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2007年7月31日 (火)

☆先週末からのおおまかな流れ☆

拙ブログ、ちと最近「日記」じみて来てるような。。
まぁ、備忘録も兼ね備えてますってことで、臆さずに行ってみようか!(・ω・)

28日(土曜)・・久しぶりな感じのドライヴ。午後からの出発だったが、これまた久しぶりに「寳塔」を眺めに行こうとココロに決める。トランクに積んだCDチェンジャ(10連装)に、最近購入した輸入盤アルバムを次々にセットしてみた。
・『TODD SMITH』 by LL COOL J (2006) ・・ ベテランラッパーの近作。殆どの曲が“ゲスト参加”系。。
・『REBIRTH』 by JENNIFER LOPEZ (2005) ・・ 声の感じがジャネットっぽいかも。適度にポップ。
・『PLANET EARTH』 by PRINCE (2007) ・・ “殿下”の新作。ホーンセクションを迎えりゃ・・無敵状態☆
・『YOUTH』 by MATISYAHU (2006) ・・ ジューイッシュレゲエ。7曲目がかなりイイ。
など・・

正午を過ぎてから、国道1号線に足(≒車輪)を踏み入れた時点で、もはや何処へ行こうにも渋滞に巻き込まれるのは分かり切ったことだが・・敢えてしばらく微速に身を任せ京都方面へ。
ノロノロ走りつつ・・「今日は、海住山寺に行こう!」と何となく決定☆
ここは浄瑠璃寺、岩船寺と共に“加茂三山”とワタシが勝手に命名した(=^_^=)「加茂町内で一挙に鑑賞ツアーの可能な、寳塔を擁するお寺」の1つである。
だがこの寺って、参道(車道)入口(の道幅)が異常に細く、初めて行った時には「こりゃ、アカン・・」と、とうとう(クルマを置き)徒歩で往復した覚えのあるお寺なのだ(×_×)
今回は勝手を知っており(なんせ3回目)、歩いて上がる気なぞなかったが、やっぱり久しぶりなので、ちょっと狭路を通過する際に緊張してしまった(⌒〜⌒ι) ま、今回で「見切った」かな?

狭い道を過ぎると、お次はいきなり「モノ凄い勾配」である。もし路面が凍結してたら・・考えただけで恐ろしい(×_×) ってことでムリせず1速までギアを落とし、慎重に登って行った。
ここには「国宝」に指定されてる「五重塔」が静かに建っているが、やはり眺めててあきない。
「昔からの1眼くん」「最近ゲットした1眼くん」「しょぼい携帯くん」の3台のカメラを取っ替え引っ替えしつつ、撮影を楽しんだ。(ちょっと露出のコントロールがヘタでムチャクチャな写りのも少なくなかったが・・)

いつまでも境内で粘りたかったが、ヤブ蚊にあちこち攻撃され始めたもので、急に気分が萎えてしまい帰ることとした。今度来るときは蚊取り線香でも腰から下げたいもんだな。
寺を後にし、国道163号線まで戻って木津方面に走り始めた途端、いきなりモノ凄い勢いで雨が降って来た。
境内で雨に打たれなくて良かったなぁ・・とヤブ蚊くんに少しだけ感謝するのだった(なんだそりゃ)

29日(日曜)・・昼からバス⇒電車と乗り継いで大阪市内に出掛ける。久々にユニクロ某店に寄り、これまた久々に着るもんを買う。
特に緊張したのは「ユニクロで購入したサングラスをかけて店内を歩いていること」に気付いた瞬間。何となく店員さんの視線が背中に刺さるような気がする(←自意識過剰!)
いっそ外してポケットに入れようかなとも思ったが、ソレやると余計に挙動不審な印象があるだろうし(そりゃそうだ!)、余り気にしないこととした。(とにかくサングラスのコーナーにはなるべく近づかぬように心がけた)

帰りに、守口市にある京阪百貨店(京阪・守口市駅連結)に寄ってみる。
ここでは上層階で『流氷とクリオネ展』ちぅのを入場無料で開催してるので、覗いてみた次第。

http://blog.kansai.com/event/i/428

↑ここで紹介されてます。無断リンクで済みません。あ、31日までらしいですね。。

行ったからには、と「コンパクトくん」「しょぼい携帯くん」の2台のカメラを取っ替え引っ替えしつつ(←またかよ)、撮影にチャレンジしたが・・これがやたらと難しい(×_×)
「動きが素早い」「距離感が掴めない」のが難点なのだ。

で、個人的に考えた「クリオネ撮影のコツ」としては、
・マクロモードで撮る
・フラッシュは使わない(・ω・)
・追いかけ回さず定点主義で待つ
・上下方向の移動を狙う(動きが予測出来る)
・とにかく数多く撮る
・どうしても巧く撮れなかったら「ポスターを撮影」して誤摩化す(・ω・)
などが挙げられようか。

が、このおっさん・・妙にムキになりバシバシ撮影してたトコロ、ふと気付くと(クリオネの)円筒ケースの周囲には誰もいなくなってたのだった(×_×) しゃがんだりケースの周囲をぐるぐる回ったり・・ときっと“危ないおっさん”然として、周りの母子の眼には映ってたんやろな。。
うむ、多少オトナげなかったやも知れぬ(・ω・)

30日(月曜)・・溜まってる新聞を切ったり。気分転換に、台所のTVを点けたらたまたま某国営放送で「失われた文明」なる番組が始まったトコロであり・・そのまま引き込まれるようにラストまで観てしまった。。
かつ・・あむずぅんに移動し、番組のサントラCDを速攻で注文クリックしてしまったのだった(×_×)

※そうそ。この番組で初めて知ったんだが、
万里の長城:6352キロメートル
シルクロード:約10000キロメートル
インカ道:約40000キロメートル
ってことで、インカの人々が作った(辿った)道の総延長の方がずば抜けて長いようである! インカ人もびっくり!(←意味不明)

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2007年7月29日 (日)

☆『ミニパト(2001)』☆

11日(水曜)の鑑賞。 ・・と言うメモを発見←おお古っ。。
この夜、衛星第2で放送のアニメ作品『迷宮物語(1986)』に引き続いて流れた『ミニパト』を(予備知識ゼロ状態で)観てみた次第。
『機動警察パトレイバー』の更にディープな(?)ネタを取り上げ、デフォルメ化されたキャラが手抜きっぽい作画を背景に蘊蓄(うんちく)をうだうだ語る短編アニメ集(全3話)であった。。

うーん・・この手のんは苦手なんだよなぁ。

まぁ、こうやってその才能&世界観(の片鱗)を眺めるに・・やはり(本作で脚本&演出を手がけた)押井守と言う人物は・・どこをどう切り取っても“根本的にオタク”なんやろなぁ・・と再認識するに足りた作品とは言えよう。
特に、いちいちパトレイバー用語(?)を解説する際、キャラクターらにやたら「漢字混じりの名称」を語らせるトコロがその証左の最たるモノと・・(⌒〜⌒ι)
「侵徹弾道学」「ホローポイント弾」「汎用人間型作業機械」・・ってなんだなんだっ! その回りくどい言い方は!(⌒〜⌒ι)

そう言えば、来月上旬にも、確か衛星第2では押井監督の代表作『イノセンス(2004)』が放送される予定☆
きっと今回も、物語の完全な把握なんぞは到底ムリかと思うが・・「映像&音響面を楽しむべ♪」とすっぱり割り切って鑑賞してみようと考えている。

http://www.nhk.or.jp/animegiga/oshii/program.html

↑こちらに放送予定があります。無断リンクで済みません。

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2007年7月28日 (土)

☆先週のおおまかな流れ☆

メモがひょっこり出て来たのでまとめておきたい。

21日(土曜)・・蓄積してる(?)疲労回復のため、有馬温泉郷にある『太閤の湯』ちぅスパ施設に出掛ける。適度な移動距離も楽しめる、おススメなスポットである☆ ま、大人1名で入場料=2英世ちょい・・と往復の高速代+昼食などを加味して行くと、結果的に「ちょっぴり懐に響く日帰りツアー」って感じとはなるんだが(・ω・)
今回は「天然ミストの岩盤浴(予約制)」「五右衛門風呂(屋上)」といういつものコース(←と言っても確か2度目の訪問に過ぎないが・・)のほか、4月にオープンしたばかりと言う「炭酸温泉」を楽しんだ。これは「人工的に泉内に二酸化炭素を加えたもの」らしいが、肌に微細な気泡がびっしり付着するのが見てて面白い。面積的にちと狭いのが難点だが、おススメしておきたい。
ついでなので、20分間のマッサージ(有料)も受けてみた。部分的にほぐすってことで「頸部(首)」「肩」を重点的にやってもらったが・・かなり強烈に指圧されたようで、翌日ぐらいまで「こり」は消えるも「頭痛」に悩まされてしまった(・ω・) ←因果関係あるのかな?
マッサージ後、休憩コーナーのリクライニングチェアに全身を預けつつ、大型TVで放送されてたドラマ『ハラハラ刑事』ちぅのを観たが・・コレがなかなかに面白かった! つい約30分遅れの鑑賞ながら、しっかり最後まで観てしまったし(=^_^=)

本作は高橋克典演じる熱血刑事(原島)と大杉漣演じるベテラン刑事(大河原)の2人がデコボコぎみなタッグを組みつつ、殺人事件を追う、と言う流れ(シリーズモノらしい)。
まずその「バラエティ番組のコントコーナー」みたいなネーミングセンスに心を撃ち抜かれた(⌒〜⌒ι) ストーリーも結構どんでん返しが後半に多く設けられてて、日本レベルであれば「ぜんぜんオッケー」と言えた(=^_^=) なんか容疑者を真犯人と断定する過程で「本人の不在時に部屋を調べたら、有力な物的証拠が発見された!」ちぅパターンが2度ほどあったが「別な人物が後からそこに隠した」と言う可能性がほとんど考慮されておらず「それでエエのかよ!」と心中ですこしツッコンでしまった。
また、そば屋(?)のおかみさん役で根岸季衣(としえ)さんが何気なく出演されてて「アレ? 今回は補佐的な役割に終始するんかな?」と思いきや・・終盤でいきなりヒートアップしてくれたのも、ある意味“ファンサービス”な感じで良かった(=^_^=)

その後「神戸三田プレミアムアウトレット」に立ち寄り、雰囲気を味わって来た。そこそこに高級店を揃えているものの、どうも客層がイマイチな気がした。ま、仕方ないか・・

22日(日曜)・・午後の出発で、心斎橋の『アップルストア』にノートPCを預けて来た。ちと面白かったのは、順番待ちの際、カウンター背後の大型ディスプレイに「※※(製品名)をサポートをお待ちのお客様:※※※※様」って風に名前が表示されること。こんなシステムだと知っていたら、本名なんぞ律儀に書かず「ジョヴ造」とか「だいこう」とか「アメリ夫」とか、ふざけた仮名を名乗ったのに(・ω・)
ただ「後ろに待ち客がいるにも関わらず、口頭で住所などを復誦されること」「パスワードを記入させられること」だけは少し心に引っかかってしまった。
しっかし、改めて周囲を眺めてみるとアップル製品の持ち込み相談って・・意外にひっきりなしなんやね〜と(・ω・)

23日(月曜)・・昼休みに殿下(Prince)の新作アルバム『Planet Earth』を購入(輸入盤)。道頓堀界隈の某大型店では「24日早朝に輸入盤入荷!」と表示されてたので、やっぱし「この1日の差が非常に大きい!」と嬉しがった。
帰宅後は、衛星第2で放送されてた映画『太陽がいっぱい(1960)』の終盤辺りのみを鑑賞。へっぽこリメイク版(←リ・イマジネーション版かも?)の『リプリー(1999)』と比べ、主人公のトム・リプリー(アラン・ドロン)の放つ、妖し気な魅力が爆発してる☆
やっぱり『リプリー』でも主人公(マット・デイモンが演じた)にはジュード・ロゥ、ディッキー役にベン・アフレックやイーサン・ホーク、ブラッド・レンフロ(←最近、元気なんかな?)とかのキャスティングで(無難ながらも)まとめ上げた方が良かったのかも・・と。
これまでは「ラスト、主人公宛に1本の電話が架かって来る」ってシチュエーションに「そこでさっさと逃げないと!」とハラハラしてしまったものだが、今回観返して「かなり(そこに至る段階で)警察に疑われてたんやな」「ま、主人公の目的はすべて達成されたんだし、ある意味“リプリーの勝ち”とは言えたのかも」との感想を持った。
つまり、リプリーの目的は「フィリップの総てを奪うこと」にこそあったのだから。

24日(火曜)・・仕事帰りに「天神祭」を眺めに行く。この日は「宵宮」だった。大川べりをぶらぶら歩いたが、次々と「うちわ」を貰えること貰えること。。ま、貰ってすぐカバンのポケットに挟んだ(隠した?)からなんだろうけど。。結果的に5本ぐらい頂きました。家人も喜んでおります(・ω・)
通勤の邪魔になるんで、1眼レフではなくコンデジである『Leica C-LUX1』をカバンにしのばせておいたんだが、必要充分って感じで、結果的に良い機動性を発揮してくれた。
浴衣姿の若い男女の姿が流石に多かったものの、フェイス的にイマイチな女の子が多かったのが、私的に残念なトコか。。
ま「夜目遠目浴衣の背(せ)」ってことで(=^_^=)>

25日(水曜)・・仕事帰りになんばへ向かう。映画『舞妓Haaaan!!!』を観る気マンマンだった訳だが、結果的には上映時間が合わず鑑賞中止(×_×) ←24日の新聞では「18:45〜」と掲載されてたが、本日から「21:30〜」に変更されてしまったようだ。。仕方ないんで、電々タウンなどをそぞろ歩き。

・旧作邦画(クロサワ系、小津系など)の逆輸入盤DVDをかなり安く購入出来るショップが意外と存在する
・多少古いデジタル商品のチラシ&パンフレットが、何気なくショップ店頭で見つかったりする(←『PENTAX/K10Dグラパケ』のチラシを発見した!! 大阪駅北側の某大型店舗でも「早々になくなった」と言われたのに)
・中古PC販売コーナーでは『PowerBook G4“12インチ”』のユーズドが意外と賑わってる☆ ←ちょっと魅力的かも(⌒〜⌒ι)
などなどありましたか。

帰宅後、遅めの夕食とりつつ国営放送番組『クローズアップ現代』を途中から観た。たぶん現役では国内最年長であろう映画監督・新藤兼人氏(95歳!)の日常が特集されていた。歩行のスピードこそ、流石に「ご高齢やな〜」と思えてしまうが、現在でも外国語の勉強を欠かさず「異なる文化&言語でのワールドワイドな表現力を高めている」的な勤勉なお姿には、まことアタマが下がった(×_×) ←股間ではない←分かっとるちぅねん!
本人いわく「あと4〜5本の作品を撮ろうと考えている」とのことで、私的には「シナリオは総て完成したとしても、そこから先の“制作費捻出”こそが難関なんやろなー」と感じた次第。
ワタシにもし巨万の富があったなら、こう言った「尊敬すべき先達」にこそ投資してあげたい、と強く思うんですけれども・・(いやでも、きっとその立場になったら、私欲に溺れるんやろなぁ)

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2007年7月26日 (木)

☆“殿下”の新作アルバム『Planet Earth』☆

そうそう。
書いておきたいことがあるので、書いておく。

23日(月曜)に発売となった、Prince(愛称:殿下)のニューアルバム『Planet Earth』のことである。

ワタシがCDを購入した際の「聴き方」の段階としては

1)自室にて「作業時に」スピーカーで聴く
2)自室にて「就寝時に」ヘッドフォンにて聴く
3)クルマを「運転時に」スピーカーで聴く

の3ツがあるんだが、この作品・・購入当夜の 1) における評価がすこぶる悪かった(・ω・) 何か端的に言うと「ヌルかった」のである。各曲ともキラキラしてる感じは全般的にあるも、パンチが効いてないと言おうか、激しい印象が全くなかった。
が、翌日の深夜 2) を試してみたトコロ、評価が急上昇した(=^_^=)
(各曲を構成してる)細かい「音」の1つ1つに「隙(すき)」がなく、スゴいなぁ・・と感心するばかりだ。

ま、私的に一番ノックアウトされた殿下の作品は14枚目である『ラヴ・シンボル(1992)』だった訳であるが、まぁあの頃は(音楽)業界全体がイケイケだったし・・ ←かのアルバムから遡る形で作品を集めて行った。

さて、本作。難を言うとすれば「あまりにそっけないパッケージ」であろうか。でっかいシンボルマークが(眺める角度により)燦然と輝くジャケットこそ、なかなかの力強さ(←「なんか文句あるかコラ」的な)が感じられて良いが、ブックレットが付属してないし、そもそもジャケット裏を眺めても収録曲すら一切記載されてないのだ(×_×)

曲名も分からないって・・(・ω・)

因みに、ワタシとしては「トラック6」と「トラック8」を強力に“ローテーション聴き”したいと思う。
6.Mr.Goodnight を聴けば「ああ、殿下・・やっぱりラップが好きなんやなー」と愛おしく思えて来る。決してヒップホップ路線じゃないんだが、実に楽しそうにライムしてるのである。
8.Chelsea Rodgers はイントロ(序盤)を耳にした瞬間、そのベースラインに「これってDaft Punk の『Around the World』なのでは・・」とつい連想してしまうんだが、そこに強引に(?)ホーンなどが絡み、殿下独自の味付けをして行くので、次第に気にならなくなる(・ω・) コレがファンクかつディスコな感じでかなりイイ!
個人的に「殿下、ホントはロック系よりファンキーなジャズを製作するのが一番巧そうだし、実際イキイキしてるんじゃないの?」と思ってしまったりもする。

地味だけど普遍的、新しくはないけど他のアーティストにはない(構想すら出来ない)作品世界って気がする。
きっともう本人にしたら「売れようが売れまいがどうでも良い」ってレベルの世界なんかも知れない。

が、まだまだ付いて行けるような気がする。

数多くのフォロワーが現れては沈んで行った(?)殿下と言う不思議な存在。
彼はどこへ向かうのだろう?

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2007年7月22日 (日)

☆ノートPC、入院す(×_×)☆

少し前から、ホムペ側の掲示板でも「ぶちぶちボヤいてた」件でもあるが・・

使用しているノートPC「PowerBook G4」の調子の悪い状態が続いており、いよいよ入院(=修理に預ける)させようと考えている。

症状としては、
「約90分間継続使用してると、液晶画面(15インチ)の上部から下部へと、おかしなドットパターン(畳の模様のような感じ)が発生⇒次第に画像や文字が読めなくなる(因みに、黒背景だと“緑”パターン、白背景だと“ピンク”パターンである)」
「スリープ(休眠)状態にし約30分間放置してから再度(液晶を)開くと、表示は正常に復帰」
「その後、また90分間ほど(継続使用で)経過すると(乱れが)再発」
「スリープ状態の時間が短いと、より短時間で乱れが発症」
って感じだ。

サポートの方に相談したトコロでは「液晶表示部分のハード(パーツ)的な故障が想定される」とのこと。

購入後「1年3ヶ月」が経過している(=保証期間が切れてしまっている・・(×_×))訳で、
「有償修理」「預かり修理」そして「代替機なし(有料レンタルもやってないそうだ)」となってしまうが、背に腹は代えられまい(・ω・)

そんな訳で、データのバックアップを取り、速やかに預けに行こうかと考えている。

結論として、しばらく「メール確認」「ホムペ更新」「ブログ更新」が出来なくなる(約1週間?)

「脆いのぅ、高級林檎」「今後(買替え時)は廉価モデル(の所有)に甘んじよう」と思いつつ・・今回は修理する方向に結論を出すのだった(・ω・)

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2007年7月21日 (土)

☆『迷宮物語(1986)』☆

映画メモが溜まって来てるもんで、次々にズビズバ(←死語)斬って行きたい。

11日(水曜)。衛星第2で放送されたオムニバスアニメ作品『迷宮物語』を観た。以前では、確か『アニメだいすき!』と言う民放の特別番組で観た記憶がある。オープニング&エンディングを挟み、2話構成の短編集。その独特のノリ(映像&世界観)から、私的には・・やがて『MEMORiES(1995)』へと継承されてゆく“実験的ファンタジー・オムニバスアニメ”なんかな? と解釈してもいる。尤も、製作の母体は両作で異なってる訳だけど(・ω・)

OP&ED「ラビリンス*ラビリントス」・・りんたろう監督による難解な映像トリップ。
少女が道化師に誘われるままに、迷宮世界へ足を踏み入れる。「猫町横町」と古めかしい字体で書かれた看板(アーケード)をくぐり、昭和時代を思わせる(懐古的な)板塀の小路を駆け抜けて行く少女。先の曲がり角に、道化師の影が逃げるようにひらりひらりと走り去ってゆく・・このめくるめく迄の疾走感&映像はスゴい!(スクリーンで観たいトコだ)
キャラデザイン&作画を担当してるのは福島敦子と言うアニメーターさんだそうだが、詳しくはないものの、きっとスゴい方なんだろう。
音声的なセリフが(確か)ひと言「お前、随分と洒落た名前だねぇ・・」のみ、道化師の喋る言葉(字幕表示)が「さぁ、お入り・・おふたりさん」だけ、と言うのも実にシンプルで深くて、そして恐くて良い。
同エピソードを観た家人は「全く訳が分からん」と憮然としていたが・・この短編は理解しようとするのでなく、その世界を眺め、浸るもんなんだと思う。

1話目「走る男」・・川尻善昭監督によるハードボイルドタッチのSF。
“死神”の異名をほしいままにする伝説的なチャンピオンレーサー=ザック・ヒュー。その取材の機を得た男の独白(モノローグ)による「走る男」の凄絶な死のドラマ。サイコキネシスネタあり、残酷描写あり、のまさに“大人向け”か。
津嘉山正種氏による語りにはやはり味わいがあって良い。

2話目「工事中止命令」・・大友克弘監督。同監督らしい、ナンセンスかつ風刺の利いた作品。
とある河畔で延々と続けられる「444号工事」契約を中止させるため、アロワナ共和国へ単身派遣された青年技師・杉岡の眼にしたものは・・?

全ての工程がロボット頼みの現場。個々のロボットは人間を超える建築技術(=転じれば・・攻撃力)を有している。前任監督は何処か(?)に姿をくらまし、監督室の黒板に彼の小さく残した「あのロボット共は完全に狂っている。もう駄目だ、ボクは殺される。妻のサチコへ、もう1回※※※したかった(←おい!)」的なメッセージがモヤモヤした空気を雄弁に伝えて来る。

雨期が現場に近づき、ロボット達は監督命令を無視し、際限なくスピードアップする。そして(その負荷で)次々に自爆するロボットら。業を煮やした杉岡は、ついに単身、中止命令を実行(=武力行使)に移すのだが・・
単純なメッセージ&ブラックユーモアを語るにしては、大げさ過ぎる世界観&セル画枚数ではある(=^_^=)
まぁ・・これぞ、鬼才・大友のみにこそ許される、最大級の「わがまま」なんだろう。

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2007年7月20日 (金)

☆『ダイ・ハード4.0』☆

「大作」と公開当時から世間で騒がれるような作品を観るにあたり、いつも想いを馳せてしまうのが・・映画評論家・淀川長治氏(故人、1909-98)のことである。特にそのフォロワーと言う訳でもないが、およそ9年前に“映画界の行く末をそれ以上観ること叶わず”してこの世を去られた同氏に対し「どうです淀川さん! あなたが亡くなられた後に、こんなに面白い映画が作られて、ワタシは生きてるウチに、しっかりとそれを劇場で観ることが叶ったんですよ!」と自慢出来るレベルのモノであるか否か。

同氏に「生きてるウチに観といて欲しかったな〜」と思う1本が『マトリックス(1999)』(←続編は不要!)であるが、それ以降はそんなに“エポックメイキングな作品”の思い浮かばないワタシなのだ。
ファンからすれば『スター・ウォーズ・エピソード1/ファントム・メナス(1999)』(とその続編)を挙げる向きもあるかも知れないが・・私的には「アレは・・まぁエエやろ」程度で済ませてしまったり(←ファンの方、済んません)。

そんな訳で、近年(?)では『スパイダーマン(2002)』(とその続編)や『ハリー・ポッターと賢者の石(2001)』(とその続編)などの作品の劇場鑑賞に際しても、無意識的に「この作品こそが、その1本かも・・!?」と妙に全身に緊張を走らせてしまったワタシだった(・・が、双方とも結果的にはそうではなかった)。

さて、前置きが長くなった。今年で言うと、来(きた)る『トランスフォーマー』と共に気になったのがこの『ダイ・ハード4.0』だったことは言うまでもない。ブルース・ウィリス主演による人気(?)シリーズの最新作。さて、その出来たるや・・


18日(水曜)。思いのほか仕事が早めに片付いたのもあり「せば、映画に行こう!」と数秒考えた結果、決めた。で、
(1)笑える邦画
(2)女性讃歌(?)なスペイン映画
(3)ハリウッド系アクション映画
の3コースからチョイスしたのは・・(3)であった(=^_^=)
「アクションシーン満載! 最新のCG特撮満載! ダレ場ほぼ皆無!」と3拍子で好評価されてる(?)本作、確かに「カネ、かかってんな〜!」と驚き呆れさせてくれる完成度ではあったんだが・・どうにも「既視感のカタマリ」みたいなトコもまたあったか(・ω・)

かいつまんで粗筋をまとめると・・
「アナログ主義の“権化”とも言うべき、我らがNY市警のジョン・マクレーン刑事(ウィリス)。ハッカー青年(『チェーン・リアクション(1996)』時代のキアヌ・リーヴスっぽい)の保護(『マーキュリー・ライジング(1998)』のノリ)を依頼されるも、彼はとある過去の行為から、サイバーテロ集団に執拗に生命を付け狙われる存在だった。一味は、名うてのハッカーを次々と殺害(『ターミネーター3(2003)』の序盤に似たノリか)する一方、合衆国の東部全域を狙い“投げ売り(ファイヤー・セール)”なる3段階に分けての「国家機構のシステムクラッシュ」を実行に移す(ステージ1:交通網の破壊⇒ステージ2:金融システムの破壊⇒ステージ3:通信網&エネルギー供給の破壊)。
ハッカー青年=マシュー・ファレルを庇護しつつ、時にテキ組織に対し肉弾的に牙を剥くマクレーンであったが、業を煮やした若きテキボス“ガブリエル(『ソードフィッシュ(2001)』のボスと同名)”はFー35(VTOL:垂直離着陸型)戦闘機(『トゥルーライズ(1994)』に同仕様機が登場)を操り、高速道路上を逃走する(『マトリックス/リローデッド(2003)』のノリ)マクレーンのトレーラーを襲撃させたり、彼の娘=ルーシー・ジェネロを人質にしたり(『暴走特急(1995)』のノリ)する。
ファレルのハッカー仲間“ワーロック”による外野からの支援(『ギャラクシー・クエスト(1999)』のノリ)を受けたりもし、辛うじて戦闘機を撃退する(『m:i:3(2006)』っぽいノリか)マクレーンであったが、遂に眼の前で愛娘に銃を突き付けられる事態に至り、いよいよ“万事休す”の状況を迎える・・」

って感じだろうか。
他にも“ガブリエル”の側近であるハッカー“トレイ”のキャラが『007/ゴールデンアイ(1995)』に出て来そうなノリだったり、マクレーン自身の風貌&テログループの「俺たちがやった」的なアピールが『12モンキーズ(1995)』を連想させてくれたりもした。後半、回転する機械に転落して破砕(?)されちゃうテロリストは『007/消されたライセンス(1989)』的な演出だったし(・ω・)

ところで、ワタシの考える“ダイ・ハード的世界”を満たすべき「条件」ってのが(一部抜粋)、
♦主人公の徹底的な運の悪さ(かつ“ここ一番”の悪運の強さ)
♦主人公の異常なタフさ
♦とことん「巻き込まれ型」とし描かれる主人公(決して“英雄”を意識しない)
♦密かに作品の底を流れる夫婦愛
♦主人公が不条理な殺戮(犯人らによる)を眼にし、自らの無力さに嘆き怒るシーンの挿入
♦絶妙な相棒との連携プレー
♦適度な閉鎖的ロケーション
♦テキ黒幕との頭脳戦(相容れない“価値観”の激突も含む)
♦適度なチープさ
辺りだと思う訳で、本作を観てると・・「運、良過ぎやん」「自ら危機に向かって行ってるやん」「夫婦愛、皆無やん」「案外“英雄”を意識してるやん」「閉鎖的とちゃうやん(大きな意味では閉鎖的空間だが・・)」「テキ黒幕、世代がもはや違うやん(『香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004)』を観た時のような違和感や・・)」「全然チープ感がないやん」・・ととにかく突っ込めるのである。

ってことで「ブルース・ウィリスの最新主演作」「ハリウッド的大作」とは大いに認めつつも、「ダイ・ハードシリーズの満を持した新作」とはとても認められない(認めたくない)ワタシなのだった(・ω・)

とは言え、流石に『1(1988)(←20年も昔の作品やねんな〜!)』の総合的完成度には到底及ばぬながらも、『3(1995)』よりは数倍(以上)面白いし、スタッフ&共演俳優陣の面(豪華さ)を除けば『2(1990)』を凌ぐデキでもあった。
ってことで『3』を観て「終わった・・」と判断を下してる人は、ちょっとシリーズを再認識する意味で、本作を鑑賞しても良いのではなかろうか。

ほか、次のような「ネタ」「疑問点」など(・ω・)

■1流ハッカーが敵ボスなら、真っ先に捜査側には“黒幕の目星”が付いたんでは?
■1流ハッカーが敵ボスなら、2流や3流のハッカー陣では全く太刀打ち出来なかったんでは?
■密かに“C4爆弾”を仕掛ける「A案」より、突入しハッカーをダイレクトに殺害する「B案」の方がよほど簡単だったんでは?
■“カンフー忍者”と呼ばれた(マギーQ演じる)「マイ」さんって、やっぱし“女忍者”の血を引く日本人女性だったの?
■シリーズ恒例(?)の「エレベータシャフト内」でのアクション・・何だかカメラワークが分かりにくかった気がした。地味だったし。
■『コラテラル・ダメージ(2002)』で強烈な印象を残してくれた、クリフ・カーティスの起用の仕方がちと勿体なかった(×_×)
■おたくハッカーは皆「ボバ・フェット」ファンでなければならないのかっ?!(⌒〜⌒ι)
■目の前の信号が「青」とか、トンネルの電光表示が「通行可」とかでも、多少は周囲を気にしつつ走るもんではないのか?
■白熱するトレーダーの皆さん。“ガブリエル”に言わせれば「お人好しのアホども」らしい。。
■Fー35の攻撃力は確かに凄まじい! ミサイル直撃で高架はたちまち倒壊、機銃掃射でトレーラーの鉄板は紙のように飛散!
■大統領コメント(映像)をコラージュ(←何故かニクソンの映像は含まれなかったらしい(・ω・))して作られた「犯行声明ビデオ」はなかなか面白いアイデア! でも、実際に真似て製作⇒ネットで流したら・・“黒服の男たち”が早々に自宅にやって来るんだろうか(×_×)?
■市警では「痴漢事件」のことを「587」なるコード名で呼ぶらしい。。
■マクレーンには「ジャック」「ルーシー」の2人の子供がいるとの設定。
■“ガブリエル”に「デジタル時代のハト時計」と称されたマクレーン。『第三の男(1949)』におけるオーソン・ウェルズの名セリフを意識したつもりか?
■B※Wのエンジンをかける際の“ドロレス”説得シーンは・・何なんだ? あれって「救援センター(遠隔地)」の女性担当者なのか? クルマに搭載の「人工知能」だったのか?
■何とも久々な感じの戸田(奈津子)節。それにしては、あんまし“意訳”のない、面白味にかける字幕やったな・・
■終盤における“ガブリエル”の凄み系セリフ「あのクソヤローを殺せ!」は『M:iー2(2000)』の終盤でテキボスが部下に言い放ったひと言と寸分違わず同じだったような気がした。

〜 こんなセリフもありますた 〜

ファレル「ニュースは大手メディアに操作される、そして・・大衆は恐怖心をあおられるのさ」

ファレル「殺しに慣れてるのか、あんた?」
ジョン「まあな・・昔は」

ファレル「ハリケーンの処理にすらもたついた政府が、どんな対策を?」
    「銃を突き付けられてちゃ、こう言う仕事は難しいんだ」

   ↑『ソードフィッシュ』でヒュー・ジャックマンが言ってそうなセリフ(・ω・)

ガブリエル「いいか、2度と躊躇うな」

ジョン「今欲しいのは・・医師じゃなく、警官だ」
   「世界は(無機的な)システムじゃない、国家であり、血の通った国民だ」
   「英雄とは・・最後にゃ背中を撃たれる存在なのさ、そして・・その名もやがて忘れ去られる」
   「そっちはそろそろ“持ち駒”も品薄なんだろ?」

ファレル「作戦は?」
ジョン「娘を助け・・ヤツらを全員片付ける」
ファレル「それが作戦?」

ボウマン副局長「我々は“石器時代”に逆戻りした」

ジョン「お前は娘の命の恩人だ・・立派な“英雄”だよ」
ファレル「成り行きさ」

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2007年7月18日 (水)

☆『ティアーズ・オヴ・ザ・サン(2003)』☆

8日(日曜)の鑑賞。ブルース・ウィリス主演の人気(?)シリーズ最新作『ダイ・ハード4.0.1β(←ちと違!)』の劇場公開に併せてか(?)、地上波初放送されたモノを観た。

何と本作、「元々は『ダイ・ハード4』的な位置付けで企画された作品ながら、そのテーマ性の深さから、独自の作品に仕様変更されたもの」だそうだ。ホンマかな〜・・ま、そう言われるとメインキャストのお2人(の組み合わせ)だけは確かに豪華やったけどね☆

昔から余り(本人の好む)路線じゃなかったのか、ここ数年ほど(それ以上?)殆どウィリスの作品中での“屈託のない笑顔”ってのを観た記憶に乏しい(・ω・) なんか、どの作品も仏頂面統一主義で、どっかスカしてる印象だ。
昔だと「この笑顔を抑えた演技が、ごっつぅカッコええんやな〜」とそれなりに納得し、シビれてしまってたが、近年では「ひょっとして、極めて表情の乏しい男優さんなのでは?!」と妙に気になってしまったりするのだ。

或いは代理人が「彼は、少なくともそう・・3本(3千万)のギャラが出ないと、表情を一切変えないと言ってるね」とかスカした注文をつけたりしてるんやろか? などと色々ゲスなりに妄想を膨らませちゃうトコである。

※一説ではウィリスの『4.0』出演料は2500万ドルと言われてる(・ω・)

本作も「戦地」が舞台となっており、彼の笑顔もまた「なくて全然OKだョ、ブルース(←監督の気遣いコメント風)」な物語ではあった。

“2つの部族の衝突”を軸に「軍事クーデター」の勃発したナイジェリア。サミュエル・アズーカ大統領一家は捕まり処刑され、ヤコブ・ムスターファ(←確かそんな名だった)将軍が国内全域をほぼ掌握した状態となっている。
「在留外国人を一刻も早く救出せよ(=国外へ退去させよ)」なる(内政干渉気味な)任務を受け、アフリカ沖の空母を後にしたのは、米海軍特殊部隊所属の“歴戦の勇士”ウォーターズ大尉(ウィリス)とその配下である精鋭部隊の海兵7名(レッド、ジー、レイク、スロー、シルク、ドク、フレア・・ちぅ名だった、確か)。

「辺境の村の教会で医療ボランティアを続ける女医=リーナ・ケンドリックス(モニカ・ベルッチ)と神父、そして2名の修道女を引き連れ、12キロ先のヘリ着陸地点まで向かう」と言う簡単な任務の筈だったが、リーナが「村の人々を見捨て、自分たちだけ逃げることは出来ない。自力で歩ける難民(約70人)も全て連れて行け」と条件を出したため、部隊の救出作戦はいきなり難易度を高めることとなる。

リーナを納得させるため、取り敢えず難民らと共に出発、やがて救出ポイントへ辿り着いた一行。大尉は彼女のみをヘリに押し込んで強引に離陸させる。約束を破ったウォーターズを責めるリーナ。やがてヘリは村の上陸を通過する・・
眼下には、反乱軍に虐殺された“村に残された人々”の遺体があちこちに散乱しており、「村に残る」と救出を固辞した神父&シスターも同様に殺されていた。
黙ってその惨状を見下ろしていたウォーターズだったが、彼の眼には“やがて起こるべき悲劇”が浮かぶのだった。

「救出ポイントに残して来た人々も、間もなく全員が虐殺されるであろう・・間違いなく」

彼は静かにパイロットに命じた。「ヘリを救出地点へ戻せ」と。
それは彼が軍人として長年過ごして来た半生の中で、初めて犯した「命令に背く行動」でもあった・・

うーん・・(オリジナル版から)放送時間的に“カット”が入ったもんなのか、ウォーターズがいきなり「ヘリを戻せ」と命じる辺りの行動が実に突飛な印象があった(果たして彼の中でどれほどの葛藤があったんだろうか?)。難民に対するヒューマニズムの目覚め、と言うことなら、ベテランとなった今にして起こるもんでもあるまいに、と(・ω・) どうも「前夜にリーナ医師との間に何かがあった」ような邪推をしてしまうんだが。。

部下たちも妙にまとまり過ぎていたし(・ω・) ←ああ言う状況下だと、1人ぐらい「騒ぐヤツ」がいて然るべきだ。現実世界なら・・(⌒〜⌒ι)

ま、そう言うことで「軍人失格&人間合格」な判断を下した大尉ご一行。難民は救えども、少数精鋭な部下たちが次々に倒れて行く・・と言うその後の(ある意味理不尽な)展開は『七人の侍(1954)』とか『地獄の7人(1983)』或いは『プライベート・ライアン(1998)』を連想させるに難くない訳である。

考えると妙な感じのしたのが「(民族&宗教違いながら)同国人に追われ、殺されかけてる状況を、外国人に救われる人々」って言うシチュエーションである。無抵抗な同国人をひたすら虐殺する心理が、“平和ボケ”したワタシには良く理解出来なかったりもする。
まぁ、本作の場合、反乱軍が必死に追いかけて来る理由が、その後“半ば唐突に”判明する展開でもあったが(・ω・)

※建前的には“民族浄化運動”のひと言で済まされていたけど・・(×_×)

ラストでは、上空からの待ちわびた“支援”で、そこまで迫っていた危機はイッキに“打開”出来る訳だが・・テキの司令官もちょっとおマヌケと言おうか・・全然「空から来る援軍」を予期してなかった感じだった。。
私的には、ラストはもうちょっとウォーターズ自身に(肉弾的に)活躍して欲しかったトコだけど・・その辺りの消化不良さも『ダイ・ハード』シリーズを冠せなかった理由かも知れないなー、とボンヤリ妄想するのだった。

〜 こんなセリフもあったであります! 〜

神父「神と共に!」
大尉「神はもうここ(アフリカ)を去った」

女医「今日あなたは良いことをした」
大尉「果たして良いことなのかどうか・・長い間していない気がする、良いことや正しいことを」

※※「今まで黒人は意見を言うなと言われて来たけど・・あんたの行動は正しい」

レッド「彼らは、荷物なんかじゃありません」

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2007年7月16日 (月)

☆PENTAX『K10D/グランプリパッケージ』を購入☆

現在、Nikon『D70』(1眼)をメインのデジカメとし愛用している。
サブ機は、Leica『CーLUX1』と言うコンパクトデジカメ(←実のトコは松※製品の流用系なのだが・・)。
この2台が揃ってれば、もうデジカメ、とうぶん要らんじゃん! と思われるし、実際そう思っていたんだが・・

PENTAX『K10D』が「カメラグランプリ2007」を見事受賞!
⇒受賞記念モデル『K10D/グランプリパッケージ』が全世界限定5000台のみリリースされる!

・・ってことで、食指が激しく動いてしまった。おまけに、価格設定も「手の届かないレベル」ではないし!

家人が直前にNikon『D200』(高級1眼!)の購入に踏み切った、ってのもあり、何となくそれにつられて(=^_^=)、購入意欲が高まったのもあったか・・

9日(月曜)、京橋にある某(行きつけの)カメラ店に入荷予定日&値引き価格を確認
10日(火曜)、同店で「予約します!」と大きな声でハキハキと言ってしまったのだった(・ω・) 加えて同日、自身を“追い込む”意味で『40mm/F2.8Limited』なる薄型高級レンズを先行購入したりも(⌒〜⌒ι)

この『K10D/グランプリパッケージ(以下“グラパケ”と称す)』、12日(木曜)に発売とのことで、ギリギリに店頭で購入予約を入れたワタシとしては「遅過ぎたかも知れんな〜」「ネット販売の予約ぶんだけで、既に完売しちゃってるかもな〜」とちょっと“諦めモード”にもなってたんだが・・発売当日に恐る恐るTEL確認したトコロ、意外とあっさりした感じで「入荷してますよ☆」と案内されたので、喜びつつもちと拍子抜けしてしまった感はあった(・ω・)

後日(13日(金曜)の夜)、大阪駅北側にある某大型量販店内でも、値引きこそないものの、ショーケース内に飾られつつしっかり販売されてたのを眼にするに・・「ありゃ? まだまだ買えるんじゃん!」とガッカリしてしまったモノでもあったが・・まぁこのカメラ、そないに「プレミアム性」にのみ注目(固執)するもんでもなく、あくまで“酷使前提”で使うべきアイテムなんやろな〜と考えるに至った次第だ。

荒天続き&通常版ストラップ注文中(←やっぱし付属の“限定版ストラップ(革製)”は使わず保存しとこっかな〜と(⌒〜⌒ι))・・ってことで、まだ今もって実写には1枚もトライしてないんだが、

今使ってる『D70』と比べ
・ファインダーがより見易くなっている
・ハッチ(扉)関係の(開閉)ロックが堅牢な印象(防水&防滴仕様なのは心強い)
・背面の液晶がデカくて快適(今風に「2.5インチ」サイズである)

と言う辺りが「進化してるな〜」と思わせてくれる。
まぁ『D70』も「防水&防滴」を一切うたってない割に、多少の雨に打たれようが、メチャクチャ頑丈なのは驚きなのだが(⌒〜⌒ι)、やっぱし「気を遣う部分」ってのは心のどっかにある訳で。。

今後も、『D70』には(本体価格以上の)高級ズームレンズを奢ってあげてるのもあり「広角〜望遠」を駆使しまくる「寳塔関係の撮影」をコレからもお願いしようと思う。で『グラパケ』には、標準レンズ1本勝負で「表現力」を磨き極めて行きたいな〜と考えている次第。
まかり間違っても「レンズ収集地獄」には足を踏み入れないように・・したい(=^_^=)

追記:そう言うと、去年の2〜3月ぐらいのごく短期間ながら、PENTAX『ist D』なるデジタル1眼を所有していたんだな〜としみじみ。あのカメラもとても良かったんだが、なにぶん『D70』と性能&使用目的が似通ってる感じだったからなぁ。
・・とか言いつつ、またペンタオーナーに“戻って来た”のだった(・ω・)>

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2007年7月15日 (日)

☆『ブルース・オールマイティ(2003)』☆

5日(木曜)に衛星第2で放送されたものを鑑賞。公開当時、観に行きたかったんやな〜コレ(=^_^=)

『マスク(1994)』で(共演した女優)キャメロン・ディアスと共にブレイク(?)後、時にシリアス&ヒューマニズム路線に傾きつつもコメディ作品の第一線を走って来た・・けど、どうにも『マスク』を超越する作品に恵まれないままだなぁ、としみじみしてしまうジム・キャリーを主人公にしたハートフル・ファンタジー&コメディ映画(でエエのか?)。

3流テレビ局の“万年売れない&ツイてない”リポーターの男がひょんなことから「神の力」を手に入れ、のし上がって行くんだけれども・・得たモノが大きい反面、失ってしまうモノも実は大きいのだった・・みたいな展開。

なんか主役俳優にアダム・サンドラーを起用しても、それなりの作品には仕上がったような気がしたり(⌒〜⌒ι)

本作でも、ジムキャリのパワーは「大爆発」って感じではなかったかな。まぁ、彼の場合「慢心するけど、最後は等身大のエエヤツに戻る」って役作りをさせたらピカイチに巧いんで、そういう意味では予定調和的かつ佳作なレベルではあるんだが。

ジムキャリ演じる主人公は“ブルース・ノーラン”と言う名だが、あの顔で“ブルース”を名乗ると、どうにもブルース・キャンベル(←サム・ライミ監督の盟友である男優さん)の印象とダブってしまう。
これってば、ある方の指摘を受け再認識したんだが、ホンマにこの2人、顔の造りが良く似ている! 恐らく顔面移植手術なんぞせずとも「FBI捜査官とテロリスト」の役回りを容易く交換出来そうだ(←何の映画のハナシだ!)
恋人“グレース・コネリー”役でプラッド・ピットの奥さんだったジェニファー・アニストンが助演してるが、初めてまじまじとこのしとの“ご尊顔”を拝見したトコでは「美人と言うよりは可愛いな」って印象だったか。
個人的には、グウィネス・パルトロゥの方がタイプ的には好きかな? でもきっと、ジェニファーの方が「優しいしと」のような気がする(⌒〜⌒ι)

“神様”役をモーガン・フリーマンが好演(←ネット情報によるとモーガンは身長189cmもあるらしい!)。1989年ごろの彼ってば『ドライビングMissデイジー』で単なる(?)運転手のおじさん役だったのに『ディープ・インパクト(1998)』で大統領を演じ、ついに“神様”に昇格するとはネ!(⌒〜⌒ι)

※因みに、何と(=^_^=)本作には続編『エヴァン・オールマイティ(2007)』と言う作品があるらしい。今秋に公開予定とか(・ω・) ←本作の主人公(ブルース)のライバル的存在である、エヴァン・バクスター氏が主人公となるようだ。

さて、神様から“力”を借り「全能のブルース」と化した主人公。ナニをするかと思いきや・・「レストランで器のトマトスープを(←紅海に見立てて)真っ二つに割る(=^_^=)」「消火栓を遠隔操作で破裂さす」「オンボロ車(とは言えど・・日産の“雄”フェアレディZなのに・・)をスーパーカーに変身さす」「高級スーツを入手」「チューリップとデイジーを配合させ“チューデイジー”を創造」「口から大量の虫を吐き出す(←これって『グリーンマイル(1999)』を意識したCG特撮か?)」などなど、何やら「セコい範囲」の力の使い方が目立ってた。

この一連の行動ってば「邪悪化して、メチャメチャ悪いことしよるんやろな〜」と期待させてくれた『スパイダーマン3』の主人公(を演じるトビー・マグワイア)が、街角でファンキーに踊ったり、おんぼろアパートの大家に怒鳴ったりするレベルの“セコさしか発揮してなかった姿”を見せつけられた際の“笑撃”に通ずるもんがある(・ω・)
ただ唯一、面白かったのはリポートの現場で「ジミー・ホッファ(※)の遺体を(偶然を装って?)発見させ、そばに(ご丁寧にも)出生証明書&歯の治療記録を並べておいた」と言う神業(!) これは全米の捜査機関をおちょくってるようにも見えて良かったな。

※ジミー・ホッファ(1913-75?)は全米トラック運転組合の代表とし、強大な権力を握っていた人物。マフィアとの関係が深く、最後は謎の失踪を遂げたとされる。ジャック・ニコルソン主演の映画『ホッファ(1992)』が製作(←ワタシは未見)されているほか、かの劇画『ゴルゴ13』にもホッファ失踪事件絡みのエピソードがあった(第29巻に収録)

神としての手腕をふるった偉業(?)の数々が、それぞれに負の波紋を広げて行く演出はちょっぴり深いかも、と。自身のホームタウンの住人限定で「宝くじに強引に当選」させた結果・・1000人以上が当たったため当選金が一人につき17ドル程度に下がり(=^_^=)暴動が発生。特ダネのため町の郊外に隕石を墜落させたトコロ、その影響で大規模な停電が起き、これまた暴動が発生。
もはや誰が何をやっても「皆が幸福」と言うことの実現は難しいんやな〜とも思わせる。
もっと世界の仕組みがシンプルだった時代なら、局地的な「皆の幸福」と言うのも起こし得たんだろうけど(・ω・)

ブルースが活用する、神専用のウェブサイト(?)「YAHWEH!(ヤハウェイ)」ってのが登場するが、そのロゴがいかにも「YAH※O!」っぽくて面白い。日々届く「祈り」の未読メールをカウントしただけで150万件以上にものぼるのだ。側近がいないととてもやってられんだろうなぁ(×_×)

ワタシの中では「神」とは・・「不老不死の存在」であり「狂信者を生み、彼らに囲まれ崇められる存在」だと解釈してるが、本作を観た限り「大ケガもすれば、意外と孤独な存在なんやな〜」と言う印象が強かった。
ブルース自身の“神”の力量には、何とも「底の浅さ」が露呈してしまった感があるが、モーガン・フリーマン自身に視点を絞っての「スピンアウト作品」が観てみたいな〜とは強く思ってしまった次第である(・ω・)

〜 こんなセリフもありました 〜

ブルース「クッキーに群がる子供の笑顔っていいよね」
スタッフ「調理室からは見えない」

ブルース「ヤツが神だってんなら、俺はイーストウッドだな」←直後の顔真似がイイ(=^_^=)

ブルース「全知全能を僕に授けるとは・・驚いたな」
神「だろうな。ガンジーは(驚きで)3週間ものを食えなかったぞ」

ブルース「耳の中で鳴り響く、世界中からの“祈りの声”を何とかしてくれ!」
神「何を言ってる。今(お前に)聞こえてるのはバファローの(住民の)分だけだぞ」

神「汗の匂いをさせて帰宅する者こそが幸せ」
 「(神になれたなら)何事も5分で解決だろ?」
 「愛を操るのは神の領域ではない、そんな方法があるなら是非教えてくれ」
 「言っておくが・・ハイウェーでひざまずくのは無茶だ」
 「何だ今の祈りは? ミス・アメリカのつもりか? 気取るな、素直になれ」

ほか、幾つか。
♦前半のキーアイテムは“ポケベル”・・う〜ん、現代のアメリカさんにしてはローテクな気が。。
♦水面ウォーキングをする神&ブルース。『レモ/第一の挑戦(1985)』やら『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994)』などを連想してしまったか。。“水面歩き”こそが神の証左なのかも知んない(⌒〜⌒ι)←元ネタは「ガリラヤ湖の水面を歩くイエス(新約聖書:ヨハネ6章16〜21節)」らしい。
♦津波に襲われたシーンがTVニュースで流れていた「ニホンのキタモト市」ってどこがモデルなんだぁ?

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2007年7月11日 (水)

☆『小さき勇者たち/ガメラ(2006)』☆

3日(火曜)に地上波初放送されたものを観た。午後7時からのプログラムだったため、残業もそこそこに“職場を小走りで脱出”しちゃった感すらあったかも。おっさん、ちゃんとやることやってから帰れよな、とセルフ突っ込み(=^_^=)

かつて“平成ガメラ3部作”ってのがあったが(←金子修介監督による『ガメラ/大怪獣空中決戦(1995)』『ガメラ2/レギオン襲来(1996)』『ガメラ3/邪神(イリス)覚醒(1999)』の3本を言う)、それらを経て、またも「チビッ子の味方」ってテイストの“オリジナルな昭和ガメラ像”が再構築されたような物語世界だったか。

メイン舞台となるのは三重県志摩市。母(ミユキ)を亡くしたトオル(透)少年は「あいざわ食堂」を男手1つで切り盛りする父コウスケ(相沢孝介:演じるは津田寛治)と暮している。折しも、日本の周辺海域では原因不明の「海難事故」が多発していた。
そんなある日、登校途中のトオルは港から見える小島(?)の断崖に「不思議な光」を目撃する。
好奇心からその岩場へ向かった彼は、小さな卵を発見。その殻を破って生まれたのは、利口そうな眼をした1匹の不思議なカメだった。

自宅が食堂である関係から、生き物を飼ってはいけないとコウスケに釘をさされているトオル。
隣家に住む、幼馴染みの少女マイ(西尾麻衣)ら仲間と共に密かに“隠れ家”でカメを育てることにするが、トオルが“トト”と名付けたそのカメは尋常ではないスピードで急速に成長し「空を飛んだり」「炎を吐いたり」する。
そんなある日、マイが病気(心臓の疾患らしい)の治療のため、地元を離れ“名古屋中央総合病院”に入院することに。

それと前後し、海底から港町に上陸した“海難事故の元凶”たる怪獣“ジーダス”が町内で暴れまくる。ジーダスはあろうことか、逃げ惑う町民を食らい始める。トオル&コウスケ父子もその餌食となりかけるが・・その危機を救ったのは“巨大化したトト=ガメラ”であった。ガメラの“火球攻撃”で一度は海中に撃退されたジーダスだが、間もなくキズを癒し、今度は名古屋沿岸に現れ、市の中心部を目指し進撃を開始する。

一方、ガメラはと言うと・・力を使い果たしたトコを捕獲され、大型トレーラーに載せられて県道を愛知(名古屋理科大学の研究施設)へ向かうのだった。「巨大生物審議委員会」の調査によると「緋色真珠から抽出したエネルギー源でガメラは更にパワーアップし得る」とのことだが、肝心の“緋色真珠”が何処にあるのかは、研究チームの長である雨宮教授にも見当がつかないのだった。トオルとマイの2人を除いては・・

私的に結構注目してる俳優・津田氏がいよいよ(?)主役級の役回りで頑張ってくれた。これまでが『世界の中心で、愛をさけぶ(2004)』のお坊さん、『模倣犯(2002)』の“ケツ穴大好き”サイコ犯、『呪怨(2003)』のトシオくんの相方(?)など、どちらかと言うと「非業の役柄」が少なくなかったようでもあったし・・
まぁ今回も厨房で滑ってこけたりとか、お茶目な演技の方が目立ってた感もあったが(・ω・)

冒頭、少年時代のコウスケが「志摩で展開されたガメラvsギャオス軍団」の死闘(1973年の設定)を目の当たりにするシーンがあるが、何故だか(?)形勢不利とみたガメラがギャオスらを道連れにいきなり“自爆”してしまい、漠然と眺めてて「ええっ?!」と驚かされてしまった。
落ち着いて考えてみるも、やはり「子供たちのヒーローが自爆したらあかんやろ」と思ってしまう。子供の情緒教育的に考えても、どやろ・・? と苦言を呈したい。
まぁ「敵前に恥を晒すより/いざ我ら日本男児/潔く諸共の自爆の道を選ばん」みたいな教訓的意義はあるのかも知れないが(いや、それはそれで思想的に偏っとるやろ!)
そのシチュエーションの“洗礼”にまず戸惑ったり、また「少年がカメを育て・・カメはやがて大きくなる」と言う展開に“少年が青年へと成長してゆくこと”の肉体的変化に対するメタファーをも盛り込んでるんかな? とか邪推してみたりもするのだった(すぐそっち方向かよ!)

名古屋市内の怪獣バトルでは、周囲のビルの方がジーダス&ガメラよりも高く林立しており、ちょっとビジュアル的にすっきりしない感もあったが・・ビル群を超える体長となると、これまた現実味がなくなる訳で難しい。。
瓦礫がそれなりに転がったりしてる市街地の描写は意外に自然でイケてたが、全体的な“パニック描写”は・・例えばスピルバーグ監督の『宇宙戦争(2005)』などと比べると、かなり「えげつなさ」の面で劣ってる気がした。徹底的に“絶望”を描いてないトコが「甘いと言えば甘い」んだが・・“子供向け作品”となれば仕方のないトコか・・。まぁ、そう考えた時点で再び「それにしては冒頭のガメラの自爆は、えげつなくないか・・?」と堂々巡りが始まるんだけど(⌒〜⌒ι)

珍しい、と言えば「劇中にインチキ外人が一切登場しない」のは良かった。結構、必然性のない外国人俳優さんの起用ってありますもんね。「ジ〜ダスワ、海中ウォ、スッサマジ〜イ速度デ、名古屋エ向カッタト見エマ〜ス」とか喋られると「おい、ちょっと待てきさま!」と突っ込みたくなるからして(・ω・)
まぁ、骨格部分が『REX/恐竜物語(1993)』に似てなくもないけど、あっちよりは演出的に「壊れてる感」がない分、安心して観られるのは良かったッス(=^_^=)

〜 こんなセリフもあったのさ 〜

トオル「お前、ヤバ過ぎだから」←キミの日本語もヤバ過ぎで末恐ろしい・・

コウスケ「昔も今も何でか分かんねぇけど、人間の味方をしてくれる」←強引やな〜

女性研究員「プラス14.5です」←何がだっ?!(=^_^=)

追記:エンディング時の「実際のカメを用いての撮影にあたり、虐待行為は一切しておりません」的なテロップには不謹慎ながら苦笑してしまった。そういうのに敏感なしとがやっぱり多いんでしょうね。

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2007年7月 8日 (日)

☆『美の壷/ファイル54』鑑賞記☆

6日(金曜)。ワタシが“塔好き”であることを知る某方より情報を頂き、初めて(・・でひょっとしたら最後(・ω・))の鑑賞となる某国営放送の番組「美の壷」を観た(ま、ワタシはちゃんと受信料払ってますし)☆
今回(第54回)の放送で取り上げられたのがズバリ「五重塔」であり、流石に自室の(ブラウン管の経年劣化により)映像がグリーン化しちゃってる14インチTVで観るにはしのびなく、他の部屋のTVで姿勢を正しつつ(=^_^=)しっかり楽しんだのだった。
併せ『TV Micro』なるマック対応のスティック型TVチューナーを介し、ノートPCにも録画しとこう! と思いついたんだが、とっさのことで(放送開始までに)準備が間に合わず(USBポートに接続の上、事前にチャンネルスキャンしとかないと受信出来ないようで・・)「このクソバカめが!」と毒づきつつ、結局は録画レスで観たのみだった。
(ホンマにつまらんパーツを購入してしもた(×_×))

番組は「池上本門寺(東京)」を皮切りに「東寺(京都)」「薬師寺(奈良)←この塔だけは三重塔」「室生寺(奈良)」「興福寺(奈良)」「法隆寺(奈良)」「瑠璃光寺(山口)」「醍醐寺(京都)」「日光東照宮(栃木)」・・ラストに「羽黒山(山形)」の五重塔がそれぞれ映像付きで紹介された。が、如何せん25分程度の番組なので、駆け足過ぎる感があったかな(・ω・)
取り上げる塔の数は少なくてもエエから、もっとじっくり見せて欲しかったぞぅ。

あと、東京と言えば・・私的には「旧寛永寺」の塔(上野公園内)が真っ先にイメージされ、何故に「本門寺」なんかな〜と邪推してしまったが、これはワタシの知識不足であり「本門寺」の塔の方が建立時代がより古いからだろうと推測される。

進行としては「ガチョ〜ン」で「え?あんた誰?」な感じの谷啓さんを案内役に「対象となる美のことを、ポイントを抑えて解説し、即席で分かった気にさせる」そんな狙いの番組かな? と思った(・ω・)

【壱ノ壷】 軒の深みと曲線のこと

・建立の理由「実用ではなく、拝む対象とし建てられた」
・木造建築の修復作業を続ける宮大工・小川三夫氏のコメント「法隆寺の塔は最も美しい」「この塔の美しい表情は、その軒の深さによるもの」
・長い歴史を誇る建築会社(実名は表示されなかったが“金剛組”と思われる)の職人のコメント「木材は、乾燥したら捻れて割れる」
・CGイラストによる「軒を支える部材:桔木(はねぎ)、組物(くみもの)」と「3段階に部材を継ぎ、軒をより長く張り出す工夫:三手先(みてさき)」についての解説。

【弐ノ壷】 層が刻むリズムのこと

・塔のプロポーションについての解説。「薬師寺・東塔」は“凍れる音楽”と称される(←通説では美術史家アーネスト・フェノロサによる評とのことだが“異説”もあり・・)。
・塔の研究家、濱島正士氏のコメント「逓減率(ていげんりつ)」を用い、数値的に塔のプロポーションは分析可能。「5層目の幅 ÷ 1層目の幅」で計算し、法隆寺は0.5、瑠璃光寺は0.68、醍醐寺の0.61が理想的である。

【参ノ壷】 塔に込められた祈りのこと

・日光東照宮を筆頭に、かつては多くの神社の境内にも塔は建立されていた。
・東寺では、心柱を・・ひいては塔そのものを「大日如来」と考え、拝んでいる。1層目から上へ(大日如来の)膝、腹、胸、顔、頭にあたるものと解釈している。
・山形県・羽黒山では、明治期に政府による「仏教弾圧」があった(専門用語でこれを「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」と言う)。この地の塔も破壊の危機を迎えたが、内部に奉るご神体を(仏像から)大国主命(おおくにぬしのみこと)に差し替えることで「神道崇拝」をとっさにアピールし、難を逃れた歴史がある。

・・と言う大まかな流れだった。

追記:こちらのサイトをご覧頂く方が間違いないかも(=^_^=) ←どやねん!

http://www.nhk.or.jp/tsubo/archives.html

※無断リンクで済みません。受信料ちゃんと払ってるから許してね(・ω・)

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2007年7月 7日 (土)

☆『キサラギ』☆

7日(土曜)。予定が特になければ、K阪電鉄主催により実施されるであろう(?)「七夕イベント(「K特急おりひめ号(5両編成)」と「準急ひこぼし号(5両編成)」が並んだり、何度もドッキングしたり(?)する毎年7月7日恒例の、鐵道ファン垂涎の催し)」を眺めにでも行くかな〜とか考えてたが、早起きが叶ったこともあり「そうだ、映画に行っとこう☆」と気まぐれを起こし、ミナミへ向かった。
んで、初の『なんばパークスシネマ』で鑑賞したのは・・邦画『キサラギ』。確かに、他にも「観たい作品」「観ておくべき作品」は幾つか存在したんだが・・本作は前々から気になっていた1本だったもので(・ω・)

で、結果・・コレが「大当たり」だった(=^_^=) 基本的に「舞台劇」をそのまま映像化したような「閉鎖的(密室的)テイスト」なんだが、ロケ移動やCG特撮面に制作費を(そんなに)かけてない代わり、練り込まれた“予測不能な展開”の脚本と、選りすぐり(?)の俳優陣がグイグイと物語世界を牽引して行くのである☆
早くも「今年観た中でNo.1の邦画となるかも知れんぞコレは!」と直感的に感じてしまった次第。
頑張れど、予算的&技術的にはもはやどうやってもハリウッド大作には追いつけそうにない邦画界、こういう「小粒ながらパワフルなシナリオで魅せる作品」こそがこれから先の目指す道(=方向性)ではないか?! とまで思ったモノである。

2007年2月4日。東京都内・某ビルの最上階。そこに1室を借り切り、その5人は集まる。
彼らはちょうど1年前の同日、無惨な死を遂げたマイナー系グラビアアイドル・如月(きさらぎ)ミキ(享年21歳)を偲ぶ会・・「〜永遠の清純派グラビアアイドル〜如月ミキ1周忌追悼会」に参加するために集結した“コアなファンたち”であった。
彼らはそれぞれ
「家元」「安男」「スネーク」「オダ・ユージ」「いちご娘。」のハンドルネーム(ネット上で自称する名)を名乗り、これまで本名や風貌、身分や経歴などを一切明かすことなく、ファンサイトで「一途にミキをフォローすること」だけに人生を費やして来た・・そんな筋金入り(?)の共通項を有する“同志”であった。
そんな彼らが今日「初対面」をする。

ファンサイト管理人でもある“知識オタク”「家元(演じるは小栗旬)」がこの会を企画し、そして集まった5人。
当初こそ「ミキを巡る(イベント会場等での)思い出」「ミキに関するコレクションの披露(自慢含む)と交換」など、比較的まったりとした空気(?)が流れていたのだが・・とある成り行きから、出席者の1人が「ミキの死が自殺じゃないとしたら?」と言い放ち、次第にその死の“真相”を暴いて行く流れとなる。
果たしてこの5人の中に真犯人がいるのか? そしてミキを巡る彼らの意外な相関関係とは? みたいなことが次第に明かされてゆく・・

アイドルを巡るファン心理(とその暴走)を描いた作品では『リリイ・シュシュのすべて(2001)』があった。歪んだアイドルファンの狂気を描いたアニメ作品に『パーフェクト・ブルー(1998)』もあった。いずれもワタシの好きな作品であるが(=^_^=) 本作は更に踏み込んだ描き方とコミカルさが追求されており、そう言う意味でも素晴らしい☆
(“軸”となる人物が既にこの世にいないトコは『嫌われ松子の一生(2006)』のテイストか・・)

「ミキは殺害された!」と某キャラが決め打ち(?)する頃には、戸外で雨が激しく降り続き、雷鳴が突如轟いたりする。ビルの最上階に位置する1室(←家元曰く「天国のミキに一番近い場所」とのこと)は見事に“密室”としての閉鎖的様相を呈している。
この「降雨」「密室」「登場キャラの本名が明らかにされない」といったテイストはまさに『12人の怒れる男(1957)』である! 見事なオマージュにびっくり。

登場キャラも多すぎず、少なすぎず、絶妙な数の設定。そしてそれぞれの性格付けが面白い。
「他者と比較、常に優位に立ちたがるヤツ」「形から入らんとする、極めて真面目で冷静なヤツ」「周囲に合わせ、本能的に器用に泳ぐヤツ」「何を考えているのか分からぬ、何か危険なヤツ」「周囲に付いてけず、どんどん遅れ行くヤツ」
そしてそんな5人のパワーバランス(力関係)が刻々と変化をみせる!

ミキに対する愛情表現も流石はオタクだけに過激で「極秘情報&レアアイテムを網羅する」「毎日ファンサイトを訪問しカキコ(書込み)する」「ファンレターを数百通も送り続ける」「ネット内では完全なる別人格を貫徹する」・・更には「部屋に忍び込み、彼女の持ち物を盗む」手合いまで(⌒〜⌒ι)

この空間ではお互いが「味方」である一方、お互いが「宿敵」でもある訳で。良くもこんなに空気がよどみ、ねじれちゃうもんである(×_×)
もはや・・何をどう書いてもネタバレになりそうで悔しい(=^_^=)トコだが、中盤以降で次々に5人が正体(?)を明かす展開がスゴい! とは言っても、みんな本名は最後まで明かされなかったり。。
ネット的な関係(=文字のやり取りのみでコミュニケーションする関係)って「本名なぞ、特に何の意味も持たない」ってことなんやね〜・・しみじみ(・ω・)
何故だか、中盤からの物語は渡辺淳一センセイの小説『阿寒に果つ』を連想してしまったか。
・・あんまし書くと、ホンマに面白味がなくなってしまうンだが。

某キャラがたびたび劇中で“中座(ちゅうざ)”するんだが、その辺の「(彼を欠いた場の)リアルな時間の進行」を感じさせる演出も素晴らしかった。「ますます展開に付いていけんぞ、これでは」とか「あいつ、もう帰って来ないかもな」とか想像して勝手にやきもきしてしまう。
それぞれの正体が明らかになる(?)シーンも同様で、それらが判明する“寸前”に「ああっ!!」と気付かされるのである。この“ネタの前フリ(配置)”と“観客に一歩早く発見させる親切設計”の手腕は実に素晴らしい。脚本家はかなり「観客心理を分かってる」と感じた。

小栗、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之が5人を演じるが(敢えて(小栗以外の)誰が誰を演じるかは書かない(・ω・))、私的には香川の“弾けっぷり”が一番ツボにはまり気に入った。
初登場シーンで彼の醸し出す雰囲気が『ユージュアル・サスペクツ(1995)』『アメリカン・ビューティー(1999)』などにおけるケヴィン・スペイシーそのままなのだ(=^_^=) 巧いな〜香川センセイ。あなたは素晴らしい!

如月ミキ(本名:山田美紀、演じるのは酒井香奈子と言う女の子)の存在も故人であるが故、なかなか表情がはっきりと映されず、妙なホラーテイストを感じたりも(・ω・)
ラストでようやくハッキリと彼女の表情をとらえることが叶う(過去の映像にて)が、それまでのフラストレーションがあるためか(?)かなり可愛く感じてしまった(=^_^=)
あの(映像内の)持ち歌はどうにも“口パク”みたいだったが・・

終盤、物語は一応の“解決”を見るのだが・・更にラスト、意外な6人目の人物が「2周忌追悼会」に登場し「くだらん! 彼女の死が自殺だと? いいか? こいつを良く見ろ!」的に何だか良く分かんないアイテム(※※)を取り出して見せる!
「何なんだよ、それ!」とツッコミながらも物語は幕となるのだった(⌒〜⌒ι)

予備知識をなるだけ持たずに鑑賞し、是非この世界に浸って頂きたい。
かなり「観客を選ぶ」作品ではあるも・・その面白さは保証しますんで(=^_^=)

〜 こんなセリフを誰かが言ってた 〜

※「ミキは脱いだらダメなんだよ、絶対に」

※「アイドルなんて所詮“虚像”なんだよ」

※「漢字が少なく、誤字脱字が多い・・これは間違いなく(本人の)自筆の手紙だ」 ←おい(・ω・)

※「最大の魅力が“二重まぶた”と言ったね・・あれは“プチ整形”だよ」
 「歌も演技も出来ない・・ヌードでも出さなきゃ話題にならない」

※「これが自殺する子の笑顔でしょうか?」

※「“現実”に何の意味があると?」

ミキの遺言「やっぱりダメみたい・・もう疲れたわ。色々有難う。じゃあね」

オダ・ユージ「事件は現場で起こっているんだよ!」
      「(彼に)憧れてて、悪いかよ!」

※「僕のいない間に・・状況が激変してる・・」
 「展開に、完全に付いて行けてない・・」

※「警官・・あんたさっき“しがない公務員”と言っただろ!」
※「しがない身分ですよ・・父は警視総監ですけど」
※「全然しがなかねぇよ!」

※「私が犯人? いったい何を根拠に!」
※「お前の“第一印象”が根拠だよ!」

※「ストーカーと“見守り”は違う!」

※「この中で、僕が一番“遠い”・・」

↓ 段々と哲学味を帯びて来たり・・(⌒〜⌒ι) ↓

※「偶然は、全て必然」

※「真実とは、ある面において主観的なもの」

※「人の心は、未知なもの」

追記:キーワードは「徳沢駅行バス(福島県)」「きたきつねのラッキーチャッピー」「ファミリーピュア(洗剤)」「枕元にアロマキャンドル」「青山で喪服を即買い」「右斜め後ろ45度から見てジョニー・デップ似」「1年で55キロ減量!」「大磯ロングビーチ(神奈川県)」など(・ω・)
・・もそっと近かったら「ロケツアー」敢行するンだけど(=^_^=)

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2007年7月 6日 (金)

☆『アポカリプト』☆

4日(水曜)。今週も何とか半ばまで乗り切った。。
またぼちぼち「劇場に行っときたい気持ち」が生じており、昨日行きそびれたんで、今日行っとこう! と意を決し、梅田で『アポカリプト』を観てから帰宅した。“イケメン魔術師の競演”とか“運の悪いヤツ4たび”って案もあったが、気分的にコレが観たくて。ただ「上映時間が2時間半近くもある」「全編マヤ語かつ俳優陣がほぼ素人」ってこともあり「長尺でコ難しいんかなぁ?」と言う不安はあった(⌒〜⌒ι)

・・が、観終わってみれば、実にシンプルで分かり易い作りの物語だった。拍子抜けしてしまったほどである(・ω・)
「難解なんと違う?」「娯楽性ってどうよ?」って部分(のみ)で鑑賞を躊躇してる方がいるなら「その点は大丈夫☆」と背中を押してあげることぐらいは出来そうだ(=^_^=)

前作『パッション(2004)』において“全編ヘブライ語(ほか)”で作品を貫徹させたメル・ギブソン監督、本作も前述のように「ヘタな客寄せ対策(キャスト面&CG特撮面の強化)を高じず、自らのこだわりを貫いてる」ってな“男前な印象”が強い。
全体像は全く異なるが、本作を観てて最も共通するイメージを感じたのは、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙(2006)』であった。
「アメリカに暮らし、アメリカ文化に囲まれ、アメリカ国民のための映画を作る」などと考えている限り、決して思いつかぬ(?)「異郷の文化を、異郷の言葉で、主観(や教訓)を極力差し挟まず描く」と言う地味ながらも珍しい試みを行っているのだ。その意味では「メルギブすごぅい☆」と感心させられてしまった。
ついつい「フリ〜ダ〜ム!」と絶叫してみたくもなるってもんだ(←いやそれ、別作品(1995)っす!)

中米・ユカタン半島。マヤ文明崩壊の始まる、ちょうどその頃(史実では1517年辺りか)。
森林に暮らし、山の獣を狩って家族を養う部族がいた。その族長的存在は“フリント・スカイ”なる熟年の男。彼の率いる若き戦士たちが今日も「貘(バク)狩り」を繰り広げている。
仕留めた貘の臓物を他の戦士らに分配する、リーダー的な役割を担うのが“フリント・スカイ”の息子である“ジャガー・パウ”だった。狩りを終え、意気揚々と村へ戻り、身重の妻や幼い息子と幸せな時間を過ごすジャガー・パウら・・だったが、一夜明けた日に別部族の奇襲に遭ってしまう。
いち早く襲撃に気づいたジャガー・パウは勇敢に立ち向かうも、その混戦の中で妻子とは離れ離れになり、また目の前で父が無惨にも殺されてしまう。結果的に、彼ら部族は幼少の者を除いた全てが“生け捕り”にされ、はるか遠くの交易都市(=マヤ帝国の首都)へと連れて行かれることとなる。
故郷の森を後にし、断崖を越え、激流を渡る彼ら・・やがて辿り着いた街において、予想もしない苦難がジャガー・パウらを待ち受けていたのだった・・と言う展開。

俳優陣がほぼ無名で揃えられており、役名も(難解で耳慣れないため)殆ど意味を成さない(?)本作。人物名に縛られての鑑賞が必要なくなるため、より集中してその物語世界に浸ることが出来て嬉しかった。
きっちり覚えるべきは“ジャガー・パウ”と彼を追う帝国側の“傭兵部隊長”ぐらいなもんである。
勝手な解釈なんだが、ジャガー・パウが「ハンサムなロナウジーニョ(←ロナウジーニョのファンに蹴られそやね(⌒〜⌒ι))」に、隊長が「精悍なピート・ポスルスウェイト」に見えてしまったりもした(×_×)

粗筋もより簡単にまとめちゃえば「走って走って捕まって、走って走って戦って」ってひと言で説明出来るし(・ω・)

後半まで、どっちかと言うと運命の波に流されるままだった“受け身状態”の主人公が、遂に拘束の鎖を断ち、故郷に向かって走り出すのが・・残り50分を切ったぐらいの構成だったか。いや、別にそこまでのハナシがダレまくってた訳じゃないけどね。。

歴史的にも“大きな転機”を物語世界の軸に据えつつ、主に描かれるのはあくまで主人公とその家族のドラマ、ってな潔さ(?)は何処か『デイ・アフター・トゥモロー(2004)』っぽい印象でもあったか(・ω・)

ネットで調べると「この監督はマヤ文明とアステカ文明を混同している」みたいな評価もされてるようだが、まぁ史実的に完璧な意見を言える人間なんぞ現存する訳でなし、それぞれに楽しめばイイんじゃないのかなって結論である、ワタシ的には。

〜 連想した映画たち 〜

『ミッション:インポッシブル(1996)』・・重力のままに(?)滴り落ちる体液(=本作では血)
『プレデター(1987)』『ランボー/怒りの脱出(1985)』・・密林の追いかけっこ、全身に泥をかぶる主人公
『コールドマウンテン(2003)』・・追われつつ、故郷を目指す主人公
『A.I.(2001)』・・中盤の“祭典”的な残虐シーン
『黙秘(1995)』・・“日蝕(エクリプス)”の起こる演出
『パトリオット(2000)』・・頭部を狙い“フルスイング”された棍棒を避ける、主人公の動き
『リング(1998)』・・“井戸”のような閉鎖的空間
『サイン(2002)』・・広大なコーン畑(=^_^=)

〜 こんな部分にも注目 〜

○“アノ行為”に効く、と「ソアンゾの葉」を手渡されたジャガー・パウの仲間“のろま”。次のシーンで「夫:股間を水で慌てて冷やし」「妻:激しくうがいしてる」・・キミら、どんなセク〜スしとってんな!(←予想はつくけど(=^_^=))
○その仲間“のろま”、左肩後ろの入れ墨が「太陽」にも「女性器」にも見えましたが(×_×)
○ジャガーの登場する後半。主人公が(どうにかして)手なずけるモノかと思ってたが。。しかし、ジャガーの“退場シーン”は可哀想・・あの“眼の表情”が本作で一番ショッキングでしたわ。
○中盤でとある少女が“予言”をするが・・もっと重要なことを予言せい! と思った。終盤で“更に大変な事態”が起こる訳なんだから(・ω・)
因みに予言は・・「聖なる時は近い」「ジャガーを連れて走る男がお前達を滅ぼす」「その男は泥沼からはい上がる」「暗黒の昼に注意せよ」「そして、その男はここにいる」
○骨で出来た棍棒って強力なんやね。『2001年宇宙の旅(1968)』でもお猿さんたちの“最強兵器”だったけど(⌒〜⌒ι)
○主人公は「3番目(3人目)の幸運」で繰り返し難を逃れていたようだ☆
○傷ついた仲間に「血管を切り裂いて楽になれ」とアドバイス(?)する傭兵隊員。マヤ語で「血管」なる(医学的?)表現があるとは知らなかった。
○映画史上でも珍しい(?)「水中※※」が拝める・・(・ω・)
○“切り口”から余り血の吹き出さない※※※遺体(神殿の頂きから落ちて来るヤツ)。先に※※をえぐり出したから、循環が止まったんかな?
○主人公を捕まえたら「生きたまま全身の皮を剥ぎ、それをかぶった姿をヤツ自身に眺めさせてやる」と言い放つ傭兵隊長。ホンマにやりそな雰囲気が怖い。大将! 眼がマジですってば!
○ジャガー・パウの奥さん、何か“経鼻チューブ”してるようにも見えますた・・(それにしても、何たる(劇中の)移動範囲の狭さ・・)
○葉で包んだ※の※を投げつける主人公。どうやって(無傷で)それを手に入れた?!

〜 何となく耳で覚えた(=^_^=)「マヤ語」 〜

バッシ・カ(何の用だ?) 
シェン(行け)
ギンセッショ(始末しろ!)

〜 その他、セリフ関係 〜

他部族「我々は“新しい始まり”を探す」

父「恐怖は病、それは人の魂に入り込み心を蝕む」

古老「人は心の穴を埋めんと際限なく欲し・・やがてこの大地から総てを奪う」

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2007年7月 5日 (木)

☆『明日の記憶(2005)』☆

1日(日曜)。「日曜洋画劇場40周年特別企画」として地上波初放送された邦画『明日の記憶』を観た。
現代的な解釈でクロサワ映画『生きる(1952)』を描き直したような作品かな? それとも『解夏(2003)』の変則ヴァージョンかな? と半ば「軽視した感じ」で観始めたんだが・・突如発症した「若年性アルツハイマー病」に苦しめられ、次第に“自分(=自我)”を崩壊させてゆく主人公の姿に・・と言うより、そんな彼を献身的に支え続ける妻の姿に、2シーンほどボロボロ泣かされてしまった(×_×)
『阿弥陀堂だより(2002)』も良かったが、本作においても樋口可南子さんはかなり素晴らしい! はからずも惚れてしまいました(=^_^=) こうなりゃ(←どうなりゃ?)くだんの“ヌード写真集”でも買っちゃおっかな〜(←すぐそっちに走るし!)
そして渡辺謙! 近年では『ラストサムライ(2003)』『硫黄島からの手紙(2006)』などで静かながらも強烈な存在感を放っているが、私的には本作こそ「彼の代表作」として映画史に残るべきものではないか?! と妙に高く評価してしまうものだ。(少なくとも『バットマン/ビギンズ(2005)』よりは数倍、価値ある起用だと思う(=^_^=))

2004年・春。大手広告代理店に勤める佐伯雅行(渡辺)は49歳の働き盛り。部長と言う要職に就き“ギガフォース”なる一大プロジェクト(?)の陣頭指揮に忙殺されている。その一方で、娘・梨恵(吹石一恵)が婚約者・直也(坂口憲二)と“おめでた婚”を迎えようとしている。
そんな中、佐伯は「スタッフの名が出て来ない」「会議をすっぽかす」「熟知してるハズの道に迷う」などの“おかしな症状”に突如襲われる。妻・枝実子(樋口)の勧めで病院の神経内科を受診した彼に、担当医・吉田(及川光博)はやがて「アルツハイマー病の初期症状」と言う診断を下す。
その病のことを職場に隠し続ける佐伯だが、ミスを頻発し、ついには部下の密告(?)により、閑職に異動させられることとなる。同期入社(?)の局長(=上司)には退職を勧められるも「娘夫婦の披露宴を済ませるまでは“働く父親”でありたい」と考え、10月いっぱいまでは仕事を続ける道を選ぶ。

秋。披露宴を無事済ませ退社した佐伯は、やがて孫娘・芽吹(めぶき)の誕生に立ち会い、その眼を細めるのだった。そして、娘を嫁がせ、孫の誕生を見届けたことに安心したか、病魔はそのスピードを上げ、佐伯の脳を非情にも浸食してゆくのであった・・
そして、2010年・秋・・ ってな展開。

冒頭&ラストで「2010年」ちぅ“近未来”の描かれるのが、ちょっと不思議な味わいだった(←なんせSFですからっ)。「ぼちぼちアルツハイマーの進行を食い止める薬剤が開発されるんじゃないんか?」とも思うが、どうも研究はそう巧くは進んでないらしい(某省の薬剤認可のスピードは近未来になろうが一向に改善されてないようで?(×_×))。
前半の、都会を舞台にした“オン”のドラマと、中盤以降の大自然(←奥多摩界隈らしい)にロケーションを移しての“オフ”のドラマの緩急もまた独特の雰囲気が出てて面白い。
主人公が時折“幻覚&幻聴モード”に突入しちゃう演出は、何故だかテリー・ギリアム監督の『未来世紀ブラジル(1985)』や『フィッシャー・キング(1991)』を連想してしまった。中年のおっつぁんの妄想の中に「うら若い女性」が登場すると、どうしてもそんな作品を連想しちゃうンだよなぁ(・ω・)

脇役キャラにもそれぞれに個性と味わいのあったのがナイス。

♦吉田医師役のミッチー及川。物語にかなり絡んで来る役柄なんや! と期待してたら、いきなり姿を消してしまった(×_×) 中途半端やな〜。
♦娘・梨恵役の吹石。女高生時代にグレてはったんですね(⌒〜⌒ι) でも、本作ではいきなし全身の骨がボキボキに折れたり、首が転がったりしなくて安心しました。。←それは別作品(2004)だっつぅの!
♦部下・園田役の田辺誠一。最後に“離れた位置”から佐伯に一礼する姿が印象深かった。
♦河村課長役の香川照之。最後こそいいヤツだったが、途中までの憎たらしいキャラ造形は流石(=^_^=)
♦陶芸教室・講師役の木梨憲武。彼の“あの行為”は確信犯だったんだろうか? (解かれることなき)本作の1つの謎ではある。
♦浜野社長役の渡辺えり子。後半で、とある成り行きから枝実子を雇うこととなるんだが・・何と「高級陶芸ギャラリーを数店舗展開するオーナー」だそうだ。てっきり市井の食堂のおばちゃんぐらいかと思ってた(←見た目で判断してす〜ません)
♦陶芸工房・師匠役の大滝秀治。本作最大の“謎のキャラ”。いっそ彼を主人公にした「スピンアウト作品」を是非観てみたい(=^_^=) 劇中で2度登場するんだが、私的には2度目の登場シーンの全てを「佐伯の幻覚」と解釈してみたりもする(・ω・)

シーンにより連想したのは、こんな映画たち。

♦病院の駐車券を何処にしまったのか忘れ、慌てる佐伯。妻・枝実子が運転席(天井)のバイザーから券を取り出す。⇒『ターミネーター2(1991)』
♦夫の言動につられ、号泣しそうになる妻。「泣かない泣かない」と自らに言い聞かせる。⇒『アメリカン・ビューティー(1999)』のアネット・ベニング(彼女の場合「泣くな!泣くな!」だったが(×_×))
♦知らず、妻の頭を陶皿でどついてしまう主人公。⇒これが『運命の女(2002)』のギア様だったら、樋口さん今ごろ死んでます(×_×) カーペットで巻かれてます。

時折、時計の針の音が異常に大きく聞こえる「音響的演出」や、ラストでの“吊り橋を渡って戻ってゆく2人の姿”が何かのメタファー(もしくは予兆)を思わせる「遠景カメラワーク」なども良かった。
欲を言えば、折角の豪華俳優陣なんだし「もうちょっと深く」本筋にそれぞれを絡ませて欲しかったんだが、それを差し引いても良い作品だった。

んで・・
「ヘラヘラと日々を生きてる人間」の心にはきっと響かない1作だな・・と思った訳だ、うん。

〜 こんなセリフも印象的でした 〜

佐伯「ビシッと行こうよ、ビシッと」←口癖
  「病気のこと分かってても、それ言われるヤツの気持ちを考えたことあんのかよ!」
  「何事もいつかは終わるのだ」←独白
  「こんな男でごめんな」

吉田「自分に出来ることをして欲しい、そして諦めないで欲しい。・・先程と同じ診察室で待っています」

枝実子「どんなことがあっても我慢したわ、だって家族だもの。私がずーっとそばにいます」

師匠「器を作ると(そこに)人間が出る」
  「酒と食いもんと女がいりゃ、それで十分! 生きてりゃ良いんだよ、生きてりゃ!」

浜野「ビールっ腹! これって妊娠してるみたい・・って妊娠したことないか」←光速のセルフ突っ込み・・

河村「打ち合わせに5分遅れるってことは、他人の人生を5分奪うってことなんだよ!」
  「安藤君(=袴田吉彦)とキャバクラ行っても面白くないんだよ、あいつばっかりもてちゃってさぁ」

【追記】

○佐伯選手(=^_^=)「オーランド・ブルームをマイナー俳優呼ばわり」するわ「レオナルド・ディカプリオの名前」が出て来んわ、、業界人としてお戯れが過ぎますゾ。
○主人公の勤務先のライバル社名は「電博(デンパク)」と言うらしい(⌒〜⌒ι)←元ネタバレバレ、、
○「加藤あい」「村上隆」「エネオス」といった“実名系”がセリフに盛り込まれていた。

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2007年7月 3日 (火)

☆【比較的簡素版】映画鑑賞記(3本)☆

“鑑賞メモ”が手元に残ってるのを活用したかったり、記憶に残ってることを(忘れぬ内に)書いてみたかったり。
まぁ、そんなトコらしいです(←他人事かよ)。

『山猫は眠らない2/狙撃手の掟(2002)』21日(木曜)

トム・ベレンジャー演じる“伝説の狙撃手”トーマス・ベケット(軍での階級:曹長)を主役に、戦地でセンチな(おや?)人間ドラマを絡め描き出す“軍事サスペンスもの”の続編。が、ワタシは前作(1993)を観てないし、今回も中盤以降の鑑賞だったもんで、な〜んもエラそなこた言えねンだが・・意外と小粒ながら渋くてイイんじゃないスか? ってのが第一印象。

トムベレ(←すぐ略すなよ!)と言えば世間一般では『プラトーン(1986)』『メジャーリーグ(1989)』などがその代表作となろうか。私的には「クセはあるけど・・所詮は脇役じゃんかよ」って感じだった『硝子の塔(1993)』『D−TOX(2002)』での助演ぶりが印象深い。
どうにも「渋さ」を表層に「幸(さち)薄さ」をその下層に漂わせてる彼なんだが、それってば「作中で演じられた(≒作られた)モノ」と言うより、俳優としての実人生の中で「どうしようもなく培われてしまったモノ」であるようにも邪推してしまう(・ω・)

ただ、ひとたび“主役”としてのポジションに身を置けば、流石に「物語を引っ張って行く」だけの存在感&オーラを(静かに激しく)放ってくれてるしとと感じた☆ 本作でも「全編に渡り、危ないミッションの渦中に投げ込まれる役柄」だと言うのに「妙にピンチらしき状況を迎えない(=それと感じさせない)主人公キャラ」なのである。
彼らを追い詰める敵軍の精鋭兵どもこそが、逆に森林地帯で無様にバタバタ倒されて行く展開を眺めるに「おお、主役をきっちりこなしたはる!」と頼もしく思った(=^_^=)
終盤なんぞ、敵狙撃手に「完全にスコープ(照準)の中で顔面をロックオンされてる(=捉えられてる)」にも関わらず、見逃されたり、一緒に行動してる他のヤツが鮮やかに撃たれたり、しちゃうのである(・ω・)

これまで観た中で、記憶に残るスナイパー(狙撃手)モノと言えば、やはり『スターリングラード(2001)』が筆頭に浮かぶんだが、あちらほど敵狙撃手側のキャラに「渋み」「深み」「重み」の感じられなかったのが残念か。も少し終盤の対決に「漢(をとこ)の浪漫」をムンムンかほり立たせて欲しかったな。

あと、ベケットに見込まれた(?)相棒の男が「実は死刑囚」ってな設定を抱えてたようで「塀の外で死ねるなら本望」と言い切る後半のセリフに「熱くて深いモノ」を感じた次第である。


『バーティカル・リミット(2000)』22日(火曜)

マーティン・キャンベル監督+クリス・オドネル主演による山岳アクション。公開当時、劇場に観に行ったが・・ただでさえオッソロしい極限地帯(タイトルは“生存限界高度”みたいな意)だのに、そこに(救助活動のためとは言え)これまたオッソロしい“ブツ=※※※”を担いで行く、命知らずなヤツらの蛮行(とその成り行き)にただただ唖然とさせられてしまった覚えが(・ω・)

なお、監督とヒロイン(イザベラ・スコルプコ)の組み合わせがまんま『007/ゴールデンアイ(1995)』なので、何となく既視感を覚えたりもしたか。
それにしても、本作ってば「脇役の妙」がたまんない。主人公はどっちかと言うと「いかにも死なないタイプ」なもんで、それより彼を囲む2人・・「善のキャラ=スコット・グレン」と「悪のキャラ=ビル・パクストン」の両巨頭(?)に豪華さを感じた次第。あの2男優の起用は「まさに快挙!」と思える。

本作、クライマックスの「蟷螂(カマキリ)ジャンプ」も映像的にはもの凄いが(⌒〜⌒ι)(←アレは“結果オーライ”とは言え、冷静に考えたら「正気の沙汰」とはとても思えない・・「立っているのがやっと」らしい高度なのに猛ダッシュしてたし!)、それよりオープニングの演出こそが素晴らしかった! わずか数分間(?)のシーンなのに、あんなに手に汗を握らされたことはない。
「極限の状況下では直感を信じ即断し、希望に至るかすかな道を探るしかない・・少なくとも自分だけでも生還するために」ってことが、痛いほど強烈に描かれる。ワタシとしては、あの冒頭があるからこそ、本作を単なる「おバカ映画」と片付けられなかったりもする訳だ。
未見なので、立ち入ったことは何も書けないが(書く資格もないが)、本作に影響を与えたんかも? と思ったのが“※※※を運搬する野郎ども”ってな共通の設定(ネタ)を持つ『恐怖の報酬(1952)』。
いつか観てみたい作品である。

途中で麓の山小屋が大爆発する展開があるが「離れた位置にある棟ですらあの惨状」って描き方(映し方)は「密かに巧いやん!」と感心させられる。
DVDソフトもきっともう安くなってることだろうし「サラウンド&大画面な環境」が整っているんなら、購入して観ても、ソンはない(少ない(苦笑))んじゃないだろうか。


『ボディガード(1992)』30日(土曜)

少々遅めの帰宅となりつつ・・衛星第2ちゃんねるを点けてみると『ボディガード』が放送されてたもんで、中盤から何となく(=^_^=)・・最後までしっかり観てしまった。。
『アンタッチャブル(1987)』から『ウォーターワールド(1995)』に至る“絶頂期(←ファンの方、済みません・・私的にはそう思ってます)”の折り返し地点(?)を見事に飾る、ケヴィン・コスナーの代表作たる1本。

ショービジネス界のトップスター=レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の護衛をすることとなった民生ボディガード=フランク・ファーマー(ケヴィン)を襲う“謎の刺客”。クライマックスに明かされるその意外な正体とは・・? みたいな展開。

フランク自身は「完成された無敵のヒーロー」然として描かれ、観てて全く危機感なぞ感じないんだが、そんな“護衛のプロ”が依頼人(レイチェル)と一線を越えた関係に陥って行き、何だかだんだんその鉄壁ぶりがダメダメ化して行く流れ、みたいなのが・・同じ“野郎(=同性)”として不甲斐なく思えるような、けど肩を叩いて励ましてやりたいような、そんな不思議な(主人公への)感情移入をもたらしてくれたりもする(=^_^=)

公開当時、兄がケヴィンの髪型を指し「(自動車評論家の)三本和彦氏(←その頃の)みたいや」と言ってたのを耳にした記憶があるが、今にして感じたのは「映画『ブリット(1968)』でクールな主人公(フランク・ブリット)を演じた、スティーヴ・マックィーンを意識してたんとちゃうやろか?(←名前や髪型とか)」ってことだ。・・と思ってネットで調べたら、やはりそうらしい(・ω・) う〜ん、今になってそれを看破してもしゃ〜ないか(×_×)

中盤にクロサワ映画『用心棒(1961)』の“腕斬り”映像が挿入されるのは、すっかり忘れてたネタだったんで、妙に嬉しかったな(=^_^=) ついでにフランクは「この映画が好きで、今までに62回も観た」と珍しくも(?)具体的な数を挙げての自慢(?)をレイチェルにセリフで語っている。なお、その劇場のオモテ看板に「アタシ」と“カタカナのネオンサイン”の灯ってるのは、きっと右側から読んで「シアタ」と解釈してあげるのが良いんだろう。

部屋に日本刀を飾ってたり、雪原で見えない“刺客”を撃つ際に「両眼を閉じて」いたり、とやや過剰なキャラを演じているが、長い目で見ると(人間的に)弱い一面も垣間見せたりして、バランスも取れており(・ω・)印象は悪くなかった。

惜しむらくは、もうちょっと都会でのアクション(特にカーチェイス)を混ぜて欲しかったかなってトコロ。やや恋愛モードに傾き過ぎていた感は否めなかった。まぁ、そっちが演りたかったんかも知れないけど(・ω・)

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