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2008年7月 6日 (日)

☆『猫の恩返し(2002)』☆

4日(金曜)の夜。民放で放送されたスタジオジブリによる劇場アニメ作品『猫の恩返し』を観た。
たぶん地上波では2度目だかの放送なので、今回は軽〜い気持ちで、鑑賞メモなぞもとらずに(=^_^=)観始めたのだが・・意外にも吸引力があり、それまで新聞記事を切ってたハサミを持つ手がぴったり止まってしまったのには、苦笑させられた(⌒〜⌒ι)

多感な女高生のハルが、とある猫を助けた恩返しに猫の国に招かれ、ファンタジックな体験をする物語。長いハナシかと思いきや・・90分を切る(本編の)放送時間なので「なかなか巧くまとめてたんやなぁ」と感心させられた(ウィキペディア情報によれば、わずか75分である!)。

長編アニメ作品『耳をすませば(1995)』の続編ともスピンアウト(派生)とも思われるが、より肩の力の抜けてる雰囲気は観やすくて良かった。
だが「主人公も、その親友も車道を無軌道に横断した」り「(ハルの学校の)下駄箱に現れたネズミの大群を、これまた突然現れた猫の群れが“駆除”した」り「猫の案内とは言え、他所の家の軒屋根や塀の上をずかずか横切った」り「王宮の“宴シーン”において大道芸人らが地上に突き落とされた」り・・と演出が絵ヅラに似合わぬ“過激”なテイストでもあり、そこも実は見逃せない(⌒〜⌒ι)

キャラ的には主人公ハル(声は池脇“ジョゼ”千鶴!)よりも、(晩年の出演となった)故・丹波哲郎氏が(声を)あてていた“猫王”や、妙にキャラクターの表情や言動が光りまくっていた“ナトル”と言う名の召使い猫の「2キャラ」にこそ、注目させられっぱなしだった☆

セリフとしては、バロンことフンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵(声は袴田吉彦)の放った
「しっかりと自分の時間を生きるのだ」「君は君の時間を生きるのだ」のセリフが説教クサいながらも、心に響いて来た・・気がした。

本編と併せ、劇場最新作『崖の上のポニョ』の映像が紹介された。
これまでしばらく続いてた「イケイケ路線=湯水的製作費路線=大風呂敷広げまくり路線」から一転、昔に戻ったような「素朴で分かり易い作品世界」の存在を何処となく感じた。
言うなれば『パンダコパンダ(1972)』の頃みたいな・・
まぁ、ワタシとして(余り偉そうなことも言えないんだが)近年の宮崎(駿)監督アニメを観るにつけ「何処か、アイデアの枯渇と迷走を感じるよなぁ」と評してしまうことも多かったので・・そう言う意味では「原点に戻り、楽しんで描いてはるんかも知れないな、宮さん」と喜ばしく思う次第である。

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コメント

猫と暮らす身としては、観なかった事に何だか後ろめたい気持ちを抱いています。
しかし夏になると宮崎アニメの地上波放送が増えるうように思うのは気のせいでしょうか。

>新聞記事を切ってたハサミを持つ手が
アンタッチャブルの領域なのかなと思いながらも、以前から気になっておりました。
そのうち、その御趣味(お仕事の一環?)に関する記事も楽しみにしております。

またしても本編の内容に触れずのコメントで失礼しました。


投稿: ぺろんぱ | 2008年7月 6日 (日) 16時04分

ぺろんぱさん、ばんはです。

この週末は劇場にゆけませんでした・・ぢぐじょ〜(泣くなよ)

>猫と暮らす身としては、
>観なかった事に何だか後ろめたい気持ちを抱いています。

猫に狩られる(?)ネズミたちの悲しみが全く加味されていない脚本には、
抵抗のある観客もおると思います(=^_^=)

まぁまた、次の機会にでも・・

>しかし夏になると宮崎アニメの地上波放送が増えるうように思う
>のは気のせいでしょうか。

実際、ジブリ作品って、これだけ(どれだけ?)放送されているにも関わらず、毎回そこそこの視聴率を叩き出すそうですからね。
キラーコンテンツアニメと言えるのかも知れませんね。

また今年も『火垂るの墓』は放送されるのかな?

>アンタッチャブルの領域なのかなと思いながらも、
>以前から気になっておりました。
>そのうち、その御趣味(お仕事の一環?)に関する記事も楽しみにしております。

いやこれは・・少なくとも5年以上前からの習慣でして・・

切った記事をどう処理するか、については、ここのページをご覧下さいな。

http://homepage2.nifty.com/TiM/maxim.html

>またしても本編の内容に触れずのコメントで失礼しました。

絡んで頂けて幸いです・・(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年7月 6日 (日) 23時52分

再びお邪魔します。

切り抜き記事に関するページ、拝読させて頂きました。

なるほど、そういうことだったのですね。

海原純子さん、立松和平氏、樋口惠子女史、向井武子さん、松浦野太郎氏のお言葉に(特に)感銘、もしくは深く考えさせられるものがありました。

また、「劇団遊気舎座長、兼、座付き作家」時代からその異才振りを敬愛していた(よく遊気舎のお芝居に通いましたぁ(*^_^*)!)後藤ひろひと氏の言葉が残されていたことは非情に嬉しかったです。

サイトを披露して下さってありがとうございました!

投稿: ぺろんぱ | 2008年7月 7日 (月) 21時16分

ばんはです。

ちと返事が遅れました(×_×)

>切り抜き記事に関するページ、拝読させて頂きました。
>なるほど、そういうことだったのですね。

どどど、どういうこと・・?!(=^_^=)

>海原純子さん、立松和平氏、樋口惠子女史、向井武子さん、
>松浦野太郎氏のお言葉に(特に)感銘、もしくは
>深く考えさせられるものがありました。

皆さん、俗的な言葉を借りると「勝ち組」な方々ですからね・・
「言葉だけ」ならば愚人でもぽんぽん小手先で捻り出せますが、
重みが全く違うと思います(・ω・)

(負け組の小声にこそ、耳を傾けるべきとも思うけど(=^_^=))

因みにワタシが一番好きなのは編集委員の芥川喜好氏ですね。
この人の論評だけは、他の方とは輝きが違う、と思います。

>後藤ひろひと氏の言葉が残されていたことは非情に嬉しかったです。

ビジュアル的にもインパクトのある方でしたね(=^_^=)

>サイトを披露して下さってありがとうございました!

たまに更新、
半月ごとに追加、
してますので、気が向いたらまた覗いてみて下さいね。

ページがなくなってたら・・クレームがついたってことで(×_×)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年7月 8日 (火) 22時52分

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