« ☆『山猫は眠らない3/決別の照準(2004)』☆ | トップページ | ☆『パコと魔法の絵本』☆ »

2008年9月13日 (土)

☆『ウィズ(1978)』☆

9日(火曜)の夜、衛星第2で放送されたモノを鑑賞。

・・カンザス州に住む少女ドロシーが愛犬トトもろとも竜巻に巻き込まれ、辿り着いた不思議な国で出会った3人の家来(仲間?)と共に旅を繰り広げる物語・・

そんな“オズの魔法使”をかのモータウンレーベルが監修! クインシー・ジョーンズおじさんがスコア(楽曲)を手がけ、ダイアナ・ロス&マイケル・ジャクソンが主演したらこう仕上がりました!
みたいな感じで「ごっさファンキー♪」なソウル・ミュージカルに仕上がってくれてました!(=^_^=) いやー、期待以上にブラックパワーが炸裂してましたねぇ~☆

ニューヨークのハーレム(プロスペクトと呼ばれる地区)に暮らす保母(?)のドロシー(ダイアナ)は仕事以外のことには内気&奥手な女の子(なのか?) 見かねたエムおばさんが「どんなに不安でも立ち向かえば乗り切れる、ハーレムの外の世界に目を向けなきゃ!」と激励したりもする。
そんなある雪の夜、飼っていた犬のトトが戸外へ突然飛び出し、それを追ったドロシーはストリートのど真ん中を迫って来た(=^_^=)竜巻に(トトもろとも)巻き込まれる!

果たして、彼女の辿り着いたのは“全ての核心である男”大魔王ウィズが統治するエメラルド・シティの一角であった。落下時に“邪悪な東の魔女=エバミーン”をたまたま踏んづけて(?)殺したドロシーは、壁面に(ポップアートな感じに)封じられてたマンチキン族(って言うか、端的に言えばブラックなブラザーたち(=^_^=))に感謝される。
やって来た“北の魔女=ミス・ワン”に、エバミーンの履いてた「銀色の靴」を託された彼女は、わが家に帰るために大魔王ウィズに逢いに行け、なるヒントを得る。

周りに数台のイエローキャブ(タクシー)が止まってるが、ドロシーが近付くや「OFF DUTY(回送)」と表示され、いきなし走り去ってしまうキャブたち(←屋根にしがみつく、とか窓をぶち割って強引に乗り込む、とか色々とやり方はあったと思うが、、)・・仕方なく彼女はトトと共に「黄色いレンガの敷き詰められた道」を辿ってウィズの住むシティの中心部へと歩き出すが・・

そんな彼女の前に「カカシ男(マイケル!)」「ブリキ男」「ライオン男」の3人が次々と現れて・・

原作(?)に漂ってた“牧歌的な風景”ってのはバッサリとカットされ、ニューヨークのパラレルワールドみたいなロケーションをドロシーたちが往くのが観てて面白かった。

・ブルックリン橋を模したような(?)巨大な吊り橋
・クライスラータワービルの尖塔を5本(!)並べたような建造物
・コニーアイランドの遊園地を模したような廃墟(ブリキ男と遭遇)
・ニューヨークの地下鉄駅を模したような無人の構内(←後年のマイケルのミュージックビデオ『BAD』を連想させる)
・ニューヨーク公共図書館を模したような建物(ライオンと遭遇)

※上記の『BAD(1987)』を監督したのはマーティン・スコセッシらしい!

ちょっとしたニューヨーク観光をしてるようで(実際に行ったことなどないが)楽しく、ウォルター・ヒル監督が描いたりする(=^_^=)ニューヨークとは全く違った雰囲気が漂っていた(=^_^=) しかし、最初に出会う仲間=カカシ男と遭遇するのが、ストリートの一角なのだが、あのシーンだけはちょっとニューヨークの雰囲気じゃなかった気もしたな(・ω・)

今とは全然フェイスの違うマイケルには苦笑させられっぱなし(⌒~⌒ι) 流石にダンスシーンにおける全身のバネと言うかキレは凄まじかった! 「僕のアタマの中には藁しか詰まってないんだ、脳が欲しい(←“ブレイン~!”とか叫ぶとゾンビ映画やね・・)」とか言ってる割に、懐から(孔子、ベーコン、キケロらの)的確な格言の書かれたメモを取り出し音読する“知恵”はなかなかにしたたかだった(=^_^=)>

にしても・・「カカシとしてのセリフ」ながら、マイケルの放つ言葉にいちいちハッとさせられてしまった(⌒~⌒ι)
「今日こそここから下ろしてくれるだろ?」
「一度でイイから自分の足で歩いてみたい」
「絶望的さ・・希望もなく生きるだけ」
「最初はこんなハズじゃなかったのに・・今の僕はただもがいてるだけ」
「長い間、吊されていたんだ」

マイケル自身の人生に投影してこれらのセリフを味わってみると・・いちいち心に刺さって来るモノがあったワタシ。。

ブリキ男が涙する場面では「コントかよ!」と突っ込めるぐらい大量の涙が(ノズルから発射されるかのように)ドボドボ湧き出たり、ライオンが初登場する場面では石像が真っ2つに割れ、中から彼が現れる演出に「お前は“キカイダー01”かよ!(←序盤で、仁王像の中から出て来よるんですわ、、)」と突っ込めたりした。

当時の流行り(モード)を取り入れたか「ローラースケート」「フラフープ」などのアイテムも効果的に用いられてた。

またキャストの殆どがアフリカン・アメリカンなしとたちで固められてたため「みんなコーラス&ダンスのセンスがスゴそうだし、ひょっとしたら殆どのシーンが“リハなし”“1発撮り”やったんかも・・?!」とか勝手な神格化を初めてしまうワタシでもあった(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

グリンダ「家は自分を知る場所、自分を知ることが出来るなら・・そこがあなたの家よ」

ドロシー「世界に飛び出さないと、自分自身は見つからないわ」

※「政治なんか、ダメ人間の最後の逃げ場だ」
 「大切なものは友情、分かち合う心だ」

追記1:私的に、人生初の“ドロシー作品”に劇場で触れたのは『オズ(1985)』だったと記憶してる。あんまり大した筋書きは覚えてないが「パンフレットを妙に大事に保管してた(今は何処にしまい込んだんやら、、)」「映画の帰り、百貨店の展望食堂で(家人に)何か食べさせて貰った」ことは覚えてる(・ω・)
追記2:スタッフ陣もまた凄まじい本作! 「監督:シドニー・ルメット」「製作:ロブ・コーエン」「脚本:ジョエル・シューマッカー」・・こんな顔ぶれ、なかなか実現しませんって!

注)ワタシは本作を『ウィズ』と記載してますが、ネット上では『ウイズ』の記載も見受けられます。どちらも正しい、とも言えますので、その辺りご了承下さい。

|

« ☆『山猫は眠らない3/決別の照準(2004)』☆ | トップページ | ☆『パコと魔法の絵本』☆ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆『山猫は眠らない3/決別の照準(2004)』☆ | トップページ | ☆『パコと魔法の絵本』☆ »