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2007年8月20日 (月)

☆『ラストサムライ(2003)』☆

午後からクルマに乗り、ディーラーに行ったり、奈良市内を走ったりした18日(土曜)。
楽しかったが故、帰宅時間がすっかり遅くなってもしまったんだが・・中盤以降、殆ど終盤前って部分からながら、地上波放送されてた映画『ラストサムライ』を観た。

公開当時、劇場で観て・・その後、DVDで観て・・ついでに姫路(書寫山・圓教寺)&京都(知恩院)にロケツアーなんかまでしちゃった作品である(⌒〜⌒ι)
今回、改めて鑑賞し感じたのは「どのシーンも“絵”になってるよな〜」ってことである。
かつての『レオン(1994)』もそうだったが、任意に1シーンを切り取って“ポストカード化”しても、それなりに引き立っているのである。きっと撮影監督の才能と、映像の封じ込めた“世界描写力”“画面構成”の説得力が充分にあるから、に他ならないと思う。

ストーリー的には、実にトム・クルーズの突出した(←彼の場合、どうにも突出しがちである(=^_^=))アクションも(極力)押さえ付けてる感じで、“スーパーヒーローの域”にまで高めてられてない主人公(=トムクル演じるネイサン・オールグレン大尉)の姿に、「ええ感じや〜」と改めて好感を覚えた(まぁ別に、トムクルに「港湾でクレーン作業員を演じてろ(2005)」とかまで言うつもりはないけど・・)。

渡辺謙は、状況により、眼をくわっと見開いた表情で「訴えオーラ」を放つんだが・・見ようによっては「松本人志氏がメイクで化けた姿」のようにも映ってしまった、私的に(⌒〜⌒ι)
「もっとぉ〜!」とか「何でですのん」とか“松っちゃんのセリフ”をかぶせると、意外と「戦国コント」っぽく変わり果てて笑えるかも知れない。。

後半において、主要な“侍キャラ”がバタバタ倒れて行く様は流石に圧巻。
私的には「サイレント・サムライ(=ボブ)(福本清三)」はもう少し生き延びて欲しかったし、氏尾(真田広之)は1度目の乱戦を“不死身の肉体”で生き残ったにしては、その後の活躍があっけなく、悲し過ぎる感があった。

今回、特に注目したのは官軍の少尉役を演じてた俳優・二階堂智さんの存在だった。
キャラクターとしての詳細な設定は殆どないのだが、彼が(部下の)ガトリング銃掃射を独断で止めさせ、涙をこらえて「サムライたちの死」をしっかりと見届けるシーンこそが、本作でエドワード・ズウィック監督が一番描きたかった、重要なシーンであると確信している。
さて、二階堂氏はその後『バベル(2006)』における若い刑事役として、再度ハリウッド作品に助演する訳であるが、これからも更に深みのある役柄をどんどんゲットして頑張って欲しい人材だと思う。

※彼が涙を流すシーンを観てて、同監督作品『グローリー(1989)』の中盤における、デンゼル・ワシントンの落涙を思い出してしまった。あのシーンもウルウル来ましたなぁ・・(←なお、デンゼルはこの作品で“アカデミー助演男優賞”に輝いている)

あと、今回気付いたのは・・ラストシーンで、トムクルの負った「(重篤そうだった)脚のケガ」がすっかり癒えている、と思しきこと。
彼こそは「自らは死なず、ただ自軍を壊滅させる宿命」を生涯背負い続けた、そんな“悲劇の戦士”だったのかも知れない。

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コメント

こんばんは。
このブログ記事を読んで先ず感じたことは・・・
①TiM3さんは寝ていらっしゃるのだろうか。
②TiM3さんの一日はもしかしたら24時間ではないのだろうか。
ということで本編とは関わりない事ですね、すみません。
もしもTiM3さんの一日も24時間だとしたら(←いいえ違いますと言われたら怖いですが)凄い精力的活動ですね。このようなしっかり書き込まれた記事をアップされる時間を如何に捻出されているかと思うと・・・、です。

それはさておき、今回読ませていただいて、<映像が封じ込めている“世界描写”の説得力>というTiM3さんの言葉に大変深く心動かされました。

投稿: ぺろんぱ | 2007年8月20日 (月) 21時11分

ぺろんぱさん、ばんはです。

今日も暑くて、それ以上にダルかったですね・・

>TiM3さんは寝ていらっしゃるのだろうか。
>TiM3さんの一日はもしかしたら24時間ではないのだろうか。

うーん・・残念ながら至ってフツーの人間なのです(・ω・)
大体は1:00頃に入眠(?)するので、ギリギリのアップ時間になってる場合が多いですね(⌒〜⌒ι)

>このようなしっかり書き込まれた記事をアップされる時間を
>如何に捻出されているかと思うと・・・、です。

そうですね。。連続ドラマとかスポーツ番組とかTVショッピングとかを観る時間を削ってる感じですね(=^_^=)
ほかに新聞読むのが後回しになったり、任※堂DSで遊ぶ時間が取れなかったりしてます。

でも、書いてて楽しいから、こっちを優先しています。
(あ、ギャグが入ってませんが、よろしかったでしょうか?)

><映像が封じ込めている“世界描写”の説得力>という
>TiM3さんの言葉に大変深く心動かされました。

まぁ、ジム・ジャームッシュもテリー・ギリアムも、もちろんアキ・カウリスマキもそれぞれに凝縮された、完成度の高い映像を保証してはくれるんだけど、一般向け大作(?)でこれを成立させているのはスゴい! と思いましたね。

あと、私的にはガス・ヴァン・サント監督の『エレファント(2003)』の映像も良かったですね。色彩感覚がちょっと常軌を逸してる感じなんですけどね。。

投稿: TiM3(管理人) | 2007年8月20日 (月) 23時51分

こんばんは。
貴記事によれば、本日23日は深いレベルの残業と闘っておられる最中かと目されますが・・・。

>凝縮された、完成度の高い映像・・・

上記の件で(私的には)また新たな“お題”を頂戴してしまったかのような感がございましたが、まぁ具体的に記述するとプレッシャーになりますのでこの辺で曖昧にお茶を濁しておきます。(独白:『マラノーチェ』はレイトのみなので行けなかった(T_T))

では、ご自身の「精神状態」の方を(本当に)どうぞ大切になさってくださいね。

投稿: ぺろんぱ | 2007年8月23日 (木) 21時23分

どーもです。

昨夜は残業2.5hだったかな・・そこから飲んでまして(⌒〜⌒ι)
帰宅したらTVで『TAXi3』の終盤が放送されてるトコでした。。

すっかりアルコに弱くなったみたいで、その後は昏倒してたんですねぇ・・ああ情けなや。

>上記の件で(私的には)また新たな“お題”を頂戴してしまった
>かのような感がございましたが、まぁ具体的に記述すると
>プレッシャーになりますのでこの辺で曖昧にお茶を濁しておきます。
>(独白:『マラノーチェ』はレイトのみなので行けなかった(T_T))

いや、マイペースでお願いします。外野に影響(?)され過ぎると、レビュー(執筆)が負担になって来ますからね。。

『マラノーチェ』・・1985年の作品なんですね。
なんかネットでストーリーを確認した限りでは『マイ・プライベート・アイダホ(1991)』にそのエッセンス(の一部)が継承されているような感もありますね。

投稿: TiM3(管理人) | 2007年8月24日 (金) 07時36分

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