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2008年7月 6日 (日)

☆『ドラムライン(2002)』☆

2日(水曜)の夜、衛星第2ちゃんねるで放送されたモノを鑑賞。ドラムに青春をかける若者の映画、と言う大まかな筋は掴んでいたが、ここまで閉鎖的な(校内の)ハナシとは知らなかった(⌒〜⌒ι)
まぁでも、ワタシは楽器の中で一番好きなのが“打楽器系”であり、劇中でセリフ内に登場するアーティストや、演奏されるレパートリーの幾つか(いずれもソウル&ファンク路線!)には「おっ!」と思わされるモノがあった☆ そう言う意味では、観てソンはしなかった映画だったかな。

デヴォン・マイルス(ニック・キャノン)は母と離れて故郷の町を出、アトランタの「A&T大」へ進学する。ここは「モーリス・ブラウン大」と双璧を成す“マーチング・バンド”の名門校である。
ハイスクール時代、「A&T大マーチング・バンド部」の監督であるリー教授(オーランド・ジョーンズ)にその資質を見込まれたデヴォンは2週間の“軍隊式合宿”を経て、グループ分けで同期生のトップを飾る形で「P1(レギュラー)」に編入される(部員は「P1」〜「P4」に峻別される)。

練習時、先輩のショーン・テイラーを挑発する態度を取り続けるデヴォン。ついにはショーンも堪忍袋の緒を緩め(?)「じゃあ、お前が(次の試合の)ハーフタイムショーでのソロ演奏を(俺の代わりに)全てやってみろよ!」と言い放つ。
その天性のドラムの才能こそは確かに“折り紙付き”なデヴォンではあるも、流石に大観衆を前にしてのソロには臆してしまう。リー監督はそんな彼に失望の色を隠せない。

それに重ね、ドラム奏者としての「とある基礎」が修得出来ていないことが判明したデヴォンは、リーに「P4降格」を言い渡されてしまう。
ふてくされる彼の前に「モーリス・ブラウン大」のウェード監督(かつてのリーの師)がスカウトに現れる・・

要素としては「大学対抗のアメフト試合で、ハーフタイムショーを飾る存在」のバンドなんだが、アメリカならではのプロ意識(?)と言おうか「アメフトよりバンド、ハーフタイムこそが試合だ!」とセリフにもあるように、本来の試合そっちのけで物語は進行する(⌒〜⌒ι)
アメフトのシーンなんて殆ど映像で描かれなかったし、、

青春モノの“お約束”でもある“軍隊式練習”は流石にハード! ブートキャンプな日々である。。
「バンドは1つ、音楽も1つ」が部の合言葉であり、「走ってる間も頭の中で演奏しろ!」とイメトレまでも強要して来る(・ω・)

私的に「スゴいな〜」と見直したのは、どっちかと言うと繊細でコミカルな印象のあったオーランド・ジョーンズが、マッチョ型でクールだけど実は熱血漢、と言う魅力的なリー監督役を演じ切ってくれたこと。何せ同時期に出演してたのが『タイムマシン(2002)』における(ニューヨーク市立図書館の)ホログラム司書“VOX(ヴォックス)”役でしたから、、

本編はデヴォンの成り上がり⇒躓き⇒自信喪失⇒“意外な人物”の励ましによる再起⇒大団円・・と青春映画ならではの分かり易い構成で作られている。
ガールフレンド・レイラとの恋愛も少しだけ描かれるが、キスシーンぐらいしかなく、ちょっと拍子抜けしてしまった。デヴォン自身の“やんちゃな人肌ドラムスティック”が唸る! ・・みたいな演出を少しは期待してたもんで(こらこら)

それにしても「モーリス・ブラウン大」のマーチング・バンド部。『少林サッカー(2001)』や『クール・ランニング(1993)』(における最終ライバル)と同様、妙にメンバーが“非健康的”“極悪そう”な描写なのが笑えた。
いや別に、相手側からすれば「A&T」の方がよっぽど「悪らつ」な印象だった筈で、あの辺は製作側の主観を観客に押しつけているとしか思えない(=^_^=)
本来、マーチング・バンドってのはもっと爽やかなハズだっ!

〜 アツいセリフの数々 〜

※「いいか、パーカッションはバンドの“脈”だ。“脈”がなきゃ死んでしまうだろ? ・・だから一番大事だ」

ショーン「下を見てたらリズムが乱れる、相手の眼を見ろ、“愛し合う時”のように」

リー「お前たちの好みは何だ? アンジー・ストーン? LLクールJ? スヌープ・ドギー?
   それも良いが、バンドの元祖はEW&F(アース・ウィンド&ファイア)だ」
  「スティックを落としても叩き続けろ!」
  「ヒップホップか・・あれはバンドではない」
  「あれは“ラジオ音楽”だ、我々のバンドこそが本当の音楽だ」
  「リーダーである君(=ショーン)が情熱を失ったら、チームはまとまらない」

ワグナー校長「いつも今日が始まり」

追記1:『ダンシング・ヒーロー(1992)』でも驚かされた演出だが、本作の中盤で主人公に“再起の力”を与える伝説の奏者「レイ・マイルス&ファンク・コネクション」・・その名からして何かファンキーでエエんでねぇの!?(=^_^=)
追記2:本作の楽曲を監修したのは「ボーイズ2メン」の仕掛け人などでも知られる米音楽界の重鎮ダラス・オースティン氏! 何でも彼自身の半生が(主人公デヴォンの)モデルとなってるそうで。
追記3:冒頭、デヴォンと同じ(ハイスクールの)卒業生の中に「ホセ・メンドーサ」と言う名の生徒がいて、ちょっと笑えた(コォク・スクリュウ奏法?)。

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