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2007年3月24日 (土)

☆土曜ドラマ『ハゲタカ』☆

基本的に、連続ドラマってヤツがどうも苦手で(←鑑賞の習慣付けがイヤ)、ここしばらくは全くと言ってイイほど観てなかったワタシだが、とあるおススメを受けぼちぼち観てる今季のドラマがある。それが某国営放送(=^_^=)系の『ハゲタカ』である(←どうせなら三谷幸喜作品っぽく『ハゲタカ!』と表記して欲しかったり(=^_^=)或いは『ハゲタカ。』とすると軽薄な印象が強まりそう(=^_^=))。
「企業再生」を建前にしつつ、「企業買収」なる手段で“再建計画”を進めて行く男たちの攻防、そう、まさに本作は“漢(をとこ)どもの野郎臭(うげ!)漂うドラマ”なのである。

「誰かが言った・・人生の悲劇は2つしかない、カネのない悲劇と・・カネのある悲劇だ。
そしてカネが、世の中の悲劇を生む」 

過去に因縁のある2人の男、“ホライズン・インベストメントワークス・ジャパン=外資系の買収屋”鷲津(大森南朋:おおもりなお)と“三葉(みつば)銀行・事業戦略部=再生事業担当の銀行マン”芝野(柴田恭兵)が渋いバトルを繰り広げる。そこに絡むのが、それぞれに人生をかき乱された“東洋テレビ・経済部記者”三島(栗山千明)と“新興IT企業(←名前失念・・)の社長”西野(松田龍平)。
Y新聞の某イラストコラム欄にも、早速に取り上げられていたが・・鷲津&西野の2人を大きく取り上げた構成に「おお、表面だけなぞってらぁ〜」と感じた。本作の主人公ってば鷲津&芝野でしょう、普通に考えたら(・ω・) ←「そやない、主人公は“カネ”そのものや」と言う方もおるでしょうが。。

全6回とのことで、今夜(24日)が早くも最終回。ワタシとしては「第1話」の時はその存在すら知らずスルー(看過)してしまい、先週放送の「第5話」を運悪く見逃してしまったため(×_×) あんましデカい顔して語る資格もないのかも知れないが・・ドラマ世界を覆い尽くすかのような「男の浪漫、男の毒気、男の汁気(←その辺でやめれ!)」みたいなもんがちょいとは感じられると思うので、是非鑑賞をおススメしたい☆

傾きかけた企業に遺された「伝統」や「誇り」、「人材」などを全てカネ(=数値的評価)に置き換え、非情な「乗っ取り」を次々と繰り広げる“ハゲタカ外資vs大手銀行”・・いわゆる(古き良き)日本的経営が全否定されてしまってるような物語でもあり、ホンマに社会(=企業観、企業倫理)の変革期を描いた作品なんやな〜と(←作品自体の時代設定も2000年前後である)。前回(第5話)では何やら“拳銃”も登場したようで、何だか『偉大なるギャツビー(1974)』かはたまた『サンセット大通り(1950)』か、みたいな発砲シチュエーションが展開されたのかも知れない。

にしても、どうにも俳優さんを観てて連想するのは、

大森南朗:『OUT(2002)』・・風呂場で全裸に剥かれ、倍賞美津子さんに「皮っかむりだねぇ」・・と股間を酷評されてた(×_×)
栗山千明:『死国(1999)』或いは『キル・ビルvol.1(2003)』・・大森に抱きついてその背骨をボキボキ折りはしないか、と不安に。。或いは釘先の突き出た角材(だったかな?)でしばき倒されるとか。。(しっかし女優さんってばホンマに成長早いなぁ!)
松田龍平:『御法度(1999)』では「美少年・・と言って良いのか?」とすっかり疑問視してしまったが、本作ではいきなりたくましく変わってて、貫禄もまた付いて来た印象。お父っつぁん(故・松田優作)を意識し、アクション作なんかにも意欲的に挑戦して貰いたいトコロだ。(まずはハリウッド大作の“悪役”辺りからドゾ・・(=^_^=))

そう言うと、主役らをサポートするキャラクター陣にも、豪華さを大いに感じた本作。
・芝野の上司(三葉銀行役員・飯島)を憎々しく好演する中尾彬
・大空電機(ターゲット企業)の大木会長役に菅原文太!(not豆腐屋の親父)、塚本社長役に大杉蓮!(notシルミド(2003))
・鷲津をサポートする部下役に嶋田久作(notベガ)
・西乃屋旅館(?)の経営者役(=松田龍平の親父役)に宇崎竜童

最後に、心に止まったセリフもまとめておきます(=^_^=)

【第2話】
「朝から晩まで、油塗(まみ)れで働いて螺子(ネジ)を作り続けても・・
 出来上がったそのクルマを買うだけの稼ぎにはならないんです」
「晴れの日に傘をさして、雨の日に取り上げる・・それが銀行だって親父が言ってた。
 今日は貸してくれるんだ、雨だってのに」(西野)

【第3話】
「会社なんてもんはさ、簡単に潰れんだよ」(西野)
「何処の世界によ、これが俺の仕事ですって胸張って言えるヤツがいるんだよ」(芝野の同僚・沼田)
「そのリーク、握りつぶせ」(飯島)
「お前はいつもかっこええな・・だからダメなんだ」(飯島)
「奴らは所詮ビジネス、我々にはメンツがある」(芝野)
「ウチに来ませんか? あなたはただのエリートじゃない、度胸も策略もある。・・あなたは私なんだ」(鷲津)

【第4話】
「人を切るのはな、最後の最後の・・最後でいいと思っている」(大木)
「君がホライズンの鷲津君、とやらか」(大木)
「鷲津君、やり直したいなら、何もやらないことだよ」(大木)
「(レンズを)磨くことがこの会社の原点・・変わったのは私ではなく会社の方ですよ」(大空電機のベテラン職人←演じるは田中泯!)
「誇りで製品が売れますか?」(鷲津)

追記1:鷲津を支える側近役の外人さん(ティムとか言う俳優さん)と眼鏡ルックの女性秘書もイイ感じ☆
追記2:タイトルが「ハゲタカ」では頭髪の薄い方に対する配慮に若干欠ける恐れのあるため(あるか?)私的には『ヴァルチャー/ハゲタカ』と和英を併記したタイトルの方が良かったんでは、と素人的に思った。

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コメント

うお、とうとう終わっちまいました(×_×) もっと真剣に観ておくべきだったと言ウベキカ(←って何で語尾だけ“藤子不二雄A”調やねんな)

最終回=第6話「新しきバイアウト」。
ちょっと物語全体を「巻いてる(急いでる)」感があり、冒頭から、銃撃された鷲津(大森南朋)、逮捕された西野(松田龍平)、やっぱり言動のブレまくってる芝野(柴田恭兵)(←人間的には好きだけど、プロとしてはある意味“失格”だと思う。。)が交互に描かれて行く。
解雇された鷲津に代わり、彼の側近中の側近(←ちと経済小説風言い回し?)だった青年、アラン・ウォードが「ホライズン」の新代表となる。
保釈金2億円を都合し、収監から脱した西野。慶明病院で懸命にリハビリに励む鷲津(←ドラマ終盤でリハビリに励む野心家の青年ってシチュエーションが往年のトレンディドラマ『もう誰も愛さない(1991)』の主人公役・吉田栄作を連想させてくれる・・懐)、一方で買収のターゲット企業「大空電機」では、同社の原点とも言うべき「レンズ事業部」が海外の軍需企業「レンダント社」に売却される見通しが強まっていた。カギを握る人物は同社の特級技術者・加藤(田中泯)であった・・!

ホライズンがそのバックに付いた「大空電機」に対し、新型ファンドを武器に、いよいよ鷲津が立ち上がる。そこに(本業ってば「大空電機」の役員であるけれど・・)芝野のサポートが加わる。

ホンマに役者稼業に本腰入れて来はったんかな〜と感じたのが、重要キャラに扮した田中の演技。何だかもう、俳優さん以上に俳優さん、みたいな貫禄&力量を兼ね備えている(・ω・) もはや“戸田流小太刀術”ごときでは勝てそにない(←それは別の映画でしょ、と)

「大空」の端末事業部に属する社員・牛島役とし、個性派男優・徳井優が出演するも、いきなし物故しちゃう始末・・何がどうなったんだろ。。(ちょっと一瞬、気を抜いてました(⌒〜⌒ι))
松田龍平、そして中尾彬も出演するも・・殆ど「特別出演」っぽい扱い。よっぽど嶋田久作の方が劇中で元気に動き回ってた印象があったぞぅ。

そんな訳で、無事にドラマは完結。

そう言えば、どうやら本来は西野役を中村“ドラゴン”獅童が演じる予定だった・・とネットで調べてて知った。私的には、今回のキャストで良かったんじゃないの? って感じである。

最後に、心に止まったセリフをもまとめておきます(=^_^=)

【第6話】

「(あなたを解雇せざるを得ないなんて)残念です、鷲津さん」(アラン)
「君が事務的なのが、せめてもの救いだよ」(鷲津)

「我々はハゲタカだ。最後までハゲタカなりのやり方を通させて頂きます」(鷲津)

「お父さんがお前に望んでいたことは、“きちんと事業をする”ってことだ」(鷲津)

「ただの紙っ切れだよ、カネなんてものは」(加藤)

「世の中の殆どのことはカネで解決する。だが、カネで解決しないこともある」(鷲津)
「わずか0.1%の存在が、時として全てを変えることだってある」(鷲津)

投稿: TiM3(管理人) | 2007年3月25日 (日) 00時58分

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