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2008年10月 3日 (金)

☆『アイアンマン』☆

2日(木曜)。
梅田に出、期待値の高まってた“アメコミヒーロー作品(マーベル・コミックス系)”『アイアンマン』を観て来た。
劇場は“ブルク7”で、最上階に近い(?)中規模のシアターだったが、中列の、足先に前席のない位置のシートを選べラッキーだった☆ 左右それぞれにも1席ぶんの空きスペースがあり、これもなかなかの幸運☆

アフガニスタン・クナル州。“聖人”とも“救世主”とも“死の商人”とも呼ばれる「スターク・インダストリーズ社」のトニー・スターク社長(ロバート・ダウニー・ジュニア)は新型の同時多発ミサイル兵器“ジェリコ”のデモンストレーションのため、自家用ジェットでこの地に降り立った。
現地での“ジェリコ”試射は成功裏に終わったが、テスト場から空軍基地に向かう際、トニーの乗る軍用車は多国籍テロ組織“テン・リングス”の強襲を受ける。
彼の護衛役でもあった、若い兵士らが次々と敵弾に倒れ、トニーは車外へ逃げ出す・・そんな彼の背後に小型のロケット弾が突き刺さる・・“スターク・インダストリーズ”・・見覚えのあるそのロゴを目にした次の瞬間、トニーは爆風と共に吹き飛ばされるのだった。

目が覚めると、テロ組織の隠れ家(=洞窟)に監禁されていたトニー。同様に囚われた“グルミラ村の外科医”インセンにより、心臓近くに刺さっていた“爆弾の破片”を除去しては貰ったものの、車載式バッテリーに繋がれた電磁石の寿命=1週間が経過すれば、破片は心臓に到達し、たちまち死んでしまうと言う。
それを聞かされたトニーは絶望に打ちひしがれるが、インセンの助言を得て「生き延びること」に執念を燃やし始める。

アジトに山積みとなった“スターク・インダストリーズ”製の兵器から“パラジウム”を取り出し、それを基に“アーク・リアクター”なる超小型動力装置を開発し心臓を補強。
次に「ここにある兵器・部品・工具で“ジェリコ”を製造しろ」なる、テロ組織のムチャな要求を承諾し・・つつも欺き、洞窟から脱出するための「パワードスーツ」の開発に取り組む。

無事に脱出を遂げ、帰国したトニー。その失踪期間は3ヵ月にも渡っていた。
彼はアフガンで目にした「自社製品がテロを強力に支援している」現実から、唐突に記者会見で「兵器の製造・出荷を辞める」と爆弾発言する。
役員会はトニーに対する“解任要求”を即座に提出、また当然ながら、同社の株価は急落する。
関係者が戸惑いと不安を高める中、トニー本人は自宅地下にある研究施設に単身こもり、極秘裏に「パワードスーツ」の改良を重ねるのだった。

ついに“マーク2”と名付けられた「パワードスーツ」が完成。そんな彼の目に「アフガンのグルミラ村がテロ組織“テン・リングス”の襲撃を受け人々が虐げられている」とのTV報道が飛び込む。

今・・“アイアンマン”が世界平和のための孤独な戦いを開始する・・

いやぁ、一見豪華なキャスト&無難なCGで固めた「良くあるヒーロー物」やろ、とタカをくくってたら、これが予想以上に面白く、反省しきり・・(×_×)
ただ、言わせて頂ければ「“アイアンマン”なる安直なタイトル」や「如何にも無造作にキャラを並べただけの(レイアウトの)あのポスター」は私的には「つまらん!」と痛感する。
もっと映像化に向け、野心的な“宣伝方法”を考えて欲しかったものだ。それらが与える「第一印象」で、総合的にソンしてるんじゃないかなぁ〜と思うのはワタシだけやろか?

ロバート・ダウニー・ジュニア・・何だか久々にスクリーンで観た印象だが、この人なりの“目ヂカラ”が確かにあって良いかなと。同じ武器商人ってことでニ※ラス・ケ※ジ主演ヴァージョンではどうじゃろ? とか勝手に妄想もしちゃうが、やはり実人生でも“陰影”を何処か背負ってる風なロバダウ(←略すな!)の方がしっくり来てますわな。

私的には『チャーリー(1992)』で喜劇王チャップリンを熱演・・と言うか、あの映画では、まだ幼さの残るミラ・ジョヴォヴィッチの裸身の方が印象に残ってるかも(⌒〜⌒ι)
沈んでた頃もあったが、いよいよ“完全復活”も近いようで、私的にはミッキー・ローク氏と共に、静かに今後の演技を見守ってゆきたい男優ではある。

『スカイ・キャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー(2004)』以来、久々のグウィネス・パルトロゥ(社長秘書=ペッパー・ポッツ役)さんものんびり演じてた印象で好感! 『ハッピー・フライト(2003)』以来の“可愛い”キャラ造形だった。
1シーンで、顔をしかめながら手を某穴から奥に突っ込み、指先が妙な粘液でグッチョングッチョンになっちゃうシーンなどは、別な妄想を肥大させ、股間をも膨らませるおっさん観客が随分おるように思う(←お前だけだ!)

※妙な粘液の正体は“無機プラズマ性排出液”だそうだが、どうにも“有機物”っぽいぞなもし(=^_^=)

もう1人は、裸で携帯に出てたりしたジェフ・ブリッジス(オバディア・ステイン役)。この人の本作における“役作り”は尋常ではない! 『スターマン/愛・宇宙はるかに(1984)』をイイ意味で超えてたかも知んない(=^_^=)
終盤では、せっかくカッコ良く“変身”してくれたのに、殆ど顔面が“覆われて”見えなかったりもしてた・・ま、この人らしいや(=^_^=)

本作・・実は中盤までの“囚われシーン”こそが私的には秀逸であった。いつホンマに殺されるか分からない恐怖、初対面の男たちの“本能的な判断”に基づく信頼感や自己犠牲。
中でも、インセン医師が「私が囮となり、君の逃げる時間を稼ぐ!」と叫びながら機銃を手に牢獄から洞窟通路へと走り出るのだが、彼はそんな状況となっても「頭上に向け、機銃を掃射した」のである。目の前のテロリストらを撃ち殺したい気持ちも少なからずあったろうに・・
この行動には、妙にボロボロと泣かされてしまった(×_×) 何気ない演出だけど、ここは素晴らしく、必見だ!

もう1点は“アイアンマン”がグルミラ村に到着するトコロ。あのタイミングに、あの着地姿勢・・カッコ良過ぎますわ!

< エンドクレジットのあとに続きがあります >

なる親切な字幕(=^_^=)に続くラストでは、続編への布石と思しき、某キャラが唐突に登場するが・・私的には「(それを持ってしても)1作目に匹敵する物語性は、構築し得ないんじゃないかな?」と早々に決め打ってしまいたくなった。
・・さて?

〜 こんなセリフもありました 〜

トニー「君を“女性”でなく“軍人”と思ったよ・・やっと笑ったな」
   「ツーショット写真は構わんが、ブログには載せるなよ」
   「シーザーの物は、シーザーに返すとしよう」
   「世界に兵器が要らなくなったら、小児病院を建てるさ」
   「1度使えば“勝負の決まる”兵器こそが最強なんだ」
   「気付いたんだ・・自分が“非常に無責任なシステムの1つ”だったことに」
   「よし、飛べたぞ(I can fly)」
   「こっちの番だ(my turn)」
   「時には“歩く前に走ること”が必要だ」
   「“訓練だった”が、(事故発生時の)軍の常套句だろ?」
   「慈善事業でも、契約書へのサインでもない・・これこそが私の仕事だ」
   「生き残れたのには、何か理由が」
   「真実を言うと・・」 ←“答弁メモ”は結局、無駄ですた・・

ステイン「“撃ってから狙う”のでは、順番が違うぞ」

ローズ「無人戦闘機では、パイロットの“直感”や“本能”には勝てない」
   「次の機会だな、俺は・・」 ←ちょっと笑えるシーン

クリスティン「(良心の呵責で)あなたに眠れない夜はないの?」
トニー「(俺に付き合って)確かめてみるか?」

ポッツ「あなたでなく、急かされるのはこの私です」
トニー「急かされても、耐えろ」

トニー「“解放”なんてウソだ」
インセン「だろうな」

トニー「どうせ俺に残された命はあと1週間だ」
インセン「なら、この1週間が大事だろ?」

インセン「安心しろ、私の手は震えてはいない、だからこそ君を救えた」
    「望み得る全てを手に入れたとしても、家族がいないんじゃ空しいだろうな」

ポッツ「恥ずかしいわ・・汗止めもつけずに上司と踊るなんて」
   「あなたに死なれたら困るからよ」
   “トニー・スタークにもハートがある”

※※「テクノロジーは、昔からお前たち(テロリスト)のアキレス腱だな」
  「殺すべき時にヤツを殺さないからこうなる」
  「君の発案した物が、君だけの物とは限らないだろ?」
  「君のデザインは、余りに保守的だ」

※「こいつが12機あれば、アジアを支配出来る」

アイアンマン「好きにしろ」 ←ちょっと『北斗の拳』ぽいセリフ(=^_^=)

ローズ「何か手伝えることは?」
アイアンマン「飛行機を飛ばさせるな」

ニック・フューリー「君だけがスーパーヒーローだと?」

〜 こんなことも感じたり 〜

・不法侵入者に対し、とにかく警備の手薄過ぎるトニー邸。バルコニー床の耐荷重量(のなさ)にも大いに問題がある(・ω・)
・トニーが受賞した“アポジー賞”とはどないな賞なのだ?
・「旧型アーク・リアクター」⇒「不器用アーム君」と2段階で“置いといたネタを繋げる”って脚色にびっくり! すごいテクニックやな!
・トニーは“サケ(日本酒)とサシミ”がお好みらしい。
・あの環境(=洞窟)で「パワードスーツ」を完成させるのも凄いが、それ以上に「高度な外科手術を成功させる」のもすごい! 中東の辺境に、世界最高レベルの人材が今日も囚われてる・・ってのは現実に有り得るのかも知んない(・ω・)
・1シーンながら、オバディア氏が“セグウェイ”ぽいのに乗ってた!
・“アーク・リアクター”開発に同時に取り組む2チーム。どうしても開発出来ない側のチームがどうしたか? と言うと・・相手側から“盗み出した”が正解(=^_^=)
・前述の「不器用アームロボット」で複雑な作業を同時進行させるトニー。「音声認識」と組み合わせてて、かなりDIYもはかどることやろね。
・直立不動姿勢(?)で上空に浮上しつつ、両手を下にバランスを取る“アイアンマン”の飛行スタイル。何となく「嬉しくってぴょ〜ん」のポーズに似てなくはなかろうか?
・「パワードスーツ」も欲しいが、あの「携帯型マヒ装置」の方こそ欲しいかも・・
・米国内でより、アフガンでの人道的過激活動(?)の目立ってた“アイアンマン”・・飛んで行って帰って来る(往復)分のエネルギー消費量が結構勿体ないと思うのは、ワタシだけか(⌒〜⌒ι)
・ラストに登場の大物俳優・・少し前にあった『ジ※※パ※』の続編にもきっと出演されるだろうから、結構あちこち忙しそうな感じやね。熱弁中に背後から巨大ザメに喰われてたあの頃(1999)が懐かしい・・(⌒〜⌒ι)
・金とチタンの合金は「氷結に強い」らしい。
・ジンギスカン(チンギス・ハーン)が“弓矢”で築いた広大な領土は「アレクサンダー大王の2倍」「ローマ帝国の4倍」もの広さがあったらしい。
・ポッツさん好みのカクテルは「ウォッカ・マティーニをドライで、オリーブを3つ」だそうだ☆ 覚えとこ(=^_^=)

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コメント

こんばんは。
ロバート・ダウニー・ジュニアは『ゾディアック』できちんと拝見した人です。
端正な顔立ちながら、何となく目元に“女の子”的なイメージを持ってしまってる私ってヘンですか??

意外にもJ・ブリッジスさんがシブいお顔になっておられたのには良い意味で驚きました。
グウィネス・パルトロゥさんは、従来のイメージ(私の勝手なイメージですが)と違う感じの容貌のお役柄でしたね。
観ていないのに勝手なコメントで失礼しました。
取り敢えずウォッカ・ドライマティーニのオリーブ3個はいずれ試してみたいです。

投稿: ぺろんぱ | 2008年10月 3日 (金) 22時04分

こんばんは

>「旧型アーク・リアクター」⇒「不器用アーム君」と2段階で“置いといたネタを繋げる”って脚色にびっくり! すごいテクニックやな!

この映画で、最も涙腺を刺激されたのはココのシーンでしたよ^^

>直立不動姿勢(?)で上空に浮上しつつ、両手を下にバランスを取る“アイアンマン”の飛行スタイル。何となく「嬉しくってぴょ〜ん」のポーズに似てなくはなかろうか?

ですよね!あれは絶対に小ネタポーズだと思ったりもしました。
『ロケッティア』のように背中に飛行装置を装着するとお尻に大やけどという大惨事にも繋がりますので、これはこれで、その辺りの改良版といった捉え方をワタクシはしてました。

15歳でMITを卒業したトニー・スタークに是非作ってもらいたいものがあります。
全方位車載カメラ(真上から映す自車映像)と自動運転装置(ナイトライダーだね)です。
あ!そういえばトニーって「セグウェイ」に乗ってましたよね。
他のブログでは、セグウェイに関してひと言も触れてなかったので、しっかり忘れていました^^

それにしてもロバート・ダウニーjrが私生活でそんなこと(ドラッグ中毒?)になっていたとは全く知りませんでしたよ。

投稿: ituka | 2008年10月 3日 (金) 22時09分

ぺろんぱさん、ばんはです。

酔って帰ったら・・『ハウルの動く城』は既に終わってました(×_×)
まぁ、初めて地上波で観た時、おっそろしくつまらなかった印象があるので(私的には)観れなくても良かったかな(・ω・)

>端正な顔立ちながら、何となく目元に“女の子”的なイメージを
>持ってしまってる私ってヘンですか??

ヒゲを取り払うと、ゲイっぽい雰囲気が強まっちゃうかも知れませんね。。

>意外にもJ・ブリッジスさんがシブいお顔になっておられた
>のには良い意味で驚きました。

そうなんですよ。彼は本作の見所かと思います☆

>グウィネス・パルトロゥさんは、従来のイメージ
>(私の勝手なイメージですが)と違う感じの容貌のお役柄でしたね。

可愛いですね〜。
本作で改めて「ついてゆこう!」と何となく心に決めた女優さんです(=^_^=) 年齢も近いし(←年収は全然違うけど(=^_^=))。

>取り敢えずウォッカ・ドライマティーニのオリーブ3個は
>いずれ試してみたいです。

「ウォッカ・マティーニを、ステアせずにシェィクで」ってのはジェームズ・ボンドの定番セリフでしたっけね。
グウィネスが「オリーブ3ヶ」とちっきり指定してるのに、ロバダウが「オリーブを出来るだけ沢山」とテキトーに意訳(?)してたのがおかしかったです。

投稿: TiM3(管理人) | 2008年10月 3日 (金) 23時57分

itukaさん、ばんはです。

最近観た“ヒーローもの”の中では、結構ランクの高い本作です☆

>この映画で、最も涙腺を刺激されたのはココのシーンでしたよ^^

あの“ネタ”の置き方は「さすがはプロ」って感じです!

>『ロケッティア』のように背中に飛行装置を装着すると
>お尻に大やけどという大惨事にも繋がりますので、
>これはこれで、その辺りの改良版といった捉え方をワタクシはしてました。

逆に言えば「大きな重火器を両手で握り持つ」ってなアクションは出来ないんでしょうね。「基本手ぶら」ってヒーローです(=^_^=)

>15歳でMITを卒業したトニー・スタークに是非作ってもらいたいものがあります。

いや、ワタシのメモでは「17歳でMITを首席で卒業」でしたよ、確か、、

>全方位車載カメラ(真上から映す自車映像)と自動運転装置(ナイトライダーだね)です。

“アイアンマン”自体が重過ぎて、運転が出来なさそう・・

>あ!そういえばトニーって「セグウェイ」に乗ってましたよね。

これもワタシの記憶では「ステインが乗ってた」のしか覚えがないです・・(・ω・)

>それにしてもロバート・ダウニーjrが私生活でそんなこ
>と(ドラッグ中毒?)になっていたとは全く知りませんでしたよ。

まだまだこれからの俳優さんです。

過去は余り考えず『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』も機会があれば、是非観てみたいな〜と思っています。

投稿: TiM3(管理人) | 2008年10月 4日 (土) 00時08分

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