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2008年3月31日 (月)

☆『タイムマシン(2002)』☆

30日(日曜)の鑑賞。この月末をもって、千日前の誇った(?)老舗映画館「千日前国際劇場(千日前国際シネマ、千日前国際地下劇場を含む)」がイッキに閉館となる・・
「コレは行っとかなきゃ!」といきなし根拠なき責任感(=^_^=)に駆られたんだが・・結局、寝だめやら別な外出やらをして、行くことは叶わなかった(×_×)
しかし、(最後のラインナップ中で)興味をそそられる上映作が『実録・阿部定』『団地妻・昼下がりの情事』の2本しかなく、この2本も・・どやねんな?? と悩んでしまったり、、
明日、残業がなければ行ってみようかどうか・・何とも迷ってしまう所だ(・ω・)

ってことで“iPod touch”のデータ修復をしたり、職場で永年的に任命されてる(?)某同好会の会計報告(予算書&決算書)をちまちま作ったりしてるウチに終わってしまったこの週末。ま、体調もイマイチだったんだけど・・

せめて、ってことで地上波放送された『タイムマシン』を観ることとした(地上波初ではなかったと思う)。

“不幸な善人”も“狡猾な悪人”も自在に演じ分けられる個性派(と評価している)ガイ・ピアースを主人公に、暴漢に襲われ亡くなった婚約者の生命を救うため(=運命を変えるため)、自ら開発した「タイムマシン」に乗り込み、時空を旅する青年研究者の驚くべき運命(?)を描く。

壮大なテーマの物語である割に、世界観がどっか小粒(=エリア限定的)だし、ワタシの期待するのと随分違う流れに(中盤以降)持って行かれるトコから、どっちかと言うと好きな作品ではないが「放送されるとつい観てしまう」
そんな不思議な魅力ある映画だ。きっと故・淀川長治氏(映画解説者)が生きておられたら「これぞ“日曜洋画劇場”に相応しい、幾度もの再放送に耐え得る作品(の1ツ)である!」と絶賛されたような気もする(←ナニを根拠に?)。

ウィキペディアも併せて覗いてみたら、色々と原作(小説)からリ・イマジネーション(=^_^=)されてる部分があって面白かった。最大の変更は舞台がロンドン(原作)⇒ニューヨーク(本作)と変わってること。
その割に、ニューヨークらしい(ランドマーク的)建造物が余り登場せず、ティファニーの石看板(?)の破片や、市立図書館などを用いるにとどめられていた。

にしても、今回“意外にも”気になったのは主人公=アレクサンダー・ハーデゲン教授(ピアース)を気に懸けてくれる周囲の温かい人々の存在であった。4年間も(彼のいわば“奇行”を)見守ってくれた友人フィルビー、最後まで主人に対する礼節を欠かさなかった家政婦(?)ウォチット。
どうしようもなく邪悪なヤツもいた反面、結構な善人にも溢れかえってた作品世界だったなぁ。

確かに想い人を喪失する、と言うショックは悲し過ぎるのだが、そのことに固執する余り、もっと大切な「今、周囲にいる愛すべき人々」をバッサリ斬り棄てて(旅立って)しまったのは果たして正しい判断だったんやろか? とも感じた次第。

あ、それから、悲劇のヒロイン(←まさに!)エマを演じたシエンナ・ギロリーさん、何と『バイオハザード2/アポカリプス(2004)』でサブヒロイン=ジルを演じておられた方と知った! 印象が全然違ってて気が付かんかったなぁ!

本作、前にも(劇場鑑賞時に)書いたように思うが・・やはり「主人公、もっともっと過去に執着しろよ!」と思ったものだ。エマの死に“わずか2回”立ち会っただけで「例え千回戻っても、千回の(彼女の)死に方を眺めるだけだ」などといとも簡単にあきらめちゃう。「暴漢を返り討ちにする」「常に行動を共にする」などなど、頑張りようは幾つもあった筈だ!
『タイムコップ(1994)』の主人公(ヴァン・ダム演じる)でもきっとそうすることだろう(=^_^=) 100万回生きて、ようやく真実を掴んだネコだっていたぞ、どこかに(あ、それは絵本のハナシか)。

※「エマの肖像が収められたロケット」を失ったシーン、こそが展開の“切り替わる”瞬間だったんだろう。

『フェイス/オフ(1997)』冒頭における“聖歌隊の美人のおねーちゃん”などと同様に(=^_^=)、本作で気になるのが、2030年のニューヨークにいたスポーティーな感じのおねーちゃん(・ω・)
突如、街角に現れた主人公・・の背後にあるタイムマシンを指し「あれって特大のカプチーノメーカーなの?」と言い残し去っちゃうだけなんだが、妙に印象に残るのだ(・ω・)
きっと彼女、エマ役のオーディションを受けたりもされたに違いあるまい(←決め打ち)

後半では80万年後の世界に突入しちゃうんだが(良くも人類が生き延びてたもんだ、、地形すら激変してるってのに)、何だか世界の雰囲気が『未来惑星ザルドス(1974)』っぽいテイストに仕上がってて笑えた。しかし、何なんだ、あのセンスの悪い(人面(?)の)造形物は。。

劇場での鑑賞当時、出演に全く気付かなかったのがジェレミー・アイアンズ。ウーバーと言う役名があるも、劇中では一切語られなかったような。
今回は彼が「ワタシのような者は大勢いるのだよ」とぼそっと言ってたのが気になった。
こいつを何とかしたら世界が救える・・ってことでもないみたいである(・ω・)

終盤、主人公の究極の選択で、タイムマシンはアレしちゃうんだが・・その破壊力たるや凄まじい! 『スパイダーマン(2002)』に出て来たグリーンゴブリンの使う“パンプキン・ボム”数百個ほどが一度に炸裂したぐらいの威力だった、、
で、思ったのが

“暴走”した際の破壊力がここまでのもの、と知ってて“敢えてニューヨークの街中”で極秘裏に研究を続けてた博士って、、

てなことだった。ってか、序盤で蒸気機関(?)に驚いてた博士だったが、あんたの発明&駆使してた謎のエネルギー源(原子力?)の方がよっぽどスゴいと思うぞ(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありました 〜

エマ「あなたには驚かされることばかりよ」

アレックス「話しかけたりしなきゃ、ニューヨーカーはいい連中だ」
     「ただ黙って運命を受け入れねばならない時もあるが、闘わねばならない時もある・・例え怖くても」

ボックス「答えが気に入らないのなら、お訊ねにならなければいい」
    「全てを覚えていることの辛さ、をご存じですか?」

ウーバー「80万年の進化をとやかく言う資格が君にあるのか?」
    「あの悲劇はこの状況に不可欠だったのだ」
    「過去へは記憶、未来へは夢を、人は連れて行く」

追記:超未来に残る武器は・・「先端に毒を塗った吹き矢」なのだった!

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コメント

こんばんは。
時空移動なるものには否応なく惹かれますね。
凄くシンプルなタイトルですし・・・。
淀川長治さんが絶賛!(されていたかもしれない!)
というこの作品を、しかしながら私は終盤になって
チラ観した程度で終わってしまいました、すみません!

しかし初めてこの番組にチャンネルをあわせた時、
いきなり不気味な“白塗り仮面”が・・・!
「この面影はもしや・・・」と思い、慌てて新聞の
テレビ欄を見たらやはり出演者欄にジェレミー様の
名前が・・・!
なんと御いたわしや・・・と思っていましたが、所用で
席を外して再びテレビ画面に戻るやいなや、もっと
御いたわしい姿で粉々になって消えていってしまわれ
ました・・・。
「あれは何やったんやろ」と思いつつ、今夜貴の
レヴューを拝読させていただくと、更に更にもっと
御いたわしいことに、ウーバーという役名の彼は
“主要登場人物”ですらなかったみたいですね。
志村ケンさんも真っ青のあんな白塗りまでしたのに。

どこかミステリアス且つ知的で端正な顔立ちなのに
役柄的には余り恵まれないのはジョン・ローン様と
同じ匂いを感じないでもないのですが・・・。

本編のストーリーとは無関係のコメントをダラダラと
書いてしまってゴメンナサイです。

投稿: ぺろんぱ | 2008年4月 1日 (火) 20時12分

ぺろんぱさん、ばんはです。

『L.A.コンフィデンシャル(1997)』における“ちゃっかり者”の演技がどうにも忘れられず、ついついフォローしたくなる男優さんです、ガイ・ピアース。

また今後、(ケヴィン)スペイシー&(ラッセル)クロウと共演しての「同窓会的作品」に出演して欲しいです。
コミカルなクライムアクションを希望(=^_^=)

>時空移動なるものには否応なく惹かれますね。
>凄くシンプルなタイトルですし・・・。

意外と邦画でこそ、活発なネタでもありますけどね(=^_^=)
「洗濯機」までが「タイムマシン」に化けるのもあったし、、

>しかしながら私は終盤になって
>チラ観した程度で終わってしまいました、すみません!

旧作ですが『タイム・アフター・タイム(1979)』の方が妙に作品の軸がぶれない分、面白かったかも知れません(・ω・)

>いきなり不気味な“白塗り仮面”が・・・!
>「この面影はもしや・・・」と思い、
>慌てて新聞のテレビ欄を見たらやはり
>出演者欄にジェレミー様の名前が・・・!

その部分だけ観たら『M.バタフライ(1993)』の終盤かよ!?
と思っちゃったりも・・しませんね、ハイ(⌒〜⌒ι)

>もっと御いたわしい姿で粉々になって消えていってしまわれ
ました・・・。
>「あれは何やったんやろ」と思いつつ、

なんかそこだけ観ると「幻覚」みたいでしょうね(=^_^=)

>どこかミステリアス且つ知的で端正な顔立ちなのに
>役柄的には余り恵まれないのはジョン・ローン様と
>同じ匂いを感じないでもないのですが・・・。

近年では『永遠のマリア・カラス(2002)』での演技がなかなか良かったですよ。発狂もしないし、ヘリもろとも爆死もしないし(←そりゃ『ダイ・ハード3(1995)』だっつーの)

>本編のストーリーとは無関係のコメントをダラダラと
>書いてしまってゴメンナサイです。

ジェレミー様にネタが走りましたね、、
ピアース様はあきまへんか?(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年4月 2日 (水) 00時00分

こんばんは。

>ピアース様はあきまへんか?

いえ、実はつい十日ほど前、私的保存版の録画取りソフトで『プリシラ』を観直していたところなのです。(ある場面のある音楽を再確認したかったからなのですが・・・)

あっ、でもやっぱりテレンス・スタンプに注目しちゃってたかも・・・です。
ガイさんこそ端正なお顔立ちなのですよね、良く見てみると。

投稿: ぺろんぱ | 2008年4月 2日 (水) 23時06分

ぺろんぱさん、ばんはです。

>実はつい十日ほど前、私的保存版の録画取りソフトで
>『プリシラ』を観直していたところなのです。

そうでしたか!
んでも確かに・・当時はノーチェックでした、ガイさん。

>あっ、でもやっぱりテレンス・スタンプに注目しちゃってたかも・・・です。

どうしても『コレクター』と『スーパーマン2/冒険篇』での演技が強烈過ぎますね、テレンスさん(・ω・)

>ガイさんこそ端正なお顔立ちなのですよね、良く見てみると。

『モンテ・クリスト伯』でのワルっぷりも良かったですよ。

私的にはガイ版の『ニック・オヴ・タイム』『デッドマン』なんかが観てみたいです(=^_^=)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年4月 2日 (水) 23時52分

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