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2008年2月 4日 (月)

☆『人のセックスを笑うな/Don't laugh at my romance.』☆

3日(日曜)。
朝起きたら雪が降っていたが、それもしばらくすると止み、陽光が差して来たような気がしたので、デジタル1眼をリュックに詰め込みつつ、大阪市内へと向かった・・ら、雨が降って来やがった(×_×)
時間が許せば、午後から「大阪城公園内の梅林」など歩いてみようかな〜と思ってたが、すっかり“やる気”がしぼんでしまい、結局カメラを一度もリュックから取り出すこともないままの帰宅となった(⌒〜⌒ι)

・・って言うか“梅の開花”にゃ、まだまだ早かったかなぁ?

さて、梅田は「ロフト」の地下で観たのが、新作邦画『人のセックスを笑うな(Don't laugh at my romance.)』であった。あんまし期待してた訳でもなかったが、そのタイトルにとにかくインパクトがあった(=^_^=)のと、今をときめく若手男優である松山ケンイチが、永作博美と「年の差20歳」の無軌道なセックスライフにもつれ込む恋愛劇・・ってなちょっと妄想と股間を膨らませてくれそうなテイストの作品なのが、ワタシの足を劇場へと駆り立てたのだろうか・・(知らんけど)

本作、原作(小説)が発表された頃から、何となく気にはなってた物語ではあったか。
まずタイトルからして何だか人を小馬鹿にしてるし、作者の「山崎ナオコーラ」と言うのもどうもふさげてる(←私見です。ファンの方、済みません)。確か当時、新聞で近影を拝見した感じでは・・著者ご自身の容貌からして何かインパクトがあったような・・(以下自粛)

美大に通う19歳の主人公・礒貝みるめ(松山)。とある早朝、唐突で奇妙な出会いをした年上(39歳)のリトグラフ講師・ユリ(永作)に一目惚れ。キャンパスでの「3度目の再会」に偶然以上のモノを感じたか(?)、乞われる(?)ままに彼女のアトリエに導かれヌードモデルとなる。
同級生・えんちゃん(蒼井優)との間にも「友達のような恋人のような」微妙な感情の漂っていたみるめだが、えんちゃんとは違う「無軌道」で「天衣無縫」なユリとの恋にのめり込んで行く。
そんな中、突然の(リトグラフ)授業の休講を心配したみるめがユリの住所を訪ねると・・ってな展開。

ま、その辺りでまだ中盤ぐらいなんだけど「ここがネタの1つ」でもあるので、敢えて書かない(=^_^=)

さて、この映画。
年齢・価値観(恋愛観も)の異なる男女4人による「3つの恋」の顛末を丁寧な映像を通じて描いた作品、と言えようか。
ただ、上映時間が137分と長いことからも察しがつくように・・「ちょっと各シーンが間延びしてる感」をたびたび覚えた。そこに余韻を楽しませる意図があったのなら仕方もなかろうが・・どうも「編集作業の中で思い切れなかった(=カット出来なかった)」ような印象も強い。
例えば、キャストが通り過ぎた後もしばらく無人の風景が延々映されてるので「この後、何か大変な事態が起こるのかも?!」と妙に構えてしまったり(⌒〜⌒ι)←(コツを掴むまで、その連続による)緊張と肩すかしで疲れますた。。
ま、余計な通行人なんかを入れず“長回し”テクニックをばんばん使ってたのは効果的だったんだけど。

タイトルに「セックス」のワードがババ〜ン! と放り込まれてることから、チケット購入時も妙に気兼ねしてしまい「テ、テアトル1で・・」とかボソボソ伝えてしまったワタシ(・ω・) 係員さんが何か意図的(?)に「テアトル1の『人のセックスを笑うな』の次の回ですねッ!」みたいに復誦したりするので、ますます照れてしまったぞなもし・・

キャスティングとし、途中までこそ永作博美の「オ〜、イエ〜ス」なキャラクターの存在感が爆発してたんだが、実のトコ後半戦(?)では(それまで薄い目だった)蒼井優の言動が作品世界をぐんぐん覆って行った感じだった。
現実(のしがらみ)から目を反らしてるような「みるめ」「ユリ」のキャラ造形に対し、自らの置かれた場面場面でしっかりと自身の立ち位置やすべき行動、言うべき言葉をズバズバ発信してくれた「えんちゃん」こそが、実は本作の主人公だったんじゃないかな〜とまで思えたものだ。
もし本作を「2度観ても良い」と言う方がおられたら、是非2度目は「えんちゃん」を定点観察して貰いたい。ワタシの言わんとしてることが何となく分かって貰えると思う。

男性諸氏が誰しも期待する(たぶん(⌒〜⌒ι))「セックス描写」に対しては「そんなに大したことはない」と言っておこう。1シーンのみ「全裸の上にパーカー1枚っきり」のユリが動き回るシチュエーション(ボーナスか?)があるが、ワタシの“神眼”を持ってしても、全く危う気なき場面に仕上がってしまってた(←ナニを期待してんだ!)

毛布にくるまった「みるめ&ユリ」がごろごろ床を転がったりしちゃう描写こそあるも、ワタシに言わせれば「ホンマのセックスの場合、そんなもんで互いを巻いたり、覆ったりなどせぬわ!」とキッパリ断言したい(=^_^=) ってことで、ペッティングの延長、ぐらいの関係と妄想を止めておいた方が失望も少ないと思うぞ(だから、何をエラそうに!)

過去の名画へのオマージュを感じたのは“観覧車内のシーン”と“単車で街なかを2人乗りするシーン”だろうか。何処からどうみても群馬県桐生市(←メインのロケ地らしい)なんだが(=^_^=)、そのスピリットだけはヨーロッパなのだろう、きっと(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

ユリ「好きな映画? テロとか動物の出るヤツ。 ・・エロじゃないよ」
  「“おごりおごられの仲”になろうよ」
  「キスも巧くなった・・」

堂本「それって、オンナの霊感?」
えんちゃん「オンナの直感!」

ユリ「それ、甘くない?」
えんちゃん「・・甘いのがココアです」

猪熊「慌てなくたって、人生は長いんだから」

えんちゃん「みんな寂しいんだったら・・「寂しい」って言うのなんて、意味ない」
     「みんな弱いんだよ・・だから「強い」って言うのなんて、意味がない」
     「よわよわだな、みるめは」
     「逢いたかったら、自分から逢いに行けばいいじゃん!」

※「会えなければ、(それで)終わりだなんて、そんなもんじゃないだろう」

追記1:劇中、2つのシーンで何気なく画面に存在感を放っていた「黄色い風船」。あのアイテムの意味は・・?
追記2:「能天気な和菓子コント」はかなり面白い! アトリエでの「みるめ&ユリ」のトークもある意味コントっぽくなってて、ジメジメしてないのが救われるかな、と。
追記3:制作費が余ってたら「※※※ロケ」を敢行したんやろか?(⌒〜⌒ι)
追記4:今日は2回目(の上映)で観たが、終わってロビーに出た頃には3、4回目の座席状況が「×」となってた・・恐ろし。。

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コメント

これを観に行かれたのですね!
と申しますか、悪天候になってしまって当初の目的が達せられずに残念でしたね。

この原作は確か賞を取ってすぐに読みました。(文藝春秋に掲載されたものだったでしょうか…。)
キャスティングとしてはもしかしたらドンピシャの永作ちゃんなのかもしれませんが、私的にはどうもあの自信に満ち溢れた演技への酔いしれ方に今ひとつ入り込んでいけない感があるのですが・・・。くちゃっと笑う笑顔なんかは素敵な女性だなとは思うのですが。どうなのでしょう・・・観てないのにこんなことを述べるのはいけませんね、先ずは観ないとね。
あっ・・でも予告編での忍也クン??は中々の惹きつけられ度でした。

写真もご趣味の一つだったのですね。もうそろそろじゃないでしょうか、梅の開花。

投稿: ぺろんぱ | 2008年2月 4日 (月) 22時17分

ぺろんぱさん、ばんはです。

>これを観に行かれたのですね!

そーなんです。女性客がやたらと多く、なんか肩身狭かったです(⌒〜⌒ι) 永作ファンのおっさんと思われたんやろか・・

>キャスティングとしてはもしかしたらドンピシャの永作ちゃん
>なのかもしれませんが、私的にはどうもあの自信に満ち溢れた演技
>への酔いしれ方に今ひとつ入り込んでいけない感があるのです
>が・・・。くちゃっと笑う笑顔なんかは素敵な女性だなとは思う
>のですが。どうなのでしょう・・・

そうですね。永作さんのあの言動を眺めるに・・
自身の若い頃の片思いを、何故だか思い出しましたね(⌒〜⌒ι)

少なくとも『ピアニスト(2001)』のイザベル・ユペールみたいなキャラではなかったのでホッとしましたか・・

そう言うと・・『クワイエットルームにようこそ』もそうだったですが・・蒼井優と言う女優って、作品世界にすっぽりはまると、もの凄い存在感&牽引力を発揮するもんやなぁ・・と、そっちばかり思いましたかね。

>あっ・・でも予告編での忍也クン??は中々の惹きつけられ度でした。

そうですね。主要キャラの中では、ちと埋没してる感じでしたが、最後に「決めるトコは決めてくれた」ので、満足でしたね(=^_^=)
彼の中の恋も、やはり本作で描かれた恋愛の1つなのでした。

>写真もご趣味の一つだったのですね。
>もうそろそろじゃないでしょうか、梅の開花。

そうですね。楽しみです☆

投稿: TiM3(管理人) | 2008年2月 5日 (火) 00時23分

補足であるが、

堂本くん役の「忍成修吾」と、えんちゃん役の「蒼井優」ってば、
『リリイ・シュシュのすべて(2001)』で、既に共演してるようだ。

知らんかったなぁ・・

何処かに『リリイ〜』のVCD版ソフトが転がってる筈なので、もう一回観直してみたいなぁ・・(・ω・)

投稿: TiM3(管理人) | 2008年2月 6日 (水) 00時24分

昨日初めて見ました。
長回しが好きな監督ですね。
いきなり長回し。
僕は長回しを見ると「NGが出たら、撮り直しは大変だろうな。」とつい考えてしまいます。
でも、役者さん達の演技力が感じられて嬉しくも思います。
軽トラでバックしながら、えんちゃんの愚痴を聞く場面とか。

稲熊さん。
ユリのお父さんと思ったら、旦那!
随分年食った旦那。人が良さそう。
演じてるのは誰かと思ったら、あがた森魚さん!
腰が抜けそうになりました・・・・・(^^;

投稿: 間諜X72 | 2012年2月20日 (月) 20時41分

間諜X72さん、初めまして・・でしょうか?

カキコ、有難うございます。
もう4年も前の記事なんですねぇ・・当時は童貞でしたっけ・・(うそつけ!)

>長回しが好きな監督ですね。
>いきなり長回し。

永作さんが裸足で、早朝の街を歩いてるんでしたっけ? 記憶がぼんやり。。

>僕は長回しを見ると「NGが出たら、撮り直しは大変だろうな。」
>とつい考えてしまいます。
>でも、役者さん達の演技力が感じられて嬉しくも思います。

単なる長回しだと、まだしも気楽に観てられますが、
背後で爆発とかの「別なアクション」が展開するケースは、
結構緊張しますよね(⌒〜⌒ι)

>軽トラでバックしながら、えんちゃんの愚痴を聞く場面とか。

ありましたね。

>ユリのお父さんと思ったら、旦那!
>随分年食った旦那。人が良さそう。
>演じてるのは誰かと思ったら、あがた森魚さん!
>腰が抜けそうになりました・・・・・(^^;

ウィキで観てみると・・自らも監督業をされたり、最近では『しあわせのパン』に出演されたりしてるんですねぇ。

投稿: TiM3(管理人) | 2012年2月21日 (火) 23時21分

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