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2008年11月 3日 (月)

☆『ICHI』☆

3日(月曜)。いよいよ、この3連休が儚くも終わってしまうんだが・・結局、最終日である本日も昼過ぎまで“寝溜め”となってしまい、何とも勿体ないことになりそうな予感もし、、

「コレではアカンぞう!」と天井を見上げつつ叫び(←危ないヤツだなぁ)、午後からながら自室を飛び出し、梅田方面へと繰り出した・・映画『ICHI』をも1度、観るために・・!
・・ってあんたも好きねぇ〜(=^_^=)

大まかな流れは前回の鑑賞で掴んだので(粗筋などは先月28日(火曜)の記事をご覧下さい)、今回はより寛ぎつつ、前回のチェックもれ&メモもれの部分を補ったりしようかな〜と。

そうそう。
本編開始前に新作『LOVE☆FiGHT』の予告編が流れたんだが、主人公の女の子(成長後は、北乃きいが演じる)の“回し蹴りっぷり”がなかなか良く「観たいぞう熱」が高まって来たり。
因みに、今月15日から一般公開どす☆
大沢たかおの初プロデュース作ってことで「笑顔の素敵な不惑の兄ちゃん」でもある同氏は、最近改めて注目し始めてる男優さんでもある。
そうさ、刀なんて抜けなくてもイイんだ!(←何やそれ!)

では、今回の鑑賞で気付いた点からまとめてみようか。

♦少女期の市。吹雪の中を瞽女衆(5人)で進むシーンでは「木の杖」をついている。本格的に「仕込み杖」を使い始めたのは“はなれ瞽女”となって以来のことのようだ。
♦舞台となる宿場は「美藤宿」。“びとう”と言うのは分かってたが、漢字が分かってなかった。。
♦刀身に(斬った相手の)血すら付着しない、市の凄まじい居合い斬り。きっと高速過ぎて、瞬間に空中に血が飛散するんだろう(!?) かつて読んだ、司馬遼太郎氏の小説『燃えよ剣』の前半で、沖田総司(後の新撰組・壱番隊長)の太刀が素早過ぎてか(?)「全く着物に返り血を浴びない」ってな描写があったが、市も同様に殆ど着物が汚れず、同じ理由と考えて良いのかな・・と解釈している。
♦「下総(=千葉県)の武士」と名乗りつつ「父は小高藩(=福島県)の武術指南役」とも言ってた十馬。どっちが正しいんだろ? 偽りを言ってたようでもないし。。
♦中盤で舞台を演じたのは「黒森歌舞伎」の一座。「県指定無形民俗文化財」なる山形の伝統芸能だそうだ。
♦“とある事件”をきっかけに「真剣が抜けなくなった」十馬。考えたのが「1.木剣で戦う」「2.槍を使う」「3.誰かが抜き身の刀を渡したげる」などのアイデアなんだが・・(・ω・)
しかし“最低でも5年間、抜かれなかった刀”ってば、あんなに即・使用可能な輝きを保ってるモノなんやろか(←或いは「手入れ」だけは欠かさなかったんかな?)。
♦宿場では「御宿:松屋」「きぬた屋」などの店が看板をあげていた。
♦万鬼党のアジトとし描かれた洞窟は「駒門風穴(静岡県御殿場市)」がそのロケ地だそうだ。

大げさな迄に“心情を包み隠さず、表情で見せる”ことの出来る大沢氏は、それはそれで素晴らしいし、きっちり終盤で「美味しいトコ」を見せてくれて良かった。
そして何より・・市を演じた綾瀬はるかさんの寡黙で物憂げな横顔には、ウットリとさせられっぱなしだった(=^_^=)>

こんな女(しと)に斬られたら、それはそれで男としては“本望”かも知んない(そうか? 斬られたら、痛ぇぞ(⌒〜⌒ι))

〜 こんなセリフもありました 〜

※「良く見りゃ、お前ぇなかなか・・」

市「私には“境目”と言うものが分からない・・見えないから、恐ろしい」
 「この剣の使い手を、万鬼は知ってるんだろ?」
 「おかみさんに“何もなかった”と言って下さい・・そこでしか、生きられないんです!
  ・・戻りたいんです!」
 「見えて来た気がする・・見えなかった“境目”が」
 「あんただけは、許す訳にはいかない・・!」
 「姉ちゃんにも、歩く時“灯り”が必要だったみたい・・お陰で“道”が少し見えて来た」

美津「全く変な“掟”だよ・・誰だって温もりがなきゃ、凍えて死んじまうってのに」
  「“色恋”で男が欲しい訳じゃない」
  「あたしらには(男の)姿形は関係ない」

虎次「偉ぇお手柄だ、小太郎。明日、団子買ってやらぁ」
  「俺は、親父とは違〜う!」
  「役人なんて当てになんねぇだろ?」
  「頼りにしてんぜ」
  「立派な親父持つとな・・ついつい別の道、歩きたくなっちまわぁ」
  「万鬼、その手で仕留めてこいや」
  「手前ぇら、死ぬ前に2人以上、叩っ斬れ〜」
  「今度は、逃げんなよ」
  「ぶった斬って来いや〜」
  「頼むぜ、先生よ〜」

長兵衛「やくざ風情が、とお笑いになるでしょうが・・」
   「歳は取りたくねぇもんです」

十馬「私は、音曲(おんぎょく)のことは何も・・」
  「私は、強いぞ!」

万鬼「俺たちは真っ当に扱われねぇ・・足蹴にされ、何処かで野垂れ死ぬんだ。
   お前ぇもそこで、堕ちる処まで堕ちるんだな」

(市の三味線唄)
♪今宵も 負われし 母(かか)様の お膝に揺られて 眠りゃんせ・・

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コメント

こんにちは

>美津「全く変な“掟”だよ・・誰だって温もりがなきゃ、凍えて死んじまうってのに」

はなれ瞽女の嘆き台詞の定番なんですかね。
ICHIの場合はそこんところも拒んで欲しかったです。
木枯らし紋次郎みたいに(例えがおかしいし)

>虎次「偉ぇお手柄だ、小太郎。明日、団子買ってやらぁ」

なんかこの、団子だけでいいのか?と思って見てました。
せめて、肉団子だったらワタシも買って欲しいと思ったのに^^

>十馬「私は、音曲(おんぎょく)のことは何も・・」

おっと!そう言ってましたか。音曲か~
音楽でなくてホッとしましたよ^^
参考になります。

投稿: ituka | 2008年11月 4日 (火) 12時08分

「境目」って何度か言っているんですね。また「境目」にかかわるような言葉も。

二度目できちんと意味わかりましたか?

投稿: west32 | 2008年11月 4日 (火) 23時03分

itukaさん、ばんはです。

劇場でポスカセット買おと思たら・・売り切れてた(×_×)

>木枯らし紋次郎みたいに(例えがおかしいし)

女渡世人モノ! イイですね〜。

予告編での決め台詞は

「あたしには関わりのないことだからさ・・」

って感じでどないでしょう?(=^_^=)

>なんかこの、団子だけでいいのか?と思って見てました。
>せめて、肉団子だったらワタシも買って欲しいと思ったのに^^

結局、団子も、肉団子も買って貰ってなかったような。。

「ずるいや、おじさん!」
「お団子さん呉れろ!」

とか、怒って良いと思います、小太郎。

>おっと!そう言ってましたか。音曲か~
>音楽でなくてホッとしましたよ^^

「それがし」とか「せっしゃ」とか、一切使ってませんでしたね。。

ここから先はデーブイデーで確認します(←買うんかよ!)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年11月 4日 (火) 23時55分

west32さん、ばんはです。

ブルクの「シアター7」でしたよ〜(←だからどうしたよ)

>「境目」って何度か言っているんですね。
>また「境目」にかかわるような言葉も。
>二度目できちんと意味わかりましたか?

・・はるかちゃんに見とれてて、良く分かりませんでした、、

っておいおい、しっかり観ろよ、と(=^_^=)

「人間(=他人)」「人生」「進むべき道(=目的)」などを引っくるめた、
市ならではの言い回しではないかなと思いました。

色んな解釈が出来るから、正解はないのかも知れませんし、
正解がすんなり出て来るものでもないから、彼女はそういう言い方をした(=しか出来なかった)んじゃないかと思います。


それにしても・・市が死の淵にさらされつつも、戻って来る時・・
彼女の脳裏に「十馬の面影」が浮かぶんだけど、あそこの解釈が難しいです。
十馬が笑顔全開だったりするんだけど、彼の表情をハッキリと捉えられた訳ではないだろうし。
あれは「観客向けの映像」だったんでしょうね。

投稿: TiM3(管理人) | 2008年11月 5日 (水) 00時11分

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