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2009年6月24日 (水)

☆『THE CODE/暗号』☆

23日(火曜)の夜。
仕事の帰りに、ミニシアター“ソレイユ”に寄り、小品を1本こなして来た☆
それは「怪作」のにほひすらもプンプンと香り立つ(⌒〜⌒ι)『THE CODE/暗号』なる邦画である。
これまでに(たぶんソレイユで)予告編をさんざみせられて来た覚えもあり・・「テンポの良さ」的なモノを直感的に感じ取ったワタシは「意外に“アタリ”かも?!」と妙な期待値を高めてもしまったのだが・・(=^_^=)

終戦から60年。上海郊外の某所には、旧日本軍(=大日本帝國陸軍省)の軍資金が隠されていると言う“巨大な金庫”がひっそりと、だが確実に存在していた。
が、その扉には「解読すれば“死”と言う褒章のみが与えられる」とされる、暗号式の複雑な錠が仕掛けられていたのである・・

川崎市に本拠を置く「探偵事務所5」は、その名すらが「5で始まる3ケタの数字」に置き換えられ呼ばれる、秘密探偵たちを擁する調査機関である。そして創立60周年を迎えた今、彼ら探偵を苦しめる事件が市内で同時多発的に巻き起こる。

映画館、工業地帯、駅構内、野球場など、多数の集まる公共の場に、それぞれ異なる“暗号”の仕掛けられた時限式液体爆弾が仕掛けられたのだ! 一部の施設は吹き飛び、多数の死傷者が発生する。
爆弾を仕掛けたテロ組織の要求は、政治犯の早急の解放だと言う。

テロ組織の要求を(当然ながら)突っぱねた公安警察の依頼を受け「探偵事務所5」の所長=501(佐野史郎)は、情報科学研究室の若き部長=507(尾上菊之助)に解読を命ずる。
女子高生=瞳(貫地谷しほり)に因数分解の個人指導をするかたわら、次々と爆弾に仕掛けられた暗号を見破ってゆく507!

いよいよ爆弾は、最後の1つを残すのみとなるが・・「174ケタの数字を5分以内に素因数分解しなければならない」と言う無茶な条件をクリアせずには解けないとされる暗号は“事務所内の全端末(100台)を集結し、演算にあたらせたとしても約3ヵ月かかる”と言う凄まじいモノだった・・

残り時間60秒! 507の弄ぶ(?)ルービック・キューブがバラバラに砕け、数字の刻まれしピースがテーブル上に散らばる・・

む〜ん・・色んな意味で「ブーツ飛んでた!」と言おうか「あちこちで(作品の構成)要素がシフトしまくってた」ってな感があったか(・ω・)
「協力:川崎市」と冒頭でババーン!と表示されてたこともあり、私的には川崎市内(=オールロケ)でストーリーの総てが展開⇒帰結するモノと考えてたんだが、、舞台はオープニングを経て、いきなし中国・上海に飛んじまう!(・ω・)

テキ集団は(川崎市のテロ組織を放ったらかしたままに)“青龍コンス”なる地下マフィアにとってかわるし「敢えて言うなら、この探偵事務所こそが主人公であると言えるかも知れない」とか紹介されつつ、事務所はほどなく上海支局(?)に移っちゃうし。。探偵ってばそこだと3人しかいないじゃん!(×_×)

おまけに序盤こそ「天才的&安楽椅子型な活躍を鮮やかにみせまくった」暗号探偵507が、(中盤以降で本格的に)大物俳優2名を迎えるにあたり、かなりその存在感の後退しちゃってた印象があったぞ?(やたらとあちこち動き回るし)

正直、佐野史郎さんあたりになると“助演”ドコロか“特別出演”“友情出演”レベルで事足りた気もしたな。

“初のアクション映画”って言われてる菊之助さんも、(表情以上に)その動きに“乏しきモノ”があり「2発ほどカッコ良く発砲シーンを披露してくれた」ぐらいがアクション面での関の山(?)だったと言えようか?

また「レトロ感」「ハードボイルド演出」などが総じて“泥臭い”ってのは、制作側が狙ってた以上の“濃ゆ〜さ”を放ってもおり・・まかり間違えば『ピストルオペラ(2001)』になっちゃいそうな“スベリ具合”と言えたかも。。

何故に川崎市を離れ、別天地(上海)に行っちゃったのか? を考えるに、、ひょっとしたら“ガンアクション”や“マフィア的な設定”を「不自然さなく」「思う存分に」描きたかっただけやないやろか? などと勝手な妄想を膨らませてもしまうワタシである(⌒〜⌒ι)

〜 こんなトコロも 〜

♦「日本探偵協会推薦」と冒頭でババーン!と表示されてた本作。探偵と言う職業の魅力が何処まで伝わるか? は正直、かなり微妙だと感じたが、、
♦『エニグマ』と言う(ドイツ軍も採用した)暗号制作機が登場してた! かなりしっかりしたレプリカモデル(?)が劇中で用いられてもおり、感心してたら・・エンドロールで“エニグマ(担当)”みたいなスタッフ名がクレジットされてて驚いた(・ω・)
♦元々はドラマ版あっての(今回の)劇場版制作、らしい本シリーズ。チョイ役ながら「津田寛治」「坂井真紀」「成宮寛貴」などの俳優陣が光ってた!(しかしドラマ版の方は、その存在すら知らぬワタシである)
♦中国では「表立っては探偵稼業が認められていない」と言うことだ。もっと“アカン稼業”が幾らもありそうな気もするが・・(←他意はありません(×_×))
♦上海支局内の壁には『探偵心得:安全第一、家内安全』と掲示されてた、、何とまぁ(⌒〜⌒ι)
♦複雑な(ハイテク系)探偵ツールが次々と登場する! ・・一方で、最も手の届きそうな装備は、507が帽子の中に仕込んでた鏡である(=^_^=)
♦上海を代表する犯罪組織「青龍コンス」のボス父子・・親父が「李」で息子が「小龍」って・・ふざけなさんな!(=^_^=)
♦プロデューサーに、御大(=^_^=)=宍戸錠の名もしっかり刻まれてた☆
♦「日本ルービック・キューブ協会」の名もクレジットされてた!(=^_^=)
♦御大2名の年齢設定は、明らかにおかしいと感じた。特に兄貴の方! 終戦時点で(若くとも)30歳代に見えたので、現代では90歳以上?? その弟分も、終戦当時は(靴磨き)小僧だったのに、今や兄貴以上に老け込んだはるし(⌒〜⌒ι)
♦“ガンファイト描写”や“キャラの言動”を眺めてて「嘘っぽいなぁ」とふと思えた“微妙な瞬間”があったり、また“脱力感”を感じたりしたモノだ。多分「核」となる部分に“何か”が欠けていたんだろう。
♦美蘭(メイラン:稲森いずみ)が「踊らない?」と507を誘うシーンが良かった☆ ワタシ自身、ずいぶん昔にとある女性に踊りを誘われたことがあったのだ。それを思い出し、少しウルッとなりますた(=^_^=)

〜 こんなセリフもありました 〜

507「一寸、失礼するよ」
   「解けない暗号は、ありません」
   「悪くは思わない。だが、お前だけは許さない」
   「暗号とは・・“隠された人の心”を誰かに伝える手段だと思います」
   「欲望と言う“甘い毒”なのだ・・この財宝は!」
   「私にも、解けない暗号がありました」

美蘭「一目見れば・・どんな男なのかは分かるわ」
  「男はみな、私にうそをつくのよ!」
  「そんなに見つめられると、恥ずかしいわ・・」
  「ホントにあたしを抱いて・・抱かれないと、愛情を感じられないわ」

※※「振り向いてはいけない・・この暗号のことは忘れなさい」
  「これで、私の戦争は終わる・・」
  「裏切り者には“死の制裁”しかない」
  「忠節と誠(まこと)を失った、今と言う時代こそが狂っているのだ!」
  「生き抜くためには、人だって殺す・・そうやって私は(今日まで)生きて来た」

小龍「親父、1つ質問しても?」
李「1つだけなら、許そう」

李「人は誰もが“宿命”と言うカゴの中にいる。この私もな」

吉岡「やってくれるかね?」
椎名「誠に誓って」

バーテン「枯れた樹ほど良く燃える、か・・」 ←妙に不敵なバーテンですた、、

美欄「探偵さん、踊れる?」
507「踊ったことはないが・・ステップは知っている」

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