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2007年10月10日 (水)

☆『トランスフォーマー』☆

8日(月曜)。ホントは今日は(連休最後の日だし)一歩も外へ出ず、新聞を切ったりしたかったんだが・・ノートPCの具合の悪くなったことが我慢出来ず、正午過ぎから心斎橋にある「林檎ストア」へと(PCを携え←重ぇ〜)出かけたのだった。
当然のことながら、すぐ窓口で対応なんぞして貰える訳もなく(2階にサービスカウンターがあるも、スタッフの絶対(配置)数を少なく設定してるのか(?)声すらかけて貰えんかった・・(×_×))、取り敢えず夕方の予約を取り、PCは1階に預け、なんば方面へ繰り出したのだった。

元々から「時間の都合が合えば・・観るぞ!」と考えてたのが、上映期間も末期となって来た感じの『トランスフォーマー』である。今夏(!)の課題とし「コレだけは観とく!」とココロに決めていた1本なので、ばたばたしつつも何とか鑑賞が叶って嬉しかった♪

場所は「敷島シネポップ」。ここでの鑑賞自体がかなり久しぶりかも(・ω・) でも、何も変わってなくて良かった。
予告編とし『ディスタービア』や『ゾンビ3D』とか。。前者は自宅謹慎を命じられた男子学生が“覗き(ディスタービア)”をする内に、殺人事件の目撃者となってしまう・・みたいな『裏窓(1954)』の応用篇(?)っぽいホラー。主人公の足首にGPS追跡装置だかが装着される設定だそうだが、ランプの点灯色が緑から赤に変わると・・? ってな謎ネタがあるようで、そこだけが気になる。まさか・・爆発する訳じゃないとは思うが(・ω・)
後者は「3D眼鏡」を装着して楽しむ(←楽しいか?)ゾンビ映画。
・・ってか、ここまで映像技術が進化してんのに、、未だ「3D眼鏡の着用」なのか・・と違う意味でびっくり。。

さて、本編開始。「ドリームワークス」のクレジットが「どど〜ん」と表示されるオープニングで、効果音だけを“それっぽく”メカニカルなモノに差し替えてる“お遊び”がまず印象的だった(・ω・)

冒頭でナレーション。「世界に生命をもたらす」と言う“キューブ”なる物質の存在が語られる。宇宙に存在する“それ”は生命を創造する反面、戦争を引き起こすきっかけにもなり得るシロモノらしい。そして何処かへ失われた“キューブ”を探して銀河を旅し、やがて未知の惑星・・地球に辿り着いた“とある存在”が観客に伝えられる・・

物語は複数のロケーションで描かれる。

(1)中東・カタール。シャープ大佐の総轄する米軍特殊作戦司令部が、凶暴な「NBE(非生物的地球外生命体)←生物か生物でないのか、どっちやねん!」に遭遇し、奇襲を受ける。「NBE」は数ヶ月前に撃墜された筈の軍用ヘリ「4500X」に“偽装”していたのだった! 米空域を低空で飛行、基地(司令部)からの確認信号にも応答しない不気味なヘリは、包囲する兵士らの前で“2足歩行型ロボット”へと瞬時に変形、圧倒的な攻撃力で基地を瞬く間に壊滅させ、かつコンピューターからデータを盗もうとするのだった・・
完膚なきまでの破壊で、もはや生存者などいないと思われたが・・レノックス大尉ほか数名の特殊部隊員のみが奇跡的に生き延び、砂漠を渡り隣町(?)まで急ぐのだった。母国(合衆国)へと迫る危機を報せるために・・

(2)アメリカのとある高校。主人公=サム・ウィトウィッキーがクラスで研究発表を行っている。彼は曾祖父が1897年に北極探検をした際の品々を解説するが、あろうことか、それらをオークション販売しようと試みる(=^_^=) 教師にたしなめられるも、泣きついたサムは何とかA−評価をゲット。
彼は学校の外で待つ父親=ロンに「A評価が取れたこと」を報告、そのまま父との約束でクルマを買いに行く。(「A評価を3つ取ること」「2000ドルの自己資金を貯めること」が条件) 道中、ポルシェのショールームにコンバーチブル(オープンカー)を近付ける父に、有頂天となるサムだが・・それは(やはり)冗談で、やって来たのは場末(?)の中古車屋であった。ボビー・ボリビアなる太った店員は「黄色いシボレー・カマロ(74年型)」を5000ドルで売ると吹っかける。ロンは2000ドルしか出せないと言い、ボビーは「(合計)4000ドルならこっちのクルマだ」と隣の「フォルクスワーゲン・ビートル(?年型)」を勧めようとするが・・

(3)ワシントンDC。カタールの米軍基地が壊滅した事態に対し、国防長官ジョン・ケラー(ジョン・ボイト)が若き信号分析の専門家らを集め、攻撃の際に収録された“音声データ”を解析するよう命じる。その中には好奇心旺盛なマギーと言う名の女性プログラマーがいた。彼女は独自にデータを分析しようと、SDカード(パナ※ニック製の2ギガ)にコピーしてちゃっかり持ち出すのだった(←なんでそんなすぐバレる、愚かな行為をしたのかは不明(・ω・))。

(4)エアフォース1(大統領専用機)内部。無造作に置かれていたラジカセがいきなり変形(・ω・) 小さな“2足歩行型ロボット”となり機内からデータを盗み出そうとする。何も知らぬ大統領は「おやつを運んでくれ」などと自室(?)でのんきなことをぬかしている(←劇中で唯一の大統領発言だったような・・) データをある程度盗み出した小型ロボットは着陸した専用機からまんまと逃走、待ち受けていた謎の黒いパトカーに乗り込むのだった。

序盤こそ“シリアスな戦争モノ”かな? って緊迫感がびんびん漂って来たが、途中からチャンネルが切り替わり“学園恋愛モノ”にすっかり変形(トランスフォーム)しちゃう感じか。
ときに、主人公のサムってば運動ダメ、勉強もイマイチ、おまけに童貞らしく、何だか「若い頃の自分」を眺めてるみたいでかなりツラ〜くなって来た・・(=^_^=) 憧れのヒロイン=ミカエラがそんなサムと行動を共にすることとなるが、この娘さんもケバくて! 何とかならんのかこの2人・・って感じで殆ど感情移入出来なかったッス。。

中盤で、更に物語が急展開を遂げる。シンプルに言えば「味方の増援」なんだが、能天気と言うか、ダラダラしてると言うか、何か観ててクラクラして来た。特撮映像が限りなく凄まじいだけに、そいつらの言動を眺めてて「何なんだこいつら・・」と口あんぐり状態のワタシ。ココロの何処かで「・・見事なバカ映画や・・」なる呟きが漏れるのだった(×_×) ←最たるはウィトウィッキー家のお庭のシーンですね。。

特撮として秀逸なのは「白昼堂々の特撮映像」をガンガン見せてくれたこと。全然「夜間のシーン」に逃げてないのは爽快! また「ガラス越しのアクション描写」が多用されていた(例えば、オフィス内の人間が地上の激戦を見下ろしてたら・・ロボットがビル側に吹っ飛んで来る、とか)。実に意図的で誇らし気な印象。
世界レベルの危機な割に、とあるオフィス街限定で戦いが繰り広げられる「コンパクトさ」は観てて妙な気がした。これもある意味『宇宙戦争(2005)』の進化型・・か?

かつて『タイタニック(1996)』で舳先から墜落した船客が、スクリューにガン! と激突して海面にボチャンしてしまう描写に衝撃を受けたが、本作では「忌々しい!」と吐き捨てつつ、巨大ロボットが通行人をぶん殴り(?)、吹っ飛んだその人が止めてあった車に激突するシチュエーションが衝撃だった。あれは痛い、、痛過ぎですわ(×_×)

総括的には「特撮面では行くトコまで行っちゃってる作品」とは評価するも、反面「特撮だけじゃ“超A級大作”には仕上がらんもんなんやな〜」と考えさせられた。ハリウッドの映像表現力の凄まじさと、総合完成度の拙さ・・それらのバランス成立の難しさ、を深く思い知らされた1本である。

観賞後に連想した映画は『GODZILLA(1998)』と『スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993)』だろうか。期待し過ぎた故の、妙な「肩すかし感」・・まさにあの“筆舌に尽くし難き”フィーリングが甦る心地でした(=^_^=)

〜 こんなセリフがありました 〜

ボビー「ウチで買うんだな? クルマ」
サム「仕方なく」

ボビー「勘違いするなよ。車が人を選ぶんだぜ、人が車を選ぶんじゃない」
   「どうだこのセミ・クラシック車は? これは只の“色あせ”じゃなく“特別塗装”なんだ」

サム「犠牲なくして、勝利なし」
  「来たぁ、悪魔のカマロが・・!」
  「あの(高性能な)ロボットはたぶん日本製だ・・そうに決まってる」
  「50年後になって、後悔したくないだろう?」
  「隠れてるつもりかよ? まるで庭が駐車場だ!」

少年「『アルマゲドン(1998)』の100倍すげぇや!」 ←監督は同じマイケル・ベイ(=^_^=)
  「倉庫がメチャクチャだ! 隕石災害保険に入ってるのかな?」

※※※「幸運を試してみるかい? 悪党(Do you feel lucky? ..punk!)」

↑コレって“御大”クリント・イーストウッドの“決め台詞”じゃん!(=^_^=)

母「なぜ部屋に鍵を?」
サム「だって10代だから」

母「言い換えればイイの? “ハッピー・タイム”とか・・」
父「母さん・・そ、それは父親と息子の、男同士の会話だぞ」

レノックス「君はもう兵士だ!」 ←そ、そうなんか?

ミカエラ「あなたの車に乗ったこと・・後悔していないわ」

※※※※「人間にも運命を選ぶ権利がある」

※※※※※「弱者のために戦う者は、負ける運命なのだ」

シモンズ「これは“何をしても許される”バッジなのだ」
    「私はこうして丁寧に頼んでいる!」 ←どこがや・・

母「秘密なんてない国なのよ、このアメリカは」 ←このセリフに込められた“意図”とは?

〜 ちょっと言わせて 〜

■(完全変形でなく)最低限の変形で事足りる場面が多くなかったか? ラジカセロボなど、底部を「車輪」にして移動したらさほど目立たずに済むのに、と思った。
■地球外の存在であるロボットに、何故あすこまできめ細かな“人間のココロ”が備わっているのか?
■自転車ででんぐり返ってアスファルトに叩き付けられたり、ロボットに吹っ飛ばされて車のフロントガラスに激突したりするサム。でも、何故か無傷・・(骨折すらしない) ひょっとして、主人公は“アンブレイカブル(2000)”なのか?
■ご丁寧にもクチビルを動かし、マバタキまでするロボット。ついでにナミダを流してはどうか?
■敵ボスが言ってた「においで分かるぞ、小僧!」のセリフがどうにも違和感。。嗅覚あんの?
■某ロボットが股間部分から“潤滑油”を放出するシーン。あれは流石にモザイクかけとくべきでは?(⌒〜⌒ι)
■(車じゃなく)飛行機系をスキャンすれば、もっと機動性が高まったのでは?
■携帯ロボットの“ミニミニ誘導ミサイル”が可愛い。あれって人体に直撃したら痛いんかな?(・ω・)
■終盤では「映画史上最大規模のフットボール大会(←地域ルール採用)」が華やかに開幕となる・・(⌒〜⌒ι)
■旧カマロオーナーは、途中でがっかりさせられるかも。しっかし布袋寅泰作曲の“あのテーマ”には苦笑。
■重要アイテムの※※。河川敷(?)に転がったままだったが、壊れも回収もされてなかったのは不自然!
■コレが「200年前の物語」だったら、、みんなどんな変形をしてたんやろ?(・ω・)
■市街地で戦いが終わる・・。クラッシュした車が多数転がる中で、唯一「殆ど無傷状態」で放置されてたあの「ポルシェ・カイエン」はどやねん! と敢えて突っ込みたい。
■ジョン・タトゥーロさん(シモンズ捜査官役)、本作ではかなりウザかったっす(・ω・)

〜 作品の“裏”にこめられてた(?)作り手側のメッセージ(邪推) 〜

♦合衆国はスペイン語文化もいつも意識してます。
♦海外の兵士たちは勇敢で、日夜「世界平和のため」頑張っています。
♦「ハマー3」「ポルシェ・カイエン」もイイけど・・やはりカッコいいアメ車に乗ろう。
♦目下、警戒してる国は「イラン」「北朝鮮」「中国」です。
♦近年の大作アクションの“キモ”たる「高架の破壊」も盛り込んでます。『ダイハード4.0』に決して負けてません。
♦“サムライの国”ニッポンの製品を高く評価してます。でも、フィンランド製はちょっとね〜。

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コメント

遂にご覧になったのですねd(゚Д゚*)
流石に鋭い考察力!

プールサイドに居た馬のぬいぐるみを抱いた少女が言い放った
「あなた、歯の妖精さん?」
この台詞の意味を考えていたので、直後のシーンの記憶がありません(笑)

携帯ミニロボットかわいい!
ラジカセロボットも合わせ、グーニーズのメカ版っぽいのが良いな~(笑)

ロボット同士の肉弾戦のときに
互いの突起物が引っかからないかと心配で仕方なかったです(`∀´)

投稿: ituka | 2007年10月12日 (金) 00時47分

itukaさん、どもです。
コメント、有難うございます。

>プールサイドに居た馬のぬいぐるみを抱いた少女が言い放った
>「あなた、歯の妖精さん?」
>この台詞の意味を考えていたので、直後のシーンの記憶がありません(笑)

あの辺りは深い意味ないかも、ですね(=^_^=)
あちゃらの児童のファンタジー観をそれとなくあらわしてた、ぐらいで(あと、オートボットが防水仕様なのも分かりました)。
一方で、野球のスタジアム(?)に1発落ちてましたが、あれって観客がおったら大パニックですね(・ω・)

※てか本作、良く考えたら、けっこうな米国民が死んでますよね。それもかなり惨たらしく。。

>携帯ミニロボットかわいい!
>ラジカセロボットも合わせ、グーニーズのメカ版っぽいのが良いな~(笑)

グーニーズ! なつかしい。どっかのレストランの名前かと一瞬思いました(=^_^=)

>ロボット同士の肉弾戦のときに
>互いの突起物が引っかからないかと心配で仕方なかったです(`∀´)

ワタシは「塗料片が飛び散ってるかもなー」とリアルな心配をしてましたね(⌒〜⌒ι)
彼ら、戦ってる相手を“スキャニング”したら、更なるパワーアップをはかれたかも知れませんね・・??

投稿: TiM3 | 2007年10月12日 (金) 07時54分

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