とある夜に起こった悲劇を機に、兄・ビクターと共に屋敷を飛び出すのだった。

怒りに我を忘れると、両の拳頭部から白い角質(?)の爪が飛び出すジミー。
一方、兄・ビクターは超人的な跳躍力を持つと共に、爪の先端が伸び、恐るべき凶器となる。

そう・・2人は“異端者”であった。

南北戦争、第1次大戦、第2次大戦、ベトナム戦争・・逃亡の中で逞しく成長した2人・・ジミー(ヒュー・ジャックマン)&ビクター(リーヴ・シュレイバー)は、各地の戦火に次々と身を投じ、沸き起こる「獣のような破壊衝動」を歴戦の中で満たし続ける。

だが精神の高揚する余り、ビクターは上官や自軍をも血祭りに上げ始める。
とうとう軍法会議で処刑(銃殺刑)の決まった彼らだが、常人をはるかに超越する2人は、処刑直後にたちまち復活しちゃうのだった。

そんな中、彼ら兄弟の“異端さ”に理解を示す将校=ウィリアム・ストライカー(少佐)がやって来る。
少佐にスカウトされ、“特別部隊:チームX”に加入したジミー&ビクター。

世界各地で「合衆国の敵」を秘密裏に排除する“チームX”
しかしある時、ナイジェリア・ラゴスでの某作戦行動のさなか、民間人に対する大量殺戮命令に嫌気のさしたジミーは、ビクターの制止を振り切り、独り部隊を去る。

6年後、カナディアン・ロッキーで樹木の伐採作業員とし暮らすジミー。
ケイラと言う女性教師と静かに生きる彼の前に、恐るべき魔の手が・・そしてその背後には、更なる巧妙な陰謀がその黒い影を落とそうとしていた・・

私的には『X-MEN(2000)』シリーズが(実は)あんまし好きじゃなく、特にジミー=ローガン(ウルヴァリン)が主人公である辺りも「大して特長も、リーダー的なカリスマも備わってねぇじゃん!」と思ってた1人なンだが・・正直“あらゆる設定が後付け”っぽくもある本作こそが「今までの4作で最も面白いかも!」と感じてしまった。

これまでの3作と比べ、(シリーズの)看板的なキャラ群が殆ど登場しない訳だが、それはそれで新鮮味があってよろしい! “おかしなヘルメットをかぶっとる磁力爺さん”も出て来ません(=^_^=) 終盤で「あんた、駆け付けるのが遅過ぎるよ!」ってしとが唐突に登場しはったりはするが(・ω・) ←CGぽかったし、、

改めてミュータントの中に「不老長寿型」の存在することを知った。かつて『X-MEN』の中でローガンが若頭的存在(?)の“サイクロップス(スコット・サマーズ)”を「小僧扱い」するセリフがあったが、こんなに年齢差&経験の違いがあるとなりゃ、それも仕方ないかも、と。

“チームX”は、個々の能力(の程度)からすれば「やや弱い」んだが、それを補って余りある「個性」「野郎っぽさ」がムンムンしてて楽しかった(=^_^=) ランク的には「弱ミュータント」って位置付けだろうか?

前半のラヴロマンスが好きで好きで、もっともっとああ言う「エエなぁ〜」と男性諸氏の憧れるノロけた世界観をダラダラ描いて欲しかったんだが・・中盤から「ローガン現れる所、乱あり」ってな風に、作品世界が騒々しく&血なまぐさくなり過ぎてた感があるかな。

(相互リンク先の)itukaさんもブログ記事で書いておられたが「中盤、農場での場面」は、描き方はああするしかなかったにせよ、もっと余韻の残る演出が欲しかったぞ! あのしとたちは本作で一番可哀想だし、一番顧みられていないと感じた。

観終わって、ふと「色んなキャラが増えちゃって、余計に収集つかなくなってるじゃん!」と突っ込めもしたんだが、それはそれで続編(タイトルは、差詰め『ZERO2』辺りか、、)なんかに、それはそれで期待しちゃうワタシなのである(=^_^=)>

突っ込みドコロ満載ではあるも、現時点で最も「アタマ空っぽで観て、夢詰め込める」そんなメジャーな1本であると評したい。

〜 こんなことも 〜

・母親に「お前は何なの?」と言われちゃうジミー君。「いや、そう申されましても・・」
・オープニング、兄弟が名だたる戦場を走り抜けるシーンの映像演出に“戦争絵画の雰囲気”があって印象的だった。
・バイクで戦うジャックマンを眺めて『マンハッタン無宿(1968)』『ガントレット(1977)』のクリント・イーストウッドを“やっぱり”連想した(=^_^=)
・トーチカに単身飛びつき、さっさと壊滅させちゃうビクター兄ィ。戦争のルールを完全無視ですな〜(⌒〜⌒ι)
・ゼロ&ウェイド。この2人の戦闘能力が異常に高くてスゴかった! 飛んで来た弾丸を一刀両断! ってのはまだしも現実味があるが(←ないない)、弾丸を真っ2つに切り飛ばし、それらで左右のテキ2人を同時に倒す・・ってのはスゴい!
・ケイラさんのような「優しくて」「薄幸そうで」「エッチそう」な女性を見つけたら・・男性諸氏は絶対に放してはならぬ!
・(A)カナダで林業(伐採業)をやり、年収18500ドル。(B)オハイオ州スプリングフィールドの遊園地で、電球を使ったトリックで稼ぎ1回3ドル。どっちが狙い目?(・ω・)
・クエクワツー=ウルヴァリン。雑学としてためになるのやら、どうでもエエのやら。。
・アダマンティウム弾を頭に撃ち込まれると記憶が失われるが・・注射針で脳に注入すれば・・記憶は失われない?
・(A)納屋に全裸の一般男性が!⇒通報、場合により射殺(×_×) (B)納屋に全裸のヒュー・ジャックマンが!⇒全国から女性が殺到(=^_^=)
・「48年式パンヘッド」なるバイク。“ヨンパチ”ってな通称があるらしい(ネット情報)。
・スコット・サマーズ君。昔から建物を「うっかり壊す」クセがあったのね、、
・5億ドルあれば、全身の骨格にアダマンティウムを注入して貰えるらしい!(要らんわ!)
・唐突にボクシングやったり、カジノに向かったり、と展開が読めなくて楽し。
・レミー・ルボー(通称:ガンビット)なる若者。絡みが中途半端だが、印象的な人物ではあった! にしても、あのキャラ造型のイメージするトコロはジョニー・デップか? アントニオ・バンデラスなのか? はたまたオーウェン・ウィルソン?(・ω・) ←声色は何となくトム・ハンクスぽかったような、、
・ゼロは何処か加勢大周を連想させてくれた(⌒〜⌒ι)
・ウェイド役のライアン・レイノルズ。実生活ではスカヨハさんの旦那さんですか! ウッディ・アレンに恨まれるだろうなぁ・・?(⌒〜⌒ι)
・考えると・・第2次大戦時代、あのマグニートですら少年だったんやね、、
・あの教師はどんな「裏の生活」をしてたんや? どうにもムリがある(×_×)
・最強の存在は、本作に於いても・・醜かった(×_×)
・エンディングには2度ものカーテンコール(?)が。。最後まで席を立たない方が良いのかも?
・主人公兄弟の両親、老夫婦の息子(ジミーと激しく“体格一致”!)、太ったボクサーの過去、ジミーとケイラの馴れ初め、とかすべてカットされてたし。。3時間ぐらいの“完全版”があるんなら観たいのぅ(=^_^=)
・アダマンティウムは“サイクロップス型ミュータント”の熱線をも防ぐ!
・連想した作品は次の通り。『トータルリコール(←監視役の存在)』『スーパーマン(←老夫婦との関わり)』『スター・ウォーズ(←ジャバ様)』『ナッティ・プロフェッサー(←クランプ教授・・って言うかリック・ベイカー)』『M:i−2(←要塞島)』『ジャンパー(←瞬間移動演出&生意気な仲間)』『ボーン・アイデンティティー(←田舎に現れる狙撃手)』『ボーン・スプレマシー(←恋人の喪失)』『マッド・マックス(←動けない相手を葬る)』

〜 こんなセリフもありました 〜

ジミー「殺すつもりは・・」
ビクター「あったろ?」

ビクター「俺たち兄弟は互いを護らねば。そして、誰にも負けないよう、強くなるんだ」
    「(処刑が)終わったら、起こしてくれ」
    「上官を殺した理由? エラそうなヤツが嫌いでね」
    「前からお前に言っときたかったことがある・・動きが読めるんだよ!」
    「これきりになどならんさ。俺たちは兄弟だからな」

ジミー「あんたの望み通り、獣が生まれたのさ」
   「直感を無視し、自分を見失っていた」

ウェイド「刀は“記憶に残る”武器だ」

※「少しは黙れんか?」
ウェイド「起きてる限りはな」

ブラッドリー「お前なんか怖くないさ。死ぬこともな」
ビクター「何故そう言い切れる? 死んだ経験があるのか?」

ストライカー「驚きだ。全く歳を取ってないな」
ジミー「健全だからさ」

ストライカー「国家のために働こうとは?」
ジミー「あいにくだが、俺はカナダ人でね」

ケイラ「貴方の能力は“神からの贈り物”なのよ」
ジミー「送り主に返したい気分だよ」

ケイラ「女性は“説得する能力”を授かっているのよ」
   「月が孤独なのは・・恋人を失ったからなの」

ビクター「この店、保険をかけてるか?」
店主「いや、かけてない」
ビクター「そりゃ・・気の毒に」

ジミー「何故だ?!」
ビクター「こうでもしなければ、再会出来なかったからな」

ストライカー「お前は酷い苦しみを味わうが・・復讐を果たせるだろう」
ジミー「苦しみには、慣れてる」

ストライカー「ヤツを倒すには、お前の“人間以外の面”の力が必要なのだ」
      「獣となれ!」

トラヴィス「その裸体をこれで覆って隠せ。妻に卒倒されては困るからな」
     「若いの・・“何か良からぬこと”をやろうとしておるな?」

トラヴィス「人には親切にせんとな」
ジミー「親切・・その言葉に慣れてなくて」

トラヴィス「“血を求める者”の末路を?」
ジミー「・・いや」
トラヴィス「血に溺れるのさ。だから“他の道”を行け」

ジョン「何をされた?」
ジミー「訊くな」

ジョン「俺が騒ぎを起こすとでも?」
ジョン「いつもだろ?」

ジミー「飛び降りたら(海面は)痛そうな高さだ・・(俺を)いい気味だと思うか?」
レミー「ざまあみろ、だ」

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2009年9月12日 (土)

☆『ワールド・トレード・センター(2006)』☆

11日(金曜)の夜。
久々に勤務後、時間が許したので「1本、行きますか? 行かれますか?」と閃いた訳だが・・

今夜は“金曜ロードショー”にて地上波初で『ワールド・トレード・センター』が放送されるってことで「早々に帰宅し、色々と家事を済ませた上でじっくり観よう」と考えた。

監督にオリヴァー・ストーン、主演にニコラス・ケイジを迎え、2001年9月11日に起こった「あの日、あの街」の出来事を港湾警察(とその家族)の視点から捉えた(ノンフィクション仕立て)のドラマ。

2001年9月11日(火曜)。ニューヨーク・シティはいつもと変わらぬ朝を迎えた。
港湾警察のウィル・ヒメノは車窓の彼方、摩天楼にひときわ高く屹立する2本の超高層ビル=ワールド・トレード・センター(世界貿易センタービル:WTC)を眺めつつ出勤する。

朝のミーティング。ジョン・マクローリン班長(ニコラス)は「では、互いを守り合い、事故のないように」と声をかけ、いつものように彼らのパトロール勤務が始まった。

直後、彼ら全員は“軽いながらも異常な衝撃”を感じる。

本部に「非常に深刻な事態が発生した」と呼び戻された彼らは、WTCの北棟(ノースタワー/第1タワー)、続いて南棟(サウスタワー/第2タワー)の上層部に、それぞれ小型旅客機が連続衝突した・・なる未確認情報を耳にする。
ビル内に取り残された人々を救出するため、ジョンは部下のウィル、ペズーロ、ロドリゲスらを率いチームを構成、現場(第2タワー)へと急いだのだが・・

ストーン監督作としては『エニィ・ギブン・サンデー(1999)』以来の鑑賞だろうか? 『アレキサンダー(2004)』は内容を全く覚えてないもんで、多分まだ観てないかなぁ・・と(×_×)

何だか・・冒頭に“ここで語られることは、あの日の生存者の話に基づいている”とナレーションの挿入されることからも「かなり関係者・犠牲者(遺族)の各位に配慮されたんやなぁ」と・・“作品世界に没入する”以上に、色々と制作時のスタッフの苦労に気が行ってしまった(・ω・)

どうしても比較されてしまうのは(取り上げた題材も、制作年も同じである)ポール・グリーングラス監督の『ユナイテッド93(2006)』であるが、あちらの作品の方が同様にノンフィクション作ではあるも「我々の知りたかった、あの日のこと」をより巧く(商業作品としても)描けてた感があった☆

開始後、わずか30分程度で、港湾警察チームはタワー崩壊により、大量の瓦礫と共に地下に生き埋めとなってしまう。この展開だけは確かに衝撃的なんだが、そこから以降の流れがどうしても(当事者らに関しては)「静」「追憶」の演出に一貫してしまい、そこが残念だった。

願わくば、もっと詩的な描写にせよ、ニューヨークの風景を沢山映し、より一層の臨場感を観る者に与えて欲しかったと思う。

主演はいちおうニコラス・ケイジなんだが、近作『ノウイング』以上に活躍が出来ておらず「彼じゃなくても良かったんでは?」と正直思ったものだ。
明るいシーンでは帽子やヘルメットを常に被っおり“何かを見せぬようにしている”とも感じたし(⌒〜⌒ι)

ジョン&ウィルの家族が、中盤から(彼ら自身に代わる)「動」の存在とし、描かれる比率を高めてゆくんだが、それにしては「何かが薄かったなぁ」と。

確かにポイントを絞って描きたいことはあったろうし、それはそれで奏功してたんだろうけど・・我々の観たかった「WTCのドラマ」「ストーン監督の作品」は果たしてコレで良かったんやろか? と心の何処かに“すんなり納得出来ないモノ”が続いている(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

A「セスナ機か? どこのバカが突っ込んだんだ?」
B「いや、あれは小型機じゃない」

※「サウスタワーもやられたって?」
 「ビル内には5、6万人いるぞ?」
 「ペンタゴン(国防総省)もやられたって?」
 「今日で世界は終わりなんじゃねぇか?」
 「この国は、戦争に突入したんだ・・ 本土が攻撃されたこの日に」
 「神様が煙のカーテンを引いたのかもな・・まともに(この惨状を)見たら、耐えられないだろうって」

警官「“長い1日”になりそうだな」

キャスター「マンハッタンは地獄と化しています」

A「ここにあったビルは?」
B「なくなったんだよ、全部な」

女性「あのビルがぺしゃんこに潰れるなんて・・私、息子に怒鳴っちゃったの・・
   最後に・・怒鳴っちゃった・・今はあの子を抱きしめたい」

ジョン「こんな大規模な災害は・・流石に想定外です」
   「警棒と帽子は置いて行く、この状況では役に立たんからな」
   「エレベータシャフトがビル内で一番頑丈だ」
   「眠るな! 脳を働かせろ」
   「こんな状況でお喋りなんか出来るか〜! 痛ぇ〜!」 ←ニコちゃん、、
   「“これっ切り”になったら、次はもっといい場所で会おう」
   「早く戻って、キッチンの戸棚を仕上げなきゃ」
   「俺は・・いい女房を貰ったと思っている」
   「君が生きろと・・言ってくれたんだ」 ←妻のドナに

ジョン「ウィル、ここは何処だ?」
ウィル「地獄です・・生き地獄」

ジョン「俺はちゃんと君を愛せてたか? 君を大事に出来てただろうか?」
ドナ「起き上がって・・貴方には出来る筈よ」

※「これから兵士が必要になる・・報復の為に。見てろ」

追記1:劇中で唯一「拳銃」の発砲されたシーン。衝撃的なハズなのに、余り響いて来なかった。。
追記2:TV報道の中から、途切れ途切れに「ユナイテッド航空93便」「シャンクスビル」などのセリフが聞こえて来た。

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☆“救命救急の現場”に圧倒された☆

プチ旅行(高知方面)、釣行(京都・舞鶴方面)、出張(香川県内)、夏バテ、ダラけ・・と様々な事情により、しばらく更新出来ないでいる・・(×_×)

加えて、劇場にも行けてない・・来週こそは、何とか(生活の)リズムを取り戻さにゃ!

色々と、日々(私的かつ小規模な)ショックが頻発しており、しょげてしまったり、気持ちが折っぺしょれてしもたり(木城ゆきと?)、落ち込んだりもしたけど、私は元気だったり(糸井重里?)、もしてしまう。

例えば、ごくごく最近であれば・・遂に意を決し“iPod touch 32GB”を購入(←あまずぅんでのクリック行為)したら・・自宅にブツが到着した“まさにその翌日”林檎商店(Apple Store)のサイトにて

・32GBモデル の値下げ
・64GBモデル の新たなるリリース

がド〜ンと発表されてたりし、やはりワタシの気持ちの落ち込みは隠しようもなかった(×_×)

ま、一刻も早くゲットしたかったので「2〜4週間と言う時間を買った」と前向きに考えることとした(・ω・) ※新型のtouch(32GB、64GB)を商店で購入した場合、出荷予定がその辺りとなってしまうようだ。

今回は劇場へ脚を運んだハナシじゃなく、香川県内の某市へ1泊出張した夜、ホテルの部屋で(酔っ払って戻り、エエ気分のままに)何気なく点けたテレビで流れてた、某国営放送(=^_^=)の硬派番組『プロフェッショナル/仕事の流儀』についてである。
今回は「ファイル125」ってことで、改めて「良く続いてるんやなぁ」と少しばかり感心した(2006の開始だそうだ)。

この放送日(9月8日)に登場したプロは“救急医”の松本氏。「空翔る医師=ドクターヘリ」とし、救命救急の最前線(日本医大千葉北総病院)で頑張っておられる方だ(年間600件の出動)。

私的には“ドクターヘリ”と言う言葉自体に(その響き以外には)知識がなく、てっきり「自らヘリを操縦しつつやって来るお医者さん」なのかな、などと勘違いしていた。 ←乗せられた患者は機内で放ったらかしかよ!

この方は(恐らく)経験から、直感的に「相手に考えさせない、不安を与えない」ことを第一に考えておられるように感じた。

処置に当たっては、究極に短い言葉 「知恵絞れんか? 死ぬぞ、患者」 を医療スタッフに
患者に対しても、最大限に安堵を与える言葉 「心配ないよ、頑張ろう」 を

しっかりと投げかけるのだ。

ワタシ自身、さして確証や自信のない場合でも、話す相手に「大丈夫!」とつい言ってしまうケースがあるんだが、この松本氏の場合「明らかに重篤な状況」「言葉を偽わって励ますしか、打つ手のない状況」もあろう訳で(←当然、そういうケースは“番組の趣旨上”放送される筈もないが、、)
そんなことをグルグル考える内に、酔いも手伝ってか、妙にウルウルと来てしまった。

何にしても、担当する医師に「心配ないよ」と言って頂けることは、患者にとって、この上ない励ましの言葉だと思う。

また「修羅場でこそ、自分が“冷静さを装わないと”周囲の医療スタッフまでもが冷静さを欠いてしまう」と言う言葉にも「うーん・・」と唸らされた。

ワタシ自身「緊迫感の走る状況になれば、スタッフが慌て始めるのもしょうがない」「冷静なヤツは、その状況を他人事と捉えてるんじゃないのか」などと(悪く)考えてしまうこともあるので、そこは勉強させて貰った気がする。(尤も、ワタシの職場で「対応したお客さんが即、死に繋がるケース」は殆どないと思われるが、、)

他に、ベテラン医療者であれば、あっちもこっちも(可能な限り)処置した上で次に預けたいと思うものだが、松本氏は
「深追い(の治療)はしない。引き際が大事」とも言っておられた。

致命傷のみの処置に当たり、他は次(のスタッフ)に引き渡す。これは「現在の状況」「将来の状況」を瞬時かつ的確に見据え、判断出来ない限り、なかなか難しいことだろう。

前に見た邦画『ディア・ドクター』でも、患者の外傷性気胸(呼吸が出来なくなる)を応急処置(←胸腔穿刺)し、骨折などは後回しにする・・みたいなとっさの判断で(治療の)優先順位をつけてたっけ。

松本氏の考える「プロ」のキーワードは、
『リーダーシップ』『仲間との和』『新しいことへの挑戦』だと言う。

酔っ払って、寝転がって(ホテルのベッドで)観始めたつもりが・・いつの間にかベッドの上で正座状態になってることに気付いたワタシだった(=^_^=)

〜 ほか、松本医師語録(?) 〜

「即座に判断し、それを反すうする。常に“2手先”まで考える」
「容体が急変したら、検査の余裕などない」
「専門家にならなければ、救えない」
「次に繋がらないから、下は向かない」
「“もう1回”はない」
「“全部が全部、どうしようもない”と考えてしまっては、医療の進歩はない」
「奇跡抜きで(患者を)助けることは出来る筈」
「(患部を)開けなきゃ、ダメだ!」 ←スタッフに
「もたないんじゃない? 何とかならんか?」 ←スタッフに

追記1:処置シーンで内臓&血液をモロに映してたのが、ある意味衝撃的だった! 出血箇所を調べるため、各種(?)臓器を引きずり出し、ひっくり返してチェックしてたが、あとでちゃんと(元通りに)納められるんやろか(・ω・) (←松本氏は「変形した状態で(臓器に)癒着が起こらなければ、全く問題はない」と力強く仰っていた)
追記2:今回は全く脚光が当てられてなかったが、松本氏のパートナーであるヘリパイロットの頑張りも、無論スゴい訳で・・ いつか『ドクターヘリ・・のヘリパイロット』を特集したげて欲しい(⌒〜⌒ι)

参考サイト(共に「無断リンク」で失礼します)

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090908/index.html (放送概要)

http://hokuso-h.nms.ac.jp/guide/helicopter.php (ドクターヘリ事業)

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