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2007年9月14日 (金)

☆『アメリカン・スウィートハート(2001)』☆

12日(水曜)夜に衛星第2で放送されたモノを観た。一見「ハリウッドの内幕を描いたラブコメ映画」の体裁を取りつつ・・実際のトコは「ジュリア・ロバーツお得意(?)の“シンデレラ・ストーリー”」が“軸”とも言える作品なのであった(⌒〜⌒ι)

“アメリカ理想のカップル”と呼ばれ、かつて(?)一世を風靡したハリウッドの大物カップル、グウェン・ハリソン(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)とエディ・トーマス(ジョン・キューザック)が劇的な結婚を遂げ・・その後、別居して1年半が経とうとしている(きっかけはグウェンとスペイン人男優ヘクターの浮気によるもの)。
折しも、個性派名監督ハル・ワイドマン(クリストファー・ウォーケン!)の手がけた“2人の最終共演作”たる『刻(とき)を超えて(原題:Time Over Time)』が“ほぼ”クランクアップし、伝説の映画宣伝担当者=リー・フィリップス(ビリー・クリスタル)に「2人を完成披露宴の場に連れて来い」との指令が下される。
冷え切った仲の2人を何の手立てもなしに引き合わせることなどもはや不可能・・ってことで、リーはグウェンの妹で優秀な付き人でもあるキキ・ハリソン(ジュリア)に協力を依頼する。
著しい人気の低下に悩むグウェン、妻の浮気のショックから長期の療養生活を強いられてたエディ。が、キキとリーの骨折りの甲斐あって、2人はようやく記者会見の場に揃って登場する。
実のトコロ、エディは未だグウェンへの想いを断ち切ることが出来ないでいた。そしてそんな彼に密かに想いを寄せていたのが・・キキなのであった。

奇妙にねじれたまま転がるハリウッドの恋模様が、いよいよ完成披露試写会の場で意外な方向になびいて行くのである・・そんな流れ。

本作、エッセンスのみを抽出すれば、実に“直球勝負”で凡庸な作品となるんだが、そこは巧いこと変化球を投げ込んでくれてて面白い。まずは、良くも悪くも“ムードメーカー”なバイプレーヤー、ビリクリ(=クリスタル)が積極的に前面を動き回ってくれ「放っておけば(きっと)目立ち過ぎるジュリアの存在感」を絶妙に薄める役割を果たしてくれる。そこに、コレまたアクの強い(=^_^=)ゼタ・ジョーンズ&キューザックを放り込んでくれてて、更に味付けは中和され・・仕上げにウォーケンとハンク・アザリア(ヘクター役)、ブレイク寸前(?)のスタンリー・トゥッチ(キングマン役)を配置。
ココまで整えて、ようやく「所詮はジュリア映画やろ?」と言う観客の先入観を何とか払拭するに奏功したって感じか(・ω・)

私的にはちょいとコメディ面が華やか過ぎてアカン気もしたが、助演陣の言動を眺めたり、ビリクリの自虐トークを耳にしてるだけで、なかなか楽しめたのもまた事実であった(=^_^=)

劇中にちりばめられた「ネタ」を分解⇒強引に再構築してみると(=^_^=)・・「ロバ※ト・アル※マン監督の手がけた、ト※・クル※ズ&ニコ※ル・キ※ドマンの最後の共演作『ア※ズ・ワ※ド・シャ※ト』がいよいよクランクアップ、しかし今やニコ※ルはセクシーなスペイン男優、ア※トニオ・バ※デラスと浮気の真っ最中なのであった・・」みたいなノリであろうか(←シチュエーションとゴロを合わせただけなので、全然事実とは辻褄があってません(=^_^=)>)

やや抑えめとは言え、ウォーケン氏の怪演が適度に小爆発を起こしている☆ カジンスキー(ユナボマー)の暮してた小屋をまるごと買い取り、そこにこもって日夜フィルムの編集に励むロン毛のおっさん・・コレばかりはかなり怪しい! その上「私がこれまで撮った中で最も正直な作品です」とかしれっと紹介しつつ、肝心の『刻を超えて』の中身はと言えば・・盗撮と醜聞で固められてたり。。
中でも、ゼタ・ジョーンズがボンテージ&セクシーな衣装でボブヘアーに帽子をかぶって踊る、何とも言えぬ退廃的な雰囲気などは・・どうにも『愛の嵐(1973)』におけるシャーロット・ランプリングを連想してしまうのだった(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフが冴えていた 〜

リー「いいか、褒められるまで決して返事などするな」
  「ホテルに記者どもを缶詰にしろ、『シャイニング(1980)』に出て来たようなホテルにな」 ←(=^_^=)
  「もっと左・・」 ←獰猛な猟犬に股間を舐められつつ
  「その眼はよせ、問題を起こすヤツの眼だ」 ←グウェンに接近しようとするエディに
  「雑草が太陽に向かって伸びる、この世界に感謝」
  「今夜はゆっくり休んで、明日にはとびきり奇麗になってくれ」 ←グウェンに
  「明日はとびきり二枚目に」 ←続いてエディに
  「こんな話を? ある男がラビに相談した。「妻に毒殺される」と。
   ラビは妻の所へ行き、3時間話して戻って来た。そして男に伝えた。「毒を飲め」」

セラピスト「人生はクッキーだ」
リー「・・その言葉を“イエス”と解釈します」

エディ「彼女(グウェン)を近くに感じる、さては隣の部屋だな?」
リー「いや・・う〜んと離れたスイートだ」

リー「そこを動くなよ!」
エディ「動けるかよ!」 ←転落しそうになり、屋根にしがみついてる状態で

守衛「俺が夜勤だと、決まって変態野郎が現れる」

グウェン「その“硬い”のって銃? それとも感じちゃったの?」
    「彼(エディ)と私は“ソドム”と“ゴモラ”みたいに頼り合える存在なの」 ←何だそりゃ・・

エディ「いいネックレスだ」
キキ「実は、私のじゃないの」
エディ「分かってるさ」

エディ「夢に出て来るパンとは・・きっと“望んでも叶わない物”の象徴だ」
   「愛してるのに憎々しく思うなんて・・妙だな」

キキ「“退場”はあたしの十八番(おはこ)だけど、今回は気合を入れて行って来る!」
  「まるで“禁酒に失敗した大酒飲み”の気分ね」

キングマン「あのカートはやれん。何たって“シュワ”のプレゼントだからな」 
     「お前を殺してやりたい、“ある男”に電話を1本架ければ済むハナシだぞ」 ←怖!

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