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2009年6月 9日 (火)

☆『ハゲタカ/劇場版』☆

8日(月曜)。
仕事を終え退社⇒区切りの付いた時点で18:05頃であったが・・「1本、行っとこ!」と雷にうたれたように決意し(=^_^=)、“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”にて新作邦画『ハゲタカ/劇場版』を観て来た☆

そもそもが、先週から「都合が付けば即刻行こう!」と心に決めてた1本であり、行ける時に行く気は常にあったんだが・・上映開始時間が18:20ってことで、いつもに増して劇場に突進する心意気だった。

通常は会社前⇒劇場ロビー内まで、大体15〜20分かかるんだが、今日はどんな“神の力”が作用したのやら(=^_^=)10分で到着することが叶った☆ ある意味、クルマで行くより早い到達時間だったかも知んない(⌒〜⌒ι) オレってすごぅい!

さて。『ハゲタカ』と言えば某国営放送局(=^_^=)制作の“骨太金融ドラマ(?)”とし、初めて放映された当時(2007)には、さながらTVにかじりつく(?)姿勢で観た覚えがある(と言いつつ「第1話」と「第5話」は、再放送が繰り返されてる今も観れてないままだが、、)。
満を持して(?)の劇場版ってことで、いやが上にも期待値を高めてしまったワタシである・・

弱体化した“今の日本の姿そのもの”であるような巨大自動車産業“アカマ自動車(=赤間自動車製造(株))(売上高=5兆円)”は代表取締役・古谷隆史の指揮のもと、社運をかけた渾身の新型車“アカマGT”の発表会(2008)を行う。

が、直後に謎の中堅ファンド“ブルー・ウォール・パートナーズ(BWP)”によりTOB(株式公開買付け)を仕掛けられる。
BWPの提示した株式の買付額は1300円。この額に株主がたちまち動き始める・・
これに慌てたアカマの経営陣は“企業再建のプロ”芝野健夫(柴田恭兵)を招き、突き付けられた“敵対的買収”の刃を防ぐよう要請する。

芝野はかつての戦友でもある“伝説のファンド・マネージャー”鷲津政彦(大森南朋)を南の島(?)にようやく探し当て「アカマを、いや今の日本を救ってくれ・・!」と熱く語りかける。

一方、BWPの若きCEO(代表)=劉一華(リュー・イーファ:玉山鉄二)は「3大支援提案」なる好条件をアカマに提示する。それは「海外戦略」「国内展開」「現経営陣」の総てに対し配慮された“友好的買収の証左”とも取れる内容であった。

いよいよ鷲津率いる“鷲津ファンド”がアカマに対する“白騎士(ホワイトナイト)”とし名乗りを上げ、2大ファンドの戦いの火蓋が切って落とされる・・

劉の真意は? 鷲津の勝算は? そして鷲津がファンド・マネージャーとし名を上げた外資系ファンド“ホライゾン・インベストメント・ワークス”時代の劉と鷲津の因縁とは?

BWPの背後に“CLIC:中国政府直轄(!)の投資ファンド”の存在が静かに浮かび上がった時、アカマの総ての関係者は戦慄を覚えることとなる・・

(筆者注:ストーリー冒頭で、アカマ自動車の「資産価値=5兆円」、と記載してましたが、「売上高=5兆円」と謹んで訂正させて頂きます)

ぬぅ・・「カタい!」「熱い!」そして「空しい!」と、2時間ちょいの“お勉強”のような鑑賞だった(⌒〜⌒ι) いや、展開や、描き方はそれでも十分に「エンタテインメント作」なんだが・・ドラマ版の頃から“キャラ造型”をある程度は掴んで(=形成して)おかないと、彼ら同士の言動や(そこに現れない)絆みたいなものが「良く見えて来ないまま」に過ぎてしまいそうな、そんな気がした。

「TOB」やら「ホワイトナイト」やらの言葉(業界用語?)自体が、サブプライム問題⇒リーマン兄弟(?)ショック以降、資産家の投資信託(ファンド)離れも手伝い(?)、いまいちピンと響いて来ない気もしたんだが、、その辺りは正直、詳しくない世界なので・・ワタシごときがあんまりどうこうコメントしない方が賢明だろう(⌒〜⌒ι)

私的には、劉&鷲津それぞれの「(心の内面の)表からは窺い知れない動き」や「非公式な行動」などが、たまに(発言と)チグハグだったり、何故だか妙に感傷的だったりするのが「人間なんやなぁ〜」と面白く思われたか。

「カネで人間は動くのか?」「そも、企業とは何なのか?」なんてな、答えの出しにくい(或いは答えのない?)問いが露骨に観客に投げつけられたりもする本作。

やったこともないワタシながら・・「投信(投資信託)は、やっぱやめとこ」と・・そこだけはすんなり結論が導き出されたのだった(=^_^=)

〜 こんなトコロも 〜

♦国内で「既に死んだ」とまでウワサされてた鷲津。にしても、その間のブランクはどう埋めたんだろ? 現場の勘とか、かなり鈍ってしまってたと思うんだが、、
♦ドバイの石油王にとって、投資をする理由は「子孫の為」とのこと。(金銭的に)余裕ある範囲で子孫のため資産運用をする・・これって至極全うな投資家の姿やな、と。
♦突き詰めると「相手の企業イメージの落とし合い」みたいな“ヤラしい世界”でもあるのね(×_×)
♦這いつくばってかき集めて400万・・何かを掴むと同時に、何かを確実に喪失する瞬間でもあろう、、
♦「お前は、誰なんだ?」の問いが2度、鷲津の口から放たれた。問われた相手の反応に変化が・・
♦劇中の誰も(終盤の1名を除く)“アカマGT”に乗ってへんやんか! そんなんじゃイメージ戦略のイロハの失敗だっての(=^_^=)
♦ドラマ版の醍醐味である「親子のドラマ」「下請工らのドラマ」はばっさりカットされてた。。
♦“クルマ産業”そのものに大胆に斬り込んだ造型(演出)は殆どなかった。。
♦“若きハゲタカ”の印象は意外と弱かったか?
♦終盤の展開は、ドラマ版をなぞり直しただけの感(×_×)
♦本作での芝野の立ち位置は“かなり”下がってた(・ω・) 友情出演レベル?
♦鷲津のキャラにもはや「謎」の部分は仕組まれてなかった、、これにより「ドラマ版でハゲタカ=鷲津を巡るハナシがほぼ総て描き尽くされていたこと」に改めて気付かされた(・ω・)
♦“あの事件”の下手人は誰? “所持してたナイフの形状”にフリがあるんやろか?
♦大森南朋さんの旅番組が是非観たい(=^_^=) 笑顔一切なしで、脱いだスーツの上着を片手にウロウロと・・(=^_^=)
♦“本作そのもの”を(かつての『SHINOBI/忍(2005)』のように、、)“映画ファンド”作品にしてはどうだったか?(ま、某国営放送が制作の中心にあるので有り得んか(=^_^=))
♦「人として何か大事なモノ」のすっかり欠けてる、極めて孤独な2人(鷲津&劉)の生き方が“反面教師”としては良いのかも、、

〜 こんなセリフもありました 〜

※「君の祖国である日本を、買い叩け」
 「鷲津なんて“過去の人”だよ」
 「日本人は“情緒的な民族”だ」
 「生ぬるい地獄だよ・・今の日本は」
 「圧倒的に(ニュース)バリューが違うだろうが!」
 “人生の悲劇は、2つしかない。1つはカネのある悲劇、もう1つはカネのない悲劇・・カネが悲劇を生む”

古谷「何とかしてみせろ! そのために高いペイを払っている」
  「憧れや夢で飯が喰える、そんな生易しい時代じゃない」

三島「彼は死んだ、とも言われているわ」
西野「表舞台から降りれば、そんな風に言われる世界だからね。
   ・・でも必ず戻って来るよ、あの人は」

芝野「世間では、お前は死んだと言われてる」
鷲津「だったら、そうなんでしょう」

鷲津「今の日本に、私の出来ることはありませんよ・・あの国は変わらない」
  「私は日本を棄てたんです・・もう戻る気はありません」
  「お前、たった200万で、人を殺したことがあるか?」
  「強くなれ。強くならなきゃ・・人を殺してしまう」
  「世の中はカネだ・・カネが悲劇を生む」
  「腐ったアメリカを・・買い叩く! 買い叩く! 買い叩く!」 ←大事なことなので、3回言いましたよ(=^_^=)
  「見に行きますよ、焼け野原を・・資本主義のね」

芝野「昼間からブランデーか?」
  「“腐った世界”を造ったのは俺たちじゃないのか? 旗を振って来たのは俺たちでは?」
  「腐ってしまったのは、お前の方じゃないのか?」
  「すぐにウォールームの準備を」
  「これから先は情報戦となる!」
  「企業を経営するのは、株主ではなくあなたです」

劉「アカマの死は・・日本そのものの死を意味するでしょう」
 「彼、友達なんで。いつでも通してあげて下さい」 ←“マンダリン・オリエンタル東京”に顔パス化!
 「俺は、あんたをずっと見ていたよ・・成功も失敗も」
 「あの時のあんたの言葉が、俺のバイブルに」
 「賢い人間は、運命には逆らわない」
 「カネを粗末にするな! ・・拾え!」

鷲津「お前は、誰なんだ?」
劉「あんただ・・俺はあんただ」

守山「アカマじゃ、派遣工の採用は人事部じゃなく、調達部が扱うんだ・・つまり、工員なんて“部品”なんだよ」

王子「何故、君は口を開かないのだ?」
鷲津「あなたが口を開かないからです、殿下。
   お言葉ですが、私は通訳と話しに来たんじゃない」

三島「憎しみからは、何も生まれないわ」

古谷「あんたが経営者だったら、どうしていた?」
鷲津「・・私は、経営者ではない」
古谷「・・・!」

芝野「まだまだこの国も、棄てたもんじゃない」
鷲津「クソが付くほど真面目だ・・」

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コメント

この映画のおかげで、以前テレビで叩かれていた村上ファンドの仕事内容が理解できました^^;
ファンド・マネージャーってどことなくすき間産業のようなイメージがあったんです。

守山くんが投げつけた400万円って、バラけて鷲づかみにすると
結構かさばってしまうものなんですね^^;
全部拾ってポケットに入るのかが気になって仕方なかったです(笑)
その前に、玉鉄が「拾え!」としつこく言ってくれたので
守山くんも形として拾う口実となったのでしょうね。
なんとなく今どきの他罰的な若者という印象でした^^;
ワタシだったら有無を言わずに速やかに貰って帰りますよ~。

投稿: ituka | 2009年6月10日 (水) 22時40分

itukaさん、ばんはです。

さっきまで衛星第2で『レッド・サン』ちぅの(西部劇)を観てましたが・・
スゴいですねー(=^_^=)

>守山くんが投げつけた400万円って、バラけて鷲づかみにすると
>結構かさばってしまうものなんですね^^;
>全部拾ってポケットに入るのかが気になって仕方なかったです(笑)

たぶんテーブルの下、とかカーテンの裏、とかに数枚取り残ってた気がします(=^_^=)
翌朝のルームメイク担当への、粋なチップですかね(=^_^=)

>その前に、玉鉄が「拾え!」としつこく言ってくれたので
>守山くんも形として拾う口実となったのでしょうね。
>なんとなく今どきの他罰的な若者という印象でした^^;

彼(守山くん)のぶれまくるキャラも、もう少し観客から「内面に想いの至る」「感情移入し得る」造型にして欲しかったトコですね。

>ワタシだったら有無を言わずに速やかに貰って帰りますよ~。

何にしても、400万円あれば、諸費用込みで即買い出来る価格帯のようですね、アカマGT(=^_^=)
しかし、あんなに納車って早いんやろか、、

投稿: TiM3(管理人) | 2009年6月11日 (木) 00時03分

>10分で

神様の降臨で身体が突如バットモービル化したらしいTiM3さん、こんばんは。

熱情の込められた本記事を拝読してコメントしたいと思いつつドラマ版も途中の一部分しか観ておらず、どのポイントでコメントさせて頂くか考えてるうちに今日になってしまいました。資本主義って怖い世界なんやなぁと思いながら。

・・・で、『ハゲタカ/劇場版』に付きましては、「最近ちょっと好きになってきている玉山鉄二さん、スーツ姿も似合うなぁ」というポイントも何もあったものじゃないコメントだけ残させて頂いて「次いってみよー!」にします。

投稿: ぺろんぱ | 2009年6月11日 (木) 21時07分

ぺろんぱさん、ばんはです。

最近「帰宅後、仮眠」⇒「深夜に起き、夕食」・・と、かなり生活が歪んで来てます(⌒〜⌒ι)

>神様の降臨で身体が突如バットモービル化したらしいTiM3さん、こんばんは。

バット・モービルはちぃとも好きになれませんが、あの飛び出すバイクは好きでした(=^_^=)
ときに、続編のモーガン・フリーマンさん、大丈夫なんやろか(・ω・)

にしても、最近「笑顔」が少なくなってます。
口が裂けるほど大笑いした〜い(=^_^=)

>熱情の込められた本記事を拝読してコメントしたいと思いつつ
>ドラマ版も途中の一部分しか観ておらず、

ドラマ版の方が好きです、ワタシ(=^_^=)

>資本主義って怖い世界なんやなぁと思いながら。

共産、資本、に代わる(?)斬新かつ普遍的な「第3の経済モデル」を早急に構築するか、法律の隙間をなくすかしないと、どんどん社会が悪くなると思います。
世の中の経済学者のセンセイがたは、何をやってはるんやろ?

>玉山鉄二さん、スーツ姿も似合うなぁ」という
>ポイントも何もあったものじゃないコメントだけ
>残させて頂いて「次いってみよー!」にします。

『手紙(2006)』でその存在に気付かされた玉鉄さんですが、その後も『チーム・バチスタの栄光(2008年)』『GOEMON』と、意外に眼にする機が多くなってますね。

そう言えばぺろんぱさんご期待の(?)『ノルウェイの森』にも出演されるそうですね。幸せな役だと良いんですが・・

投稿: TiM3(管理人) | 2009年6月12日 (金) 01時37分

こんばんは。通りすがりのものです。
気になった点があるので一言

巨大自動車産業“アカマ自動車(=赤間自動車製造(株))(資産価値=5兆円)”

と書かれてますが、5兆円は資産価値でなく、売上高ですよ。
作品中に資産価値は明確に提示されておりません。
資産価値を時価総額と言うなら、時価総額は、おそらくおそらく1.5~2兆円のはず。

細かいことですいません

投稿: 通りすがり | 2009年6月17日 (水) 00時13分

お早うございます。

>気になった点があるので一言

有難うございます。詳しくないトコロを主観で書いてしまっておりました・・反省。

>細かいことですいません

謹んで訂正させて頂きました。

今後とも気になる点がございましたら、ご指導よろしくお願い致します。
(「このブログ全部!」と言うのはご勘弁を・・)

投稿: TiM3(管理人) | 2009年6月17日 (水) 06時15分

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