« ☆『はなれ瞽女おりん(1977)』☆ | トップページ | ☆『ICHI』☆ »

2008年11月 1日 (土)

☆『ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)』☆

26日(日曜)の夜に鑑賞。その少し前(23日)“木曜洋画劇場”で地上波初放送されたモノを録画しておいたのだった。
サラ・ポーリー演じる看護師アナがある朝、突然に叩き込まれる“非日常なゾンビ世界”の物語(地獄絵巻とも言う、、)。
監督が『300(2007)』のザック・スナイダーってことで、スタイリッシュ&スピーディーな映像美を期待したが・・フツーの“ゾンビ映画”の域は特に脱し切れてなかったかな、と(・ω・)

オリジナルがジョージ・A・ロメロ監督による佳作『ゾンビ(1978)』ってことで、その展開までもがほぼ一緒だったんだが、、ゾンビと言えば・・ショッピングモール! って感じで即座に連想されるロケーションでもあるモール(CROSS ROADS MALL)が、開始後15分で(早くも)登場したのには「ぐぇぇ〜!」と正直思ってしまった。こっからがなっかなかロケ移動しないんだよなぁ〜(⌒〜⌒ι)

前半に少しだけ「街の外でも、全米規模で大変な事態になっとる!」ってことがTV報道されるんだが、それも間もなく放送中止(?)となり、ゾンビ共の出没した原因も、軍部による対策とかも、何にも分かんないままだった(×_×)

確か原作では、地球にほど近い(?)惑星の爆発による影響で(宇宙線の照射か?)死者が蘇った、みたいなムチャクチャな理由付けがそれなりになされてたように記憶してるが。。
(本作では“原因不明の病原体に感染した”ことがそもそもの(ゾンビ化の)発端らしいが、詳しくは分かんない)

へっぽこな群像劇風でもある本作。アナに序盤から合流する、警官ケネス(ヴィング・レイムス)、アンドレ&マイケル&ルダ(アンドレの嫁さん)・・などそれぞれに職業観や人生観などがあるんだろうけど、どのキャラもそんなに深くは描かれず、従って輝きも放っておらず、誰がいつ死んでもおかしくないし、誰がいつ死んでも気にはならないレベルのキャラ造形であった(⌒〜⌒ι)

モールに場所移動してからの展開がホンマにダラダラしてたんだが、序盤などで披露される「アナの乗るクルマの疾走を、フロントやリアから捉えた大胆かつ躍動的なショット」「上空から街の“異変”を淡々と俯瞰する映像」などはそこそこに個性があって良かったかも。

さて。我々が、ゾンビが現れた時(=^_^=)のために覚えておくべきは、
・ヤツらは集団で走って来る!
・ヤツらは犬には反応しない!
・ヤツらのアタマを破壊すると殺せる(←“殺せる”ってのも表現的におかしい・・)
・ヤツらは運転出来ない
・ヤツらに咬まれると、数時間(目安は5時間)で死を迎え、死んだ直後にゾンビ化してしまう

などのポイントだろうか。私的には「今後もリメイクされることがあれば、次は“泳ぐ(エイリアン系)”か“飛ぶ(ロボコップ系)”かどっちかなんだろうなぁ」と予想してしまったりも(=^_^=)

アナが凛々し過ぎ、と言おうか、序盤で(旦那の)ルイスと別れ、終盤で新恋人(?)のマイケルと別れる運命にさらされるんだが、そんなに悲しみが伝わって来なかった。

ゾンビ好きには堪えられないタイプの作品(=^_^=)なんだろうけど、ゾンビネタ以外の演出や物語がつまらな過ぎて、困ってしまった。ラストもTV版独自のモノなのか、良く分かんないまま終わって行ったし・・
少なくとも、ワタシの中では“死ぬまでに観たい10の映画”には、全くノミネートされませぇん(=^_^=)

〜 こんなセリフもありました 〜

アナ「何故“彼ら”は此処(=モール)に来るの?」
ケネス「生前の記憶か、本能だ」

教祖「兄弟よ、神は貴方がたを裁いておられます。貴方の信仰が今、問われているのです。
   地獄が多くの死者で溢れた時“彼ら”が地上を歩き始めます」

アンドレ「これが“最期の審判”ってヤツか?」
    「もし神がいるのなら・・俺にも生き方を変えるチャンスを、与えて欲しい」

ケネス「パスター基地では、みんな死んだのか?」
スティーヴ「“生きてる人間”はな」

スティーヴ「危機に臨み、人の絆の美しき哉」

ケネス“待っても、助けは来ないぞ”
アンディ“それが驚くようなことか?”

フランク「生きることは、素晴らしい・・そう信じたい」

マイケル「これまでで最悪の仕事だったのは“夫”業かな?」
※「それって、仕事じゃないわよ」
※「仕事だよ」
マイケル「そして、最良の仕事は・・“父親”業だ」

ケネス「死ねば・・“生きてるより恐ろしい世界”が待ってると分かった」

マイケル「此処でしばらく頑張って・・日の出を眺めるよ」

追記:“ゾンビのやっつけ方”について、TVで郡保安官のケイヒルっちぅおっつぁんが「アタマを撃って倒せ、そして火をかけて灰にしちまえ!」と丁寧に(?)ガイドしてくれてたが、私的には『バタリアン2(1987)』の後半で発見(?)された“とっておきの撃退法”で彼らを一網打尽に出来たんじゃないか? 少なくとも試してみる価値はあったんじゃないか? と感じたものだ。

|

« ☆『はなれ瞽女おりん(1977)』☆ | トップページ | ☆『ICHI』☆ »

コメント

おはようございます。

ゾンビ系映画は大の苦手なので、このレヴューも読んでいるだけで背中がゾワゾワしてきました。

>ゾンビが現れた時(=^_^=)のために覚えておくべき

「もしも」の時(無いことを祈りますが)に備えて気合を入れて読ませていただきました。
しかしサバイバル能力ゼロの私は、「その時」は万物に念じて犬になるか、さもなくばさっさと噛まれて取り敢えずの恐怖から逃れるか、それしかなさそうです。

アナさんはお強い女性のようですね。
アナさんといいサラさん(サラ・コナーズさん)といい、強くなるには2文字の名前がいいのでしょうか。・・・あ、「もしも」の時に備えて改名すると言う手がありますね。

投稿: ぺろんぱ | 2008年11月 2日 (日) 07時20分

そもそも、走るゾンビというところから違和感ありありでした。
いつから、こんなことになってしまったのかと嘆いています^^
せっかくのショッピングモールがうまく活用されてないところが不満でしたよ。

毎年、劇場公開されるゾンビ系映画は数本ありますが、どれもイマイチ満足できません。
ところが、いよいよゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが3年ぶりに監督をした『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』が今月公開されます。

まずはこれに期待してます。

投稿: ituka | 2008年11月 2日 (日) 16時59分

ぺろんぱさん、ばんはです。
お返事が遅れまして、給食・・ちがった、恐縮です。

>ゾンビ系映画は大の苦手なので、このレヴューも読んでいるだけ
>で背中がゾワゾワしてきました。

表面だけをなぞればゾンビ映画だけど、裏側を辿れば
「消費文化に汚染され切った、飽食時代の(文明圏の)人々のドラマ」と
解釈することも出来るかも知れません(=^_^=)

>「もしも」の時(無いことを祈りますが)に備えて
>気合を入れて読ませていただきました。

これが日本だと、まず現場の混乱をほったらかしにして、
法改正だの何だのから、ノロノロと始まりそうですね(⌒〜⌒ι)

>「その時」は万物に念じて犬になるか、さもなくば
>さっさと噛まれて取り敢えずの恐怖から逃れるか、それしかなさそうです。

「みんなで咬まれりゃ怖くない」を合い言葉に・・(×_×)

>アナさんといいサラさん(サラ・コナーズさん)といい、
>強くなるには2文字の名前がいいのでしょうか。
>・・・あ、「もしも」の時に備えて改名すると言う手がありますね。

古くは“アン王女(ローマの休日)”や“(地下鉄の)ザジ”、“ムイちゃん(少林サッカー)”や“アナ(ノッティングヒルの恋人)”・・うーん、そのぐらいしかパッと出て来ない。。
“リプリー(エイリアン)”は・・字余り(=^_^=)>

投稿: TiM3(管理人) | 2008年11月 2日 (日) 18時25分

itukaさん、ばんはです。

>そもそも、走るゾンビというところから違和感ありありでした。
>いつから、こんなことになってしまったのかと嘆いています^^

ゾンビ自体には、ヴィジュアル的な進化がもうこれ以上望めないため(?)
色々と従来作との(演出的な)差別化を図ってるんだと思います。

>せっかくのショッピングモールがうまく活用されてない
>ところが不満でしたよ。

ホンマにねぇ。

>毎年、劇場公開されるゾンビ系映画は数本ありますが、
>どれもイマイチ満足できません。

ヘタなポンコツゾンビ作品を観るより、マイケル・ジャクソンの『スリラー』のPVを観直した方が、よほど有意義な場合もあります(=^_^=)

>いよいよゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが3年ぶりに
>監督をした『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』が今月公開されます。
>まずはこれに期待してます。

『ランド・オヴ・ザ・デッド(2005)』を観てないワタシごときには、期待する資格すらないかも・・(=^_^=)>

投稿: TiM3(管理人) | 2008年11月 2日 (日) 20時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆『はなれ瞽女おりん(1977)』☆ | トップページ | ☆『ICHI』☆ »