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2008年6月22日 (日)

☆『ゼブラーマン(2003)』☆

数ヵ月前、民放・深夜で流された(きっと地上波初だったハズ☆)邦画『ゼブラーマン』を20日(金曜)&21日(土曜)の2夜に分け鑑賞。ぼちぼちHD(ハードディスク)内に埋もれたままの映画群を鑑賞し(不要であれば)どんどん消してゆかねば・・ってことで。

監督:三池崇史、脚本:宮藤官九郎、主演:哀川翔なる黄金の(?)トライアングルで実現となったSFアクション。哀川兄貴の“主演100本記念作品”でもあるそう☆

2010年の近未来(!)。横浜市八千代区を舞台に、地球侵略を目論む知的生命体を相手に、正義のヒーロー“ゼブラーマン”を名乗り立ち上がる中年ダメ教師の活躍を描いたコメディテイストの邦画。

全体的にどうにもゆる〜い感じであるも“ポイントは的確に押さえてる”クドカンのホン(脚本)を、三池さんが気負いなく(きっと楽しんで)描いたって感じで、独特のお気楽っぽい世界観が展開していた☆
哀川演じる、八千代小学校の学年主任(3年)・市川教諭は「真面目で不器用」なキャラをほぼ一貫して突っ走るが・・彼と並行し、独自に地球侵略計画を探る“防衛庁特殊機密部”所属の2隊員=及川(渡部篤郎演じる)&瀬川にもまた強烈な個性+魅力があってステキだった(=^_^=)

大雑把だが味わいあるCG群、ヒーロー像を独自の視点から追求(?)する物語思想など、全体的な印象にはあの『大日本人(2007)』にも通じるモノが感じられ面白かった。

一応のヒロイン役とし鈴木京香さん(転校生=浅野晋平くんのお母さん役)が出演しておられたが、彼女が1シーンで演じてみせた“ゼブラナース”のコスチューム造形が何ともワタシのハートを射抜いてくれた(⌒〜⌒ι)
柄本明(北原役)、徳井優(放火犯役)に惨たらしい“退場シーン”を準備したり、田中要次を1カットながら効果的に(=^_^=)配したり、ウッチャン(内村光良)演じる“どっかアウトロー”な一本木教諭、大杉漣の好演した“謎がいっぱい”の教頭・目黒国治など、怪優(?)群を適材適所で使いこなしてるなぁ〜とホレボレさせられてしまった次第だ(=^_^=)

ネタ的には『リング(1998)』『ドリームキャッチャー(2003)』『光る眼(1995)』『パラサイト(1999)』『スポーン(1997)』『マスク(1994)』『妖怪大戦争(2005)』辺りのキャラや演出を引っ張って来てた感じもしたか。

劇中劇とし描かれたヒーロー特撮番組「ゼブラーマン」(“花を愛するタフな男”十文字譲(渡洋史)を主人公に昭和53年3月から放映開始されるも、視聴率低迷(1.8%)のため、わずか7話で打ち切りとなり、その後はいっさい映像ソフト化も再放送もされていないカルト作)の「それっぽい映像センス」が素晴らしい! 主題歌を歌手・水木一郎氏に歌わせる、と言う徹底ぶりだし!(⌒〜⌒ι)

なお、本作ではクドカン流の“ヒーローの条件”とし「空を飛べること」が筆頭(?)に挙げられていた。私的には「飛べなくても、(例えば)強力なビーム(=破壊光線)をボディから射出できる能力」なんかの方こそ重要じゃないの? と思ってたが・・本作を観て「あ、“飛べる”と言う条件が大切なのは、人類が重力に勝てない(克服出来ない)以上、窮地に陥った(=高所から転落しかけた)彼らを“必ず助ける”ために必要不可欠な能力(の1つ)に他ならないからなのかもな!」と再認識させられた。

〜 こんなセリフもありました 〜

瀬川「やっぱり安い風俗はやめた方がいいですよ」 ←股間が痒い(!)と言う及川に
及川「安い風俗はね、都会の縮図なの」

上官「人間以外の生命体が、この八千代区に生息している」
及川「ケジラミですか?」

市川「怒鳴る練習はしてるんだけど、練習してる時点で・・ダメだよね」
  「ヒーローには、バイクが必要だ・・(バイクを買うけど)ごめんな」
  「お父さん、空、飛べると思うか?」
  「飛べると思います? ・・訊かなきゃ良かった・・」 ←問われた鈴木京香が、悲しそうに首を横に振る、、

市川「はい! それでいいと思います」
目黒「何が?」
市川「えっ?」
目黒「全然聞いていないじゃないですか!」

市川「ちょっとトイレに・・」
目黒「先生、トイレにカバンは要らないだろ?」

ゼブラーマン「えっ?」 ←殺人現場に出くわして
カニ男「何だお前?」
ゼブラーマン「(小さな声で)ゼブラーマン・・」
カニ男「あぁ?!」

瀬川「お、及川さん」 ←エイリアンの遺体を前に
及川「ん?」
瀬川「あの、触んない方がいいんじゃないですか?」
及川「何だ、ダメなの?」
瀬川「いや、分かんない・・たぶん」

市川「卒業生(への生活指導)はいい(=要らない)んじゃないですか?」
一本木「ダメですよ!」

目黒「あんたは何も分かってないよ! もう来るとこまで来てんじゃんよ!」
  「信じれば、夢は叶う(Anything Goes!)」

駄菓子屋「お巡りさ〜ん、早く撃って、撃って!」
警官「撃ってったって、相手は子供でしょお?!」

及川「いやいや、そんな大事な話じゃないんだけどさ・・
   チャチャッとさ、地球守ってよ・・あんたヒーローなんだろ?
   ・・ボロボロだもんね。ごめんね、なんか変なこと言っちゃって。
   気にしないで、じゃね。あ・・血出てるよ、消毒して」

上官「みんな頭がおかしいんだ! それでも生きていかなきゃならないんですよ!」
  「ニッポンに核兵器は不要であります」

放射能戦隊アレキサンダー「こうなりゃ、放射能だ!」 ←戦隊を名乗りつつ、ソロなヒーロー、、

〜 (おまけ)「TV版ゼブラーマン」タイトル一覧(台本による) 〜

第1話「緑の地球は今いずこ」
第?話「変身!ゼブラーマン登場」
第5話「決着!巨大蟹男の最後」
第7話「車椅子の少年が見た悪の世界」
第24話「ゼブラーマン死す! そして地球は失われる」←幻の最終回! ってか負けてんじゃん!

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コメント

【おまけ】

本作、以下のような見所(エッセンス)もありました!

・実らない中年の恋(だけど何処か良い雰囲気を残してくれる)。
・服装倒錯者(コスプレ野郎)同士の悲しき戦い。
・唐突だけど効果的かも知れない口説き文句(?)、
「こないだあなたの夢を見ました」が、中年のおっさんのハートに迫る!
・飛ぶ練習を連日続ける主人公の姿(ヒーローの“こんな地味な一面”を余さず描く演出に好感☆)。

そうだ、リンク切れになったらごめんなさいだけど、
ゼブラナースの勇姿(ってかコスプレ)を拝める動画を見つけました〜(=^_^=)

刮目せよ!

http://jp.youtube.com/watch?v=NCoRjY-QASo&feature=related

戦闘員らをバックに歩いて来るんだが、左手をピッと挙げる動作がカッコいいのれす(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年6月23日 (月) 00時00分

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