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2007年5月31日 (木)

☆『眉山〜びざん〜』☆

26日(土曜)は、これまた随分と寝だめしてしまい・・起きた時点で既に午後2時を過ぎてしまってたようである。。
公開中の邦画『しゃべれどもしゃべれども』じゃないが『やすめどもやすめども』って感じで、幾らでも寝ていられそうな疲れ具合と言える。で、この日は新聞切りに1日(の残り)を捧げることとした・・と頑張ってるように書いても、既に記事が(机上に)山と積まれてしまっており、大して片付く訳もないんだが。。

・・ってことで翌27日(日曜)は比較的早起きし、奈良方面へクルマを走らせた。幾つかの目的はあったが、その1つとして京都府木津川市内に今月初旬オープンした「イオン高の原」内のシネマ・コンプレックス「ワーナー・マイカル・シネマズ高の原」に出かけてみようってのがあった。ロケーションこそ京都(府内)となるが、奈良市内からも近く、私的にかなり手頃な場所にシネコンがオープンしたな☆ って感想だ。駐車場も広いし(とは言え、休日&昼前の到着だと“屋上”に追いやられてしまうが・・)、ぶらぶらショッピングセンター内を歩く楽しみもある。

因みにこの日だと、久々に思いつきでシューズを購入した。何を買ったかと言うと・・“コンバース・オールスター”の黒色ハイカットである。なんでいきなり欲しくなったかと言うと・・昨夜(26日:土曜)にTV放送で観た映画『アイ、ロボット(2004)』でウィル・スミス演じる主人公(スプーナー刑事)がおニューのコンバースを履いてて「やっぱ最高だぜ!」とか言ってるのんにまんまと触発されてしまった訳で(=^_^=)
んで、これがまた安くて驚いてしまった。スミスの履いてた「2004年モデル」とは価格帯が違うんやろか?? ←“にわか野郎”はそういう細かい事情に弱いものである(⌒〜⌒ι)

http://store.yahoo.co.jp/z-craft/10189502.html

↑こちらにシューズの参考画像があります。無断リンク済みません。

映画は場内「前列寄り&ほぼ中央」と言うなかなかのベターポジション。おまけにここのシートがなかなか良かった! 適度に固くホールド性も兼ね備えている。梅田「ブルク7」のシートも良いが、奈良市界隈ではこちらをおススメしときたい(好き嫌いの個人差はあるだろうけど・・)。

本作、犬童一心監督の最新作である。ほんの少し前『黄色い涙(2006)』を手がけた訳で、かなり多忙なご仁となられてるようだ。私的には『金髪の草原(2000)』『ジョゼと虎と魚たち(2003)』『いぬのえいが(2005)』『タッチ(2005)』・・とその作品を幾つか拝見して来た訳だが、やはり『ジョゼ〜』の完成度が抜群に高く、問題は『ジョゼ〜』を超え得るか否か・・そこのみにあったりもした(・ω・)

東京の旅行代理店「キャラバンツアーズ」で働くキャリアウーマン(?)の河野咲子(コウノサキコ:松嶋菜々子)は、叔父(松山某)から「母が倒れた!」の報せを受け、急ぎ徳島へ帰郷する。
「徳島市立大学病院」に駆け付けた咲子の前に、病魔の気配すら感じさせぬ母・龍子(タツコ:宮本信子)の姿があった。若い頃から「神田のお龍」の異名をとり、威勢良き“江戸の鉄火女”として娘を女手ひとつで育て上げた気丈な女性だ。病室で看護師を頭ごなしに叱り付けるのを眼にし、何とも言えぬ反発を覚えたりもする咲子。
だが、主治医・島田(永島敏行)は咲子にその病状を伝える。「肝臓・膵臓、そして肺にも悪性腫瘍が転移しています、ご本人に告知されますか?」
母は自身の病名を「肝臓炎」と理解しており「仕事は女の舞台なんだよ、もうこっちはいいからお前は東京へ帰んな」と娘に言い放つ。

じわじわと死期の迫る母。咲子は記憶の底にある「14歳の夏。(阿波踊りの)演舞場で“泣きながら”踊り続けた母の姿」と「かつて母の隣にいた男性のおぼろげな姿」を知りたいと龍子に迫るが、彼女の口は固く閉ざされたままであった。
やがて叔父から「龍子の荷物」を手渡される咲子。その中には、若き日の母に宛てた「K・S」なる人物からのおびただしい量の恋文(こいぶみ)が大切に保管されていた。
「東京都文京区本郷5丁目32−4」・・その住所が気になった咲子は、密かに「K・S」に会いに行くことを心に決めるのだった。

・・やがて夏。阿波踊りの熱波渦巻く夜がやって来る。母や叔父、懇意にしてくれる青年医師・寺澤大介(大沢たかお)と共に演舞場へ向かう咲子。これが“見納め”とばかり、静かに踊りを眺める龍子。そして咲子は・・観覧席にとある人物の姿を探し求める。そう、あのころ母の隣に寄り添っていた“父”の姿を・・

うーん・・結構“直球勝負”な作品だった。強引に泣かせよう、と言う企みはそんなに映像全般ににじんでおらずホッとしたが、何だかあちこちに気を遣って撮りました、的な(犬童)監督の気苦労が強く感じられ、窮屈な印象が漂っていたなぁ。
特に「松嶋菜々子」「宮本信子」の“2巨頭”には終始、振り回されはったんじゃなかろうか(←邪推)。そう言う意味で、やはり(のびのびと描かれた印象の)『ジョゼ』には及ばなかったなぁ、と。

そもそもが「1つの過去の恋」を一夜限定で再生(?)させるため“不治の病”“阿波踊り”と言う2大ネタを準備しました、と観てて勘ぐれてしまえる「浅さ」があかんのかも知れない。おまけに“次代の恋”として描かれるべき咲子&寺澤の恋模様もちょいと薄味&駆け足ぎみだったし。

ただ終盤、徹底して客観的に描かれる「とある死とその後」が、単なる“美談”に終わらせてへんのやな〜って感じで、何らかの感慨をワタシの心に重く残してくれたのは事実である。
ご本人のリビング・ウィル(生前の意思表示)に基づく、1つの衝撃的な(?)選択の顛末なのだが。ま、ある意味“重過ぎる”演出ってな気がしないでもなかったけど(×_×)

〜 こんなセリフもありましたか 〜

龍子「大の男が泣くってことには、それなりの理由があるものさ」
  「どうしたんだい? 怖い顔して」

寺澤「何かあれば電話します・・何もなくても電話するよ」

※※「もうすぐ、踊りの季節ですね・・」

【その他の小ネタ】

○冒頭、旅行代理店オフィス。残業する咲子を捉えた映像の端で「黙々と段ボール箱を解体してる同僚」がリアルで良い(=^_^=)
○タイトルにもなってる“眉山”・・その名からつい優美な情景を連想するが・・実際には山頂にアンテナがザクザク林立してて、イマイチ情感に欠けるのだ(×_×) 何やら“生駒山(奈良県)”を連想しますた(⌒〜⌒ι)
○後半、阿波踊りのさなか“とある差し迫った事情”により、観覧席から駆け下り“連(=踊り衆)”を横切る咲子。。ちょっと過剰演出な気がしたぞ。「大名を胴切りにする子安婆」てな川柳が確かあったが、さしずめこの場合だと「阿波連を胴切りにする菜々子哉」ってトコか(・ω・)
○終盤、“某祭典終了後”の片付けシーンでの・・あの手際の荒っぽさって何やろ(・ω・) 特に「菊花」の後処理!
○劇中で“蛍”の飛び交う回想シーンがあるが・・『武士の一分(2006)』より、かなり描き方のレベルの落ちる感があった。思い切ってCGを多用した方が良かったんかな?
○冒頭で咲子が1人、龍子が1人、それぞれ“あるキャラ”を攻撃し不愉快にさせるんだが、その2人ってば、その後ふたたび劇中に登場しなかったような気がする。おいおい、そっちはフォローなしかよ(・ω・)
○K・S氏の登場! はエエけど、あんたが選んだ“リアル側の最愛のしと”は一緒じゃないんですか。。ってか何て言って家を出て来たんやろ?
○好青年・寺澤を演じる大沢たかお。本作では“べーチェット病”には悩まされてなかったようで安心しました(・ω・) ←それは別作品(2003)だっつーの。

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