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2008年10月14日 (火)

☆『アガサ・クリスティー/謎の失踪・失われた記憶(2004)』☆

“放置プレイ”されてたレビューをアップします。。

さる9月27日(土曜)の夜に鑑賞。今回は「TV放送された映画」でなく、頂き物のDVDソフトにて鑑賞した“BBC(英国放送協会)製作による実話ベースのドラマ”と言うべき作品。

“ミステリーの女王”と呼ばれた英国の推理小説家=アガサ・クリスティー(notマッジ・ペンローズ、、)の生涯で、後年になってもなお語り継がれる実在の“11日間の失踪事件”の謎に切り込んだ物語。

実際の失踪はこんな顛末。

1926年12月初旬(ウィキペディアでは同月3日、の記載)。使用人にも行き先を告げぬまま、アガサは夜、突然に自宅(パークシャー州サニングデールの“スタイルズ荘”)を飛び出す。
運転していた青い愛車“モリス”が、サリー州ニューランズ・コーナーの砕石場界隈で衝突事故を起こした状態で発見され、車内には彼女の所持品がそのまま残されていた。

数日後には、アガサが“ロンドンから投函した”と思しき手紙の存在が明らかとなり、捜査陣は捜索範囲の拡大を余儀なくされる・・

結果的に、彼女は11日後、ヨークシャー州ハロゲートのホテルに“テレサ・ニール”なる偽名で宿泊しているのが見つかり、現地に向かった夫=アーチー・クリスティー大佐(ウィキペディアではアーチボルド・クリスティ大尉、の記載)により「間違いなく本人である」と確認された。

夫と感動の(?)対面を果たしたアガサであったが、衝突事故によるものか“失踪期間中の記憶”は完全に失われていたのだった・・

執筆した作品群の華やかさ(及び発行部数)とは対照的に(?)私的には“地味な私生活(作家人生)を送らはったんでは?”と勝手に推測するアガサ(1890-1976)。
そんな彼女の人生で、最もセンセーショナルな印象を受ける“謎の失踪”に切り込んだ意欲的な企画ではあるも、劇中で主治医(精神科医?)により明らかにされる“真実”は意外にあっけなく、俗人的なものでもあったか・・(・ω・)

元の所有者の方曰く「劇中で“アガサの悪夢”に登場する某人物がとにかく生理的に受け付けない」ってことで・・こっちも覚悟し、リモコンの“停止ボタン”に指をかけたまま鑑賞に望んだんだが(=^_^=)・・ワタシ的には全然OKですた(=^_^=)

私的には“あのキャラ造形”は役者さんが「造り込んだ範囲内」で良いかな、と。。
(ヴィジュアルを具体的に言えば、目付きが悪く、ニヤついてる、不気味なヒゲ面の薄汚れたおっさんであった)

「失踪事件」がメインではあるも、老齢のアガサがこれまでの人生を振り返る、みたいな展開となっており「ちと主題だけでは、吸引力が低いと判断しまして」的な制作側の“引き姿勢”を感じたようにも(⌒〜⌒ι)

劇中では「スタイルズ荘の怪事件」「茶色の服の男」「アクロイド殺人事件」「牧師館の殺人」の探偵エルキュール・ポアロもの、「聖ペテロの指の跡」の探偵ミス・マープルもの、がタイトルのみだが紹介されてた。
因みに、ワタシの好きなポアロものは「ABC殺人事件」だったりします(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

アガサ「パーティーは苦手なの」
   「取材が作家に必要な仕事だとは思いません」
   「金魚の記憶は10秒が限界とか・・ちょうど水槽を1周する間ですわね」
   「強い人間だった筈なのに・・誰かがそばにいてくれたら」
   「彼は自分の幸せしか頭にない男、でもその冷たさに惹かれたんですけど・・かつては」
   「人はいつか、独りで何かをするものよね」
   「プロ作家なら気が乗らなくても、巧く書けなくても書くわ・・嬉しい事に、書けばお金になる時代でね」

アーチー「君は、とらえどころがない」
    「察してくれ・・これ以上は酷だ」

アーチー「皆が幸せなど有り得ない、誰かが不幸になる」
アガサ「何故それが私で、あなたじゃないの?」

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コメント

こににちわです。

この映画は知りませんでしたが、同じような題材の”アガサ愛の失踪事件”(1979年作品 監督マイケル・アプテッド)はめちゃ好きで3回位観た気ィが・・・。

既にご覧になったはるかもしれませんが、アガサがヴァネッサ・レッドグレイブ、アーチボルドがティモシー・ダルトン、そしてアガサと心通わせる敏腕記者の役でダスティ・ホフマンという配役。で、この作品でダスティ・ホフマンがえっらい魅力的やったいうか色っぽかったいうか、ちょい、ときめいた記憶があり・・(それまではそんなん感じたことなかったのに)。

それと、特筆は音楽ージョニー・マンデル作曲の”Close Enough for Love”。
多くのJAZZマン、JAZZウーマンが演ったり唄ったりするええ曲ですねん。

自分的にはお薦めの映画です!

投稿: ビイルネン | 2008年10月14日 (火) 11時43分

ビイルネンさん、ばんはです。
今日もアタマがかゆかったですね〜(←それはあんただけの問題だ!)

>この映画は知りませんでしたが、同じような題材の
>”アガサ愛の失踪事件”(1979年作品
>監督マイケル・アプテッド)はめちゃ好きで3回位観た気ィが・・・。

おお、聞いたことあります。
若い頃のヴァネッサさん、お奇麗だったんでしょうねぇ・・

ワタシが(あのしとを)意識し始めたのは『ミッション:インポッシブル(1996)』『ダロウェイ夫人(1997)』ぐらいからですね(⌒〜⌒ι)

>既にご覧になったはるかもしれませんが、アガサが
>ヴァネッサ・レッドグレイブ、アーチボルドが
>ティモシー・ダルトン、そしてアガサと心通わせる敏腕記者の役で
>ダスティ・ホフマンという配役。

未見です(×_×)
ティモシーは良いですね〜。『フラッシュ・ゴードン(1980)』の森の王子役(?)の頃より古いんですね、、

>で、この作品でダスティ・ホフマンがえっらい魅力的やった
>いうか色っぽかったいうか、ちょい、ときめいた記憶があり・・
>(それまではそんなん感じたことなかったのに)。

ワタシはどうにも『トッツィー』『パピヨン』『レインマン』・・とエキセントリックなダスティンさんのイメージが強烈に記憶に埋め込まれてて・・(=^_^=)

『真夜中のカーボーイ』なんか、終盤で「おしっこが漏れた・・」とか言ったはって、結構衝撃的ですた。。

>多くのJAZZマン、JAZZウーマンが演ったり唄ったりする
>ええ曲ですねん。

JAZZですか・・ジャズ好きと言えば・・やっぱりクリント・イーストウッド監督でしょうかねぇ。

>自分的にはお薦めの映画です!

「衛星降臨」をお祈りします・・

投稿: TiM3(管理人) | 2008年10月14日 (火) 21時23分

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