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2008年6月17日 (火)

☆『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE/総統は二度死ぬ(2007)』☆

さる2日(日曜深夜)の放送を録画しといたモノを、14日(土曜)に鑑賞。
先日かいつまんで(=^_^=)紹介させて頂いた短編アニメ『古墳ギャルコフィー/桶狭間の戦い』に続き、ホンマに唐突に物語は始まるんだが・・残念なことに「バレーボール中継の延長のため25分繰り下げての放送」ってことで・・終盤で無情にも終わってしまったのだった(×_×) う〜ん、消化不良〜

地味な時間帯ながら“地上波初放送(!)”された劇場版長編アニメ。監督&脚本&声の出演を“FROGMAN”なる島根県在住(?)の人物が1人で担当しており、バカバカしいんだけど、凄い!
しょっぱなに“「作ったのはね!」蛙男商会”なる彼のロゴが表示されるんだが、それが妙に誇らし気にも見えてしまった☆

島根県で結成され(?)現在は東京・麹町の何処かにアジトを構える“ベンチャー秘密結社”『鷹の爪団』。「たぁ〜かぁ〜のぉ〜つぅ〜めぇ〜」を合い言葉に、日々世界平和の実現に向け頑張っている(何をだ?)。

が、資金難とそれに乗じた(?)天敵(=^_^=)“デラックスファイター”の恐喝(=^_^=)により、銀行から何とか融資の叶った110万円も彼に奪われ(?)・・遂に団員らは“夜逃げマシーン”で深夜の逃避を敢行!
・・が、立ちはだかった“大家のオバさん(50歳)”の追撃を振り切るべくブースターを最大出力で噴射したトコロ“夜逃げマシーン”は宇宙空間へ飛び出してしまうのだった、、

そのマシーンに「大気圏突入能力」などない事実を知った団員らは死を覚悟したり、数少ない食い物(=たった1つのパン)を奪い合ったり(=^_^=)するが・・そんな彼らの前に“ナチュラルトランス財団”の所有する巨大宇宙実験ステーション『ピースボール』がその姿を現す!

「渡りに船」とばかり、ステーションに乗り込む団員らだったが、その施設こそは人類最大最凶の存在“フェンダーミラー将軍”とその6人のクローン人間の潜む、悪の本拠地なのであった・・! みたいな流れ。

ストーリーは強引だし、あんまり面白くもない(・ω・)
本作で観るべきは“FROGMAN”氏の持つ、自虐的かつサブカルチャー崇拝主義っぽい精神世界から次々と放たれる、驚きの小ネタ群と、全編を通じ交わされる登場人物らのとんちんかんで狂ってるような会話の数々と言えよう(=^_^=)

画面右端に“バジェット・ゲージ”なる縦長のバーが設置され、コレが本作に残された予算額を視覚的に表示している。
で、ムリしてタイトルでCGを多用するもんだから・・オープニング終了時点で既にゲージが半分近くまで減っている、、ナニやってんだか(×_×)

前述の通り“フェンダーミラー”による「世界各国の要人誘拐計画」「全人類老人化計画」などが具体的に動き始めた辺りの「CM突入」をもって、ワタシの本作鑑賞はいきなり終わってしまったんだが・・まぁ面白い部分は大体楽しめたかな、とそれなりに満足している。

セリフの一部がどうにも“小学生レベル”で、思わず気恥ずかしくなりTVのボリュームを下げたりしてしまう箇所もあったが(⌒〜⌒ι) 特に「総統」と「戦闘主任・吉田くん」の掛け合いのパワフルさはなかなかのモノだった!
エッセンスを抽出し、更に洗練すれば、そこいらのプロ漫才師を圧倒出来るぐらいのネタに仕上げられそうな予感がする☆

内容のなさにちょっとゲンナリもしてしまうが、たまにはこう言う「何も残らないが、思い返すと部分的におかしさが黄泉がえり(=^_^=)、こみ上げて来る」そんな作品も大事なんじゃないか、と感じた。

〜 是非、実際に聴いて欲しいセリフ&掛け合いの数々 〜

吉田くん「劇中に告白タイムを設けていますので、結婚されている皆さんは、この機会に離婚して下さい」
    「もうエッチな本は読みません! もうエッチな本は読みません!」
    「エッチな本を差し上げます、エッチな本を差し上げます」
    「ここの劇場の売店で売ってそうな微妙なグッズならあるぞ〜!」
    「あっ“外資系OLの基礎体温”だ」
    「総統、気を付けて下さいよ! 本作のタイトルによれば、
     まだもう1回死ななくちゃいけないんですから」

総統「(そんなことを)もう何度もやらせていたのかね!」
  「人間なんて宇宙から見れば、ほんの(地球の)表面に生えたカビほどにも目立たん存在じゃ」
  「誰かがこの世界を1つにまとめなくては」
  「泣くんじゃない、世界には我々が流す涙よりも、もっと悲しい涙があるんじゃ」

レオナルド博士「うるせぇな、興が乗っちまったんだから仕方ねぇだろ!」

デラックスファイター「悪の秘密結社に資金提供するような銀行は、まとめて木っ端微塵だぁ〜」
          「僕らは仔馬よ〜! 緑の丘を駆け抜ける仔馬よ〜!」
          「仔馬のように汗をかけ〜!」

デラックスファイター「みんな一般庶民だったら、構わず(デラックス)ボンバーやっちゃうけどな〜」
総統「お前、ホントに人間のクズだな」

総統「菩薩峠くんが何処にもおらんぞ!」
吉田くん「エッチなケーブルテレビのカードを買いに行ったんじゃないでしょうか?」

総統「何だね、この不気味な部屋は?」
吉田くん「まるで島根県みたいです」 ←このやり取りが一番笑えた(=^_^=)

総統「これはクローン人間じゃよ・・!」
吉田くん「長い下積み生活を続けているってことですね?」
総統「それは苦労人じゃろ!」

総統「わしの予感が当たっていれば・・これはとんでもないことじゃ」
吉田くん「予感って恋の予感ですか?」

フェンダーミラー「お前たちは余程のバカか、救いようのないバカだな」
吉田くん「結局バカ扱いですよ、総統」
総統「う〜ん・・みんな気軽にバカバカ言い過ぎ!」

吉田くん「トイレは何処にすればいいんですか?」
敵兵「部屋の隅っこにでもしてろ!」
吉田くん「何だ、いつもと同じことか」
総統「部屋の隅におしっこをしていたのは吉田くんじゃったのか?!
   ・・こんな時に衝撃的なカミングアウトされても、怒る気になれんが・・」

総統「吉田くん、わしはもう駄目じゃ・・」
吉田くん「総統が駄目なのは、何も今に始まったことじゃないじゃないですか?」
総統「何気に厳しいことを言うねぇ〜」

副官「副大統領、大変です!」
合衆国副大統領「どうした? ワイフが弁護士と駆け落ちでもしたのか?」

日本の大臣「どうしたものかなぁ・・」
他の大臣「まぁア※リカに従っていればいいんじゃないか?」
一同「そうだな!」

総統「舌を入れて来るな! ・・歯の裏側を舐めるな!」
大家のオバさん「仕方ないだろ、(人工呼吸の)途中であたしの“女”が目覚めちまったんだから・・
        イヤだよ、久しぶりに“体の芯”が熱く疼くじゃないさ」

大家のオバさん「何だよ、何であんな情けない男の顔なんか思い浮かべるのさ・・
        イヤだよ、すっかり体が火照っちまったよ」

追記1:“映像ネタ”では、オープニングCGの中で、受精卵が上下にパカッと分かれ、(中から出て来た)猫のシルエットが腰(シッポ)を振る演出が最高に素晴らしかった! タマじゃんか!(=^_^=)
追記2:「日本の“住”」につきものの「家賃、敷金、礼金、共益経費」を「そんな生ぐさいもの」とセリフの中でバッサリ斬り棄てた“FROGMAN”氏に、心の中で思わず喝采を送ってしまった(=^_^=)
追記3:悪の元凶=フェンダーミラー(オリジナル)とその6人のクローンがとにかく連携出来てないのが面白い。同じ人間のコピーと言っても、思考&言動がピッタリまとまる訳じゃないんやね。。相手を侮蔑する際の「黙れ、おそ松!」ってなセリフも「ネタなんやな〜」と。
実際の(クローンの)研究がどうなってるのかには詳しくないが・・案外“この程度”なんかも知れない(・ω・)

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コメント

こんばんは!

うぅ~む、私が「意外に深い」とレヴューしていた作品なのに「内容のなさにちょっとゲンナリもしてしまう」とは・・・、「うぅ~む・・・」と、総統の台詞廻しで言うと逆に何故か納得してしまいそうですが^^;・・・、確かに内容は無いのかも。^^;

総統:「うぅ~む、何気に厳しいことを言う~」との総統の言葉が聞こえてきそうですが、否、それでいて私は(引くところはかなりあったものの)実は好きになりましたよ。
自虐性のある私にはぴったりです。

この「引くところ」は結構大きいのですが、それ以上に楽しめ且つじんわりできたところがありましたぁ。(^_^)
ところで、島根の人は怒ってこないのでしょうか・・・多分、島根の人達も同じ、自虐性を楽しめる人達なのかな、とも。

投稿: ぺろんぱ | 2008年6月17日 (火) 21時37分

ぺろんぱさん、ばんはです☆

>うぅ~む、私が「意外に深い」とレヴューしていた作品なのに
>「内容のなさにちょっとゲンナリもしてしまう」とは・・・、

思い返してみましたが・・やはり内容は殆どないと思います(おい)

しかし、その薄っぺらさを補って余り有る「分厚いセリフ群」が確かに存在した、と思いますよ。

>自虐性のある私にはぴったりです。

総統「う〜ん、ここでカミングアウトされるとは、困ったもんじゃ」

>それ以上に楽しめ且つじんわりできたところがありましたぁ。(^_^)

あの作画の稚拙さでソンしてますよね(=^_^=)

>ところで、島根の人は怒ってこないのでしょうか・・・
>多分、島根の人達も同じ、自虐性を楽しめる人達なのかな、とも。

蛙男さんも、玄関先に「夜逃げマシーン」を常駐させた上で、あの脚本にGOを出したのでしょう(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年6月18日 (水) 00時20分

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