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2009年1月10日 (土)

☆『ハッピー☆フライト』☆

9日(金曜)の夜。
昨秋より漠然と「行きてぇな〜」と考えてた1本『ハッピー☆フライト』をようやく観て来た。

いや、実を言えば“ホントに観たい作品”は他にあったんだが、、←まだ言ってるよ(・ω・) ま、こちらも綾瀬(はるか)ちゃんが出演してるし〜♡ ってことで、その「快進撃ぶり」をこそ楽しみに拝見してみようかな〜って軽いノリで(=^_^=)
(大阪)市内で観る手もあったが・・少しばかり残業ぽくなり、バタバタしてしまったので、メジャーな(中心部の)劇場で「チケット売り場の混雑に巻込まれ、上映開始に遅れる結果となってもアホらしいし」と考え、地下鉄で守口市内の“ワーナー・マイカル・シネマズ大日”までわざわざ(?)足を運んだ次第。

羽田発、ホノルル行きの全日空(ANA)1980便(ボーイング744型機)。
その機ではフライトに備え、余念なき清掃&給油作業が行われていた。
乗客は同社&同機を無意識に(?)信頼し、次々と搭乗手続きを進めて来たが・・実はこの便、「国際線デビュー」となるフレッシュなCA(客室乗務員)や「機長への昇進」のかかったコ・パイロット(副操縦士)らが奇しくも顔を合わせる、ある意味“記念すべき”フライトを控えた機体でもあった。

タッグを組む機長が当初“仏の望月(小日向文世)”でありホッとしていたコ・パイ=鈴木(田辺誠一)は、彼が体調不良によりいきなり“鬼の原田(時任三郎)”に変更されたことに、激しく動揺する(⌒〜⌒ι)

新人CA・斎藤(綾瀬はるか)は“搭乗寸前”に職場(=空港)に駆け付けた両親(父:柄本明)から、激励と共に“お守り&正露丸(←パチもんではなくホンモノ(=^_^=))”を渡される。
“持ち前の明るさ”がウリの、そんな彼女の前に立ちはだかるのは“鬼チーフ”と恐れられる山崎麗子(寺島しのぶ)であり、プライドの高い先輩(吹石一恵)であった。

空港の受付では、業務に疲れを感じ始めてる案内係・木村(田畑智子)やその後輩(平岩紙)が、器用に搭乗客をさばき始めた。

コントロールセンター(指令室)では、ベテランだが最新の機器に付いて行けてない高橋室長(岸部一徳)がのんびりと孫の手で背中を掻き掻きしながら、追われるように(=^_^=)喫煙コーナーに“退避”していた。
そんな中、スタッフが懸念するのは、関東一円に迫りつつある“台風13号”の存在だった。

ドック(格納庫)では“定刻の離陸を第一に考える”ベテラン整備士・小泉と“ギリギリまで修理に取り組もうとする”若手整備士・中村が、互いのプライドを絡め火花を散らしていた。

その他、ある者は管制塔で、またある者(ベンガル)は空港周辺で(“ライフルを準備”しつつ)、空港上空に眼を光らせていた。

乗客の視点からはなかなか想像しにくい「旅客機に携わるプロたちの“地味な”仕事ぶり」を丹念に抽出⇒再構築し、総体的に“群像劇スタイル”で描いたセミ・ドキュメンタリー(=^_^=)とも言うべき作品。
息もつかせぬ(?)ハプニング(人為的&不可抗力的)の集合体、みたいな展開なので、そこそこの吸引力は持っているが・・ちとワタシの期待してた(軽い)ノリとは違った気がする(・ω・)

グウィネス・パルトロゥ主演の『ハッピー☆フライト(2003)』の和製リメイク(=^_^=)を何処かで期待してたワタシなんだが、どうにも連想したのは『アポロ13(1995)』だった(×_×) つまり「トラブルづくし」って感じ(×_×)
緩急のバランスが良くなく、意外と笑えず、何だかお金を払って「全※空製作のプロモーションドラマ」を延々見せられたようにも。。

更に「スタッフ以上に乗客各位にインパクトがあり過ぎた」感も。“ズレてる”笹野高史さんを筆頭に、温厚そうだが怒らせると実に厄介なビジネスマン、不細工な新婚夫婦、座席でやにわに入れ歯を外すおばちゃん(←そうする理由は描かれるが・・)、愛鳥連盟のしとたち(身分詐称!)、イケメン2級建築士の太田君、飛行機マニアども、出っ歯&ヒゲ&ホクロ&小僧の4人衆(←いや、それぞれは互いに面識ないンやけど、、)

「ドラマやね〜」で笑って済ませられる演出もある一方、「一歩間違うと乗客軽視とも言えるんでは?」的な印象のエピソードもあり、楽しみつつも“ちと引っかかるモノ”があったりした。パッと思いつく中では「機内のデザートが尽きてしまい、何とかしなきゃ〜」のシーンとかね(・ω・) まぁ“公認の綾瀬ちゃんレシピ”なら許せるけど(=^_^=)

「本作の何処がハッピーやねん!」とは誰もがふと突っ込んでしまうトコではなかろうか? 専門用語混じりの会話で「煙にまかれてる」印象も少なからずあったし。。

ってことで、全※空の皆さんの仕事ぶりにはしっかりと敬意を払いつつ・・でもやっぱり「こんな飛行機には、絶対乗りたくねぇ!」と正直、思ってしまったワタシでした(⌒〜⌒ι)

〜 他にこんなトコロも 〜

・特定のクレーム客が“ハリウッド印アクション大作”で言うトコロの「テロリスト的役回り」に見えた(=^_^=) 寺島しのぶvsクレーム客のやり取りは“屈指の緊迫シーン”と言えましょう!
・韓国映画に影響されたか? 「下品なヴィジュアルの乗客」「嘔吐シーン」などの“インパクト重視型演出”がちらほら見受けられた。
・基本的にヒーロー&ヒロインは不在な気がした。
・田畑さんや岸部さんを巡る「恋のようなもの」の描き方は曖昧ながらも“大人な感じ”で好印象だった!
・ラストシーンは、どう観ても『フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)』な映像演出が入ってる。。
・ポッキリ折れた(機外の)ピート管(?) ちょっと「ヒヤリ」とさせてくれます。何か『トワイライトゾーン/超次元の体験(1983)』の第4話(ジョン・リスゴー主演のエピソード)のラストを連想させられた。。
・「例え毎日乗ったとしても“400年に1回”起こるかどうか」と墜落の確率がセリフで語られていた。航空事故に遭われたご遺族の方々にとっては「何の説得」にもならない言葉だろうが・・
・カラスやハトは賢く、飛行機にぶつかったりしないが、カモメは馬鹿だそうで(・ω・)
・「ギアアップ」を「ギアラップ」と言ってて面白かった。きっと発音は良くないと思われるが。
・操縦桿を預ける際の「I have(私が預かった)」「You have(あなたに預けた)」の挨拶(?)が好印象だった。
・機長とコ・パイでは献立を別々にするそうだ。これは「同じ物を食べることで2人共が食中毒となるトラブル」に備えてのことらしい。何だか“伝統”って感もありますけどね。
・正露丸のフタはちゃんと締めとこう!
・工具を盗み出した“あいつ”に損害賠償請求をしよう!(=^_^=)
・田畑さん、動物で言うと“カエルっぽい”方ですが、何とも言えぬ魅力がありますね☆ 美味しい部分は全て綾瀬ちゃんにかっさらわれてしまってましたが・・(それは吹石さんも然り)
・マニアがプロ(本職)を圧倒する・・ってノリは『ギャラクシー・クエスト(1999)』以降の“新しい演出”とも言えるんやろか?

〜 こんなセリフもありました 〜

教官「訓練で良かったな」 ←シミュレータで海面に激突してますた(×_×)

上司「(離陸までの)あらゆる文句は全て、我々“地上係員”に来る。オンタイム(定刻)のフライトは半分以下の現状だ。
   “オンタイム厳守”で取り組んで貰いたい!」
  「誰かがやらなきゃならないんだ! 分かってるだろ?」

同僚「(帽子を)冠ってると、寝癖も治るぜ」

望月「もう訓練は、始まっているんですから」

斎藤「あのぅ、デザートって私たちのも、あるんですかぁ?」
  「(CAを目指すのは)やめといた方がいいかも・・」
  「(CAは)厳しいわよ!」

鈴木「有難うございまする」 ←アナウンスで乗客の緊張を解く(?)

鈴木「“上昇気流”とかけて“緊張しぃ”と解く。その心は・・“アガッている”・・どうです?」
原田「・・(無視)」

原田「“良い着陸”とはどう言うものだと思う?」
鈴木「それは・・“接地したことを感じさせない”ソフトランディングでしょう?」
原田「そう答えるパイロットは多いな・・」

鈴木「失速しかけている?!」
原田「違うな、スピードが出過ぎている・・速度のことは無視し、機の姿勢とパワーに集中しろ!」

原田「“こう言う時はまず笑え”って教えている・・笑ってみろ」
鈴木「・・無理です」

原田「どうして帽子を冠らないんだ?」
  「帽子を冠ってなかったな?」
  「そっちの都合で勝手に(話を)進めるな」
  「本機が揺れたら、この鈴木君のせいだから・・あ、メモらなくていいよ、冗談だから」
  「そんなに緊張してて、良いフライトなんか出来るか?」
  「お前が(コクピットに飛んで来たカモメを)避けてどうする」
  「問題があるかないか、は君の決めることじゃない」
  「美味いんだろうな・・そのカニ飯」 ←和食を食べ損ねた
  「“その時はその時”だろ?」
  「意地でも(機の進路を)曲げるなよ!」
  「ナイス・ランディング」

山崎「(CAを)もっと“華やかな世界”とでも思ったの?」

乗客「俺がタカってると思ってんだろ? 機長を呼べ!」
山崎「キャビンでは、私が責任者です!」

乗客「俺の言ってることがおかしいのか?!」
山崎「そうなります・・!」

CA「あれって(機長じゃなく)コ・パイだね・・」 ←がっかり
CA「あ、ホントだ・・」 ←がっかり

CA「(チーフパーサーの)山崎さんと仕事する前には、水を出来るだけ沢山飲んどいた方がいいよ〜
   ・・だって、いっぱい泣くから」
  「それはそっちの都合でしょ?!」

小泉「手ぐらい振ってやろうじゃないか」
  「(紛失した工具は)“エンジンの中”じゃないよな?」

木村「(笑顔で手を振りつつ)さっさと行って〜」
後輩「(笑顔で手を振りつつ)戻って来るなよ〜」

愛鳥連盟「飛行機を守るために“鳥を殺す”なんて・・人間のエゴです!」
バードパトロール「大丈夫ですって、※※ですから」

追記:エンドロールで紹介(表示)されてたが・・「2010年は航空100周年」らしい☆

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コメント

こんにちは

>“公認の綾瀬ちゃんレシピ”なら許せるけど(=^_^=)

いいですね~^^
できれば、CAも指名制にしてもらえると嬉しいんですけどね(笑)

>息もつかせぬ(?)ハプニング(人為的&不可抗力的)の集合体、みたいな展開なので、そこそこの吸引力は持っているが・

予告編からはハプニング、トラブルなどを絡めてくるとは分からなかったですよね。
さすがに関係スタッフを全員描くという暴挙(?)にでたことで
矢口監督もグイネス版『ハッピーフライト』の展開では無理だと悟ったのかもしれないですね^^

で、ワタシが思ったのが過去に本当にあった事例などを
本作は、その日に集中させたんだと思ってました。

また、そういう未曽有(と、までは行かないが)
困った事態に陥った時のベテランの機転には唸りましたね^^
岸部の「あいたたた!」発言には笑ったけど^^

そういえば、“中年飛行”というサイトを探してしまったワタシですが
劇中で出てきたサイトは映画用だったのですね^^;

投稿: ituka | 2009年1月11日 (日) 13時45分

itukaさん、ばんはです。

>いいですね~^^
>できれば、CAも指名制にしてもらえると嬉しいんですけどね(笑)

「チェンジ」「延長」とか・・ああ、ハナシが変な方向に、、

>予告編からはハプニング、トラブルなどを絡めてくるとは
>分からなかったですよね。

ま、それも一種の「戦略」だったのでしょう(・ω・)

>矢口監督もグイネス版『ハッピーフライト』の展開では
>無理だと悟ったのかもしれないですね^^

監督はどの辺りを狙ってたんでしょうね?
私的には「三谷幸喜」「ロバート・アルトマン」入ってたんかな? とか。

>で、ワタシが思ったのが過去に本当にあった事例などを
>本作は、その日に集中させたんだと思ってました。

結局、乗客全てにとっての「忘れ得ぬフライト」となっちゃいました。。

>困った事態に陥った時のベテランの機転には唸りましたね^^

寺島さんの存在感に唸らされました(⌒〜⌒ι)
決して「抜群のクレーム処理」とも思わなかったですが・・

>岸部の「あいたたた!」発言には笑ったけど^^

部下の女の子が、トラブル解決後、真っ先に岸部さんの姿を探したでしょう? あそこのシーンがスゴく良かったですね!

>そういえば、“中年飛行”というサイトを探してしまった
>ワタシですが劇中で出てきたサイトは映画用だったのですね^^;

検索のポータルサイトからして「TOOLs」とか言う画面でしたからね、、(=^_^=)
きっと「パラレル世界」だったんでしょう。

投稿: TiM3(管理人) | 2009年1月11日 (日) 20時42分

先日のハドソン川旅客機不時着事故を受けて
『ハッピーフライト』での知識が役に立ちました。
バードストライク、バードパトロール、食う方(空砲)など「知ってる、知ってる」とミーハーオヤジ全開に。

ニュース映像に出てきたパトロールのおっちゃんですが
もうチョット絵的に考えてスタイリッシュな射撃をしてもらいたかったなと思いました^^

いや!ただそれが言いたくて。。。

投稿: ituka | 2009年1月18日 (日) 01時58分

itukaさん、ばんはです。

>先日のハドソン川旅客機不時着事故を受けて
>『ハッピーフライト』での知識が役に立ちました。
>バードストライク、バードパトロール、食う方(空砲)など
>「知ってる、知ってる」とミーハーオヤジ全開に。

ホンマにタイムリーでしたね。
『ハピフラ』を観たしとたちは
口を揃えて「アイタタタタ・・」と呟くトコですね(⌒〜⌒ι)

>ニュース映像に出てきたパトロールのおっちゃんですが
>もうチョット絵的に考えてスタイリッシュな射撃を
>してもらいたかったなと思いました^^

あちゃらの国なので「無論、実弾だよ」とか言ってたりして?

>いや!ただそれが言いたくて。。。

記事をパッと眼にした時は『ザ・コア』ちぅ映画の前半シーンが思い浮かびました(・ω・) あちゃらはスペースシャトルの着水でしたけどね、、

投稿: TiM3(管理人) | 2009年1月18日 (日) 02時16分

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