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2007年4月 4日 (水)

☆『えびボクサー(2002)』☆

日付が変わったばかりの、1日(日曜)の深夜に民放で放送されてたのを鑑賞したのが迷作(?)『えびボクサー』であった。
以前からそのタイトルだけは耳にこびりついてたもんで、『いかレスラー(2004)←こちらも未見・・』との関連性とか、そういう雑学的で意味のない(=^_^=)部分に常々興味を高めてた訳だが、ようやく観る機を得た。
実際に観たら・・意外としんみりさせるテイストの作品ではあった(・ω・)

いわゆるイギリスの地方の下町に住む小市民をネタにしたような作品に思えた。上品かつ丁寧に描けば『ブラス!(1996)』や『フル・モンティ(1997)』や『リトル・ダンサー(2000)』・・下品かつB級に描けば本作って感じであろうか(=^_^=)

ボクサーを引退、今はくたびれたパブを経営してるメタボリック体型のおっつぁん=ビルが若手ボクサーのスティーヴ、その恋人のシャズと組んで、巨大エビを絡めたいんちきボクシングでひと儲けしようと奔走する物語。ある種の“ロードムーヴィー”と言えるのかも知んない(=^_^=)

※なお、劇中では「えびのパンチをまともに受けると中枢神経を破壊される」とか解説されてたりする(×_×)

「Crust(殻)」なる原題を強引に(?)“超訳”した(日本の配給会社(=アルバトロス!!)の)そのセンスはなかなか! 確かにインパクトありますもん。で、深いトコで(この題が)「殻を破る(=非日常に躍り出る)」と言う主人公らの言動をさり気なく表現してることにも気づくと、これまた密かに楽しいかも(=^_^=)

メインの大道具(?)は全長2.1mに及ぶ巨大えびなんだが、いかにもハリボテな感じが涙を誘う(・ω・) ビルはこれを8000ポンド(約150万円程度か・・)の私財を投げ打ち入手するんだが、ことあるごとに「どうしてこんなに巨大化したんだ?」と問われ、そのつど答えに窮してる姿が面白い(円谷プロ的に言えば原因ってば「宇宙線」「放射能」あたりに相場が決まってるんだろうけど・・)。
最初は「金もうけ」しかアタマになかったビルだが、えびの飼育(←“殻の保湿”“エラの手入れ”など細かく手順の記された手書きマニュアルが存在する!)をするうち、次第に愛情がわいて来て・・。

※因みに、巨大えびは大体いっつも唸ってたりする・・ホンマにあんな声を出すんやろか?

終盤では、いよいよテレビ番組へのビル一座(?)の出演が叶うが、ここのスタジオのセットが凄まじい! 衣装などのテーマとなったのは『中世ローマのコロセウム(闘技場)とグラディエーター(剣闘士)』らしいが、とにかくめちゃめちゃチープ(安っぽい)のである!
けど、考えたら『グラディエーター(2000)』にて闘技場(客席)の豆粒大のエキストラの1人として出演するよりは、本作にエキストラ参加する方が、けっこう目立てるし、それはそれである意味“映画史に残る快挙”なんかも知んない(=^_^=)

実際に“後の大物俳優”がこういうのんに案外出演してたりするものでもある(←いや、ないない!)

誰も死なないし、警官も登場しない(←確か)のは、安心して観ることの出来る1つの大きなセールスポイントかも知んない。
ストレスに囲まれた日常を過ごしておられる方、本作を騙されたと思って一度観て・・しっかり騙されて下さい(=^_^=) んでも、ちょびっとだけ、元気が出るかも(もちろん出ないかも)。

〜 ビルおじさんの迷言集 〜

「バーのつまみってのは、不特定多数の人間の尿で汚れてるもんだぜ」
「パブなんぞ、店で飲んだくれてる奴らにくれてやるさ」
「セックスは(ボクサーの)精神的エネルギーを奪うんだ」
「なるようになるだろうさ、なるようにな」

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