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2009年9月12日 (土)

☆『ワールド・トレード・センター(2006)』☆

11日(金曜)の夜。
久々に勤務後、時間が許したので「1本、行きますか? 行かれますか?」と閃いた訳だが・・

今夜は“金曜ロードショー”にて地上波初で『ワールド・トレード・センター』が放送されるってことで「早々に帰宅し、色々と家事を済ませた上でじっくり観よう」と考えた。

監督にオリヴァー・ストーン、主演にニコラス・ケイジを迎え、2001年9月11日に起こった「あの日、あの街」の出来事を港湾警察(とその家族)の視点から捉えた(ノンフィクション仕立て)のドラマ。

2001年9月11日(火曜)。ニューヨーク・シティはいつもと変わらぬ朝を迎えた。
港湾警察のウィル・ヒメノは車窓の彼方、摩天楼にひときわ高く屹立する2本の超高層ビル=ワールド・トレード・センター(世界貿易センタービル:WTC)を眺めつつ出勤する。

朝のミーティング。ジョン・マクローリン班長(ニコラス)は「では、互いを守り合い、事故のないように」と声をかけ、いつものように彼らのパトロール勤務が始まった。

直後、彼ら全員は“軽いながらも異常な衝撃”を感じる。

本部に「非常に深刻な事態が発生した」と呼び戻された彼らは、WTCの北棟(ノースタワー/第1タワー)、続いて南棟(サウスタワー/第2タワー)の上層部に、それぞれ小型旅客機が連続衝突した・・なる未確認情報を耳にする。
ビル内に取り残された人々を救出するため、ジョンは部下のウィル、ペズーロ、ロドリゲスらを率いチームを構成、現場(第2タワー)へと急いだのだが・・

ストーン監督作としては『エニィ・ギブン・サンデー(1999)』以来の鑑賞だろうか? 『アレキサンダー(2004)』は内容を全く覚えてないもんで、多分まだ観てないかなぁ・・と(×_×)

何だか・・冒頭に“ここで語られることは、あの日の生存者の話に基づいている”とナレーションの挿入されることからも「かなり関係者・犠牲者(遺族)の各位に配慮されたんやなぁ」と・・“作品世界に没入する”以上に、色々と制作時のスタッフの苦労に気が行ってしまった(・ω・)

どうしても比較されてしまうのは(取り上げた題材も、制作年も同じである)ポール・グリーングラス監督の『ユナイテッド93(2006)』であるが、あちらの作品の方が同様にノンフィクション作ではあるも「我々の知りたかった、あの日のこと」をより巧く(商業作品としても)描けてた感があった☆

開始後、わずか30分程度で、港湾警察チームはタワー崩壊により、大量の瓦礫と共に地下に生き埋めとなってしまう。この展開だけは確かに衝撃的なんだが、そこから以降の流れがどうしても(当事者らに関しては)「静」「追憶」の演出に一貫してしまい、そこが残念だった。

願わくば、もっと詩的な描写にせよ、ニューヨークの風景を沢山映し、より一層の臨場感を観る者に与えて欲しかったと思う。

主演はいちおうニコラス・ケイジなんだが、近作『ノウイング』以上に活躍が出来ておらず「彼じゃなくても良かったんでは?」と正直思ったものだ。
明るいシーンでは帽子やヘルメットを常に被っおり“何かを見せぬようにしている”とも感じたし(⌒〜⌒ι)

ジョン&ウィルの家族が、中盤から(彼ら自身に代わる)「動」の存在とし、描かれる比率を高めてゆくんだが、それにしては「何かが薄かったなぁ」と。

確かにポイントを絞って描きたいことはあったろうし、それはそれで奏功してたんだろうけど・・我々の観たかった「WTCのドラマ」「ストーン監督の作品」は果たしてコレで良かったんやろか? と心の何処かに“すんなり納得出来ないモノ”が続いている(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

A「セスナ機か? どこのバカが突っ込んだんだ?」
B「いや、あれは小型機じゃない」

※「サウスタワーもやられたって?」
 「ビル内には5、6万人いるぞ?」
 「ペンタゴン(国防総省)もやられたって?」
 「今日で世界は終わりなんじゃねぇか?」
 「この国は、戦争に突入したんだ・・ 本土が攻撃されたこの日に」
 「神様が煙のカーテンを引いたのかもな・・まともに(この惨状を)見たら、耐えられないだろうって」

警官「“長い1日”になりそうだな」

キャスター「マンハッタンは地獄と化しています」

A「ここにあったビルは?」
B「なくなったんだよ、全部な」

女性「あのビルがぺしゃんこに潰れるなんて・・私、息子に怒鳴っちゃったの・・
   最後に・・怒鳴っちゃった・・今はあの子を抱きしめたい」

ジョン「こんな大規模な災害は・・流石に想定外です」
   「警棒と帽子は置いて行く、この状況では役に立たんからな」
   「エレベータシャフトがビル内で一番頑丈だ」
   「眠るな! 脳を働かせろ」
   「こんな状況でお喋りなんか出来るか〜! 痛ぇ〜!」 ←ニコちゃん、、
   「“これっ切り”になったら、次はもっといい場所で会おう」
   「早く戻って、キッチンの戸棚を仕上げなきゃ」
   「俺は・・いい女房を貰ったと思っている」
   「君が生きろと・・言ってくれたんだ」 ←妻のドナに

ジョン「ウィル、ここは何処だ?」
ウィル「地獄です・・生き地獄」

ジョン「俺はちゃんと君を愛せてたか? 君を大事に出来てただろうか?」
ドナ「起き上がって・・貴方には出来る筈よ」

※「これから兵士が必要になる・・報復の為に。見てろ」

追記1:劇中で唯一「拳銃」の発砲されたシーン。衝撃的なハズなのに、余り響いて来なかった。。
追記2:TV報道の中から、途切れ途切れに「ユナイテッド航空93便」「シャンクスビル」などのセリフが聞こえて来た。

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コメント

こんばんは。

本作は、予告編の出来の良さに本編が付いて来なかったという印象です。
タワー倒壊まででしたね^^;

でも、ヒメノがカーンズ軍曹に見つけられるシーンには
ウル!っと来てしまいました。

投稿: ituka | 2009年9月14日 (月) 18時59分

itukaさん、ばんはです。

構成がマズかったのか、監督のパワーが落ちてたのか、
何もかもが巧くハマってなかった気がします。

新人監督なら、それでも及第点上げられるんだけど・・(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2009年9月14日 (月) 21時47分

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