☆『1408号室』☆
27日(木曜)夜。仕事を終えてから梅田方面に繰り出した。
ホントは・・18時半前に始まる“別な作品”をこそ観たかった訳だが・・少しダラダラと残業めいてしまい、結局は“ブルク7”で19時から上映開始の新作ホラー『1408号室』をチョイスしたワタシだった。
※
オカルト作家=マイケル・エンズリン(ジョン・キューザック)は業界で「そこそこの立ち位置」にいる売れっ子。処女小説「長い帰り道」こそは父子の濃密なドラマを描いた佳作とし一定の評価を得たが、その後は“全米の怪奇スポット”を巡り「幽霊ホテル10」「幽霊屋敷10」など、分かり易い路線のランキング本(?)を、命知らずにも次々とリリースし、作家生命を(辛うじて?)キープしているのだった。
大雨の夜、フェアフィールド郡境に近い名物(?)怪奇ホテル“ウィーピング・ビーチ・イン”の14号室(1860年のメイド縊死事件以来、幽霊が出ると噂の「屋根裏部屋」)に泊まった彼は、大した怪現象に遭遇することもなく朝を迎える。
ぐっすり眠った彼は「確かに雰囲気はあった・・ここを“6ドクロのホテル”と評価しよう」と屈託なくテープレコーダーにメモを残す。今回も彼の「完全勝利」であった。
そんなある日、ロスの海岸でサーフィン中に溺れかけたエンズリンは、その直後に立ち寄った郵便局の私書箱でまとめて受け取った“ファンからの手紙束”の中に1通の妙な封筒を発見する。
そこにはひと言「ニューヨークにある“ドルフィン・ホテル”の1408号室にだけは近付くな」と。
これをファンからの“挑戦”と受け止めた彼は、早速ニューヨーク(のレキシントン・アベニュー)へと向かう。過去に“とある出来事”があって以来、避けるようにして来た街=ニューヨーク。
彼の命知らずな提案に、ホテル支配人=オリン(サミュ・L・ジャクソン)は幾つかの恐ろしい逸話を語って聞かせる。
・部屋に入室して、これまで1時間以上持ちこたえた人間はいない
・報道していない“自然死(22人)”を含めると、創業(1912)以来(95年間で)56人が死んでいる
・スープで“溺れた”客もいた
・月に1度だけ、ドアを開放し、10分間でルームメイキングをしているが、1度メイドが閉じこめられ・・
・窓から飛び降りた客だけでも7人いた
支配人は過去の“事件”をまとめた分厚い本(ファイル?)を作家に渡し「これを読んでから、泊まるかどうか決めろ」と言う。また「1410号室も造りは殆ど変わらないから、その部屋を撮影して済ませてはどうだ?」とも。
が、エンズリンの気持ちは変わらず、ついに根負けしたオリンは、彼に“禁断のカギ”を渡すのだった・・
部屋に入室して1時間、彼はどんな体験をするのだろうか?
※
うーん・・ひと言で評すると・・私的には「しょっぱい」作品だった。他には「ダラダラ」「うだうだ」「繰り返し系」「引っ張り過ぎ」とかコメントしとくとしよう(・ω・)
スティーヴン・キング原作の物語は“もの凄く感動的”“もの凄く怖い”“もの凄く不愉快”“もの凄くつまらない”などに大別されると思うんだが・・ワタシなりに言わせて頂ければ「前述のうち第4グループ」に区分されるんでは、と。
序盤こそ「いきなり“音”でビビらせる」「ラジオ付きデジタル時計の表示が“60:00”に切り替わり、カウントダウンが始まる」「ドアが閉ざされ、差し込んだカギは折れ、ドアノブも外れる」「向かいの高層ビルに男の姿が」って辺りはそれなりにゾクゾクさせられたんだが、そこからの“幻覚”“幻聴”の連続がどうにも・・(×_×)
ハリウッド流のオカルト感覚(=映像表現)がそもそも“好かない”ってのがあるんだが、そこに妙な“大甘なJホラー系”の怖がらせテイストもまた見受けられた(ように思えた)のは「アカンなぁ」と。
“携帯電話”“ノートPC”などの電子機器をムリヤリ、このオカルト空間に持ち込ませたのも、設定的にやや強引さがあり、白けさせる要因だったんかな? と。
高層階から客の飛び降りる映像(の幻覚)が何度か出て来るんだが・・彼らが地面に到達する瞬間の消え方(=映像的演出)が如何にも“ホログラム調”なのは、最高にしょうもなかった(×_×)
部屋に入るまでの“雰囲気の高め方”がなかなか素晴らしかっただけに、主人公の体験が二転も三転もする「慌ただしさ」だけは正直、勘弁願いたかったモノだ。
〜 こんなセリフもありました 〜
オリン「君を救おうとして言ってるのに、何故からかう?」
「君の命を心配してるんじゃない・・“後片付け”が迷惑なだけだ」
「君は・・知的な皮肉屋だな」
「あの部屋ではマグ(磁気)カードが作動しない・・だから未だにカギで施錠している」
「誰が“幽霊が出る”と言った? あの部屋は“邪悪の部屋”なのだ」
「もう1度だけ言う・・お願いだ、あの部屋には行くな」
※「私もお前のように生きた・・お前も私のように死ぬのだ」
「人は死後に“何か”を期待している」
「良くやった、上出来だ」
エンズリン「何が出るか、楽しみだ」
「これは仕事だ、恐怖などはない」
「怖がって」 ←サイン会での“決め台詞”
「神も幽霊も信じないたちでね」
「ここか? ・・普通の部屋だな」
「ナッツが8ドル? 確かに“邪悪の部屋”だな」
「作家が欲しいのは“ネタ”だ、ビビってたまるか」
「良く言われたんだった・・“人からアメを貰うな”と」
「“夢では死なない”と言うが、本当か?」
アンナ「また「長い帰り道」のような本を書ける?」
エンズリン「もうムリだ」
アンナ「「長い帰り道」は実話なの?」
エンズリン「・・いや」
エンズリン「1408号室に泊まりたいが」
予約係「・・あいにく塞がっております」
エンズリン「・・まだ日付を言っていないが?」
予約係「・・・」
追記1:サミュ・Lのおっちゃん、多忙過ぎるのか、出演シーンが思った以上に少なかった!
追記2:劇中の“ドルフィン・ホテル”は「プラザ・ホテル」に次ぐほどの高級さらしい。どんなもんなんや?
追記3:あのエアコンの修理工(と言いつつ、修理してくれないが)の存在が何だったのか、ちと気になる(・ω・)
追記4:ジョンQさんの使ってたテープレコーダーは「サンヨー製」だった! 何だかしみじみ(・ω・)
追記5:オカルトグッズ(?)の「ルミノール反応・確認灯」が欲しかったり(⌒〜⌒ι) でも、色々な場所で照らしまくったら「知らない方が良かったこと」にも沢山気付かされる気がする・・(×_×)
追記6:「1408」の数字をすべて足すと・・


最近のコメント