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2007年8月 4日 (土)

☆『フライト・オヴ・フェニックス(2004)』☆

2日(木曜)夜に鑑賞。『木曜洋画劇場/2000回記念特集』の一環でか、で地上波初放送されたモノ。
が、残業が予想外に長引いたため、放送開始を10分以上過ぎてからの帰宅⇒鑑賞となってしまった。よって、離陸前の物語については殆ど分かってなかったりする(×_×)

フランク・タウンズ機長(デニス・クエイド)の操縦するポンコツ輸送機「Cー119」が重量オーバー&砂嵐との遭遇により、灼熱の日差し照り付ける7月のゴビ砂漠(モンゴル/中国の国境付近)にハードに不時着する。
そして、救援隊のやって来る可能性は恐らくかなり低い・・。
生き残ったメンバーは「機体を修復し、再び飛行する」ことでこの危機を脱そうと考える。しかしそこには様々なハプニングやトラブルが常に付きまとうのだった・・みたいな流れ。

序盤こそ、派手なCG絡みの墜落シーンがダイナミックに描かれるも、本作の中心はやはり「同じ(極限の)運命に投げ込まれた赤の他人同士がやがて交流⇒そして団結するに至る軌跡」にあると言って良いと思う。
とは言え、サービス的に(?)中盤でド派手な大爆発が起こるんだが・・この演出がなんか「強引にくっ付けたスペクタクルシーン」みたいな感じでちと好かなかった。
例えると『アルマゲドン(1998)』における「ロシア式修理法敢行(by ピーター・ストーメア)⇒宇宙ステーション※※」の流れにも似た「取って付けたようなアクシデントやな〜」と突っ込んでしまえる演出である。
そこに観客に看破されないような工夫をして欲しかったぞぅ(・ω・)

私的に好きな男女(デニス・クエイドとミランダ・オットー)がタッグを組んでくれてたのは良かった。尚かつデニス演じる機長が、あくまで「いたずらに動き回らず、体力を温存させつつ発見されるチャンスを待つ」と言うある意味ネガティヴかつ真っ当な思考をしばらく保っていたことにも好感を。
必ずしもヒーローやリーダーを気取ってはいないのだ。乗客に対し演説をぶつ訳でなく(ラストこそ、ちとぶってたけど・・)、状況的にそれが必要と知るや、アタマを下げたくない相手にも黙ってしたがう・・こう言った等身大のキャラが「より人間的な存在」として光っていた☆

彼の対極に位置する、設計技師のキャラもなかなか「イヤなヤツだけど実は臆病」ってな複雑な人物像を巧く演じ切ってる感じで良かった。

にしても・・状況が状況とは言え「躊躇することなく目の前のケガ人の頭部を銃で撃ち抜けるヤツ」とか「物陰から飛び出して発砲、次々に相手を射殺するヤツ」がいたりして、とても民間人とは思えなかった。こいつらって(本作で描かれない)前身は“その道のプロ”だったんやろか。。

広大な砂漠、見渡す限り人影すら見えず・・と思いきや、決してそうでもなかったのも意外と言えば意外だったか。連想したのは『6デイズ/7ナイツ(1998)』や『ザ・ビーチ(2000)』だろう。
「世界が如何に広しと言えど・・それぞれの土地には、それなりの人々がいて、それなりの生活を営んでる」そんなモノなんかも知れない(・ω・)
かなり、生きて行くにはキビシいエリアだとは思うんだが。。

重量オーバーが墜落の一因だったとすれば・・最後に乗り込んだ「あの」1人の影響は少なからずあったろうし、またその1人が搭乗してたからこそ、生還への希望の灯が見出された、とも考えられるのは面白い。
「乗せて良かったのか、乗せなければ良かったのか」・・考えると段々ややこしくなって来る(⌒〜⌒ι)

同様に「エンジン内の砂を掃除する作業」を、機長が「3回やった」トコロ「もう1回やれ」と某キャラに命じられるシーンも「実際のトコロ、何回やったのか?」「更にしっかりやってたら、終盤でもっと余裕を持ってエンジン点火を行えたのか?」とか、どんどん自問自答が広がってしまう。

うーん・・実は本作って“緻密に計算し尽くされた脚本”の上に成立してる“奇跡の物語”なんかも知れない!

・・一見、そないに大したモノにも見えんのだが(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフも光ってたかも 〜

機長「諦めるには早いし、考えるには遅い・・今はそんな状況だ」

※※「ヤツら、遊牧民じゃないな・・女子供がいないからな」

機長「俺たちはガラクタじゃなく人間だ! この先の長い人生だってある。
   こんなトコロで死んでたまるか! 一緒に家(うち)に帰るんだ・・家族の待つ家にな!」

追記1:別エンディングとして↓ こんなの ↓はどうだろう(・ω・)

「フェニックス号がいよいよ始動、仲間たちがケリー(ミランダ)を先頭に、機体にかけられたハシゴを登ろうとする。が、ケリーが登り切った瞬間、機長はハシゴを無常にも外す。よじ登る途中の姿のまま、ハシゴごと滑走路(?)に叩き付けられる仲間数人。画面に大きく映し出された機長の口元がニヤリと歪み、磯部勉(←吹替え男優さん(・ω・))がこう呟く・・
「・・重いんだよ、悪いな」
かくして仲間を残したまま、フェニックスは地面を離れ、大空に消えてゆく・・」

・・ってうわ! 後味悪ぅ〜(⌒〜⌒ι)

追記2:ネットで調べてて、笑ってしまったのが「周囲は見渡す限りの砂漠だった筈なのに、ラストでいきなり姿を現す“整地された”滑走路」・・確かに急に現れたよねぇ。。
もしや、チャールトン・ヘストン唐突に姿を現し、杖でも振るったんやろか。。(←作品が違うっての!)

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