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2007年9月29日 (土)

☆『花田少年史/幽霊と秘密のトンネル(2006)』☆

28日(金曜)。実を言うと、昨日に“最後の夏休み”を取らして頂いた訳なんだが・・映画に出掛けるでもなく、(午前中は)寝だめして(午後は)ちょこちょこっと外出して・・ほぼそんだけで終わってしまった。。
リフレッシュするどころか・・何だか余計疲れてしまったような1日だったかも(×_×)
休んだ次の日は、必然その(仕事面の)反動がグンと来るため、またも残業となり、帰宅してからささやかに(=^_^=)「購入したばかりの液晶テレビで映画を楽しむ」こととした。

「金曜ロードショー」で“地上波初登場”の触れ込みで放送された『花田少年史/幽霊と秘密のトンネル』である。「少年モノ+心霊モノ+郷愁モノ」ってことで、当初の(ワタシの中での)イメージは「大人の鑑賞にも堪え得るファンタジー作品」であり、やたら期待しつつ観てみると・・意外とつまらなくて、違う意味で驚いてしまった(・ω・)

広島県竹原市。そこは目の前に瀬戸内海が、背後に山々の広がる漁師町であった。貧乏な家庭に暮らしつつも元気いっぱいな“悪童”、花田一路(須賀健太)は母・ひさえ(寿枝:篠原涼子)と日常茶飯事的(?)な口論を経て飛び出した矢先、山腹にあるトンネルから猛スピードで飛び出して来たトラックにはねられ、死の淵を彷徨う。
峠道のアスファルトにぐったり横たわる自身の姿、そんな自分に駆け寄る母たちの姿を上空からぼんやり眺め下ろす一路。彼は今までに体感したことのない爽快さに、どんどん空を昇って行こうとするが・・そこをセーラー服姿の少女・香取聖子に引き戻される。
次に目覚めた時、一路は病院のベッドの上にいた。すると・・それまでの出来事は全て夢だったのか?

が、その体験を経てから、一路には“死んだ人々が見える(I see dead people←(=^_^=))”ようになる。「見える」となれば、寄って来るのが霊魂の習性(?)ってことで・・以来、彼のもとには聖子、謎のイケメン弁護士・沢井(北村一輝)、死にたて(?)な吉川のおババ(もたいまさこ)、手下的友人(?)壮太の亡き父・たけし(猛:杉本哲太)・・と言った面々が次々と出没することに。
最初は面食らってた一路だったが、彼らなりに成仏出来ない「理由」があることを知り、その頼みに耳を傾けることにする。
かくして少年の、ファンタジックなひと夏が始まるのであった・・みたいな流れ。

フルカラーの液晶画面で初めて鑑賞することとなった(映画である)本作だが、それ故にか「CG面のヘタレ度」までもが際立ってしまい“(ココロ的に)入り込めない”特撮シーンが大半を占めていたのが残念。
序盤では一路が下界を見下ろしつつ空を飛ぶシチュエーションがあるも、合成してるのがバレバレでどうにもアカンかったな(×_×) また、途中でも数ヶ所、光学処理(いわゆる光線&爆発系映像)を駆使した(?)シーンが展開されるんだが、妙にウソっぽくて白けてしまった・・って言うか「本作に敢えて過剰な特撮演出を投入する必要があったのか・・?」とちょっと理解出来ない部分が生じたりもする。

キャラクターの内面的な描き方もイマイチな感が否めず・・周囲(のキャラクター)から評価されてる割に、主観的に眺める限りは大した人物に思えない父・大路郎(西村雅彦)の“キャラの薄さ”は吸引力不足ではなかったか?
謎の弁護士役の北村もヴィジュアルこそ実に“イヤらしい度全開”で素晴らしいんだが「ミステリアスか?」「クレバーか?」と問われると「どうかな?」と。(しかし、劇中に交通災害の目立った作品だったネ・・)
終盤など、ゴーストなのに(肉体がいきなし)実体化したようで、顔面に飛んで来たタコが張り付いておかしな状況に突入してしまったりもしてた(×_×)
そんな中、孤軍奮闘(?)してくれたのが杉本哲太。『世界の中心で、愛をさけぶ(2004)』では「森山未來をぶん殴った」ぐらいしか言動が(ワタシの)記憶にないんだが、本作では寡黙ながら「イイ佇みっぷり」を発揮してくれてた。流石は“和製マット・ディロン”(=^_^=) ←ちょっとちゃうやろ!

きっと原作(コミック)の忠実な再現と思われるが、シーンによっては「唐突だし、荒っぽ過ぎるんじゃ?」と思ってしまうセリフが見受けられ、そこもちょっと「引いてしまった」ワタシだった。
「地獄に堕ちさらせ!」とか「死にさらせ!」とか叫ぶんだけど・・ちょっと世界観にマッチしてないよ〜な(・ω・)
「台本、練り直しさらせ!」と製作陣に優しく言ってあげたい。。

前半こそ、明るく開放的なヴィジュアルが広がるモノの、後半などは「時間軸が入れ替わる」わ「シリアス路線が際だつ」わ「暗く閉鎖的なシーンが多くを占める」わ、でバランス悪かった感もあったかな〜と。

も少し、全体的な見直し(修正)をすれば『シックス・センス(1999)』とか『異人たちとの夏(1988)』などにもう一歩、迫れた気がするだけに残念だ。あと、一路少年とガールフレンド(?)桂(けい)との関係って、あんな中途半端なままで終わってよろしかったンでしょうか??

〜 こんなセリフもあるにはありました 〜

一路「リアルな貧乏はやだ!」

聖子「長い間幽霊なんかやってるとさ、性格まで歪んで来ちゃうんだよね」

寿枝「結婚はね、好きになってするもんじゃないんだよ、愛してするもんなんだ・・なんつって」

猛「いつもお前と一緒に走ってるぞ、たとえ見えなくてもな」

看護師「これって医療ミスじゃないわよね?! 奇跡だよね?!」 ←臨床のプロが妙に“素(す)”に戻ってるリアルさに苦笑させられた(⌒〜⌒ι)

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コメント

こんばんは。
私も昨夜、軽く飲んで帰ったものの、居住まいを正して観ておりました。

>ささやかに(=^_^=)「購入したばかりの液晶テレビで

いやぁ~、そういうお楽しみはホントいいですねぇ。

>やたら期待しつつ観てみると・・意外とつまらなくて、

そうですね、何となく感じたことはTiM3さんも仰ってる通り「大路郎さんのキャラの薄さ」に拠るのかもしれません。加筆すれば「哲太さんのお父さん像に比して」ね。ストーリーの骨子ともいえるのに・・・・。

基本的には泣き笑いし、北村サマの(ある意味)熱演には拍手しましたが、不完全燃焼的感はありました。

>「台本、練り直しさらせ!」と製作陣に優しく

いえいえ、その表現、優しくないですから・・・(^_^;)

でもやはり須賀クンの将来には大きく期待している私です。号泣してしまったシーンもあり、意外に「楽しんだ」感あり、かも??です。

投稿: ぺろんぱ | 2007年9月29日 (土) 21時36分

ぺろんぱさん、ばんはです。
今日は舞台を観に行っておりました(・ω・)

映画とはお代が違うだけに・・観てて、肩に力が入りますね(=^_^=)

>私も昨夜、軽く飲んで帰ったものの、居住まいを正して観ておりました。

最近、あまし美味しい酒を呑んでないなぁ・・苦汁ばかりですわ。。

>いやぁ~、そういうお楽しみはホントいいですねぇ。

お次はレコーダーが欲しいんですけど、なにぶん高ぅござりまして(×_×)

>加筆すれば「哲太さんのお父さん像に比して」ね。
>ストーリーの骨子ともいえるのに・・・・。

篠原涼子さんのキャラも何となく薄かったですね。ってか花田夫妻って
どうにも“仮面夫婦”にすら見えました(⌒〜⌒ι)
あのアネキも例にもれず存在感が薄かったですね・・

>基本的には泣き笑いし、

花田家でポルターガイスト騒動が勃発した辺りで「泣ける映画じゃねぇやな、こいつぁ・・」と呟いたモノです(=^_^=)

>でもやはり須賀クンの将来には大きく期待している私です。

『3丁目の夕日』とは全く別人のような(ヴィジュアル的にも・・)キャラだったので、そこは驚きでした。けど、多少パワーを抜いて演技することを覚えないと・・早々にバーンナウト(燃え尽きる)ような不安を(老婆心ながら)感じてしまったりします。
この手の“神童”って、成人するまでに歪んじゃうケースが少なくないですから・・

※そういや須賀少年、『舞妓Haaaan!!!』の序盤にもチラリ出演してたのを思い出しました(=^_^=)

>号泣してしまったシーンもあり、意外に「楽しんだ」感あり、
>かも??です。

ぺろんぱさんの中でも「昭和」と言う時代(の記憶)がときに鮮やかに目覚めることがあるのでしょうかね。
ワタシはこの前、弁天町駅前にある「交通科学博物館」に久々に行ってみて、“古き良き時代の記憶”に押しつぶされそうになりましたよ(⌒〜⌒ι)

機会がありましたら、是非に!

投稿: TiM3 | 2007年9月30日 (日) 00時33分

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