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2007年4月30日 (月)

☆『トロイ/TROY(2004)』☆

29日(日曜)の放送。地上波初登場。

実は、この日の早朝から、岐阜県内の寳塔を巡る長距離ドライヴをこなしてたんだが、「早く帰らねば!」と言う動機付けをワタシにさせたのが、実はこの映画(=^_^=) ・・いや、今は録画でけへん環境やし。
幸いにも、放送開始に間に合い帰宅出来て良かった(=^_^=) まぁ・・その夜は、若干夜更かしするつもりが、1:00過ぎで見事に“落ちて”しまったが・・(×_×) ⇒その後、約11時間もぐぅぐぅ眠ってしまった・・

ウォルフガング・ペーターゼン監督が、(ホメロスによる歴史叙事詩「イリアス」に描かれた)古代ギリシアのトロイア戦争に材をとり、描いたスペクタクル巨編。ペーターゼン監督作品としては、大した評価も出来ないが(彼ならずとも撮れるレベルの作品と思うので)、キャスト面に制作費を傾け過ぎてる訳でもなく、「物語世界ありき」で作り上げて行ったその姿勢は、褒めてつかわして良いんじゃないかと感じた(←何をエラそうに!)

紀元前1200年。スパルタの港。
ミュケナイ(ギリシア)の王アガメムノン(ブライアン・コックス)(←今回は“ミイラ男(1998)”にはなりません(=^_^=))とその弟、スパルタの王メネラオスは、宿敵であるトロイの王プリアモス(ピター・オトゥール!)との間に和平協定を結ぶ。コレ即ち、めでたしめでたし・・

が、その夜、プリアモスの次男であるパリス王子(オーランド・ブルーム)が、スパルタ王妃ヘレン(つまりメネラオスの嫁はん! つまり・・人妻!(・ω・))と恋に堕ち、彼女を船に乗せ、トロイに戻ってしまう(×_×)

屈辱と怒りに燃えるメネラオス。アガメムノンはこの事件を口実に「トロイ侵攻」を開始する。千の船団(兵数:約5万)がトロイに進軍する。だが、鉄壁の防御を誇るトロイ城塞への入城は、長期を要するものと思われた。

ギリシア側の擁する英雄は“神の子”と評されたアキレス(ブラッド・ピット←筋肉美がすごい!)、対するトロイ側にはパリスの兄である最強の戦士、ヘクトル王子(エリック・バナ)の存在が立ち塞がる。
こうして、英雄たちによる、また男と女による、歴史に残る大戦の幕が上がる・・! みたいなストーリー。

とにかく「国名」「人名」がごちゃごちゃ登場するので、われわれニポーン人としては実に取っ付きにくい(×_×) 「セリヌンティウス」「ゴッドネロス」「ロンギヌス」「ゴライアス」などなど、(それっぽいけど)関係ない名前が次々に浮かぶ(⌒〜⌒ι) ←全部分かる人はきっとオタクでしょう(=^_^=)
「ギリシア人俳優が全然おらん」とか「みんな英語喋ってる」とか言う違和感があるも・・それって「ハリウッド」ではOKルールなんでしょ。

先日観た『バベル』での“等身大”過ぎる演技と比して、存在感をアピールしまくってたのがブラピ(ブラッド・ピット)。冷静に考えたら、あんま強そうでもないんじゃ? と思うんだが、戦闘時のトリッキーな動きがカッコいい・・と言うか面白い! 彼の戦闘開始直後(相手と距離を詰める際)の意表をつく動きは「必見」ですわ!
(彼のジャンプは高さから考えて、若干「ワイヤー操作してる」と見た。あと、古代ギリシア流の戦闘法が余すトコなく描かれるも・・きっと当時の映像記録なぞ残ってるわきゃないので、あとからスタッフが考えた動きなのでしょう)
にしても、ブラピの使ってる剣ってば・・妙に短かったなぁ(・ω・)

も少し、オーリー(オーランド)に光を当てた展開なのかな? と思ったが、本作の魅力は「全てブラピがかっさらった」ように感じた(アキレスが「イリアス」の主人公でもあるから当然か)。彼以外では知将オデュッセウス役のショーン・ビーンが目立ってたか。何だか『ロード・オブ・ザ・リング(2001)』の“プチ同窓会”って感じもしたな(=^_^=)

オーリーってば「人妻は奪う」わ「対決の最中に逃げ出す」わ・・かなりイケてない役回り。「こいつは、どやねん」と思ってたら、終盤で弓を取っての大活躍! やっぱしオーリーには「剣」じゃなく「弓」なんだろう。「いいぞ、レゴラス!」と叫んだ視聴者も決して少なくはあるまい(=^_^=)

意外なトコロでは「神が登場しない」と言う脚色がある意味新鮮だった。もっと“天変地異”とかがCGを武器に(=^_^=)描かれるか(セシル・ブロント・デミル作品的?)と思ってたんで。反面、意外にあっさり主要キャラが死んで(殺されて)行ったりもして・・「神はおらんのか〜!」と心で叫んだ視聴者も決して少なくはあるまい(=^_^=) ←そんな言い回しばっかし!

「神に対する信仰」「愛する家族」「祖国」「戦士としての名声」・・それぞれに男たちの戦う“理由”はあるんだが、そんな戦いの「始まった理由」とか、また戦士が「死んでしまった理由」を考えてみると「女が原因」と言うのが目立ってて・・ちと考えさせられたか。
オデュッセウスが劇中でボソッと、
「女は物事を、ややこしくするものだ」
と言い放つんだが、ここは聞き逃したらアカン部分(=^_^=)だと感じた。
(ショーン自身、実生活で数度の離婚歴があるらしく、彼なりの皮肉ととらえることも出来ようか・・)

が、その割に「女優陣に魅力が乏しい」とも正直感じた。「有名女優を出してくれ!」と安直なことは言わぬが、もうちょい、何かを工夫して貰いたかったな。

その他、幾つか(ネットで調べたりも)

○メネラオスの最期が唐突。。と思い、調べたら「イリアス」の解釈とは異なるらしい。史実では“木馬に入ってた1人”とのこと。
○アガメムノンもトロイから“無事”凱旋するらしい。
○5本の矢。アキレスの致命傷は・・1本目とも言えず?
○結構“性に解放的”なギリシア世界(←羨ましい)。でも“避妊の概念”なんか当然ながら有り得ない訳で・・考えたらかなり怖い(×_×)
○「トロイの奸計」で有名な後半のエピソード。観てて『インデペンデンス・デイ(1996)』を連想してしまった(・ω・) “鉄壁の防御ならば内側から破壊”って感じやね。
○「トロイ」と耳にすると、つい「アーチャー」と連想(1997)してしまう。これって密かに「ウー」な感じ(=^_^=)
○「今日の戦いはここまでだ」「ああ」などと言って、激闘の中断されるのが「紳士的」と言おうか「祭事的」と言おうか、面白い(「源平の合戦」もこんな感じだったんやろか?)。休戦時にはお互いの負傷兵の手当とか、したんやろか(なら最初から傷つけ合うなよ、とも思うけど・・)。
○「この木馬は不吉です、すぐに焼きましょう」とはパリス王子の提案。あんたえらい!(=^_^=)
○大軍同士がぶつかるのでなく、代表的な戦士2人が衆目の中で“タイマン(一騎討ち)”するスタイルは良いと思う。スタロ〜ンだって、きっと本作を観たら「2百万人が殺し合うより、2人の人間が殺し合う方がまだマシだ!」とか(佐々木功風な声で)叫ぶに違いない(←そりゃ『ロッキー4(1985)』だっつぅの!)
○木馬の登場シーンで「とくと見せて貰おうではないか、“連合”の“木馬”の実力とやらをな」なんてなセリフが浮かんでしまった。何て機動戦士トミノな。。

〜 こんなセリフもありました 〜

アキレス「もし俺が不死身なら、戦いで楯など使わぬだろう」
    「自分で戦う国王と言うものを、一度ぐらい見てみたいものだな」
    「誰も見てない場で王子(ヘクトル)を殺すのは勿体ない」 ←不敵やね〜
    「選んだのではない、こう生まれついたのだ」
    「神殿では教わらぬことを教えてやろう・・神々は羨んでいる、われわれ人の命に限りがあることをな」
    「人はみないつか死ぬ、それが今日でも、例え50年後でも同じことだ」
    「戦いと言うものは、誰かが負けねばな」 ←「勝たねばな」と言わないのがポイント
    「お前を転がせたその石ころに、手柄などやらぬぞ!」
    「あんたはこっちの王よりよっぽどいい王だな」

パリス「明日を恐れるな」

ヘレン「あなたに出会うまで、私は亡霊だった」

ヘクトル「神々は、気まぐれなものだ」

オデュッセウス「お前は剣、俺は知恵が武器だ、それぞれの“神々の贈り物”を生かさねばな」
       「恐れを知らぬのも問題だ、恐怖はときとして役に立つ」

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