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2007年7月 3日 (火)

☆【比較的簡素版】映画鑑賞記(3本)☆

“鑑賞メモ”が手元に残ってるのを活用したかったり、記憶に残ってることを(忘れぬ内に)書いてみたかったり。
まぁ、そんなトコらしいです(←他人事かよ)。

『山猫は眠らない2/狙撃手の掟(2002)』21日(木曜)

トム・ベレンジャー演じる“伝説の狙撃手”トーマス・ベケット(軍での階級:曹長)を主役に、戦地でセンチな(おや?)人間ドラマを絡め描き出す“軍事サスペンスもの”の続編。が、ワタシは前作(1993)を観てないし、今回も中盤以降の鑑賞だったもんで、な〜んもエラそなこた言えねンだが・・意外と小粒ながら渋くてイイんじゃないスか? ってのが第一印象。

トムベレ(←すぐ略すなよ!)と言えば世間一般では『プラトーン(1986)』『メジャーリーグ(1989)』などがその代表作となろうか。私的には「クセはあるけど・・所詮は脇役じゃんかよ」って感じだった『硝子の塔(1993)』『D−TOX(2002)』での助演ぶりが印象深い。
どうにも「渋さ」を表層に「幸(さち)薄さ」をその下層に漂わせてる彼なんだが、それってば「作中で演じられた(≒作られた)モノ」と言うより、俳優としての実人生の中で「どうしようもなく培われてしまったモノ」であるようにも邪推してしまう(・ω・)

ただ、ひとたび“主役”としてのポジションに身を置けば、流石に「物語を引っ張って行く」だけの存在感&オーラを(静かに激しく)放ってくれてるしとと感じた☆ 本作でも「全編に渡り、危ないミッションの渦中に投げ込まれる役柄」だと言うのに「妙にピンチらしき状況を迎えない(=それと感じさせない)主人公キャラ」なのである。
彼らを追い詰める敵軍の精鋭兵どもこそが、逆に森林地帯で無様にバタバタ倒されて行く展開を眺めるに「おお、主役をきっちりこなしたはる!」と頼もしく思った(=^_^=)
終盤なんぞ、敵狙撃手に「完全にスコープ(照準)の中で顔面をロックオンされてる(=捉えられてる)」にも関わらず、見逃されたり、一緒に行動してる他のヤツが鮮やかに撃たれたり、しちゃうのである(・ω・)

これまで観た中で、記憶に残るスナイパー(狙撃手)モノと言えば、やはり『スターリングラード(2001)』が筆頭に浮かぶんだが、あちらほど敵狙撃手側のキャラに「渋み」「深み」「重み」の感じられなかったのが残念か。も少し終盤の対決に「漢(をとこ)の浪漫」をムンムンかほり立たせて欲しかったな。

あと、ベケットに見込まれた(?)相棒の男が「実は死刑囚」ってな設定を抱えてたようで「塀の外で死ねるなら本望」と言い切る後半のセリフに「熱くて深いモノ」を感じた次第である。


『バーティカル・リミット(2000)』22日(火曜)

マーティン・キャンベル監督+クリス・オドネル主演による山岳アクション。公開当時、劇場に観に行ったが・・ただでさえオッソロしい極限地帯(タイトルは“生存限界高度”みたいな意)だのに、そこに(救助活動のためとは言え)これまたオッソロしい“ブツ=※※※”を担いで行く、命知らずなヤツらの蛮行(とその成り行き)にただただ唖然とさせられてしまった覚えが(・ω・)

なお、監督とヒロイン(イザベラ・スコルプコ)の組み合わせがまんま『007/ゴールデンアイ(1995)』なので、何となく既視感を覚えたりもしたか。
それにしても、本作ってば「脇役の妙」がたまんない。主人公はどっちかと言うと「いかにも死なないタイプ」なもんで、それより彼を囲む2人・・「善のキャラ=スコット・グレン」と「悪のキャラ=ビル・パクストン」の両巨頭(?)に豪華さを感じた次第。あの2男優の起用は「まさに快挙!」と思える。

本作、クライマックスの「蟷螂(カマキリ)ジャンプ」も映像的にはもの凄いが(⌒〜⌒ι)(←アレは“結果オーライ”とは言え、冷静に考えたら「正気の沙汰」とはとても思えない・・「立っているのがやっと」らしい高度なのに猛ダッシュしてたし!)、それよりオープニングの演出こそが素晴らしかった! わずか数分間(?)のシーンなのに、あんなに手に汗を握らされたことはない。
「極限の状況下では直感を信じ即断し、希望に至るかすかな道を探るしかない・・少なくとも自分だけでも生還するために」ってことが、痛いほど強烈に描かれる。ワタシとしては、あの冒頭があるからこそ、本作を単なる「おバカ映画」と片付けられなかったりもする訳だ。
未見なので、立ち入ったことは何も書けないが(書く資格もないが)、本作に影響を与えたんかも? と思ったのが“※※※を運搬する野郎ども”ってな共通の設定(ネタ)を持つ『恐怖の報酬(1952)』。
いつか観てみたい作品である。

途中で麓の山小屋が大爆発する展開があるが「離れた位置にある棟ですらあの惨状」って描き方(映し方)は「密かに巧いやん!」と感心させられる。
DVDソフトもきっともう安くなってることだろうし「サラウンド&大画面な環境」が整っているんなら、購入して観ても、ソンはない(少ない(苦笑))んじゃないだろうか。


『ボディガード(1992)』30日(土曜)

少々遅めの帰宅となりつつ・・衛星第2ちゃんねるを点けてみると『ボディガード』が放送されてたもんで、中盤から何となく(=^_^=)・・最後までしっかり観てしまった。。
『アンタッチャブル(1987)』から『ウォーターワールド(1995)』に至る“絶頂期(←ファンの方、済みません・・私的にはそう思ってます)”の折り返し地点(?)を見事に飾る、ケヴィン・コスナーの代表作たる1本。

ショービジネス界のトップスター=レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の護衛をすることとなった民生ボディガード=フランク・ファーマー(ケヴィン)を襲う“謎の刺客”。クライマックスに明かされるその意外な正体とは・・? みたいな展開。

フランク自身は「完成された無敵のヒーロー」然として描かれ、観てて全く危機感なぞ感じないんだが、そんな“護衛のプロ”が依頼人(レイチェル)と一線を越えた関係に陥って行き、何だかだんだんその鉄壁ぶりがダメダメ化して行く流れ、みたいなのが・・同じ“野郎(=同性)”として不甲斐なく思えるような、けど肩を叩いて励ましてやりたいような、そんな不思議な(主人公への)感情移入をもたらしてくれたりもする(=^_^=)

公開当時、兄がケヴィンの髪型を指し「(自動車評論家の)三本和彦氏(←その頃の)みたいや」と言ってたのを耳にした記憶があるが、今にして感じたのは「映画『ブリット(1968)』でクールな主人公(フランク・ブリット)を演じた、スティーヴ・マックィーンを意識してたんとちゃうやろか?(←名前や髪型とか)」ってことだ。・・と思ってネットで調べたら、やはりそうらしい(・ω・) う〜ん、今になってそれを看破してもしゃ〜ないか(×_×)

中盤にクロサワ映画『用心棒(1961)』の“腕斬り”映像が挿入されるのは、すっかり忘れてたネタだったんで、妙に嬉しかったな(=^_^=) ついでにフランクは「この映画が好きで、今までに62回も観た」と珍しくも(?)具体的な数を挙げての自慢(?)をレイチェルにセリフで語っている。なお、その劇場のオモテ看板に「アタシ」と“カタカナのネオンサイン”の灯ってるのは、きっと右側から読んで「シアタ」と解釈してあげるのが良いんだろう。

部屋に日本刀を飾ってたり、雪原で見えない“刺客”を撃つ際に「両眼を閉じて」いたり、とやや過剰なキャラを演じているが、長い目で見ると(人間的に)弱い一面も垣間見せたりして、バランスも取れており(・ω・)印象は悪くなかった。

惜しむらくは、もうちょっと都会でのアクション(特にカーチェイス)を混ぜて欲しかったかなってトコロ。やや恋愛モードに傾き過ぎていた感は否めなかった。まぁ、そっちが演りたかったんかも知れないけど(・ω・)

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