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2007年5月 9日 (水)

☆『ウィスキー(2004)』☆

7日(月曜)。衛星第2で放送されてた南米映画(ウルグアイ・アルゼンチン・ドイツ・スペイン合作)『ウィスキー』を観た。。
なんで語尾に「。。」が付いて、歯切れがイマイチ悪いのかと言うと・・(⌒〜⌒ι) 残業が予想外に長引いてしまい、帰宅した時点で物語が中盤近くまで進行しちゃってたから。ああ、ちゃんと“通し”で観たかったのに(×_×) ってことで、なんとか後半の40分ほどだけ観ることが叶った。

寡黙で無愛想な中年男ハコボとその弟のエルマン、ハコボの嫁さんマルタの3人がぎごちない旅をするロードムービー。後で(ネットで)調べたら、ハコボとマルタは「訪ねて来たエルマン」に対し、数日間“偽装夫婦”を演じてた・・って設定だったことを知った。そうかそうか・・。

全編を通し、何が起こる訳でもなく淡々と物語世界が進行し、寡黙でちくはぐで気まずい主人公らの言動の“すき間”に何とも言えぬ味わいがあって良かった。何処となく、アキ・カウリスマキ監督の描く世界観に通じるモノがあるかな、と。

ぶっきらぼうなおっさん=ハコボが全く面白そうな態度を見せず、マルタとも殆ど歩み寄ることなく・・そして、エルマン1人の“盛り上げ”がことごとく空振ってる感じの・・そんな展開が、何と終盤に突入しても「変化の兆しを見せない」のが、私的にかなりスリリングだった(⌒〜⌒ι)
何故って、通常の“お約束”ならば、後半で“何か”がきっかけとなり、フツーは3人の距離が急激に縮まるものだからして。

ハコボは何処となく、クリストファー・リー翁を更にマイナーにしたような感じで印象深い。マルタはプールで水着姿を披露してくれるが「あんさん、むちゃくちゃ老けたはるやんか」とつい突っ込めてしまう。そんなヒロインの老け具合を眺めてて、ついブラジル映画『セントラル・ステーション(1998)』の主人公を思い出してしまった。
ちと大スクリーンで観ると、生々しい感じのしとかも知れない(×_×)
エルマンは、まだまだ性生活を謳歌してそうな(←ほっといたれよ)、ツルツルテカテカな感じのヘアスタイルが眩しいおっさん。が、彼なりに兄(ハコボ)や、マルタに対する気遣いが感じられて好感度は高い。

ラスト。ハコボが劇的に「変わる」んかな? と思わせつつ、何となくそのまま「劇終(←香港映画かよ)」な流れだったか。
ハコボがマルタに「また明日な」とか声をかけ、彼女が「神が望むなら、また明日」みたいなことをボソッと言うんだが、その辺りの“フリ”が、どう翌朝に結実(?)してるのかが、ワタシには掴み切れないままだったのが残念。
でもまた、もっと年を経てからちゃんと観直したい作品だな、と思ったものだ。

途中で、主人公らに関わる新婚夫婦が登場するんだが、彼らが「マルタ&エルマン」に絡んだ後、別シーンで「ハコボ」とすれ違うんだが、その時の「シチュエーションと映し方の違い」が凄まじく良かった!
カメラアングル、そして夫婦の顔を映さず、彼らの会話とその(とある)特徴で描いてるのである。詳しくは書かないが「この映し方はイイなぁ〜!」と妙にホレまくってしまった。

それと、ホテルのカラオケバー(?)で延々歌ってる女の子も、妙な味わいがあって可愛くて良かった。でも、歌詞を日本語字幕で出して欲しかったぞぅ(・ω・)

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