☆『新S0S大東京探検隊(2006)』☆
さる9日(月曜)の夜、衛星第2で観たのが“原作&キャラクター原案:大友克洋”が最大のウリ(恐らく)の、短編ノスタルジックSFアニメーション『新S0S大東京探検隊(2006)』であった。
何の予備知識もなかったワタシだが・・夏休みの東京を舞台に、オフ会的に集合した4人の少年たちが、広大なトウキョウの地下を探検する物語。
この導入部こそは、かなりワクワクさせられるんだが、、中盤以降で妙に登場人物が増え、いきなし“中途半端な群像劇をムリヤリ見せつけられる展開”となり、ちとゲンナリさせられた(×_×)
が、アニメ作品としての“ある程度の挑戦”が観る者にもひしひしと伝わって来るトコはあり、
・アニメーションで「ハンディカム映像」を表現
・JR沿線の風景など、やたらリアルな(現代)トウキョウの描写
は見所と言えたろうか。
後半で、旧(大日本帝国)陸軍の戦車が登場するんだが「その開け放たれた上部ハッチから、セーラー服姿の少女が半身をのぞかせ、それに並行してオレンジ色のJR車両が走る」って“図”は流石にもの凄いインパクトがあった(きっと作者が最も描きたかったシーンの1ツに相違あるまい)。
「セーラー服の少女がマシンガンを乱射する」ってな(往年の某邦画の)シチュエーションにも、決して負けてなかったと思う(・ω・)
ノスタルジックな骨格部分がなかなか良かっただけに、妙に自由度を下げ過ぎた中盤以降の展開が惜しまれるトコだ。
〜 こんなセリフもありました 〜
山下老人「誰じゃ、儂(わし)の室(むろ)に入る奴儕(やつばら)は?」
「今こそ死して、御國(みくに)の鎮守(ちんじゅ)足らん!」
又吉「壊れたものは、直せば良いさ」
「イイか、お前ら・・大きくなっても、地下に来るような大人にだけはなるなよ・・俺はダメだったけどな・・」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんばんは
>原作&キャラクター原案:大友克洋
これは、ワタシも惹きつけられます。
>・アニメーションで「ハンディカム映像」を表現
もうこの辺りになってくると
観客に錯覚させることで悦びを感じているとしか思えません^^;
それでも、敢えて見せられても「お~!」って
感心とかしちゃうんですよね。
>「その開け放たれた上部ハッチから、セーラー服姿の少女が半身をのぞかせ、
>それに並行してオレンジ色のJR車両が走る」って“図”は流石にもの凄いインパクトがあった
いいっすね~^^
腰の曲がった婆さんが、ルービックキューブを
片手でいとも簡単に完成させる某CMくらいのインパクトがあります^^
投稿: ituka | 2009年3月29日 (日) 22時03分
itukaさん、ばんはです。
『エヴォーリュション(2001)』なるSFコメディ映画に出て来る
“改変されたスマイルマーク”の左上に、血を1滴ポタリと垂らしてポスター化してみたいワタシです(=^_^=)
>これは、ワタシも惹きつけられます。
やってることが『スタンド・バイ・ミー』の応用版であろうと、キャラデザが大友さんってだけで「おっ!」と思ってしまいますね(=^_^=)
>もうこの辺りになってくると
>観客に錯覚させることで悦びを感じているとしか思えません^^;
>それでも、敢えて見せられても「お~!」って
>感心とかしちゃうんですよね。
アニメでは、初めて眼にした演出でした(=^_^=)
そういや『トゥルーライズ』でも、一番印象に残ってて、一番笑ったのがハンディカム撮影を巡る某シーンですた。
>いいっすね~^^
「少女と兵器」「少女とミリタリー」は、野郎にとって「永遠の萌えネタ」と言える存在なのかも知れませんね(=^_^=)
ま、宮崎駿カントクなども、こっそり「その手の演出」を自作に盛り込み続けられてますが・・
>腰の曲がった婆さんが、ルービックキューブを
>片手でいとも簡単に完成させる某CMくらいのインパクトがあります^^
そんな宣伝が!
ワタシなど、せいぜい2面ぐらいしか完成出来ません(×_×)
教え込めば、お猿さんでも6面完成させちゃうんでしょうかね、、ウキー!(←猿にならんでよろしい)
投稿: TiM3(管理人) | 2009年3月30日 (月) 00時46分