« ☆『ゴール!/GOAL!(2005)』☆ | トップページ | ☆『阿弥陀堂だより(2002)』☆ »

2007年5月27日 (日)

☆『天使のくれた時間(2000)』☆

23日(水曜)の鑑賞。先週の衛星第2ちゃんねるは「ヒューマニズム系」の特集だったんやろかな?
本作、(公開当時から)タイトルだけはおぼろげに知ってたような気がするも、詳しくは知らず、興味本位で観てみることとした。「ニコラス・ケイジ主演」で「天使」とくれば・・どうにも『シティ・オブ・エンジェル(1998)』を連想してしまうんだけど(・ω・)

物語は1987年に始まる。証券会社の(?)研修に向かうためロンドン行きの飛行機に搭乗するジャック・キャンベル(ニコラス)とそれを引き止めようとする恋人のケイト・レイノルズ(ティア・レオーニ)。ジャックが彼女を振り払って(?)ロンドンに発ったことで、この1つの恋は終わりを告げることとなる。

13年後、ニューヨークの街にはラシター社(投資会社)の若き社長となったジャックの姿があった。家族はいないが大富豪にのし上がったジャック、まさに順風満帆である。
シングルのクリスマスイブ。気まぐれで歩いて帰宅することに決めた彼の前に“天使”が現れ、もう1つの“リアルな人生”を見せることになろうとは、降り出した雪につい感傷的となってしまった彼にも想定すらできぬことであった・・

とある事件を経て、一夜が明けると、ジャックの人生は一変していた。
ベッドの隣にはケイトの姿。どうやら彼女と結婚し既に13年が経つらしい。2人の子宝(アニーとジョシュ)に恵まれ、摩天楼を遠くに眺めるニュージャージーで「ビッグ・エドのタイヤ店」に勤務する平凡な男、それが“こちらの世界”でのジャックの生活だった。
いきなり「シングルライフ崩壊」「収入激減」と変わり果てた生活に衝撃を受ける彼だったが、妻子と暮らすうちに、やがて彼の価値観が変化を遂げ始めるのだった・・そんな流れ。

「クリスマスイブの夜」に“とある来訪者”によって奇跡がもたらされ、1人の傲慢な(?)男の心が変化する辺り、チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』の変則ネタと言えなくもない。

冒頭、ヴェルディのオペラを絶唱(?)するニコラスはなんか『フェイス/オフ(1997)』のテンション再び! な感じで好感度高し!(=^_^=) フェラーリを乗り回してるトコは『ザ・ロック(1996)』っぽいし・・色々な部分でニコラス主演作の集大成って感じもしないでもない(←アクションは皆無でつが・・)

ジャックを導く“天使”キャッシュ役にドン・チードル。私的には「ちょいとミスキャストでは?」ってな感が拭えなかった。チードルが演(や)ると「天使には見えない」し「青年にも見えない」のである。ま、劇中ではキャッシュが“天使”と言う設定はいっさい語られなかった訳だが・・

※私的にはキャッシュ役を(ちょっと登場シーンの演出を変えて)ジョン・トラボルタにやって欲しかった、と(=^_^=) 背中に翼を付けても良いし(『マイケル(1996)』)、ツイストを踊っても良い(『パルプ・フィクション(1994)』)。スポーツカーをかっ飛ばして、ブレーキなしで交差点に突っ込んでも許す(『ソードフィッシュ(2001)』)(=^_^=)

ヒロイン役のティアはどうかなぁ・・『ディープ・インパクト(1998)』の時の方がビジュアル的には好きだったかも。本作ではどうにも所帯じみてしまっていけませんですた(⌒〜⌒ι) ←いや、そういう役柄だよ!
1シーン、磨りガラス越しのヌードシーン(=シャワーシーン)があるも、自室のTVが緑色にしか映らないもんで、かなり気落ちしてしまった・・おれ的“一世一代の大チョンボ”かも(←大げさだよ)
とある夜「子供たちは寝たわよ・・ね、子供たち、ぐっすり寝たってば!」と妙にテンション高く、寝室でジャックに迫る姿はなかなかよろしかった☆ ついでに『釣りバカ日誌シリーズ(1988〜)』で言うトコの“合体”のシチュエーションも余さず観てみたかった・・けど、相手役がニコラスだから、観なくてもエエか。。(←ニコラスファンの方、済みません)
あ、でもニコラスが歌う『LaLa means I love you(ララは愛の言葉)』はなかなか良かった。オリジナルはディルフォニクス(THE DELFONICS)の歌う1968年のナンバーだそうで。キャロウェイ(Calloway)や殿下(Prince)もカヴァーしてるんですよね〜。
あと「サヨナラ、ウォールストリート(Wall Street)」とニコラスの言い放つセリフがあり、彼の流暢な(?)ニホン語が楽しめますわ。
(『タイタニック(1997)』や『ロボコップ(1987)』でもニホン語で「サヨナラ」と言うセリフがあったような・・既にグローバルな言葉なんじゃろか?)

物語の進行上、成功者による「小売業」を批判するようなセリフのあったのが印象的だったか。ジャックも人生で2度「成功を目指す」選択をする訳だし・・作り手側の意識として“やっぱ生きてる以上、成功はしなくちゃ! あ、でも家族も大切にね”みたいなメッセージを発していたんかも知れない(・ω・)

前述の通り「ドン・チードルが天使にはとても見えない(←どっちかと言うと「スーパーカー好き」「頑固で身勝手」って性格が『ヒドゥン(1988)』に出て来た“アルテア星人”にこそ似てると思う(=^_^=))」って入口の時点で、作品世界に躓いてしまったワタシなのだが(=^_^=)
「人と人には出会うべき“瞬間”があって、それを逃しちゃなんねぇ」ってことは良ぅく分かった気がした。
ま、逆に言うと「その“瞬間”をやり過ごせば、一生関わらずに済むだろう関係もある」ってことだけど・・(=^_^=)

〜 こんなセリフもあったでしかし 〜

ジャック「以前は自信に満ちていた、疑いも後悔もなかった」
    「別れてもなんとかやってはいけるだろう、だが僕は君と一緒にいたい」

ケイト「人生設定なんか問題じゃない、一緒にいることが大事なの」
   「あなた、見逃したのよ・・プレゼントを開けた時の娘の笑顔を」
   「人生って予想外のことばかり・・でも結局はこうやって順調に運んでるわ」
   「あなたとこうして一緒にならなければ、確かなものが全て消えてしまっていたわ」
   「それ(転職)があなたの結論なら、私はついていくわ・・愛しているから。
    どこに住むかなんて問題じゃない、一緒にいることが大事なの」

アーニー「信託銀行は債務者にゃ厳しいもんだ」

|

« ☆『ゴール!/GOAL!(2005)』☆ | トップページ | ☆『阿弥陀堂だより(2002)』☆ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ☆『ゴール!/GOAL!(2005)』☆ | トップページ | ☆『阿弥陀堂だより(2002)』☆ »