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2007年3月 4日 (日)

☆『ドリームガールズ』☆

4日(日曜)。守口市は大日にある某大型商業施設内のワーナー系劇場(=シネコン)で鑑賞(シアター自体は中規模)。周囲からも以前から「絶賛の声」みたいなんを聞いてる作品だったが・・自身の感想としては「まぁ、こんなもんかな」・・ってトコ。もうちと圧倒的な感動+興奮+衝撃・・みたいな波が押し寄せて来るのかと思ったが、そこまでではなかった(私的に)。

・字幕担当が戸田奈津子女史だったが、どうにも“訳のアレンジ”に面白みが欠けてた(←近年は戸田節がすっかり鳴りを潜めてる・・)
・ジェイミー・フォックスが“主人公格”とし動き回るも、繰り出す言動の印象がすこぶる悪く、その内面(心情)も踏み込んで描かれないため“キャラが薄い”
・劇場内が異常に高温で、空調(冷房)が作動しておらず、中盤以降に激しく発汗⇒消耗してしまった
・ここしばらく続いてる残業で体力&集中力が激しく低下しており(←回復の兆しなし)、中盤以降は緩急の乏しい展開(おまけにやや長ったらしい)に少し“ドリーム(=うとうと)モード”となってしまった(×_×)
・私的に「キーキャラや!」と判断したエディー・マーフィーが後半で“退場”してしまい、吸引力が一気に失速した
・作品の性質上(?)圧倒的に美人な女優さんがおらんかった(・ω・)

かいつまんで「悪いポイント」を挙げると上記の感じか。むろん、ワタシの感性や劇場の不手際によるものもあるが。
結局、本年度の第79回アカデミー賞で、ニホンの菊池凛子嬢を蹴落とし(?)、助演女優賞の座を射止めたジェニファー・ハドソン、決してヴィジュアル的に素晴らしい・・と言う訳ではなく(←ファンの方すんません)「したたかでパワフルな存在感」が審査側のハートを掴んだんかなと感じた。雰囲気としては『コールド・マウンテン(2003)』におけるレニー・ゼルウィガー(←レニーもこの作品で助演女優賞を獲得)のキャラに通じるもんを連想したり。
どんな女優さんなのか、とんと知らないが「実際にはスレンダーな女優さんで、本作の役作りのため体型を変えた」と言うことなら凄いんじゃないかなと思う。

時はモータウン・レーベル創成期の1960年代(1962年らしい)。ボーカルグループとしての成功を夢見る3人組「ドリーメッツ」は最後のチャンスを託し、デトロイトで開催された某コンテストに出場する。とある“横やり”により優勝(=専属契約)を逃した彼女らであったが、その前に姿を現したのが中古車店長から音楽業界へと殴り込みをかけつつあるカーティス・テイラー(ジェイミー)と言う男。彼の仲介により、ドリーメッツは売れっ子R&Bシンガー、ジェームズ(ジミー)・アーリー(エディ)のバックコーラスとなる。ツアーバスで地方公演をこなす日々のジミー&ドリーメッツ。
そんな中、12歳の頃からの幼馴染みだったディーナ・ジョーンズ(ビヨンセ・ノウルズ)とエフィー・ホワイト(ジェニファー)はリードボーカルの交代劇や、グループの方向性の違いから、やがて袂を分かつことに。(この時のエフィーのわがままに関しては“理由”が後に判明する) 新メンバーを迎えたドリーメッツは「ザ・ドリームス」と改名し快進撃を開始。一方で自身の持ち味である「ソウル」を封印の上「バラード」路線を歌わされることとなったジミーは次第にドラッグにより身体を崩してゆくのだった・・

・ジェームズ・ブラウン、サミー・デイビス・ジュニア、マーティン・ルーサー・キングなどが実名で登場。ザ・ドリームスとビートルズが一緒に映ったブロマイドはさり気ない「CG処理技術」のアピールか。また、ジャクソン・ファイヴそっくりのグループが「ABC」そっくりの歌を披露してくれるシーンには妙に興奮してしまった(=^_^=)
・ジミーの放つセリフがとにかく面白い。冒頭の登場シーンから「文句タレてる」のも“いつもの調子”って感じで嬉しい(=^_^=)
 「いつも言ってるだろ、楽屋食のチキンにマヨネーズをかけるのはやめろ」←すかさずマネージャーに「そう言うお前はコーラス女に手を出すのをやめろ」とツッコまれる(=^_^=)
 「俺を解雇しようと、ソウルは殺せんぞ」
 「R&Bがどんな意味かって? (ナニの)ご立派なブラックってことさ」 ←おお、これは一応“戸田節”ってヤツか(=^_^=)
 なお、生放送シーンで彼が使ってたピストル型マイク、なんか殿下(Prince)に通じるノリのアイテムで好きです(=^_^=)
 それと、リハーサルのシーンでカメラがジミーを中心に一回転すると・・そのまま本番の舞台に変わる演出はちと「おっ!」な印象ですな。
・カバーと称したパクリ合戦がなかなかに加熱してる☆ R&B⇒フォーク・ロックとなったり、バラード⇒ユーロ・ハウスとなったり。。
・久々に見た感じのダニー・グローヴァー。何かますますいかりや長介さん(故人)に似て来たような。ダメだコリャ?
・怪しげな印象のおっつぁん役でジョン・リスゴーも出てますた。

そう言うと、確かエディー・マーフィーのソロシンガーとしてのアルバム『LOVE'S ALRIGHT(1992)』が棚にあったような。これを機に、聴き直してみようかな〜などと考えている次第。

追記:「女性を元気付ける効果」の方が強いかも、な本作。男性陣は誰もがタジタジしてる感があったか。音楽ビジネスに勝算あり! と見るや、さっさと店を畳み、在庫車を処分して得た元手を“とある手段”で増やすカーティスのやり方も、ちと共感出来なかったな。

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