☆『相棒~劇場版~/絶体絶命!42.195km(2008)』☆
〜 放置せし “映画メモ”をばごそごそと 独りごつたる 春の宵かな 〜
って感じで(どんな感じ?)忘れかけてたのを(今更ながら)書いてみる。。
さる3月29日(日曜)、本格的な“高松単身生活”の始まる寸前、高松市内の某ホテルで鑑賞したのが『相棒~劇場版~/絶体絶命!42.195km』であった。
劇場公開当時にも観た本作。今回は「1チャンネル=瀬戸内海テレビ(テレビ朝日系)」の『日曜洋画劇場』で“テレビ朝日・開局50周年記念”とし地上波初放送されたもの。
オリジナル版では杉下右京(水谷豊)&亀山薫(寺脇康文)の2刑事がメインとなり事件を追う展開だが、今回は“TVヴァージョン”って感じで、新たに“特命係”に配属されてる(?)(ドラマ版を全く観てないので、どう言う展開になってんのか分かんない、、)神戸尊警部補(及川光博)がロンドンにいる(←何故?)杉下警部に(東京から国際電話で)連絡をとりつつ「東京ビッグシティマラソン襲撃事件」の真相を探ろうとする・・みたいなドラマ仕立てとなっていた。
恐らくは、制作側の事情から(=^_^=)鑑識担当・米沢守(六角精児)もちゃっかり(不必要っぽいながらも)冒頭シーンに登場☆
※
セントラルテレビ「ニュースエクスプレス」の看板キャスター=仲島孝臣の縊死体の発見を皮切りに、ネット上の匿名掲示板“人民法廷・処刑リスト”に掲載された著名人が次々と謎の死を遂げてゆく。
それぞれの事件現場に残された「f6」「d4」「e4」などの赤色(缶スプレー)文字に眼を付けた杉下は、独自の推理で容疑者を追い詰めてゆく。
やがて犯人の狙いが「東京都走/東京ビッグシティマラソン」での大規模なテロ行為に繋がるであろうことを掴んだ杉下&亀山は、とある“最先端システム”の助けを借り、遂に犯人を突き止めるのだが・・
※
今回も劇場鑑賞時と同様「後半から終盤にかけてのペースダウンが、観ててツライよなぁ」と感じた。“ああ言う方向”に物語を曲げてゆき、ヒューマニズム路線を歌い上げるのが決して悪い訳ではないんだが・・どうも犯人(黒幕)の精神構造に一種の破綻を感じずにはいられない(・ω・)
徹底的に“流血”にこだわる犯人像がある一方で、徹底的に“無血”にこだわる犯人像もあり・・その2つの犯人像が、2度鑑賞しても「なかなか結びつかない」のである。。
〜 こんなセリフもありました 〜
杉下「特命係は、いつも“かやの外”ですよ」
「見慣れた記号ですからねぇ」
「さらなる処刑の続く可能性が、極めて高いと言うことです」
「もし犯人が、殺人をゲームのように楽しんでいるとすれば・・到底許されるものではありません」
「犯人の動機の見えないのがいささか・・」
「この手は、明らかに間違っています」
「僕も向かいます!」
「妙だと思いませんか?」
「あなたは死んではいけません!」
「まだ終わっていません!」
小野田「人は“忘れる生き物”だからね」
杉下「もうおしまいにしましょう」
黒幕「・・止めないでくれ」
杉下「あなたには、見事に翻弄されました」
黒幕「(手錠のかけられた両手首を見せつつ)でも、この通りですよ?」
杉下「あなたはまだ“最後の1手”を残している」
黒幕「ああ、あなたは賢い方だ・・」
追記1:『アナザヘヴン(2000)』での役柄同様、不気味さの光ってた柏原崇氏。結局、セリフらしきセリフも殆どなかったような?
追記2:警視庁の某部屋には「古轍」と書かれた額が飾られていた(・ω・) 「虎徹」じゃないんやね。。
追記3:特命係のPC。メールの着信音「ブォ〜ン!!」が『宇宙戦争(2005)』ぽくてエエ感じ(⌒〜⌒ι)
追記4:ヒロイン的存在(?)の守村やよいが「電話ボックス」を使って連絡するシーンが妙に新鮮だった☆ イマドキの女の子の「電話ボックス利用率」って実際のトコ、どんなもんやろ?
追記5:劇中で“第91代・内閣総理大臣”と紹介されていた御厨(みくりや)元総理(平幹二朗)。実際には福田“W・H・メイシー顔”康夫氏が第91代総理となるそうだ。
追記6:劇中の(東京都走の)優勝タイムは2時間10分43秒。
追記7:海外から届けられた「1通の手紙」が読み上げられ、本編は終わる。この終わり方は(改めて)なかなか良いな、と感じた。
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コメント
こんばんは。
>今回は“TVヴァージョン”って感じで・・・ドラマ仕立てと
ファンサービスなのか番宣なのかビミョーなところですね。
『相棒』はドラマも映画も全く観ておりませんが、お若い頃の水谷さんより今の水谷さんの方が何となく好いです。
>「なかなか結びつかない」
私は「蘭ちゃんとご夫婦」っていうのが、水谷さんのキャラのイメージとなかなか結びつきません。(+_+)
>W・H・メイシー顔の
ああ、なるほど・・・です。そういうののご発見、お得意ですよね。(*^_^*)
ファンの(W・H・メイシーさんの)御方にすれば「似て非なるもの」と思いたいところでしょうけれど。^_^;
観ていないままのこんなコメント、すみません。
投稿: ぺろんぱ | 2009年4月24日 (金) 21時11分
ぺろんぱさん、にちはです。
市内を観光(=^_^=)してみようと思ったら・・雨ですた(×_×)
>ファンサービスなのか番宣なのかビミョーなところですね。
オトナ目線では後者っぽく・・
>お若い頃の水谷さんより今の水谷さんの方が何となく好いです。
以前は根津甚八さんとの違いが分かりませんでしたが・・今は分かります(・ω・)
>私は「蘭ちゃんとご夫婦」っていうのが、水谷さんのキャラの
>イメージとなかなか結びつきません。(+_+)
それはそうですね。
娘さんがおられるなら、どんな方か拝見してみたいものですね、、
>ファンの(W・H・メイシーさんの)御方にすれば
>「似て非なるもの」と思いたいところでしょうけれど。^_^;
メイシーさん(ご本人)の方が責任感は強そうですね(←勝手な主観)
>観ていないままのこんなコメント、すみません。
コメントがついて嬉しぅございます(=^_^=)
投稿: TiM3(管理人) | 2009年4月25日 (土) 12時10分