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2008年6月19日 (木)

☆『ニュースの天才(2003)』☆

さる6日(金曜)の深夜に放送されたのを録画しておき、15日(日曜)&16日(月曜)の2夜に分け鑑賞した。
以前からそのタイトルだけは知っていたが「きっと報道関係のむづかすい作品なんだろうな〜」と何となく敬遠してもいたのだ(⌒〜⌒ι)

確かに、観始めて30分ぐらいは「お固い『ザ・ペーパー(1994)』路線かよ・・」と『骨太で面白味に欠ける“業界モノ”』かと思ってしまったんだが・・約35分後にワタシの中で何かのスイッチが入ってしまった!

「・・おお?! コレは何ともまぁ、ミスリーディング(引っかけ)な・・!」
こんな“途中から急加速して来る”感覚ってば『ユージュアル・サスペクツ(1995)』以来、久々のモノである(=^_^=)

ってことで、作品全体を振り返れば「ちょっとムリがあるよなぁ・・?」って気もするが、どうやら本作は“実話が元ネタ”らしく「そう考えたら、有り得たハナシなのかもなぁ・・」と、単なる観客に過ぎないワタシの理性までもがしっかり揺さぶられてしまった次第だ(×_×)

1914年創刊の“ワシントン・ニューリパブリック誌”は、今や“全米の政治評論の旗手”である。それは、1万6,800種ある雑誌の頂点に君臨し、合衆国大統領専用機(エアフォース・ワン)に唯一設置されている権威的な存在なのだ。 
1998年の時点で記者と編集者をあわせ15名。驚くべきことに、彼らの平均年齢はわずか26歳であった。
その最年少記者が、当時24歳の主人公=スティーヴン・グラス(ヘイデン・クリステンセン)。

「春の異常事態」「ジャングル」「バカ騒ぎ」「没落の後」「ケシの行商」「安物スーツ」「追放」「高く付いた打ち上げ」「裏切り」「自然の状態」「困った状況」「ずぶぬれ」「陰謀者たち」「グリーンスパン万歳」「モニカの成功」「精神衛生の危機」「三位一体」「有望なサンタ」「やめとけ」「バカの子守」そして「ハッカー天国」・・数々の名コラム記事で、読者を魅了して来たスティーヴンは、今や“憧れのスター記者”とし、母校(?)“ハイランドパーク高校”の教壇に招かれている。
「7年前は、僕も君たちのように・・教壇を見上げる学生の1人に過ぎなかったのさ」と親し気な笑顔で生徒たちに語りかけるスティーヴン。

彼の語る「ニュース業界の内幕」と交互に、これまでの(成功に至る)スティーヴンの経歴がかいつまんで披露される。
女性教師は「たまには退屈な記事も書いて。目標が高過ぎるの」と苦笑混じりにスティーヴンに賛辞を贈る。
そして終盤、

“ワシントン・ニューリパブリック誌”の会議室で、
“ハイランドパーク高校”の教室で、

2つの大きな拍手が沸き起こるが・・それらが向けられた相手とは・・

オープニング(クレジット)で、本作のプロデューサーが「トム・クルーズ&ポーラ・ワグナー」であることを知った!
う〜ん、確かにトムクルが若ければ自身で必ずやスティーヴン役を演ってた気がするな(=^_^=)
ヘイデンくん、最近では“おかしな空間移動能力”に目覚め、すっかりハマってるようだが(=^_^=)、本作ではそんな“特異体質”に頼ることなく「眼の演技」で堂々と勝負をかけてくれる!

何を書いても“ネタバレ”ぽくなってしまうんで、レビューを仕上げる身としてはツライんだが、、取り敢えず「約35分後」に浮かび上がる「?? ⇒ ?! ⇒ !!」の瞬間をぜひ味わって頂きたいトコロだ☆

〜 こんなセリフもありました 〜

スティーヴン「記者には目立ちたがり屋が多い。そんな連中のお陰で“逆転現象”も起きる」
      「控え目で親切な者がかえって人目を引く」
      「人の愚かな行動を書く方が面白い、それは人間的な記事となるからだ・・人を描くのが報道だ」
      「誰を相手に書くか、分かってないと駄目だ。彼らが何に感動し、何を恐れるか・・そこが狙い目だ」
      「良い編集長も、悪い編集長もいる。最低でも1度、良い編集長に巡り会えるといい。
       立派な編集長は記者をかばう・・記者のために戦ってくれるんだ」
      「記事にすべきか・・迷う話だ」
      「常に求められるのは、正確な内容の記事だ」
      「ジャーナリズムは、真実の追究だ」

※「中傷されて怒るのは、世間から忘れられた負け犬だ」
 「何かしでかしそうな自分が怖くて仕方ない」

チャック「怪し気な人間が“1つだけ”と言ったら君はどうする? 信じるのか? 全部を調べないのか?」

弁護士「“人心”という側面も考慮しなければならない」

マイケル「私の時も※※したのか?」

追記1:「それが正しいかどうか?」を判断する場合において、我々はどうにも「彼の言葉」より「彼の人間性」にまず視線が行きがちである。「言動の良くない者」「取っ付きにくい者」はそれだけで「悪」と決めつけてしまうトコロがある。そう言った“色眼鏡”を、本作は外してくれる。
追記2:劇中に登場する最強の少年ハッカー=イアン・レスティルが“ハッカー集会”で「カネをよこせ! カネを見せろ!(Show me the money!)」と連呼するシーンがかなり笑えた。まんまトムクル主演作『Jerry Maguire(1996)』ですがな(=^_^=)
追記3:エンドクレジットまで観ると「主人公は前編集長=マイケル・ケリー(ハンク・アザリア演じる)だったのかも」と感慨深いモノが胸中に浮かんだりもした次第だ。

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