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2009年3月10日 (火)

☆『チーム・バチスタの栄光(2008)』☆

2日(月曜)の夜。早くも「地上波初」で放送された“和製・高度医療サスペンス”『チーム・バチスタの栄光』を観た☆
劇場公開当時から「実は気になってた」1作。
ただ、阿部寛+竹内結子の主役コンビに、そないに「ピンと来る」ものがなく・・それ故、劇場にも何となく足の向かなかったように記憶している。このお2人、ワタシの中では「どんな役を演じても、阿部寛であり、竹内結子」ってご存在なのである(・ω・)

因みに、竹内さんを見てて「マナカナ(三倉茉奈&佳奈)に容貌の印象が似てるかも」と感じたワタシ。どっちに似てるか? と問い詰められると、もうそれだけで口ごもってしまうと思うが(⌒〜⌒ι)

東城大学付属医学病院。ここに「拡張型心筋症」に最有効な手段である“バチスタ術”を連続し成功に導いて来た、第1外科・桐生助教授(吉川晃司)率いる“栄光の7人”と呼ばれる「バチスタ・チーム」が存在していた。
が、紅一点=星野看護師がチームを離れ、大友看護師(井川遥)が編入された辺りから、3例の手術失敗(=患者の術死)が続いてしまう。

桐生自身の要望もあり、高階院長(國村隼)から「連続術死の原因解明を」と内部調査を依頼された(←直接依頼を受けたのは別医師(有働教授)だったが、銀婚式の世界一周旅行が控えていた)不定愁訴外来(通称:愚痴外来)=田口医師(竹内)は“門外漢であること”を強みにし、チーム7人の聞取りを開始する。

一方、厚生労働省から突然やって来た調査官=白鳥(阿部)が型破りなキャラクターで、独自に強引な調査を進め、白鳥&田口の凸凹コンビは、連携も満足に取れないままに、真相に迫って行くのだった・・

製作費こそそれ程かかってなさそうだが、医学の素人にも取っ付きやすい世界観や、吸引力の高い構成&演出など、決して軽んじれぬ完成度が確かにあった! 正直「コレはいいな〜」と感じてしまったワタシ。
一方で、俳優陣の「演じるキャラへの没入ぶり」に何処か「押し並べての甘さ」が見受けられ、そこは残念だった。
あと(の問題点)は緊迫感を損なう、暴投気味でお寒い(?)ギャグテイストから受ける悪印象だったろうか。

時間が経過し、手術が次々に行われ、連続術死もまた続くんだが・・チームメンバーの紹介やキャラ造型、患者側のドラマが(時間的な制約で仕方ないにせよ)駆け足過ぎとなり、そこも残念だったか。

同様に、患者遺族側のドラマも(当然ながら)完全に割愛。そっちだけで何本もサイドストーリーが造れた気もしますな(・ω・)

本作の良さは、後半における「振ったネタの落としっぷり」であり「痛快な引っかけ」であろうか(いわゆる“刑事コロンボ系”?)。実際には専門家(=厚生労働省のお役人)が専門家(=現役医師)に斬り込んで行っとるだけの“やや内輪的な物語”に過ぎないんだが、何故だか観てて「高慢な(?)医療者連中をぎゃふんと言わせてくれる爽快さがイイな〜」と踊らされてもしまうワタシ(=^_^=)

そしてまた、真犯人である“あの俳優”の「静かでナチュラルな壊れっぷり」もスゴかった! あれには騙されたなぁ・・
それと、かなり久しぶりに「グラサン外した吉川晃司」を眼にしたが「なかなかの魅力とミステリアスさ、そして不器用さも併せ持った、面白い俳優さんとなられたもんやな〜」と感じた。刑事役なんかも似合うんじゃないだろうか。

チームの残る6人、
第1助手=垣谷(佐野史郎)、第2助手=酒井(玉山鉄二)、麻酔医=氷室(田中直樹)、臨床工学技師=羽場、大友看護師、病理医=鳴海(池内博之)もそれぞれに“一見まとまってるけど・・桐生が中心にいないと、忽ち崩壊する”みたいな、各位の自己主張もが漏らし描かれてて、好感が持てた。

俳優の起用の仕方には「全く問題なかった」と確信する本作(本シリーズ?)。次なる課題は「映像の重厚さ」であろう、と直感的に思ったワタシである。
重ねて言うが「軽いノリ」「薄い画面」はやはり惜しかったトコロだ。

〜 こんなセリフがありました 〜

桐生「再鼓動が来なかった時の恐怖は、その場にいた者にしか分からない」

田口「(眺めてて)心臓、止まるかと思いました・・」

白鳥「私はね、あらゆることが気になって仕方がないんです」
  「うどんをおかずにそばを食べているんだ」
  「分かりましたよ、犯人が」

黒崎「話は手短に願いますよ、忙しい身ですから」
白鳥「ご安心下さい。こちらはもっと忙しい身ですから」

白鳥「1度、入ってみたかったんだ・・看護師控え室に」
田口「・・人間のカスですね」

酒井「再鼓動が来ません・・!」
垣谷「もうちょっと我慢して」

※※「俺たちはまだまだ昇ってけるんだよ・・お前さえいなけりゃな!」

※※「そうか、それで“今日は死ななかった”んだ」
  「何故“こんなこと”をしてはいけないんですか? 僕にも“娯楽”は必要でしょう?」
  「再鼓動を起こさない患者に、騒然となる手術室・・あれは“カーニバル”ですよ」

追記1:「パッシブ・ヒアリング(受動的聴取)」「アクティブ・ヒアリング(能動的聴取)」「オフィンシブ・ヒアリング(はったり)」などの専門用語(?)を知った。
追記2:「オートプシー・イメージング(遺体に対するMRI画像診断)」は色々と明らかになることがあって良さそうだ! 劇中では、検査技師がやたら怒ってたし、同様にそれを不快と感じるご遺族もおられるだろうけど・・
追記3:劇中で「名刺1枚」ぽっちをかざし、堂々と物語の中核に潜り込んだ男=白鳥。「ホンマに厚生労働省の人間やったんか?」と言う疑問がワタシの中で生じもした(⌒〜⌒ι) ←過去のドラマ『伝説の教師』でそれっぽいネタがありましたか、、

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