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2008年9月16日 (火)

☆『ウォンテッド』☆

先ほどレビューをアップした『パコと魔法の絵本』を観終え、ロビーに戻ってぐじゃぐじゃの速記メモをペラペラめくり「・・駄目だ、書いた本人にも読めん・・」とがっくりし(⌒〜⌒ι)、ポテト&ドリンクの軽食を立食してる間に、早くも開場時間(=開演の10分前)となってしまったのが『ウォンテッド』。
『パコ』同様、敬愛し、足繁く通っている某ブログ(←記事の左欄外にある ♦ヘバリット訪問先♦ を参照下さい☆)において、こちらも評価が異常に高かったので(=^_^=)、迷わず「今日観とこう!」と決めた次第。さすが“字幕版”だけあって(爆笑)ええ席にちゃんと座れたし(混雑はしてたけど)☆

1000年前にモラヴィアの地(←チェコの東部)で結成された、機織(はたおり)職人らによる暗殺組織“フラタニティ”。
そのDNAはスローン(モーガン・フリーマン)と言う1人のカリスマを中心に引き継がれ、現代アメリカに拠点を移し、今日(こんにち)も暗躍を続けている・・
そんな組織を裏切り、仲間を血祭りに上げている男がいた。彼の名はクロス。
その騙し討ちにより、その日も“フラタニティ”の精鋭である殺し屋がニューヨーク、メトロポリタンビルの屋上で凶弾に倒れたのだった。

とあるオフィス。顧客管理担当のウェスリー・ギブソン(ジェームズ・マカヴォイ)はファットな女ボス=ジャニスにはホチキス片手にいびられ、真後ろのデスクに座る“親友”バリーには恋人を寝取られる「フヌケ男」だった。

「今日を終えて気づいたことは・・明日もこの繰り返しだってこと」
「最近は、全てがどうでも良く思えて来た」

そんな気弱な彼にまたもジャニス&バリーがストレスを与える・・パニック障害を必死で抑えるため、彼は鎮静剤のビンに今日も手を伸ばす・・

そんなある日、ストアで(気配もなく)背後に立った謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)により、彼は自分を狙うクロスの銃弾から命を救われる。ストアを飛び出し赤いスポーツカー(ダッジ・バイパーらしい)で逃走する2人。彼らを執拗に追うクロス。

ようやく追っ手を振り切り、ウェスリーの案内されたのが“フラタニティ”のアジトだった。
彼を迎えたスローン、フォックスに事情を説明されるウェスリー。何と彼こそは「世界に数人」と言われる「弾丸の軌道を曲げることの出来る、暗殺者の血を引いた男」であると言う。また、昨日メトロポリタンビルで殺害されたのが(生後間もなく彼を残して消えた)実の父親であったとも。

一度は“フラタニティ”の誘いを断ったウェスリーだが・・翌日、職場でとうとうぶち切れた彼はジャニスを罵倒&バリーを“エルゴノミック(=人間工学的意匠)・キーボード”でぶん殴り「自身の人生を変えるため」に“フラタニティ”に加盟する道を選ぶのだった・・

想像を絶する過酷な訓練をこなし、6週間後(?)に暗殺者としての基礎を全て身につけた、精悍な顔立ちの青年=ウェスリーがそこにいた。

が、彼が訓練を続ける間にも“フラタニティ”の殺し屋たちは次々とクロスに血祭りに上げられてゆく。
「早く僕に父の仇を!」と迫るウェスリーに、違う“標的”の始末を命じるスローン。

果たして彼に“クロス暗殺”の命じられる日はやって来るのか? そして“フラタニティ”そのものに隠された意外な秘密とは?

う〜ん・・ひと言で評せば「新次元のCG特撮に、ちょっと強引な物語展開」って感じだろうか。私的には「限りなくB級ラインのA級」って風にコメントしときたい。

何だか“折角丁寧に語り上げられ、築き上げられた暗殺組織”があんな形でああなっちゃうのかぁ・・と言う勿体なさが大きかった。あんまりネタバレさせてはいかんのだろうが『ダークナイト』の前作である“アレ”に結構テイストが似てたような、と。
クロスと言う宿敵に関しては・・色々「詰めが甘いじゃん!」と思うトコも多く、ラストでは(私的には好かなかった)“どんでん返し”によりルーカス&スピルバーグ辺りが好きそうな演出にもなってしまってたし(⌒〜⌒ι)

続編に繋げない! と(一応は)思わせる潔い展開は「素晴らしい!」と絶賛したいが、果たして『ウォンテッド以前/以後』で何か映画が変わるのか? と問われると「そんなには・・」と言葉を濁してしまうトコロがあるんじゃないかな、と。。

まぁ、すっきり爽快なシーンが幾つもあるにはあるので、観てソンはないんじゃないかな(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

ウェスリー「済みませぇぇぇん!」
     「もう惨めな人生には戻れない」
     「運命は、あんたに死ねとさ」

フォックス「謝り過ぎよ」
     「一瞬の迷いが大きな不幸を生むわ」
     「1を殺すことがきっと1000を救うことに」

スローン「ハエの羽を撃ち落とせ、3つ数え終わるまでに」
ウェスリー「そんなの、見えやしないよ!」

スローン「負け犬の人生に満足するな、眠れるライオンを解き放て」
    「銃で交響曲を奏でてみせろ、君の父上のように」
    「君の疑問に答えるには、コーヒー1杯じゃ時間が足りないな」
    「君の為すべきは(標的の)解読ではなく(暗殺の)実行だ」
    「人を撃つ感覚を覚えろ」
    「弾を曲げるのは方法ではなく、意志の問題だ・・君自身の本能に従え」
    「父上の遺品を受け継ぎ、そこに絆を見出せ」
    「“フラタニティ”へようこそ」
    「これは命令ではない、君に課された運命だ」

※「ナイフは隠しやすい武器だ、それに弾切れも弾詰まりもない」
 「羊どもに狼は殺せない」
 「世界の運命は、羊でなく狼が支配するのだ」

ウェスリー「他の人生を生きたいと思ったことは?」
フォックス「・・興味ないわ」

追記1:『ハンコック』では“ass hole”が連発されてたが、本作では“fuck you”率がかなり高かったように(・ω・) ウェスリーがバリーをぶん殴った瞬間、キーボードのキーが外れ、空中で「F」「U」「C」「K」「Y」「O」「U」の7つが整然と並ぶのには苦笑。いや、元からそんな配列とちゃうやんか(=^_^=)
追記2:バリー君の避妊法は“「事後ピル」を砕き、オムレツに混ぜて彼女に喰わせたらOK”ってことらしいが、どうも眉唾っぽいな(そりゃそやろ!)
追記3:クロスに追われたウェスリーがフォックスの駆るスポーツカーに“スルッと”乗る(=^_^=)シーン・・あんな風にもし拉致されたら、された方も訴える気を喪失してウットリするんじゃなかろうか(いや、それとこれとはハナシが別やろ!)
追記4:「グ※グル」で手軽に拝める“殺害現場”の写真、、あんなに克明に表示されてんの??(遺体、もろに映ってたし・・)
追記5:「鉤(かぎ)で吊された遺体を撃つシーン」は流石に大幅カットされんだろうか? すぐ“豚さん”に変わりました。
追記6:1000年前から“運命の織機”で決められて来た標的の名前・・ついつい連想したのは『マイノリティ・リポート(2002)』の“木の球ご〜ろごろ”ですた(=^_^=)
追記7:印象深いご老人=ペクワースキーを演じてたのはテレンス・スタンプ! シブい!
追記8:後半で『カサンドラ・クロス(1976)』系な展開っぽくなるが・・あれって「1も1000も、、」・・ふがふが。。
追記9:“good-bye”弾など、色々「見せ」のヴィジュアルがあるも・・全てはウェスリーにでなく我々観客に向けられてたように感じた(・ω・)
追記10:ラスト、缶ビールやハンバーガーを同じ軌道上で撃ち抜くテクもすごい! ってか、あの“おとり”役って、良くぞ引き受けたなぁ・・
追記11:「ネズミ」を用いたあのネタ、中盤でまず出て来るが・・アレって「仲間からのそれとないヒント(=指導)」やったんか?
追記12:“フォックス”“クロス”と言ったキャラのネーミングがモーガン・フリーマン(出演作)をヨイショしてる感も?
追記13:「ディープキス2回止まり」で「セク〜スシーン」は皆無ですた。。それ以上は、ブラピ様が黙ってはいなかったか(⌒〜⌒ι)
追記14:オレ、追記が多過ぎ!(=^_^=)

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コメント

こんばんは

ワタシの拙ブログをリンクしてもらって感謝感激です^^

実は、本作の舞台が判らなくてず~っと気になっていたんですよ。
あのビル飛びはニューヨークだったのですね。
あ~スッキリしました^^

ネズミネタは仲間からのヒントでしたね。その仲間のお方は『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』の主役を演じてたコンスタンチンさんらしいですが、言われないと気が付きません。

“エルゴノミックキーボード”これ、そのものが存在することを知りませんでした~
手首にやさしいってことですかね。

それからこの映画って、今流行りの三部作になるって本当かな~って思ってます^^;

投稿: ituka | 2008年9月16日 (火) 22時25分

itukaさん、ばんはです。

アンジーファンとしてはどうなんでしょうね・・
あのラストへの流れ込みは。。

>あのビル飛びはニューヨークだったのですね。
>あ~スッキリしました^^

冒頭(と恐らく終盤)だけはNYで、主人公の住まいなんかはシカゴじゃないかと考えてます。あの高架(鉄道)の風景とか・・

>ネズミネタは仲間からのヒントでしたね。
>その仲間のお方は『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』の主役を演じてたコンスタンチンさんらしいですが、言われないと気が付きません。

その2作は全く未チェックでして・・(⌒〜⌒ι)

>“エルゴノミックキーボード”これ、そのものが存在することを知りませんでした~
>手首にやさしいってことですかね。

・打ち(=タイプし)やすい(疲れにくい)
・ぶん殴りやすい

辺りが特徴かな、と(=^_^=)

>それからこの映画って、今流行りの三部作になるって本当かな~って思ってます^^;

キャストも監督も変えるとか(=^_^=) ←まさに「B級」やろそれは!

追記:当初は「おっかなびっくり状態」で標的のボディを狙ってた主人公が、次第に相手の眉間(顔面)を撃ち抜くようになりましたよね・・あの辺りの「変化」のきっかけを観直したいモノです(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年9月16日 (火) 23時48分

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