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2009年5月 9日 (土)

☆『GOEMON』☆

8日(金曜)の夜。

わずか(実働)2日に過ぎなかった今週の出勤であるが、、妙に疲れてしまったのが正直なトコロ。
明日はまた(午前中から)片道200キロほどを突っ走って帰阪する予定となっており、なかなかにのんびりした時間を持てないなぁ・・って高松市内でだらっと週末を過ごしときゃエエのにね・・(⌒〜⌒ι)

「そや、折角の金曜やし!」と思い付き、帰宅後にクルマを出し、またまた“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”へと向かったワタシ(=^_^=) いよいよ、狙ってた1作『GOEMON』を観ることがかなった♪

ただし、上映開始20:30〜ってことで、、観終わって帰宅したら23:00過ぎになっちゃってた(×_×)

この週末には、他に「1本」大阪エリアでこなしときたい(=劇場で観ときたい)のんがあるし・・って訳で、結構“劇場鑑賞メモ”のお片づけにすらアップアップし始めてる最近のワタシである(⌒〜⌒ι)

1582年、天下統一を目前にした織田信長(中村橋之助)が家臣=明智光秀に京で暗殺さる。これが史実に聞こゆる“本能寺の変”である。
信長の第一の家臣であった羽柴秀吉(奥田瑛二)は素早く逆賊・明智を討伐・・。この働きにより、秀吉は名実ともに天下人の立場におさまる。
巨大な“大坂城”を構えた豊臣秀吉は、今や自らを“太閤”と名乗り、徳川家康(伊武雅刀)、石田三成(要潤)らを押さえ付け権力をふるう。
更に“(布教活動の)裏でとんでもないモノを売り付けて来た(爆笑)”宣教師らの尽力で、更なる武力を蓄えた“太閤”秀吉の眼には、もはや海の向こうの“朝鮮”“明(みん)”を除き、国内に憂うべき敵など存在しなかった・・

束の間の“戦(いくさ)なき日常”に酔いしれる民(たみ)ら・・彼らの中で目下話題となっているのは、強欲商人から金品を鮮やかに盗み、それを(文字通り)庶民の頭上にバラまく、と言う胸のすく行為を続ける“義賊”石川五右衛門(江口洋介)その人であった。

ある時、豪商=紀伊国屋文左衛門(六平直政)の金庫室(?)から“南蛮渡来の藍色の箱”を奪い去った我らが五右衛門。中身が空だったため即座にポイと棄てるが、その箱にはとある“恐るべき秘密”が隠されていたのだ!

禁断の“パンドラの函(はこ)”を巡り、人々が、そして時代が五右衛門に向かって動き始める・・彼の前に立ちはだかった強敵は霧隠才蔵(大沢たかお)。その背後には“伝説の忍(しのび)”服部半蔵(寺島進)の影も・・

この“パンドラの函”に隠された驚愕の真実とは? そして超人的な身体能力をほしいままにする五右衛門の、生い立ちに秘められた哀しき記憶とは?

昨夜鑑賞の『ヤッターマン/劇場実写版』も“CG映像の集合体”であった(=に過ぎなかった?)が、本作も「やり過ぎ」な迄に映像に修正が加えられまくっていた、、監督=紀里谷和明氏ってば、どうにも「やるからには徹底的にやる」ってタイプらしく「何処やねん!」と突っ込めるほどの見渡す限りの草原や「余りに大工泣かせやろ!」と突っ込めてしゃあない、ムチャクチャな大坂城・天守閣の“禍々しくトンガリまくった屋根(の意匠)”などが苦笑を誘う・・一方で「光明&陰影」を大切に扱った映像も準備されていたりし、そのインパクトの格差ももの凄い!

序盤こそ「何だか笑うに笑えないしかったるいなぁ・・」と脱力しかけてしまったワタシだが・・「とある少年が、山中で、紅い西洋甲冑(?)に身を包んだ謎の騎士(?)に出会う」って辺りから、作品世界に急速に吸い込まれて行った(=^_^=)
劇中ではタイプの違うニンジャが「4人」登場するんだが、彼らそれぞれの相関関係(?)がクッキリとアタマに浮かぶようになってからは「面白いのなんの!」と転げ回りたいような気持ちにすらなってしまった(=^_^=) 本作ってば、稀にみる「脚本(ホン)が巧い!」と唸らされる1作と断言出来よう。

が、惜しむらくは「緩急の“緩”の部分に気を配る“余裕”を中盤以降、完全に失ってしまってた」ことや「展開を詰め込み過ぎたため、妙に主要キャラの“休むことなき場所移動”が目立ち、落ち着きを欠いてしまった」ことなどは惜しまれる。

ロマンスっぽい部分を期待させながら、実際には殆ど恋愛系の要素を楽しませて貰えなかったのも残念だった。

終盤なども、ピンポイント的に「コレを描きたかったんやろなー!」と紀里谷監督のキラキラした瞳が浮かぶようなダイナミックなシーンを楽しませてくれる一方で、間延びして見えた演出もあった。

ま、私的には「奥田瑛二=既に監督業に身を捧げてしまったおじさん」ってなイメージが勝手ながら強かったので「まだまだ、俳優としての実力&存在感をタップリ維持してはるんやなー」と嬉しく思えたりはしたものだ。

正直“総じて言えばちと長い”とも感じるんだが・・『ICHI(2008)』で大沢たかおが(腑甲斐なくて)すっかり嫌いになった! と言う女性ファンには、全裸になってでも(?)観ておいて頂きたい本作ではある! もう金輪際“とんま”とは言わせないッッ!!(=^_^=)

〜 こんなトコもありました 〜

♦「KIRIYA PICTURES」のクレジットが一瞬「RIKIYA PICTURES」に見えちゃった(=^_^=)
♦『武士の一分(2006)』と比べ“蛍の描写”にとんと心を動かされなかった(×_×)
♦長煙管(キセル)の金具部分で振り下ろされた日本刀を受ける、と言う“ハンデ有りまくり”な戦いぶりがスゴい!
♦“死を覚悟”した「りょう」さんの表情が、CG使ってるんか?! と言うぐらい奇妙に見えてしまった(×_×)
♦オルゴールにガトリング砲(?)に、、南蛮さん(の技術力)ってやっぱりすんごいのネ、、
♦物語の中での“現在”は1597年だったようだ。
♦いきなり“サロメ状態”となってしまった利休翁。良く見たら“変態侯爵(=平幹二朗さん)”ではありますまいか!
♦「天下」「布武」の2本のアレ・・めちゃカッコよろしおますなぁ!
♦ドリ※ムワ※クスの“D”のロゴにそっくりな形状の月が出て来た(=^_^=)
♦“秘密兵器”を太閤が紹介した時の、宣教師らの得意げで邪悪そうな表情がなかなか!(=^_^=)
♦「永・樂・通・寳(信長軍)」「大一・大吉・大万(光成軍)」などの旗印が面白かった。
♦ガトリング砲をとうとうジャックしてしまった五右衛門! まさに『ランボー/最後の戦場(2008)』状態!(=^_^=)
♦映画史上稀にみる※※を殺すシーンは強烈! 「独りじゃ淋しかろう」とか言ってたけど、、
♦ギャグ作品だったら、民衆の投げた空き缶(!)か何かが前頭部に直撃、ふらつきながら(自身も)前のめりにボチャンしちゃう訳だが、、
♦柱を蹴るシーン、太閤様に「ディス・イズ・スポァルトゥアァ!!」とか叫んで欲しかった(←またそのネタかよ)
♦森蘭丸、真田幸村、小早川秀秋・・などはキャスティングされてたんやろか。。
♦茶々役の広末涼子・・どうにも物語の軸に絡み不足な感があった。当初こそ『ルパン三世/カリオストロの城(1979)』におけるルパン&クラリス姫のような“良い関係”を期待したんだが・・
♦五右衛門(?)の最期を巡る、あの展開を観てて『梟の城(1999)』を少し連想してしまった。
♦折角の江口さん主演だし、『スワロウテイル(1996)』のセリフネタ「首斬れ〜!」などを言って欲しかった(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

五右衛門「佐助め・・ハナシが全然違うじゃねぇか!」
    「おお、絶景! 絶景!」
    「(煙管が)すっかり湿気っちまった・・モテねぇ奴の説教が長くてよ」
    「強くなれ、俺よりもずっと・・!」
    「これで終わりだと誓え! これで戦いが終わりだと! 皆が幸せに暮らせる日を誓え!」

太閤「世の中は変わってゆく、茶々も変わらねばなぁ・・」
  「お前は俺に死んで欲しいのか?」
  「大人しく茶だけ立てておれば良いものを・・わしの夢にケチをつけおった」
  「光成・・お前、(そこに)おったのか?」
  「腹が減って仕方なかった・・1度で良いから腹いっぱいになってみたかった。
   だが・・喰っても喰っても満足せんのだ。いつまで経っても、ひもじくて腹が減って仕方なかった。
   終いには“天下”を喰ってみたくなった・・それだけのハナシだ」
  「自由とはどんな気分だ?」
  「もう逃げられんぞ・・運命からはな」

茶々「利休様・・この地でも蛍は見れますか?」

家康「助かりましたな、石田どの」
  「天の涙か・・」
  「(乱世を)終わらせねば・・」

太閤「お前、最近、忙しそうだな?」
光成「総ては太閤様の御為(おんため)に」

佐助「豊かにゃなったが格差は開いた・・“弱肉強食”って奴ですかね?」
  「だから言ったんだ! 厄介なことになるって!」
  「俺は何度も言ったよな? やめろって・・厄介なことになるって」

※※「お前の母ちゃんが死んだのは・・お前が弱いからだ。
   お前があいつらより強ければ、こんなことにはならなかった。
   強くなれ。そうすれば、何も奪われはしない」
  「一緒に来るか? 俺がお前を強くしてやる」
  「俺が何時(いつ)か・・戦のない、平和な世界を作ってみせる」
  「(他人に)踊らされるな・・(自らで)踊れ!」

才蔵「まだ、錆びてないようだな」
  「事情が変わった・・命拾いしたな」
  「もう少しで侍になれる・・」

五右衛門「別に“足手まとい”が1人から2人になっても」
佐助「・・って俺も数に入ってるじゃないですか!」

半蔵「忍(しのび)とは影・・影に己(おのれ)は要らん」

利休「誰か“懐かしい方”にでもお逢いになられましたかな?」
  「茶を立てていると、声が聞こえます・・“世を動かす者”の声が」
  「少々、渋過ぎましたな」

茶々「友達はいますか?」
※※※「1人だけ・・△△と言います」

※※「強くなれたか?」
※※※「まだ、分かりません」
※※「それでいい」

才蔵「いつかは侍になれるかな?」
※※※「俺はいい・・それより自由になってみたい」

※※「自由を謳歌するなら、周りを巻込むな」
  「コレがお前の言う“自由”の代償だ!」

※※「お前は派手過ぎだ、泥棒にしちゃ」
五右衛門「大泥棒だ」
※※「自分で言うな」

※※「この世界を見てみろ! 狂ってねぇか?」
  「一番流される血は誰の血だ? お前ら(=庶民)の血だろ!?」

五右衛門「どんな気分だ? 天下ってのは?」
太閤「なかなかのものだ・・この酒ほどではないが」

光成軍の兵「信長様、ご出陣で御座います!」 ←んなアホな!

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コメント

こんばんは。

同じ作品をTiM3さんもアップされていたのにはビックリ!です。

>紀里谷監督のキラキラした瞳が浮かぶような

今回、私はココ↑に率直に惹かれた感がありました。
紀里谷映画は観たことなかったのですが、ヘンな先入観は消えました。

>広末涼子・・どうにも物語の軸に絡み不足な感

そうですね。
「才蔵との友情」に比して、描かれ方に熱が足りなかったような気がしました。
流れでは、茶々姫はあの時に「自害」かと。生きて尚、更なる苦しみが待っていたなんて・・・。

>稀にみる※※を殺すシーンは強烈!

アレは完遂しないと思ってましたが、何の奇跡も起きなかったですね。
私的に“ロマンティシズム”を感じた監督ですが、ロマンを描き切るためには手段を選ばない(ある意味)完璧主義者なのでしょうか・・・。

どの衣裳にも目を引かれましたが甲冑姿の信長には度肝を抜かれましたねー。

楽しめて、ホロリとなりました。観に行ってよかったです。

投稿: ぺろんぱ | 2009年5月 9日 (土) 20時32分

ぺろんぱさん、ばんはです。

帰阪して、ほっこりしてます(・ω・)>

>同じ作品をアップされていたのにはビックリ!です。

劇場は別だったんですよね・・ショボン

>今回、私はココ↑に率直に惹かれた感がありました。
>紀里谷映画は観たことなかったのですが、ヘンな先入観は消えました。

『ヤッターマン』との製作費の差が5億円(も)あるんですが、素人目には分からない差ですよね(⌒〜⌒ι)

私的には「脚本:紀里谷」ってな「まとも映像の現代劇」をどう描くか? を次に観てみたいものです。他には「舞台劇」とかね。

>生きて尚、更なる苦しみが待っていたなんて・・・。

絶望の余り、ドラム式洗濯機に身を投じたトコロ、現代世界へとワープ・・

あ、それは別の作品か、、(×_×)

>私的に“ロマンティシズム”を感じた監督ですが、ロマンを描き切る
>ためには手段を選ばない(ある意味)完璧主義者なのでしょうか・・・。

「あのシーン」と「終盤の佐助の言動」にだけは、スッキリしないモノがありました・・
「お前やったら、他にどう描くねん?」と監督に問い詰められても、ワタシ如きには、大したアイデアも浮かばないんですが、、

>どの衣裳にも目を引かれましたが甲冑姿の信長には
>度肝を抜かれましたねー。

『花の慶次』と言うコミックがあるんですが、そこにこんなシーンがありました。

(ここからウィキペディア引用)

慶次は前田家に預けられた信長の鎧を拝借して末森の合戦に向かっている。

(ここまで引用)

そのシーンはワタシも読んだことがあるので「さては紀里谷さん、拝借されたな?」と勝手に邪推してます(=^_^=)

>楽しめて、ホロリとなりました。観に行ってよかったです。

そうですね。
次作では「監督自身の女性観」を前面に押し出したものなんかも観てみたいです。

投稿: TiM3(管理人) | 2009年5月 9日 (土) 22時05分

こんばんは。

>『ICHI(2008)』で大沢たかおが(腑甲斐なくて)すっかり嫌いになった! と言う女性ファンには、全裸になってでも(?)観ておいて頂きたい本作ではある!

全裸で観て失神する女性ファンも多かれ少なかれ居るでしょう。

>♦“死を覚悟”した「りょう」さんの表情が、CG使ってるんか?! 

怖かったです。小さなお子さんだったら泣きだすでしょう(R-指定)付いてましたっけ?

>お前があいつらより強ければ、こんなことにはならなかった。
>強くなれ。そうすれば、何も奪われはしない」

ワタシ的には、なかなかにインパクトのあった台詞でした。
劇中で2回言ってましたよね。
アレンジして会社で使ってみよう(笑)

利休(平幹二朗)の演技なのか平さんの地なのか、ホモっぽくてチョット気味が悪かったトコロです。

投稿: ituka | 2009年5月10日 (日) 01時20分

itukaさん、ばんはです。

この日曜も1作、観て来ましたが・・レビューはてんで未完成です(⌒〜⌒ι)

>全裸で観て失神する女性ファンも多かれ少なかれ居るでしょう。

ポスターの“蒼い瞳”の大沢さんが、コレまたカッコええんですねー。

『シン・シティ』『ロミオ+ジュリエット』などに迫るような「各キャラの立ってる」ポスターだと思います☆

>怖かったです。小さなお子さんだったら泣きだすでしょう
>(R-指定)付いてましたっけ?

婆さまが(屋敷に)残り、りょうさんがあの子を連れて逃走してたら、展開は(多少)変わっていたものと思います・・
(因みに「無指定」のようです、、)

>劇中で2回言ってましたよね。
>アレンジして会社で使ってみよう(笑)

「大事なセリフですからね・・劇中で2度言いましたよ」

・・ってあんたは「み※もんた」かい!

>利休(平幹二朗)の演技なのか平さんの地なのか、
>ホモっぽくてチョット気味が悪かったトコロです。

やっぱり「変態侯爵」が入ってました(×_×)

投稿: TiM3(管理人) | 2009年5月11日 (月) 02時25分

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