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2008年5月 3日 (土)

☆『相棒−劇場版−』☆

3日(土曜)。
4連休の始まりである・・が、私的には3、4、5日と予定が詰まっており、遠出(ドライヴ)する時間的余裕がなく、残念な感じ(・ω・)
ま、ガソリンも高いし、エアコン必須な真夏日が続いてるし、あちこちで渋滞もあろうし・・とクルマで出かけることがクレバーとも言えぬここ数日かも知れない。

ってことで、午後からの上映だったが“ワーナー・マイカル・シネマズ大日”にて新作邦画『相棒−劇場版−』を観て来た。ホントに観たいのは別作品だったし、正直『相棒』に関しては全くTVドラマ版を観ておらず、そんなに興味もなかったんだけど(・ω・)
今回も“何となく”と言うのが最大の理由だろう(⌒〜⌒ι)

※ウィキペディアによれば、元々は2000年に放送の「土曜ワイド劇場」における2時間枠ドラマが本作のルーツらしい。警視庁でちっとも出世出来ない主人公2人(との基本設定)とは対照的に「土曜ワイド」最大の“出世頭”なんじゃないだろうか(=^_^=)

警視庁・特命係(何やら捜査本部の奥まった配置にある刑事(デカ)部屋である・・)に配属されている杉下右京(水谷豊)&亀山薫(寺脇康文)の2刑事(階級は良く分からん)を主人公に、ネットで展開される“処刑リスト”に同期して起こる連続殺人事件の謎を追う推理ドラマ。
高裁判事(来生某)、元・売れっ子TVキャスター(仲島孝臣)、女性衆議院議員(自友党の片山雛子:演じるは木村佳乃)、美人(?)美容整形外科医(安永某)・・の順で“処刑リスト”の掲載内容に忠実な手段で予告殺人事件が行われてゆく(うち1件は杉下&亀山両刑事の活躍により未遂に終わる)。
杉下は、持ち前の理知的な観察眼で、現場に残された「e4」「f6」「d4」「g5」といった(スプレーによる)落書から、推理の手がかりが※※※にあると見抜く。
一方で“処刑”される直前の被害者全てに、謎の若い女性が訪ねている事実が判明。それは、5年前に“とある事件”絡みで不幸を背負ってしまった娘=守村やよい(本仮屋ユイカ)だった。

彼女の口から遂に犯人の名が語られた時、杉下&亀山は次に狙われるポイントが“東京都走:東京ビッグ・シティ・マラソン”のコースの何処かに定められているであろうことを知る。密かに仕掛けられたリモコン爆弾とそれを遠隔操作する犯人を追い詰める2人であるが・・その裏には、もう1つの大きな“秘密”が隠されていたのだった・・

どうかなぁ・・意外に脚本は「硬派」してて、ちゃんと映画らしい映像&展開を魅せてくれるんだが・・私的には後半に差し掛かるに従い、だんだんとダイナミックな刑事ドラマ⇒ずっしり重い社会派ドラマ、、とその姿が変貌して行ったように感じた。メッセージ性があるのかも知れないが、一方でラストに「この映画はフィクションです。」とテロップが表示されたりもし、ちと“弱腰”な感じだった(どうせなら、冒頭で小さく表示しといた方が効果的だったのでは? と思うワタシ)。

特筆すべきは、冒頭で空撮により描かれる、黎明の東京都心〜多摩界隈の映像だろうか。シーンは異なるんだが、雪が降ったり、雨が降ったりする中、ぐぅ〜んとカメラが屹立するTV鉄塔に近付き・・その塔頂付近からぶら下がった遺体が映し出される。ここのシーンにおける重厚なカメラワークには心を鷲掴みにされた。

本編について言えば『ダーティーハリー5(1988)』を連想させつつ『セヴン(1995)』で用いられたような“神がかった犯人像”と“それを追い詰める超ハイテクなシステム”の攻防も楽しめる(それにしても、3万の動き回る人々から特定の1人をピックアップさせる※※システムってのは・・凄まじく便利な反面、不安も感じるモノだ)。

そんな犯人側の「捜査の先手を常に突っ走る」プラン性がまさに“神がかってた”が故に、終盤で姿を現す“真犯人”の言動に妙な「バランスの悪さ」を覚えたりもした。あそこまで芸術的に一連の犯罪を組める人間が、果たしてこんな人なんかな〜みたいな(・ω・)

ま、ドラマ版を全然知らないワタシでも、中盤までの「オン・ザ・レール」な疾走感には酔わされてしまったので、GWを家族なんかで楽しむ分には、意外に「最良の選択」とも言えるかも知れない。

しっかし、劇中で3回の爆発(他にもう1つ、小爆発もあるが)が起こるんだが、いずれも観客が期待(?)するまでの大規模な爆発ではなかったのが、邦画の限界も感じさせた。。
特に※※が爆発するシーンは・・周辺エリアが吹っ飛ぶほどの爆発だと思ってたぞ(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

杉下「僕もそちらに向かいます・・!」
  「あなたは正しい・・しかし、あなたの取った行動は、間違っている」
  「人は、事件を忘れます」

追記1:中盤以降、劇中で大きなウェイトを占めることとなる“エルドビア共和国”の1件。アレだけを“ネタ”にして、ヒューマニズム系の作品が製作出来ると思った。「退去勧告(の前後)」を“オチ”にして、多角的に時間軸置換系の群像劇を撮れば・・これはもの凄い物語に仕上がるんじゃないだろうか・・!(ハリウッドで撮るべきだろうけど)
追記2:「チェス」をかじったことのある方が観たら、きっと一層の愛着がわく作品に違いありません(=^_^=)
追記3:名もなきランナー役で“友情出演”なあのしとが・・! これは笑えますね〜(=^_^=)

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