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2009年8月 2日 (日)

☆“鑑賞メモ”などをまとめてみたり(その2)☆

♦『機動戦士ガンダム/逆襲のシャア(1988)』

31日(金曜)の夜、衛星第2で企画された“BS熱中夜話・ガンダムナイト”特集の一環、“宇宙世紀大全・第5夜”の冒頭を飾る作品(=記録映像(=^_^=))とし放送された『機動戦士ガンダム/逆襲のシャア』を観た。今までに(幾つか)観て来た劇場版のガンダム作品の中では「映像の美麗さ」や「モビルスーツ(←この世界における人型戦闘兵器)戦での描写」の素晴らしさにより、最も好きな1本である。

わずか2時間足らずの物語の中で、戦争が勃発⇒集結に向かう一方、過不足ないキャラたちがそれぞれの感情・運命に翻弄されてゆく・・

ガンダム世界を代表する2人のエース・パイロット=アムロ・レイ(声:古谷徹)、シャア・アズナブル(声:池田秀一)の戦いが描かれる「最後の映像作品」とも思われ『機動戦士ガンダム(1979)』『機動戦士Z(ゼータ)ガンダム(1985)』、、と彼らの戦いの流れを知る者としては「やっぱり現役復帰かい!」「やっぱりコロニー、落とすんかい!」とその「しぶとさ」「大人ゆえの狡猾さ」が(観てる自身も中年なもんで)何となく悲哀を伴って実感出来たりもする(⌒~⌒ι)

とにかく中盤以降の「戦死」を描いた演出のリアルさに驚かされる。機体の爆発が遠くから描写され、それで「終わり」なのだ。(TV版の)アニメ作品だと「死ぬ前に、何かひと言」みたいな丁寧さがあったりもするんだが、そんなものもない。
いや、実際“戦場での死”とはそんなものなんだろう・・

自らの関わる、数々の女性の運命を狂わせ続けて来た(=^_^=)シャアであるが、本作でもララァ・スン(声:潘恵子)、ナナイ・ミゲル(声:榊原良子)、クェス・パラヤ(声:川村万梨阿)の3人の女性キャラに取り囲まれ、切羽詰まった感じとなっていた。
大人の眼で観たら「(日常では)女性関係にこそ、一番煩わされてたのとちゃうやろか?」と感じられたりも。。

劇中でのシャアの(アムロに対する)セリフに、
「私はお前と違って、パイロットだけをやっている訳にはいかん!」ってのがあるが、これは「軍人や政治家としての苦労」を言いたかったんじゃなく、単に「3人の女性に囲まれ、大変なんスから」的な、もっと低~い視点(=^_^=)での愚痴に過ぎなかったのかも知れない(知らんがな!)。

一方のアムロはと言えば、ホンマにパイロットだけをやってた印象。過去の恋人=ベルトーチカ・イルマの記憶を引きずってる訳でもなく、今カノ(?)=チェーン・アギに対しても、肉欲的なギラギラ感(⌒~⌒ι)などは殆どほとばしらせていなかった。

最も悲しい女性キャラはやはりナナイであると確信。シャアとクェスの関係にやきもきするのは“表面的なもの”に過ぎず、シャアの中に今も生き続ける“ララァの存在”には、気付いてもいなかった(?)ように思えた。

『Zガンダム』を担当された三枝成彰氏によるスコアも素晴らしい。私的に気に入ってるのは“アコーデオン演奏によるテーマ曲(歌詞付き)”と“エンディングテーマ”である。ラストで地球上の(静かな)様子が映し出されるが、ある意味『インデペンデンス・デイ(1996)』のラストより、しんみりもしてて気に入っている(=^_^=)

当初観た時には「駆け足さ」「物足りなさ」が大きかったが、今にして観れば「本作は大人(の観客)に向けた、男女関係が軸のドラマなんや」ってことがハッキリ分かり、それ故に評価も甘くなってしまうトコロである(・ω・)


♦『ビッグ(1988)』

26日(日曜)の夜(←土曜の深夜とも言える)、衛星第2で放送された『ビッグ』を観た。
本作、実は観るのが初めてであった。主演のトム・ハンクス(略称:トムハン)が随分と若いイメージのため「かなり昔の作品やろ」と思いきや『逆襲のシャア』と同年の制作だったんですね〜(・ω・)

移動遊園地で見つけた“ゾルター”なる機械に「大きくなりたい」と願ったジョッシュ・バスキン少年。
一夜明けると、背丈も股間も(←おい!)デカくなっており・・

願いの叶ったジョッシュ(トムハン)であるも・・余りに急なことで、着る服は部屋にないわ、母親に「レイプ目的の侵入者」に間違えられるわ、と大変な滑り出し(×_×)

取り敢えずは家を逃げ出し、友人=ビリー・コペキーと共にニューヨークへ向かった彼。
「とにかく仕事を見つけ、収入を得なきゃ!」と考え、就職した“マクミラン・トイズ社”では、子供心を生かした(=^_^=)提案で、たちまち“製品開発担当部付・副社長”にまで昇進!

そんな中、同社の役員であるスーザンに気に入られ“大人の恋愛”も体験する・・

監督が『レナードの朝(1990)』『プリティ・リーグ(1992)』のペニー・マーシャルってことで、コレはもう「同監督の代表作」と言っても良いのでは、と(因みにゲイリー・マーシャル監督の妹さんだそうで! 知らんかった)。

分かり易い流れのコメディテイストの中に、
「友情と出世、どっちを優先すんの?」なる問いかけが含まれてたり「初任給を貰った時の喜び」を思い出させる演出があったり、と“大人に対してこそ、色々と突き付けて来る作品”やな〜と。

終盤ではいよいよ「スーザンを選び、母(実家)を棄てる」か「母(実家)を選び、スーザンを棄てる」かの大きな選択(?)を迫られるジョッシュだが・・この辺りの辛さ、切なさ、甘酸っぱさも、子供(の観客)にはきっと(完全には)分かんないやろなぁ・・と思う。

良く考えたら「“ゾルター”を強引に入手し、手元に置いとけば“自由自在”やんか!」なんてな賢い(?)選択肢もあったハズだが(=^_^=) そう言う狡猾さに思い至らない辺りも少年らしくて良かった。

また、コレが“リアル世界”であれば・・「性行為を知ってしまった以上、少年が“それ”を知る以前に戻ろうなどと思いはすまい?」と、誰もが考える訳であり(←お前だけや!(=^_^=)) 良く考えたらちょっと「ファンタジーの殻」を打破出来てない部分もあるにはあったろう。

“ゾルター”そのものが、誰が何の目的でそこに置いた機械なのか分からず、(案外)微妙さの漂う設定ではあるも・・制作側の描きたかったテーマ的には“光るモノ”のあった佳作と評したい。

〜 こんなセリフもありました 〜

母「息子に何したの?」
ジョッシュ「僕がその息子だよ!」

同僚「おいおい、みんなをクビにする気か? もっとゆっくりキーを叩いて(=仕事をこなして)くれよ」

社長「上司は時々、部下にガツンとやられるべきなんだ」
  「報告書なんかじゃ“現場”は分からん

スーザン「“同じ人が同じハナシをしてる”何年か前のパーティーを、巻き戻して見てる気がするわ」
    「パーティーは苦手。もっと親密な方が好き」
    「仕事だけじゃ、相手のことは分からないわ」
    「あなたは初めてのタイプよ。今までの相手と違う・・素直になれるの」
    「あなたにとって、もしこれが“遊び”でないなら、この先“何か”に変わるかも知れない」
    「(若い頃の)経験は一度で十分だわ・・分かる?」

ジョッシュ「殴るなんて・・僕はルールを守ったのに」
スーザン「(彼は)あなたを恐れたのよ」
ジョッシュ「僕を恐れるなら、何故僕を殴ったんだ?」
スーザン「怖いから殴ったのよ。あの人(=スコット)にとって周りは全て敵なの」

スコット「バスキンなんかの何処がいい!?」
スーザン「彼は大人なのよ!」 ←このセリフはグッと来ます!

スーザン「どんな子供だった?」
ジョッシュ「今と違わないよ」

ビリー「僕は親友だ! それより大事なことか? 仕事が?」

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コメント

ガンダム、一晩目だけは見ました。新宿のガンダム凄い熱狂だったんですね。
なんとなく二晩目からは....???だから最終夜も。シャア観れずに残念でした。

それにしても怒ったように一杯の映画記録ですね。どっさりでもうついていけないです。
.....でも私もきちんと記録するぞ!!!

投稿: west32 | 2009年8月 3日 (月) 22時48分

westさん、ばんはです。

お台場の「実物大」ガンダム(1/1スケール)にも興味津々です。
んでも、私的にはガンダムより、実物大のザクの方が見てみたいです(=^_^=)

>なんとなく二晩目からは....???だから最終夜も。シャア観れずに残念でした。

連夜だと、流石にしんどいですよね。
シャアの言葉を借りれば「ええい、冗談ではない!」って感じでしょうか(・ω・)

今回初めて『機動戦士Vガンダム』と言うのを観ましたが、コレに出て来る“お嬢様キャラ”のカテジナさんに、ちと魅了されました(⌒〜⌒ι) モノ凄いキーキャラなんですよね〜

>それにしても怒ったように一杯の映画記録ですね。
>どっさりでもうついていけないです。

まだまだあるのです(×_×) もっとやる気を出さなきゃー

>.....でも私もきちんと記録するぞ!!!

あんまり気張り過ぎると、ご自身のクビが締まりますよ・・(×_×)
何事もほどほどが良いのでしょう、、

投稿: TiM3(管理人) | 2009年8月 3日 (月) 23時30分

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