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2009年8月25日 (火)

☆『ぼくとママの黄色い自転車』☆

24日(月曜)。週始めながら、何だか電話対応多過ぎて疲れつちまつたので(何せオフでは殆ど他人と会話しないもんで(=^_^=))「気分転換じゃ〜!」ってことで“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと繰り出し・・正直、余り興味はなかったが、ファミリー系の新作『ぼくとママの黄色い自転車』を観て来た☆ 『ぼくとママと黄色い異常者』ではないので悪しからず!(←ってかそれだと『シン・シティ(2005)』でしょ!)

神奈川県横浜市の郊外(港北区篠原町)。
お気に入りの黄色い自転車を乗り回す少年=沖田大志(武井証)は、設計事務所を営む父=一志(阿部サダヲ)と2人暮らし。大志には琴美(鈴木京香)と言うべっぴんなママがいるが、彼女は(大志の)物心ついた頃から“パリのファションスクール”へ長期留学しており、たまに送って来るエアメール&写真で近況のやり取りをするだけだった。

そんなある日、大志は偶然にママが若い頃に海外旅行をした時のアルバムを発見する。その中でパリの写真が1枚剥がされており、どうやら最近ママの送って来た「凱旋門をバックに撮ったポートレート」と一致するらしいことに気付く。

「・・ママはパリにいない?」

一方、差出人住所すら書かれていない、山岡静子なる人物からの(父宛の)手紙を見つけた大志。消印が「北浦郵便局」であることから、ママのホントにいる街が「秋田県、茨城県、宮崎県、香川県(小豆島)」のいずれかの管内であること、静子が父に送った“ママが撮影した写真”に「二十四の瞳・平和の群像」の写り込んでたことから、

「ママは小豆島にいる?」と突き止める。

キャンプに出かける、と(父に)ウソをついて小豆島へ向かう大志。しかし(横浜から)岡山港までは遠過ぎる・・
駅員に(改札で)妨害され、新幹線にも乗れない彼の取った“秘策”とは? そして彼は、ママに会うことが出来るのだろうか?

うーん、サクッと軽いファミリー作品ではあったか(・ω・) 主演の武井くんが自転車で走り回ったり、大雨に打たれたり・・と頑張ってはくれてるんだが、イマイチ吸引力に欠けてたよーな・・ま、製作陣もその辺りの「弱さ」を自覚してるようで、武井くん(の存在感&演技)に観客が集中し過ぎぬよう、適切に“(彼に絡む)旅先キャラ”を(前面気味に)配してくれてた。

余り予備知識のないままに観て良かったのは、ピンポイントで登場する豪華俳優陣や、終盤の展開など。

てっきり「ママがとうにアレしてる」と予想してたワタシは、ああ言う展開&演出となった点にちと意表を憑かれた感。
瞬間的に作品世界がドンヨリもしちゃう訳だが、それはそれで大志くんの「人生の糧」とはなったようである。

鈴木京香さん・・『重力ピエロ』同様「主要キャラの記憶の中でこそ光る」ってな“独特な役回り”を好演されてたが、まぁ個性的な演技ではあったとは評したい。

それにしても・・台風9号の荒れ狂う岡山の港で、とあるジイさまが登場するんだが・・このジイさまと大志くんの絡むシーンで何故だかポロッと泣かされてしまった。初登場シーンこそ、どっかわざとらしい(=^_^=)このベテラン男優さんだが、結構“美味しい立ち位置”だったし「やるじゃない!」と、こちらも好評しときたい。

大志くんの愛犬=アンが、割とキーキャラぽいハズなんだが・・あんまし光ってなかったような、、きっと食事場面とか(リアルな飼育シーン)がなかったからだろう。でも、(自転車の)前カゴに行儀良く入ってる姿は可愛かった☆

前半の(妙に親切な)ヤンキー姉ちゃん=陽子さん、中盤のコテコテ母娘in西明石(浩子&由美)、“自転車に書かれた住所の不自然さ”までを看破しつつも“詰め”の甘かった巡査(=^_^=)など、他にも個性的な人々がいた。

ただ、大志が雨中でヒッチハイクするシーン。計2台のクルマが「ドライバーの姿さえ描かれず」「いとも簡単に(彼を)乗せて」走る演出にだけは「はしょってんじゃん!」と突っ込んてしまった。
ある意味、あそこは「警官シーン」「駅員シーン」を多少カットしてでも(ある程度)しっかり描いとくべきやんか、と私的には思うんだが・・(・ω・)

〜 こんな辺りもチェック! 〜

♦朝食の一幕。食パンに醤油かけて食べてる阿部サダヲ! NGシーンが連発したなら辛かったかも?
♦「岡山運送」のトラック。確かに「品川ナンバー」やし(=^_^=)
♦お客の荷物(?)を積んだまま、あないに遅配(?)しちゃうと・・それだけで倒産に数歩近付く気がする(×_×)
♦劇中に登場する「明石焼・そば焼・玉子焼の“ふなまち”」は明石に実在する有名店らしい!
♦大志が電話を架け、一志が電話を受けるシーン。カットバックな表現が『羊たちの沈黙(1991)』ぽさげだった(=^_^=) ←そこまで大げさかい!
♦自転車の背後を「1両編成の列車」が走るのどかなシーン。シチュエーションは明石〜岡山間なンだが・・実際のロケ地は静岡県らしい。。
♦「北浦郵便局」の窓口の子、可愛さが何とも似つかわしかった(・ω・)
♦(野笹川の)濁流に飲み込まれた自転車少年・・その顛末がヒジョーに気になるんですが・・
♦「ママのセリフ」が大志くんにばかり向けられてた気が・・。パパも(大志くん以上に)寂しくて辛いんスけどぉ・・
♦エンディング曲『抱きしめて』・・ってあんたが歌うんかい! 山は死ぬんかい! ま、ちょと覚悟はしておくんかい!
♦本作、メイキング映像はきっと面白いと思う! 鈴木京香さんのコメンタリーが是非聞きたい!

〜 こんなセリフもありました 〜

大志「大好きだから、ウソをつくことだってあるんだ!」
  「ぼくがママに会いに行くのと同じ位“大事なこと”だから」
  「きっと会えるよ。こんなに近付けたんだもん」

琴美「こうしてる今も、どんどん進んでる・・」
  「歩いても歩いても・・※が見つからなくて」
  「このままじゃ、もっと傷つけてしまう」

一志「僕が琴美を守る!」
琴美「でも私は、大志を守れない」

※「ぼく、カラダは小さいけれど、勇気は大きいんだ」

由美「今日はここまでにしといたろ」
  「手紙やったら、なんぼでもキレイごと書けるわ」
  「大人なんか、みんなウソつきや!」
  「手紙って・・会いたい人にしか、書けへんもんな」

大志「乗せて下さい」
運転手「ああ、イイよ」 ←2つ返事かい!

正太郎「それは、出来ません。“男と男の約束”じゃけん」
   「有難な。長生きはしてみるもんじゃ」
   「小豆島で何があっても、強ぇまんまのお前ぇでいろ。そして・・
    お父さんのこと、悪く思わんでくれ」

琴美“生まれてくれて、有難う”
大志「ぼくのママでいてくれて、有難う」

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コメント

こんばんは。

かなり昔、テレビドラマか何かで
貧乏な家族のお父さんが長女の古く錆付いた自転車を
ピンクのペンキで全塗装して家族から大ヒンシュクを買ってる場面を思い出しました。

本作は、コテコテのドタバタコメディだと思ってたのですが違うんですね^^;

阿部サダヲのキャラのせいかな~
次回作の『泣くもんか!』と本作がカブってました^^;

投稿: ituka | 2009年8月25日 (火) 19時52分

itukaさん、どもです!

酔っぱらいが、やっと起きました(=^_^=)

>かなり昔、テレビドラマか何かで
>貧乏な家族のお父さんが長女の古く錆付いた自転車を
>ピンクのペンキで全塗装して家族から大ヒンシュクを買ってる場面を思い出しました。

何かベタだけど、イイですね(=^_^=)
ホンマに大変なのは、お父さんじゃなく、裏方さんだったでしょうね(=^_^=)

>本作は、コテコテのドタバタコメディだと思ってたのですが違うんですね^^;

笑えませんねぇ、、

>阿部サダヲのキャラのせいかな~

あ、でも阿部サダヲが走る(駆け付ける)シーンでは、ちょっと『舞妓Haaaan!!!』の鬼塚っぽい動きが入ってて苦笑出来ますね。

>次回作の『泣くもんか!』と本作がカブってました^^;

クドカン(宮藤官九郎)と再度タッグを組むんですねー。
ムチャクチャやって欲しいなぁー(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2009年8月27日 (木) 07時12分

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