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2008年1月19日 (土)

☆『バブルへGO!!!!!/タイムマシンはドラム式(2007)』☆

12日(土曜)の夜。「土曜プレミアム」で放送されたものを観た。公開当時から「な〜んか制作費より宣伝費の方に重きを置いてそなミーハーっぽい作品やの〜」ちぅ第一印象を受け、劇場での鑑賞を見送った(おい!)映画でもあった。

今回は“地上波初登場”ってことで、そこそこ期待して観たが・・「中途半端にバブル期の思い出が甦って、余計に寂しいやんか〜!」と感じた。それなりに勢いある脚本ではあったが・・演出等に対し“クレバーやな!”と感じる瞬間は殆どなく「やっぱし“ネタ”だけ(←勢いもそんなに良くなかった)では“上っ面を滑るのみ”で回し切れんもんなんやな〜」としみじみ感じた次第である。。

冒頭において「バブルは、それが弾けて初めてバブルだったと分かる」なるアラン・グリーンスパン(元・連邦準備制度理事会(FRB)議長)の言葉が表示される。

1990年3月30日。金融局長・芹沢良道(伊武雅刀)による「不動産融資規制の大蔵省発表」により、狂乱のバブルの時代は突然の終焉を迎えた。世に言う「バブル崩壊」である。

その後の2007年。日本は今や800兆円を超える借金を抱える国家となり・・更に身近な所では、主人公=田中真弓(広末涼子)が200万円もの負債を抱え、平成クレジットの田島(劇団ひとり)の取立てから逃げ回る日々があった。

真弓が頼りにしていた母・真理子(薬師丸ひろ子)は数日前に江ノ島の断崖から謎の飛び降り自殺を遂げ、3月の雨の夜、彼女の葬儀がしめやかに執り行われたのだった。

途方に暮れる真弓の前に、財務省から来たと言う初老の男=下川路功(阿部寛)が現れ「君のお母さんは、死んではいない」と衝撃の伝言を放つ。後日、下川路の案内で、お台場(?)にある「日立製作所・家電研究所」に連れて来られた真弓は「母と下川路が東大の同期生だったこと」「母は“バブル崩壊”を阻止すべく“タイムマシン”で過去へ向かい、消息を絶ったこと」を聞かされる。
下川路のハナシでは、このまま日本の経済状態の乱れを放置すれば・・2年以内に銀行が次々に倒産、失業者と犯罪が激増することとなり・・そして、日本経済の完全崩壊まではあと713日と13時間しか残されていない、と言う。

母を救うため、日本を救うため、って言うか自身を借金地獄から救うため(・ω・)、真弓は「洗濯機型のタイムマシン(日立製)」に乗り1990年3月25日と言う過去の時間へ向かうのだった・・ってな流れ。

薬師丸さん、今回も恋やら冒険に(?)生きる印象的な役回りだったが、この人、誰と共演しても何だか恋人(とか夫婦)になかなか見えんな〜と思う。役所広司(『レイクサイド・マーダーケース(2005)』)、堤真一(『ALWAYS/三丁目の夕日(2005)』)、そして本作での・・。
まぁ、広末との“母娘役”と言うのも何とも微妙な感じがあったか。
“若くて可愛いお母さんキャラ”のステレオタイプではあるものの、共演相手と並べて考えると、どうもしっくり来ない、そんな印象だ。

ヒロインは広末だが、私的に「頑張ってたな〜」と好感を覚えたのは(彼女よりも)吹石一恵さん(追っかけキャスター=宮崎薫役)だったか。真弓に「眉毛・・太っ! 黒いし」だの「服、ピタピタだし」だのと言われつつも、実に珍しい(?)ボディコン姿を披露してくれたり、終盤で大活躍してくれたり。よっぽど下川路とウマが合ってたような気がしたのはワタシだけか・・

ボディコン系と言えば、六本木の夜のシーン(前半)でちょろっと映ってたのは高岡早紀さんではなかったか? 違ってるのかも知んないが、少なくともワタシにはそう見えた(・ω・)

関西もんには「対岸の花火」とでも言おうか、とにかくピンと来ないロケ設定&演出ばかりではあったが(=^_^=)、流石にフジテレビが中心となって制作されているだけあり、とにかく「お台場」だの「レインボーブリッジ」だのを描写したがる(=^_^=) レインボーブリッジが3本に増殖してる“未来図”なんてのもちょろっと(CGで)描かれてたが、醜悪以外の何ものでもなかった。。

特筆すべき1つは音楽面であり、C+C Music Factory「Everyboby dance now!(Gonna Make You Sweat)」やM.C.Hammer「U can't touch this」など、ワタシ的には「この当時こそ黄金期!」と叫びたくなるぐらいのアツい楽曲群(いわゆるNJS(ニュージャック・スウィング)旋風なんかの吹き荒れたご時勢)が用いられ、そこだけは嬉しくなった♪

洗濯機に入って、洗剤と一緒にぐ〜るぐる回転することで、17年前と行き来できる(ただし、何故か身長160cm以下、最大円周80cm以下、体積50リットル以下・・なる厳しい条件アリ)、と言うアイデアは何ら説得力もなく(=^_^=)「タイムパラドックス」面での尤もらしい考証ってのもとんとなされてなかったようだ。観客もすっかり舐められたものである・・

どうせなら『タイムコップ(1994)』におけるタイムマシン論なんかに“真っ向からはむかう姿勢”で「異なる時代の同一人物がつかみ合いの大ゲンカを繰り広げる」みたいなおバカなシーンも挿入して欲しかった(⌒〜⌒ι) ←『タイム〜』の世界で、そんな接触をした日にゃ、どエライ事態となります(×_×)

「ヤ※ー」がネタになってるトコは、同じタイムトラベル系作品である『オーロラの彼方へ(2000)』を連想してしまった。間違って「ライ※ドア」とかを(ネタに)起用してたら、随分とイメージも異なったことやろね、、

後半で、主人公らが赤坂の料亭「豊川」に殴り込み(?)をかける展開となるんだが、もうちっとクエンティン・タランティーノ監督の描いた“青葉屋騒動(2003)”に迫って欲しかった気がした。お座敷と言えば・・やっぱ日本刀での大立ち回りっしょ!(そうか?)

〜 こんなセリフもありました 〜

芹沢「来客? 銀行関係か?」
秘書「いえ、銀座関係かと」

芹沢「タイムマシン? あったら乗ってみたいね」
  「この時代は“泡”のようなものだ。誰かがそれを弾けさせないといけないんだ」

真弓「そんなに浮かれてて、不安じゃない?」

田島「バカ言うなよ、銀行が潰れる訳ないじゃん」
  「今はそういう時代なんだから、ぜいたくして何が悪い」

下川路「真剣に聞くよ、今日の俺は昨日の俺とは違う。今日の俺は昨日の俺よりも、真剣に君の話が聞きたいんだ」
   「有り得なくないって・・どっちなのかハッキリしろよ!」
   「(ティラミスが)ヤバいって・・お前の日本語、おかしいだろ!」
   「家族は家族、愛人は愛人だからね」 ←おい!

薫「ケータイ? カメラ付き? 話しながら、どうやって写真撮るの?」 ←このセリフ、くすっと笑える

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コメント

これは私も観ておりました。
もっともっとバブル期をあの頃を痛烈に皮肉って欲しかった気もしましたが、バブリーなあの頃でさえ、電化製品類の現代の進歩に比したらなんて遅れてた時代だったんでしょうと感じるところに於いては、現実にこれ以上の皮肉はないのかもしれません。
まぁ皮肉るっていってもバブリーさに乗じて伸びて来たような会社が製作・制作陣に入ってたし・・・??
最後が何だか『バック・トゥ・・・』の二番煎じみたいだったのには少し残念な気もしました。

でもやっぱりヒロスエは一児の母とは思えない可愛さでした。


投稿: ぺろんぱ | 2008年1月20日 (日) 12時13分

ぺろんぱさん、ばんはです。

しばらく、劇場に足を運べてません・・(×_×)

大作と言うべき作品が少ない(?)こう言う時こそ、
自身の感覚とかアンテナを磨いて、小品にトライしてみたいんですけどねー。

>もっともっとバブル期をあの頃を痛烈に皮肉って欲しかった
>気もしましたが、バブリーなあの頃でさえ、電化製品類の
>現代の進歩に比したらなんて遅れてた時代だったんでしょう
>と感じるところに於いては、現実にこれ以上の皮肉はない
>のかもしれません。

まだまだ「浮かれててOK」な時代でしたね。
その後は、邪教の台頭、情報の氾濫、猟奇事件の増加・・と何とも物騒な時代に突入してくこととなります。

>最後が何だか『バック・トゥ・・・』の二番煎じみたいだった
>のには少し残念な気もしました。

取り敢えず「夢オチ」じゃなくて良かった(=^_^=)

>でもやっぱりヒロスエは一児の母とは思えない可愛さでした。

そう言えばそうでしたね。

私的に好きなタイプではありませんが、気遣いの不要そうなトコは良いですね。
(きっと、実際のトコは大変なんでしょうけど・・)

因みにウィキペディアによると、
竹内結子、伊藤歩、田中麗奈、小嶺麗奈・・と言った女優の方々と同年の生まれだそうです。

投稿: TiM3 | 2008年1月20日 (日) 23時49分

私も映画館でこの映画は観ました。

おっしゃるように、薬師丸さんは最近母親役を良くしていますが、お母さん役はなんかあわない感じがしますよね。
でも、それってカドカワ映画の初期出演作品のイメージが強いせいでしょうか。

投稿: west32 | 2008年1月22日 (火) 23時38分

westさん、ばんはです。

>おっしゃるように、薬師丸さんは最近母親役を良くしていますが、
>お母さん役はなんかあわない感じがしますよね。
>でも、それってカドカワ映画の初期出演作品のイメージが
>強いせいでしょうか。

あの頃の「カドカワ映画」で育った世代のスタッフが、実権を握って来たんでしょうかね(⌒〜⌒ι)

何だか、もはや薬師丸さんに「泣きぼくろ」があってもなくても、どっちでもいいやって気もしますね(⌒〜⌒ι)

かつては「あの泣きぼくろがイイッ!」とか思ったのですが・・

投稿: TiM3(管理人) | 2008年1月23日 (水) 00時57分

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