« ☆『犯人に告ぐ(2007)』☆ | トップページ | ☆『狂った果実(1956)』☆ »

2008年11月21日 (金)

☆『エターナル・サンシャイン(2004)』☆

6日(木曜)の夜、衛星第2で放送されたものを観た。
劇場公開当時から“気にはなってた”恋愛モノではあるも・・どうも(予告編の)「弾(ハジ)けてなさげな印象」のジム・キャリーにちと物足りなさを(直感的に)感じ・・結局、観に行かなかったように記憶している。
いや、案外忙しかっただけかも知れないが・・(⌒〜⌒ι)

ヴァレンタイン・デーの迫るある日。ジョエル・バリッシュ(ジム・キャリー)はいつものように目覚めた。
いつの間にか凹んでる、クルマの左(フロント)ドアに「?」と感じつつ、出勤するジェエリー(=ジョエル)・・が、駅のホームで“衝動的に”反対方面への列車に飛び乗ってしまう・・

「こんな突飛な行動をとってしまったのは、きっと寝覚めの悪さのせいだ」などと呟きながら。

仕事をサボり、彼の向かった先はモントークの浜辺・・その海岸で、そして帰りの駅ホームで、更に同じ列車内で、見かけた女性=クレメンタイン・クルシェンスキー(ケイト・ウィンスレット)と会話を始め、彼女に急接近して行くジョエリー。

しかしある日、クレム(=クレメンタイン)の勤める「B&N書店」に行ったジョエリーは、彼女に突然「素っ気なく」あしらわれてしまう・・そして彼は、クレムが「ラクーナ社」から手紙を受け取っていたことを知る。

その会社は「依頼を受け、顧客の脳から特定の記憶を消去する」と言う奇妙な(?)サービスを行っているのだった。
同社のスタッフに食い下がり、ついに「クレムとの契約で、同社が彼女の記憶からジョエリーを消去したこと」を聞き出した彼は、自らもまた“記憶消去手術”を受ける決心をする。

かき集めた“彼女との思い出の品”をもとに、一夜の“手術”の中で、急激なスピードでもって消されゆくジョエリーの記憶。しかし“思い出”と“夢”の混濁した意識の中・・やがて“手術”そのものに抵抗を始めるジョエリーがいた・・

基本路線は「記憶&夢の中での、恋愛の再編」みたいなノリなんだが・・意外な豪華俳優も共演してたりしてびっくり!
「ラクーナ社」のスタッフとしてイライジャ・ウッド(パトリック役)、キルスティン・ダンスト(メアリー役)が立て続けに画面に現れた時は、かなり驚かされた(⌒〜⌒ι) イライジャくんは正直、それほど重要な役柄でもなかったんだが(存在感は無論あったが、、)、特にキルスティンさんの役回りが「かなり重要」なことに中盤以降、気付かされ・・ソコにも「おおっ!」と思わされてしまった。
彼女は間違いなく、本作の主人公の1人と言えるのでは! と決め打っときたい(・ω・)

製作&脚本に『マルコヴィッチの穴(1999)』のチャーリー・カウフマンがクレジットされてるだけのことはあり(?)、奇想天外な展開ながら、何処か垢抜けない、微妙な退屈さも全篇に渡り漂ってた気がした。

ジムキャリ&ケイトのカップルはそれぞれに「巧い」のは認めるんだけど、フレッシュさや初々しさまでは流石に漂わせ切れてなかったように。
ちょっと2人の“メイクラヴ”シーンは想像出来なかったし(劇中で1ヶ所のみ、それっぽい“艶描写”はあるも・・全くドキドキしなかったワタシ、、)。

改めて「自らの脳からのみ記憶を消し去っても」「相手の脳からのみ記憶を消し去っても」完全ではなく、例え「2人ともの脳からそれを消し去ったとしても」・・2人の関係を知る周囲の人間の“お節介”によっては、記憶が再燃(復活?)することもあろうし・・大体、記憶を本当に完全に根本的に消し去るかどうか自体は「自らの中で(無意識にせよ)決意して始めて実行されること」なのかも知れないな〜などとも考えたり。

忘れるべきことは、外部の手助けなんかなくとも奇麗さっぱり忘れ去るモノだし、それが忘れられない、忘れたくないことだとしたら・・外部からの手助けも含め、寄ってたかって消そうと試みようとも・・完全には消去出来ないモノなのかも知れない・・と。
(この辺は専門家やおまへんので、良ぅ分かりまへんワ(・ω・))

「忘れることのできた」幸福と「忘れられなかった」幸福、果たしてどちらが不幸なんだろうか・・? と考えてる内にアタマがクラクラしても来るのであった(×_×)

〜 こんなセリフもありました 〜

ジョエリー「何故、関心を示されると・・僕はすぐに恋に堕ちるんだろう?」
     「“退屈な人生”だから喋る事がなくてね・・きっと『僕の日記』を読めば分かるよ」
     「この思い出は消さないでくれ!」
     「僕たちからお互いの存在を消すなんて!」

クレム「今はあなたが“いい人”であることに感謝・・次の瞬間は分からないけど」
   「今日は変だったけど・・いつもの私は違うのよ」
   「私、酔えば簡単に口説けるタイプよ・・冗談!」
   「“夜のピクニック”は格別よ」
   「この会話は“無駄話”じゃないわ・・それが恋人でしょ?」
   「“子供の寂しさ”を大人はみんな、分かっていないわ」
   「言っとくけど、私は“手のかかる女”よ。私を優先にしないと承知しないから!」
   「私に幸せを求めたりしないで。私が欲しいのは“自分だけの幸せ”なのよ」

ハワード博士「この時期(2月)だから“手術”に忙しくてね」

クレム「この記憶もじきに消えるわ、どうするの?」
ジョエリー「楽しもう!」

ジョエリー「“いい人”と思われたくてね」
クレム「“いい人”なんてまっぴらよ、私」

ジョエリー「君のもとを(黙って)飛び出したところで、この記憶は終わりだ」
クレム「せめて(その時に)お別れを言ったことにしとかない?」

※※「君は・・“私との記憶”を消したがったのだよ」

|

« ☆『犯人に告ぐ(2007)』☆ | トップページ | ☆『狂った果実(1956)』☆ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆『犯人に告ぐ(2007)』☆ | トップページ | ☆『狂った果実(1956)』☆ »