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2007年11月25日 (日)

☆『小さな恋のメロディ(1971)』☆

まとめられてないままの映画メモが溜まって来たので、ぱぱっと書いていきたい。最近の鑑賞はテレビ放送がメインだろうか。
ここしばらく続いてる残業量の凄まじさでは、残念ながら劇場に行こうと言う気すら起きない(×_×)

14日(水曜)の夜、衛星第2で放送されたものを鑑賞。「タイトルは知っていたが、未見だった作品」の1つであり、きっとお約束的な“お子ちゃま路線”の“甘酸っぱい初恋モノ”なんやろな〜と甘く考えてたんだが、これがなかなかに独創的でスパイスが利いてて良かった☆
・・って言うか! 原作&脚本を手がけたのが、巨匠アラン・パーカーではないっすか! コレは全然知らなかった。後年の監督作『アンジェラの灰(1999)』に通じる脚色センスの一片が垣間みられたかも知んない??

※本作では監督は手がけていない。

ビージーズのナンバーをプロモーションヴィデオ的に配しつつ、ダニエル・ラティマー&メロディ・パーキンスの2人が出会い、気持ちを通じ合わせ、学友らと力をあわせ「不条理なオトナたち」に対するスティング(=反逆の一撃)を放とうと試みる・・そんな展開。
ラストが実に唐突&爽快で「ええっ、コレで終わるんかいっ!? いきなりかいっ!?」と驚かされてしまったので、出来ることなら、上映時間とかオチとかの予備知識なく、楽しんで頂きたい作品である。

中盤で驚かされる(?)のは、厳格な校長に呼び出され“お仕置き”を受けた直後、連れ立って歩いてた親友オーンショーを振り切り、階下で待っていたメロディと2人でさっさと去ってしまうダニエル少年。
そんな展開なぞ予期すらしてなかったオーンショーが叫ぶ「ダニー!」の声が校内に空しく響くのだが・・オーンショーに(きっと)近いレベルで、観てるワタシもびっくりさせられてしまった。
こう言う「必ずしも、恋愛の流れを懇切丁寧に描いてない」って演出(=水面下で進展してた恋愛)はなかなかにトリッキーで「やるなぁ!」と感じるものだ。

本筋には余り本格的に(=^_^=)絡んで来なかったが、ダニエルとオーンショーの友達の1人である「爆弾少年」のキャラが好きだった。まるで『フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)』に登場する主人公の親友ベンジャミン・ブルーのように(←ブルーの場合は“エビ”あるのみだったが)、このメガネ少年にとっては「手製爆弾」を作成し、友人らの見てる前でそれを炸裂させることだけが「生きがい」のようなのだ。

彼の爆弾が果たして完成するのか否か、その辺りも本作の隠れた見所とは言えるだろう(そうかぁ?)

〜 こんなセリフもありました 〜

メロディの友達「初めてのキスには戸惑ったわ、これで子供が出来るんじゃないかってね」

※「予定外の子の父親は“法王”と決まっとる。(ローマ・カトリック教徒にとって)妊娠は神のご意思だそうだ」
 「空襲で耳をやられたわしのおじだがな・・20年ぶりに手術して治ったと思ったら、
  今度はその祝宴の席でシャンパンの栓が眼を直撃し、失明したそうだ・・運命ってのは残酷なもんさ」

メロディの祖母「そんなウソ! 昔だったら、石鹸で口を洗わされるとこだよ」

オーンショー「女ってのは鼻持ちなんない生き物なんだよ!」
      「勝者がチヤホヤされるのは、俺たちのようなマヌケな敗者がいるおかげさ。
       つまり、全ては“上にいる人(=神様)”が決めることなんだよ」

ダニエル「いつも“好きな人”と一緒にいたいだけなんだ。それが“結婚”ってもんだろ?」

メロディ「周りの人に言いふらすんじゃなく、まず私に「好き」って言って。・・最後はイヤよ」
    「大人になると・・何もかもが分かり過ぎて疲れちゃうのかも」
    「ただ幸せになることが、何故こんなに難しいの!?」

追記1:メロディの母が言ってたセリフ「お茶の時間よ、ニシンが冷めちゃうわよ」が何とも意味不明だった。ティータイムにニシンを食べる習慣があるのか?
追記2:「警官のしゃしゃり出ない青春モノ」「妙に晴れ模様の続くロンドン」は素晴らしいと思う☆

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コメント

 この映画のラスト・・・トロッコで二人が逃げるシーンですよね?随分話題になったことを記憶しています。

 「汚れたオトナvs純粋な子ども」という点では、それをもう少し年を経た視点で描いた『卒業』なんかを髣髴とさせます。
TiM3さんの仰るオーンショー置いてけぼりの件のシーンは、それほどにほどばしる感情と二兎を追えない純粋さのなせる業なのでしょうか・・・。

しかしあれほどの二人は今どうしているのでしょうね。
あっ、ジャック・ワイルドも。

投稿: ぺろんぱ | 2007年11月25日 (日) 22時49分

ぺろんぱさん、ばんはです。

残業2.5時間をこなし疲れてるトコに、今夜は降って湧いた飲み会がありました。

・・俺を殺す気か(・ω・)

>この映画のラスト・・・

あわわ・・(×_×)

>「汚れたオトナvs純粋な子ども」という点では、
>それをもう少し年を経た視点で描いた『卒業』なんかを髣髴とさせます。

『卒業』はですねぇ・・私的には主人公とロビンソン夫人の束の間の恋の方こそ印象的でしたね。
ゲスい言い方をすれば“親子丼”って感じなのかな・・(⌒〜⌒ι)

でも、アン・バンクロフトさんは素敵でした。

>オーンショー置いてけぼりの件のシーンは、
>それほどにほどばしる感情と二兎を追えない純粋さのなせる業なのでしょうか・・・。

そこから後のシーンで、ダニーがクラス全員にいじめられる感じになるんだけど、
それを煽動してるのがオーンショーってのが「深かった」ですよね。
親愛さが正反対に“転んだら”・・こうなるんやな〜と。

>しかしあれほどの二人は今どうしているのでしょうね。
>あっ、ジャック・ワイルドも。

オーンショーを演じたワイルド氏は、ウィキペディアによると、
昨年に亡くなっておられるそうですね。合掌・・

俳優にとっても「黄金時代」ってものがあるのかもなー
としみじみしてしまう次第です。

投稿: 管理人(TiM3) | 2007年11月27日 (火) 00時29分

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