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2009年9月23日 (水)

☆『おくりびと(2008)』☆

21日(月曜)の夜。
この(先週末からの)5日間には(世間的にはシルバー・ウィークと言うそうだが、何か違和感が拭えぬ、、)暦通り休みが頂けることとなり、色々と遊びに(気分転換のドライヴなどに)出かける良い機ではあったものの・・最終日となり振り返ってみると、実にダラけた体たらくとなってしまった(×_×)

・土曜:午前中に帰阪。午後に大阪へ電車で出かけ、夜は神戸で飲み会(⇒午前様コース)
・日曜:岸和田へ電車で出かけ“地車(だんじり)祭”を見物
・月曜:昼過ぎまで寝だめ、ダラダラ過ごす。夜は家人と食事に行く
・火曜:早朝出発で山陰方面にドライヴ旅行に行くつもりが、雨模様らしく中止(=延期)に。結局ダラダラ過ごす。「コレではあかん!人間がダメになる!(←既になってる、とも思われるが)」と思い、夜に帰松することに決める

劇場にも行けてないじゃん! ってことで、今日行こうかなと考えてる。
急な出費が多過ぎ、もそっと自粛すべき状況かも知れないが、、

そんな中“JNN(ジャパン・ニュース・ネットワーク)結成50周年記念”で早くも“地上波初放送”された『おくりびと』を実家で観た。「ノーカット完全版」とか謳いつつ「CMカット」してるのがちょっと気に掛かるが、まぁこんなに早くお茶の間(←準死語?)に届けてくれること自体を素直に感謝するべきなのかも(・ω・)

“何とも覚束ない毎日を生きて来た”主人公・小林大悟(本木雅弘)が、突然の失職をきっかけに故郷=山形に妻・美香(広末涼子)と共に戻る。

そこで運命的に(?)出会った「納棺師」なる仕事に、佐々木社長(山崎努)とのタッグで奔走する大悟。
「これが天職か?」と次第に感じ始めるも、周囲からの風当たりはなかなかに強く。

そんな中、次第に大悟に近しい人々が亡くなってゆき、彼は自らの“おくりびと”としてのプロ意識を試されることとなる・・

流石に(公開当時)劇場で1度観てるので、展開に対する驚き&新鮮さ、ちぅのはなかったが「丁寧に撮ってるな」「脚本が走って(滑って)ないな」ってことに感心させられた。
もっとノーテンキ/ナンセンスに描く手段(演出)も、幾らでもあったろうが・・ギャグらしいギャグは軽い範囲に抑えている。

横で観てた家人が「広※さんがどうもねぇ」と言ってたが、あの立ち位置(価値観)の人物像を確立させるために、ちょうど良かったんではないかな、と思う。例えば壇※いさんを起用したりすると、トーンが狙い以上に重くなったり、“妻の心境の変化(の度合い)”が薄くなってしまったりする危険が伴うかも、と。
って訳で、※末さん起用は一見「ミスキャスト気味」にも思えるが、なかなかに微妙な「マッチぶり」ではあるまいか、と感じた。

〜 ほか、こんなことも 〜

・主人公以外の楽団員は「解散」を既に知ってた? みんな余りに「異議なし」過ぎ(・ω・)
・指で「1、、8、、」と妻に柔らかく(=^_^=)チェロの購入額を伝える大悟。クルマを黙って買った時も応用出来るテクかも(=^_^=) 妻「180万?」夫「いや・・」
・“安らかな旅立ちのお手伝い”をする「NK(納棺)エージェント」。因みに、本作の英題は“Departures(旅立ち)”と言うそうだ。
・CM込みで2時間半ほどの放送時間だったが、今回は(観て知ってるが故か)展開を早く感じた、、(・ω・)
・大悟「机の中、勝手に見たんだ」 美香「そんな問題じゃないでしょ?」ってやり取りにはやはり抵抗が、、 まぁ、最初に“大きな隠し事”をしてたのは大悟だったんだが・・
・「フランスパンの切り口に刺し身を載せて喰う」・・美味いかも!(微妙か?)
・山田辰夫さん(5分の遅刻に怒ってたご主人役)、杉本“ビリケン”哲太(「鶴乃湯」経営者の息子・山下役)の演技がやはり素晴らしい! 人目がなかったら、今回もワァワァ泣いてたと思う(ウルウルはしてしまった、、)。
・「鶴乃湯」のシーン(後半)では、大悟の存在のだいぶ後退してた感が(杉本&笹野高史さん(平田役)が瞬間的に場を支配してたか、と)
・佐々木社長&上村さん(余貴美子)との「その後」のエピソードも、ちょろっとは欲しかったかも。
・佐々木社長の「死ねないんなら喰うしかない」「喰うと美味いんだ」のセリフから「妻の死に際し、後を追おうとも考えたが、死ねずにこうして生きてる」「生きてみたら・・人生は面白く、素晴らしいんだよな」と語ってるように受け止めた。
・「母ちゃん、ごめんな!」のセリフはロビン・ウィリアムズの「君は悪くない」のように、これからもワタシの涙腺を刺激し続けて行くような気がする(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

大悟“丁寧に、厳かに、冷たくなった人間を蘇らせ、永遠の美を授ける。
   それは冷静であり、正確であり、そして何よりも優しい愛情に満ちている”
  「人の運命って面白いですよね・・何処でどうなるか、分かんない」
  「死、そのものが普通なんだよ!」

佐々木「ああ、君か・・電話より明るいね」
   「まぁ、これも何かの縁だ」
   「最初にしてはな・・ちょっと刺激が強過ぎた」
   「これ(=白子)だってさ、これだってご遺体だ」
   「死ぬ気になれなきゃ、喰うしかない」
   「美味いんだなぁ、困ったことに」
   「おい・・好きなの持ってけ。・・大丈夫!」

美香「大丈夫? ・・どした?」 ←思い返せばこの夜の・・(以下自粛)

上村「いつも直感で動くのよ、あの人」 ←オレもー!(=^_^=)

大悟「偶然ですか? ここを通りかかったのは?」
佐々木「運命だ」

※「一生あの人みてぇな仕事して、償うか?」 ←といきなり申されましても、、

平田「死(す)は終わりではなぐて、死をくぐり抜けて次へ向かう・・まさに“門”です」

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コメント

こんばんは。

>家人が「広※さんがどうもねぇ」と

今回あらためて再鑑賞してみて、私もご家族のご意見に一票!の思いでした。
しかしこうして貴レヴューを拝見いたしますと、「なるほど」とも思っております。(・・・どっちやねんな、優柔不断な私。)

しかし代替案としてすっと「壇※いさん」が出てくるあたり、さすがはTiM3さんでいらっしゃいますね。

投稿: ぺろんぱ | 2009年9月24日 (木) 20時00分

ぺろんぱさん、ばんはです。

連休を経て、またぶとってしまった感が、、(×_×)

でも実は・・ブタって清潔なんですよね、フゴ、フゴ ←唐突に『レオン』ネタかい!

>今回あらためて再鑑賞してみて、私もご家族のご意見に一票!の思いでした。
>しかしこうして貴レヴューを拝見いたしますと、「なるほど」とも思っております。(・・・どっちやねんな、優柔不断な私。)

歳を経るにつれ、違和感が拭えなくなるように感じますね、広※さんの舌足らずなセリフ回しは、、

>しかし代替案としてすっと「壇※いさん」が出てくるあたり、

壇さんが旦那さんに映画監督を選んだりしはると、常に
「金熊を待ってる〜!」とかプレッシャーかけられて大変そうですね(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2009年9月24日 (木) 22時50分

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